【PR】当ブログはアフィリエイトプログラムを利用しています。

【風の谷のナウシカ】王蟲(オーム)の正体は?モデルや鳴き声・似ている生き物は?

映画

『風の谷のナウシカ』は、1984年に公開されたジブリの代表的な作品です。

「腐海」と呼ばれる猛毒の瘴気を出す森と、そこに生息する巨大な「蟲」たち、わずかに生き残った人間というロストテクノロジーの世界が舞台で、公開当時から多くのファンを生み、宮崎駿の名が知られるきっかけにもなりました。

王蟲(オーム)の正体は?
王蟲のモデルになった生き物は?

そのほか鳴き声についてもまとめました!
(※作品の重大なネタバレを含んで作成しています。ご注意ください)

【風の谷のナウシカ】王蟲(オーム)の正体は?

『風の谷のナウシカ』でもっとも存在感のあるキャラクター、「王蟲(オーム)」。

他の蟲たちより大きい、その名の通り「王の蟲」という感じでしたね。

映画ではその正体は明かされませんでした。

原作の方では正体が明かされているのでしょうか?

王蟲は造られた生き物だった

実は、原作漫画(「風の谷のナウシカ」全7巻/徳間書店)でも、はっきりとした正体は明言されていません。

ただ、作中でのナウシカとある人物の会話で、推測することができます。

「オームの体液が、墓のそれと同じだった」と心中でつぶやくナウシカ。

「墓」とは、原作のラスト、物語中最大の黒幕としてナウシカと対峙することになる「墓の主」のことです。

彼は「火の7日間」の後、旧人類が種の保存のために造り出したいくつもの「神」のひとりでした。

滅びようとしている世界を、浄化するための計画の核を担っています。

黒く巨大な建造物(墓所)そのものが彼の肉体であり、地下深くに心臓部分ともいえる核が埋められています。

そして内部には、いつか清浄になる新しい世界のための「人類の卵」と、新人類のための膨大な知識を抱えていました。

「墓」は旧人類の叡智と「人類の卵」を守るため、攻撃能力や外殻強度がとても高く、自己回復能力も備えた生物的な砦といえます。

また「神」として造られただけあって、高度な精神性と知性を兼ね備えていて、一種の人造生命体・生体コンピュータのようです。

現代のAIがこんな進化をしたらちょっと怖いですね。

「墓」は、ナウシカとオーマ(巨神兵)によって破壊されます。

まるで生き物のように体液を吹き出しながら崩れていき、最期を迎えるのです。

墓の体液と王蟲の体液が同じだった

その体液はナウシカの衣服にしみこみ、「王蟲の血よりも青い…」と言われます。

「墓」=「旧人類の人工物」。

そして「墓」も「王蟲」も、高い知性と精神性を持っているところが共通しています。

作中でははっきりとは明言されませんでしたが、「王蟲の体液と墓のそれとが同じだった」というセリフから、「王蟲」も旧人類が造り出した人工生命体と考えることができます。

「墓」と共に死んでいった多くの「人類の卵」たちの血も、もしかしたら青かったかもしれません。

ナウシカたちが生きている世界はすべて、「火の7日間」以前の人類が造り出したもの。

王蟲だけでなく、腐海やそこに生きる蟲たち、そしてナウシカたち人間も、実は汚染された世界に対応して生きられるよう、作り変えられた人工の種なのです。
(「瘴気だらけの腐海にマスク1つだけで入っていける」のがその証拠と言われています)

そして、腐海によって浄化が完了した新しい世界では生きることができません。

蟲も人間も、その「清浄さ」に耐えられず、死ぬ運命だということが明かされます。

ナウシカは人々にその真実を明かさないまま、王蟲の血の秘密を抱えて物語は終わります。

世界の秘密を握る存在ともいえる王蟲。

映画では恐ろしくも神秘的で、優しいところがある描き方をされていますよね。

王蟲についてもっと詳しく知りたい人は、ぜひ原作漫画も読んでみてくださいね。

【風の谷のナウシカ】王蟲(オーム)のモデルは?

ナウシカと言えば王蟲(オーム)というくらい象徴的な虫ですが、モデルはあるのでしょうか?

宮崎監督はモデルを明言していない

調べたところ、宮崎駿監督が何をモデルにしたかははっきりと分からないようです。

一説では、「モスラ」(1961年)を観に行って感銘を受けたことから、「モスラの幼虫」がモデルと言われています。

確かにモスラのあのフォルムはそっくりですよねw

また「DUNE/砂の惑星」(1984年)に登場するサンドワームにもよく似ているという意見も。

サンドワームも映画のシンボルといえる生き物で、「恐ろしくもあり、遭遇すると神と出会ったかのようなスピリチュアルな感覚になる」とされています。

これは見た目というより王蟲の神秘的な存在感とよく似ていますね。

そのほか王蟲のモデルと言われている口コミを紹介します♪

ダンゴムシ

ダンゴムシは見た目や動きがいちばんよく似ているかもしれませんね。

管理人もダンゴムシみたいに見えます!

クマムシ

クマムシは他の動物が耐えられないような極限環境でも生き残ることができるとして「最強生物」と言われています。

クマムシも見た目だけでなく強いところが王蟲とよく似ていますね。

イセリヤカイガラムシ

マイナーなところでは、害虫のイセリヤカイガラムシが王蟲のモデルという意見もあるようです。

これもそっくりですね!

幼虫は牛乳で効果的に退治できるそうですよ。

カブトガニ

カブトガニの血は青白く、王蟲の血とよく似ています。

しかもカブトガニの血から作られる試薬は、製薬の検査に使用されています。

大腸菌、サルモネラ菌などの検査薬のほか、医薬品や食べ物、井戸水が菌に汚染されていないかどうか調べるための検査薬としても活用されています。

王蟲の血もナウシカを蟲から守ってくれるなど、神秘的なはたらきがあるので、よく似ていますね。

ホヤ

ホヤがモデル?!とびっくりしましたが、写真を見ると納得ですw

王蟲の抜け殻もこんな感じですね。

【風の谷のナウシカ】王蟲(オーム)の鳴き声は?

『ナウシカ』のトリビアとして有名なのが、王蟲の鳴き声の正体です。

王蟲の鳴き声は日本を代表する実力派ギタリスト、布袋寅泰さんが担当していたそう。
(管理人は知りませんでした…!)

ジブリ映画と布袋さん、すごくびっくりする組み合わせですよね。

『ナウシカ』の公開は1984年。

布袋さんがギターを担当していた、BOØWYの結成は1981年です。

BOØWYがヒットするようになったのは1986年ごろからなので、当時はまだあまり知られていなかったかもしれませんね。

しかもジブリ側からオファーがあったそうで、『ナウシカ』の音楽を手がける久石譲さんから直々に「ギターで泣いてくれ」という注文だったとか。

む、難しい…。

でもさすが世界の布袋さん、王蟲という架空の生物の声も見事に表現しきっています。

ちなみに王蟲の鳴き声がはっきり分かるのは、物語の後半。

子王蟲をさらわれ、怒りに燃える王蟲の大群が風の谷に向かって押し寄せるシーンです。

王蟲たちが上げる「ギギギ…」という声が布袋さんのギターなんですね。

どんな声だったっけ?という人は、ぜひ次の地上波放送で確かめてみてくださいね!

まとめ

『風の谷のナウシカ』は、1984年に公開されたジブリの代表的な作品。

「王蟲(オーム)」は、映画の中では正体が明かされず、他の蟲たちより巨大な蟲という感じだった。

原作漫画(「風の谷のナウシカ」全7巻/徳間書店)でも、はっきりとした正体は明言されていないが、ナウシカの推察から「作られた人工的な存在」であることがわかる。

王蟲のモデルは、ハッキリとは明言されていない。

その姿かたちから、ダンゴムシやクマムシなどと言われている。

王蟲の鳴き声は、布袋寅泰さんがギターで再現していた。

「風の谷のナウシカ」を見逃してしまった人、もう一度みたいなあ・・・という人へ。

ジブリ作品って、プライムビデオやネットフリックスなどの動画配信サービスでは配信されていないんですよね。

ジブリ作品を楽しむには、TSUTAYA DISCASを利用すると便利です。

TSUTAYA DISCASは、TSUTAYAのDVD/CDが借り放題で自宅まで配送してくれるサービスです。

PC・スマホで予約→自宅に郵便で届く→ポストに返却、という流れなので、近くにTSUTAYAないんだけど・・・という人も安心して使えますよ。

無料期間も30日間あるので、ジブリ映画以外にも色んな動画を無料で楽しむことができます。

ツタヤでジブリ映画を見てみる!

コメント

タイトルとURLをコピーしました