【カリオストロの城】カリオストロ伯爵は何者?最後やその後についても

映画

1979年に公開された「ルパン三世 カリオストロの城」。

可愛すぎるヒロイン・クラリスにむりやり結婚を迫る悪役・カリオストロ伯爵。

彼はいったいどんな人物なんでしょうか?

性格や衝撃の最後、トリビアもまとめてみました!
(作品の重大なネタバレを含んで作成しています。ご注意ください)

カリオストロ伯爵は何者

本名はグラフ・ラザール・ド・カリオストロ。

作中で改心することがない、根っからの悪党。

10代の少女を妻にし、カリオストロの隠された財宝を手にするためなら人が何人死んでも意に介しません。

貴族ならではの優雅なしぐさとは反対に、口調は傲慢で上から目線。

最後まで悪を貫くさまは「ラピュタ」のムスカ大佐を彷彿とさせ、かえって爽快でもあります。

初代カリオストロ伯爵から本物以上に精巧と呼ばれたニセ札(ゴート札)作りをはじめ、およそ400年間、各国のニセ札を作ることで周辺大国の闇の組織とつながりを深め、公国を独立国家として守って来ました。
(ちゃんと国連にも加盟しています)

観光と切手販売という表向きの収入源ではとても独立自治は守れません。

やり方は汚いですが小国の政治家としてはとても優秀であり、カリオストロが周辺の国から侵略を受けずに成り立っているのは彼のおかげともいえるのです。

クラリスのカリオストロ大公家を「光」とするなら、カリオストロ伯爵家は「闇」。

「我が伯爵家は代々お前たち大公家の『影』として謀略と暗殺をつかさどり公国を支えてきたのだ」というセリフにもあるとおり、伯爵家は暗殺とニセ札作りで国家の安全と資金をまかなってきました。

代々大公家に仕えてきたという自負と、「汚れ仕事」ばかりさせられてきたという憎しみが、今回の物語の発端になったのかもしれません。

クラリスと婚姻することで「影」の伯爵家から「光」の大公家の正統な後継者となり、指輪に秘められた古きゴートの秘宝を手に入れるという野望が物語を動かします。

カリオストロ伯爵の最期とその後

時計塔の長針と短針に挟まれて圧死。

物語のクライマックス、伯爵は時計塔でルパンと対峙します。

クラリスを人質にルパンから指輪の秘密を聞き出し「指輪を渡せばクラリスを自由にする」と言った約束を破り、ふたりを殺そうとします。

ふたりは湖に落ち、勝ち誇った伯爵は指輪を時計塔の山羊の瞳にはめるのですが、それは時計塔のしかけが作動するスイッチでした。

「小さい頃に見てトラウマになった」「プチトマトみたいに潰れて・・・」とかなり衝撃的な最期をとげるカリオストロ伯爵。

伯爵がつぶれるところは描写されません。

でも長針と短針が12時で重なり、鐘がゴーン、ゴーンと鳴ると「あっこれは死んだな」とはっきり分かるようになっています。

「見せないことで『見せる』」という演出はさすが宮崎監督。

でもいくら悪役でも「かわいそう」「圧死なんて残酷」と思ってしまいますよねw

カリオストロ伯爵のその後

カリオストロ伯爵は独身だったので、世継ぎがいません。

最も、女たらしだという評判ですから隠し子とかいそうですけど・・・^^;

ただ、ゴート札のことが明るみに出た上での最後なので、伯爵家はこれで途絶えてしまいますよね。

伯爵は「女たらし」だと言われたり、ルパンの命をしつこく狙ったり、紳士的にふるまっていたクラリスとの婚姻も「財宝が手に入ればどうでもいい」ことがだんだん明らかになります。

最終的には「カリオストロの血もこれで終わりだ!死ねクラリス」とまで言ってしまいますw

最後の最後まで改心しない、徹底的な悪党に描かれたカリオストロ伯爵。

そのため監督は、最期も「圧死」、そして伯爵家が途絶えるという因果応報の結末にしたのかもしれません。

とはいっても、映画公開の1979年だからこそできたラストな気もします。
現代の価値観では、やっぱりちょっとかわいそうですよねw

カリオストロ伯爵のモデルについて

実は、カリオストロ伯爵は18世紀に実在した人物でもあるんです!

アレッサンドロ・ディ・カリオストロ。
本名はジュゼッペ・マルサーモ。

シチリア島出身の稀代の詐欺師であり、医師・錬金術師・山師など姿を変え、フランス革命前夜のヨーロッパ社交界を手玉にとった愉快犯でもあります。

下級の身分から上流階級へとのしあがろうとし、富裕層から巻き上げたお金を貧民へ分け与えたという義賊的な一面も。

またフリーメーソンに入会し、オカルトにも造詣が深かったようです。

少年や少女を霊媒とした降霊術も披露しています。

ヨーロッパ中を旅しながら偽名を使って各国の社交界に潜り込み、うさんくさい商売をしていたと言われています。

しかし後年、ロシア宮殿でのスキャンダルや有名なフランス王室の「首飾り事件」(詐欺事件)に関係していたため名声を失い、最後はローマで異端審問にかけられ、獄死しています。
享年は52歳。

前半生のちょっとチンピラ的な生き方やお金を分け与えるという部分はなんだかルパン三世にも似ていますねw

またルパンのおじいちゃん「アルセーヌ・ルパン」が活躍する推理シリーズでは、カリオストロ伯爵はルパンの「最後の敵」であり、好敵手とされていました。

実在のカリオストロ伯爵は投獄された後亡くなっていますが、実は生き延びていたという説も。

ヨーロッパ史ではサンジェルマン伯爵と並んで謎が多い有名人で、よくフィクションの題材にもされるそうです。

上から目線ですが礼儀正しく紳士だったカリオストロ伯爵が、後半だんだん本性(?)をあらわし、完全な悪役になっていく様子は見ていて楽しかったりもします。

伯爵自身も「公国の摂政」という仮面を脱ぎ、捨て身でルパンと対決している姿はどこか楽しそうに見えます。

勧善懲悪で最期はちょっとかわいそうな伯爵ですが、実は結構愛されキャラなのかもしれませんね。

まとめ

「ルパン三世 カリオストロの城」に出てくるカリオストロ伯爵は、代々大公家に仕え、暗殺とニセ札作りで国家の安全と資金をまかなってきた。

実質今のカリオストロ公国の実験を握る人物。

最後まで改心することがない悪人だが、小国の政治家としてはとても優秀な人物。

最後はルパンと対峙し、クラリスを人質にルパンから指輪の秘密を聞き出し、隠された秘宝を手に入れるため指輪を時計塔の山羊の瞳にはめるが、時計塔のしかけが作動し時計の針に挟まれ圧死する。

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