1991年に公開され、世界中の女の子をとりこにしたロマンチックなディズニー映画といえば「美女と野獣」。
子供だけでなく大人の女性も楽しめる、真実の愛のストーリーは、今でも多くのファンを生んでいます。
人気は黄色いドレスがチャームポイントのベルと、顔は怖いけれど心の優しい野獣ことアダム王子のカップル。
でも「美女と野獣」には、コミカルで可愛らしい脇役もたくさん登場します。
その中でもとくにベルたちの恋を応援してくれる、「よくしゃべるポット」通称「ポット夫人」は、いったいどんなキャラなんでしょうか?
またどんな俳優さんが声を当てているのか?調べてみました!
ポット夫人はどんなキャラ?
ポット夫人&チップのこの好きな人☀️#Twitter上にいるDヲタ全員と繋がるのが密かな夢だったりするのでとりあえずこれを見たDヲタはRTもしくはフォローしていただけると全力でフォローしに行きます pic.twitter.com/76Sk1A9Chu
— 🌈もえか💗D垢🌈 (@23smoeka) May 30, 2016
ポット夫人は魔女の呪いでティーポットに変えられていますが、本来はお城のベテランメイド頭でお料理上手。
優しくあたたかい性格で、ベルに親切に接してくれます。
城の使用人の中では古株であり、ルミエールやコグスワース、野獣も頭の上がらない存在です。
物語の最期に魔法が解けた姿もふくよかで、白髪の優しそうな女性。
ポットの時フタだった部分が、ちゃんと頭に乗っている(ヘッドドレス?)のも芸が細かいですね。
さてポット夫人といえば、作中もっとも有名なベルと野獣のダンスシーンで、「ビューティー・アンド・ザ・ビースト~美女と野獣~」を歌い上げる場面が浮かびますね。
この歌はアカデミー歌曲賞も受賞しています。
ポット夫人(ミセス・ポット)の英語版声優さんについて
ベッドかざりとほうきにプライス役で出演したアンジェラ・ランズベリーが
美女と野獣のポット夫人の声優役でもあり、
メリーポピンズリターンズでバルーンレディ(風船を持ってるおばあさん)役でもあったのが、今日一番の驚きです。
1枚目がプライス、2枚目はポット夫人、3枚目がバルーンレディです。 pic.twitter.com/6HlATe4n4T— カッパくん (@kappakun_1995) April 13, 2020
この歌は、ポット夫人の声を担当した女優、アンジェラ・ランズベリー(デイム・アンジェラ・ブリギット・ランズベリー・DBE)さんがそのまま歌っています。
驚きですね!
この時、アンジェラさんは66歳。
円熟した魅力のある歌声です。
最近のアニメ映画では声優さんとは別の人が吹き替えて歌うことも多いなか、アンジェラさんはなんとこの歌を1テイクで撮り終えたとか(驚愕)。
その理由もなんとも破天荒です。
彼女が「ビューティー・アンド・ザ・ビースト」を収録するためにニューヨーク行きの飛行機に乗ったところ、機内に爆弾がしかけられている恐れありとの非常事態が!
飛行機は無事緊急着陸できましたが、おかげで収録時間は押せ押せに。
しかしそこはプロの女優。
のちにアカデミー賞歌曲賞受賞となるこの名曲を、一発でOKにしたのです。
映画公開後のインタビューで、アンジェラさんは
「約束の時間ギリギリだったの。1回でOKが出たのは、事件のせいで興奮していたのと、『今やらなくては。明日はどうなるか分からない』っていう気持ちになっていたからだと思うわ」
とコメント。
さすが女優さんは肝が据わっていますね!
アンジェラさんの代表作は、ほかにも「ジェシカおばさんの事件簿」の主役、ミステリー作家のジェシカや最近では2018年の「メリー・ポピンズ リターンズ」にも出演。
同じく2018年公開の「グリンチ」でも声の出演として、マクガークル村長をつとめています。
ちなみに名前の最初のデイムは「大英帝国勲章」を受けた人が名乗る敬称で、男性は「サー」、女性は「デイム」となっています。
後ろの「DBE」は勲位をあらわす頭文字で、アンジェラさんは「デイム・コマンダー(司令官騎士)」を授けられているようです。
すごいですね!
現在御年95歳のアンジェラさん。
まだまだご活躍を見られると嬉しいですね。
日本語版の吹き替え声優さんについて
日本語版のポット夫人の声優さんは、「福田公子」さんです。
福田公子さんは宝塚音楽学校出身の元タカラジェンヌ。
星組で「尾上さくら(おのえさくら)」(二代目)として娘役で活動し、退団後は映画やテレビ、舞台などに多数出演しています。
吹き替えの仕事は少なく、この「美女と野獣」のほかには「カサンドラ・クロス」(サスペンス映画)や「渚にて」のみ。
エヴァ・ガードナーさんの吹き替えを担当することが多かったようです。
日本語版の「ビューティー・アンド・ザ・ビースト」の歌手
【ライブレポ】Poplar “Sailing”
あの、美女と野獣のポット夫人の歌唱部分を担当されたポプラさんが、六本木クラップスに登場!透き通ったソウルフルな強さ、でもどこか懐かしさのある優しい歌声に魅了されたひととき。。。幸せでした。 pic.twitter.com/wkFDlwQBsa
— 六本木クラップス(C★LAPS) (@C_LAPS_RPG) July 27, 2018
日本語版での「ビューティー・アンド・ザ・ビースト~美女と野獣~」はいったい誰が歌っているのでしょうか?
日本語版は、歌手のポプラさんが歌ってくれています。
ポプラさんの本名は福田スミ子さんといって、吹き替え声優である福田公子さんと苗字がいっしょ^^
不思議な縁を感じますね。
ポプラさんは主に70年代から活動を開始。
テレビ主題歌(ドラマやアニメ)やコミックスのイメージアルバムの歌も担当するなど活動は広く、名前を知らなくてもテレビをつければ「みんなが知っている歌声」だったそうです。
「ビューティー・アンド・ザ・ビースト~美女と野獣~」の他にも、挿入歌として「ひとりぼっちの晩餐会」「愛の芽生え」「人間に戻りたい」なども担当しています。
最後は王子とベルの恋が成就し、魔女の呪いが解けて大団円となる「美女と野獣」。
幸せな気持ちになれる歌声と物語を楽しんでみてくださいね!
まとめ
ポット夫人は「美女と野獣」に登場する、コミカルで可愛らしい脇役。
ポット夫人(ミセス・ポット)の英語版声優さんは、アンジェラ・ランズベリー(デイム・アンジェラ・ブリギット・ランズベリー・DBE)さん。
ダンスシーンの「ビューティー・アンド・ザ・ビースト~美女と野獣~」はアンジェラさんがそのまま担当している。
日本語版のポット夫人の声優さんは、福田公子さん。
元タカラジェンヌの女優で声優としての出演は少ない。
日本語版の「ビューティー・アンド・ザ・ビースト~美女と野獣~」は歌手のポプラさんが歌っている。
美女と野獣(アニメ)のチップの声優さんは誰?日本語吹き替えや途中変更についても
「美女と野獣」ルミエールのアニメの声優は?日本語吹き替えや評価についても
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