「コクリコ坂から」の主人公の松崎海(メル)は、「コクリコ荘」の管理人として家事と学業をこなすスーパー高校生。
そのテキパキとした仕事ぶりが「すごい」「偉い」「嫁にしたい」と人気です。
ところが、「どうしてメルだけが家事をしているの?」「妹や弟がいるのに手伝わないのはどうして?」という疑問の声も。
気になって調べてみました!
コクリコ坂からのメルは家事ばかりさせられている
金ローで「コクリコ坂から」やるぞ〜!フッフー♪
主人公の海ちゃんが、スカーレット の喜美子みたいで(長女、家事を切り盛り、下宿屋)なんか良いんだよなぁ〜😊
いい映画だよぉ、騙されたと思って見てみなよぉ〜 pic.twitter.com/UbbFJOp8mQ
— まゆたす🥧 (@gorosukemayutas) July 10, 2020
メルは「コクリコ荘」を営む実家を切り盛りする、しっかり者の女子高生。
映画の冒頭でも、ひとり早起きして家族と下宿生たちの朝ごはんを作るシーンがあります。
6~8人分ですから、かなりの量。
帰宅してからはお手伝いさんの残した家事をこなし、夕ご飯の用意や買い物も・・・。
くわしい描写はありませんが、そうじや洗濯、家計のやりくりも任されているようです。
自分が学校に言っている間はお手伝いさんも雇っていますが、ほとんどの家事はメルがひとりでしているよう。
同居している祖母は威厳がある態度ですが家事はいっさいせず、母親も大学教授でアメリカで仕事をしているため、コクリコ荘の管理に関わることはありません。
女子高生ひとりにみんなの世話をさせ、管理人という扱いにするのは、現代ならありえないと思いますが、映画の舞台は1963年(昭和38年)。
当時は家が商売をしていれば、子どもがそれを手伝うのが当たり前でした。
とくに兄弟の年長者は今よりずっとしっかりしていて、すすんで家業を手伝うことが多かったようです。
とはいっても、メルの仕事量や学業との両立を考えると、とても大変ですよね。
働いている母親や祖母がいるのならお金に困っているわけでもないと思いますが、どうして高校生に下宿屋をさせているのか謎な設定です。
妹と弟が家事を手伝わない理由について
60年代、舟木一夫さんは西郷輝彦さん、橋幸夫さんとともに「御三家」と呼ばれたアイドルでした。71歳になる現在も現役で活動されていて、シアターコンサートなどを開催しています。来年は芸能生活55周年を迎えるんですよ!#コクリコ坂から pic.twitter.com/TbUVWoNTKw
— アンク@金曜ロードSHOW!公式 (@kinro_ntv) August 12, 2016
映画を見ていて疑問に思うのが「どうしてメルの妹や弟は、コクリコ荘の仕事を手伝わないのか?」ということです。
メルがひとり早起きしてみんなの朝食をつくり、学校へ行き、帰宅したら残りの家事をして夕飯の買い出し、夕飯を作り、片づけをし・・・。
映画版ではお手伝いさんもいますが、とても高校生ひとりでは回しきれない量ですよね。
学校の課題もあるだろうし・・・。
部活や好きなこともできない忙しさです。
同居している妹や弟は、大変な姉を見て、どうして手伝おうとしないのでしょうか?
妹は中学3年生、弟は中学1年生なので、「手伝いが出来ない」という年齢でもないと思うのですが・・・。
メルが管理人だから
ちょっと理不尽ですが、映画版ではメルは「コクリコ荘の管理人」となっています。
祖母でも母親でもなく、なぜ女子高生のメルがやっているのか?という謎が残りますが、管理人である以上、責任感の強いメルが家事を一手に引き受けているのかもしれません。
映画の中でも、メルが妹や弟に家事を手伝えと強要することはありません。
妹弟が甘えている
1963年ごろの家庭は、きょうだいの一番上の子どもは、「長子」として両親からとても頼られていた時代。
そんなしっかり者のメルの仕事ぶりを見て、妹や弟たちは甘えてしまっているのかもしれません。
とくに不在の母親に代わって妹や弟の面倒も見ているため、メルのことを「お母さん」のように感じているのかも。
本当はそこでお母さんにするようにお手伝いすればいいと思うのですが・・・。
妹弟の性格によるもの
母のお土産のビーフジャーキーに夢中の陸と広小路。松崎家の末っ子長男で中学2年生の陸は、女の園「コクリコ荘」唯一の男の子でみんなから可愛がられています。食欲旺盛のため、同じく大喰らいの広小路と仲良しなんです。#コクリコ坂から pic.twitter.com/89VvYOgh9F
— アンク@金曜ロードSHOW!公式 (@kinro_ntv) August 12, 2016
責任感の強いメルと違い、妹の空はミーハーな性格。
美容やダイエットに興味津々で、あまりすすんでお手伝いをするようなタイプではないようです。
弟の陸は中等部1年生。
まだ子どもっぽい言動が多く、メルの大変さに気づいていないのかもしれません。
また映画版の1963年(昭和38年)当時では、男性が家のことをするのは、あまり一般的ではなかったようです。
周りも男性に「家事を手伝え」とは言わなかったと思われます。
ちなみに原作版(1970年代が舞台)では「空のやつ、手伝いもしないで」というセリフがあるので、弟にお手伝いさせることもあったようですね。
メルの家事万能ぶりに対するネットの反応
メルの生活に尊敬!!高2で家事一通りこなせるって女子力高ぇ…コクリコ坂から
— Linette Keith (@linettek301) January 31, 2014
メルちゃん、高校生とは思えないほどの家事能力だし絶対結婚したい #コクリコ坂から
— ろと / rotomx 🚄 (@rotomx) August 12, 2016
ネットでは主に「メルすごい」「結婚したい」という称賛の声が多くある一方で、
コクリコ坂全体的には好きだからたまに借りて観るんだけど、冒頭シーンでなんでメルだけがあんなに家事をやらないといけないのか。朝ごはん作って、洗い物して、洗濯して学校行って帰って夕飯作るとか、何なの!?お手伝いさん雇ってるんだからあの人にやってもらえばいいのに。ってモヤモヤ…
— 多紀やよ (@natsume_inu) May 23, 2015
コクリコ坂に住んでる人の人間関係がわからないんだもの。皆、家族もしくは親戚かと思ったら、下宿だったのね。メルが管理人さんだということもわからんから、なんでこの子ばっかり家事してんの?って不思議だった。
— とおこ (@tokkotokkot) January 15, 2013
などの「メルばかり家事をするのはおかしい」「モヤモヤする」という不満の声もやはり多く見受けられます。
なんでメルばかり?と疑問に思うのはみんな同じようですね^^;
また、「メルが家事をするシーンが好き」という人もいます。
テキパキ家事をする女の子、かっこいいし憧れますよね!
まとめ
コクリコ坂からに登場する主人公メルは、下宿屋を営んでいる実家を切り盛りする女子高生。
映画では一人で家事をするメルの描写が多いため、なぜメルばかりが家事をしているのかという疑問の声が多い。
メルには妹と弟がいるが、お手伝いしているような描写はない。
なぜ妹弟が手伝わないのかという理由は、メルが管理人だから、妹弟が甘えている、妹弟の性格(時代背景もある)などが考えられる。
「コクリコ坂から」を見逃してしまった人、もう一度みたいなあ・・・という人。
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