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【翔んで埼玉】はつまらないし気持ち悪い映画?面白いという意見も

映画

2019年実写映画の最大のヒットともいえる『翔んで埼玉』。

堂々とした”埼玉ディスり芸”にも関わらず、多くの埼玉県民、そして関東民の共感を得て37.6億円という興行収入を叩きだしました。

しかし一部の人からは「つまらない」「気持ち悪い」と言われることも。

いったいどこがつまらないの?
キモいと言われる理由は?

そのほか「ここが面白い!」というネットの意見もまとめました。
(作品の重大なネタバレを含んで作成しています。ご注意ください)

【翔んで埼玉】ここがつまらない

他県民からするとヒヤヒヤするような埼玉ディスが見どころの本作ですが、実際に見た人からは「つまらない…」と言われることもあるようです。

気になる口コミを紹介します。

地方の人にはつまらない・関東民の内輪ネタで面白くない

初めから終わりまで「埼玉ネタ」がさく裂する本作。

埼玉県民や関東民、住んだことがある人には笑えて共感できる面白い作品なのですが、それ以外の地域に住む人にとっては「まったく意味が分からない」「内輪ネタすぎてつまらない」と言われてしまうようです。

…否定できない。

たとえば序盤の空気の香りから地名を当てるゲーム、「東京テイスティング」では三問目が難問。

答えは「西葛西」なのですが、その根拠は「かすかな潮とスパイスの香り」。

「銀座」や「白金」は有名なのでまだ分かりますが、「西葛西」というローカルな地名で、さらに「東京湾に近く日本で一番インド人が多く在住しているから」なんて分かりませんよねw
(管理人も知りませんでした…)

東京在住者や通勤者には大ウケの場面ですが、知らないとポカーンとしてしまいます。

また「池袋は埼玉県民が多く集まる街(さいたまホイホイ)」というネタも、「埼玉県民にとって電車のアクセスがとても良い街」という事前知識がないと、「なぜ東京なのに埼玉県民がそんなに多いの?」となってしまいます。

ほかにもあらゆるところに「埼玉ネタ」が散りばめられており、「知っている人には受けるが、分からない人にはまったく説明されない」ギャグシーンになっています。

「埼玉と千葉が仲が悪い」というネタも、関東民でないと分からないのではないでしょうかw

とくに関西民の視聴者にとっては、「内輪ネタすぎて面白くない」「笑うシーンが分からなくてつまらない」と不満だったよう。

他の視聴者がバカ受けしていても、自分が笑えないとつまらないですよね。

一方で「埼玉県民以外が見ても楽しめた」「内輪ネタだらけだけど勢いがあって面白かった」という人も。

埼玉ディスり映画と見せかけて埼玉愛にあふれた作品であるところ、愛すべき埼玉の姿は県民でなくても伝わるようです。

中身がない・くだらない

本作のストーリーは「内容がないよう」を地で行くはちゃめちゃなもの。

勢いとおバカさだけはありますが、深い人間ドラマや世界観、感動のストーリーは存在しません。

そういう映画だと思って見始めないと、「くだらなすぎてつまらない」「中身がない・映画じゃない」となってしまうようです。

難しい人間関係や世界観、深いテーマなど、重めの作品を求める人にとっては「つまらない」のかもしれませんね。

しかし、もともと原作は壮大なギャグ漫画。

本作のキャッチコピーも「空前絶後のディスり合戦開幕!」。

ストーリーの盛り上がりはちゃんとあり、豪華な役者さんたちが揃っているものの、内容は正直くだらないと言われても仕方ないものですw

とはいえそんなゆるさが「面白い」「笑える」という人も多いよう。

予備知識がいらず、頭を使わなくても楽しめるところが人気の理由といえそうです。

「さいたまってこんな感じなんだ~」とゆるく見るぐらいがちょうど良いかもしれませんね。

そのほかのつまらない意見

その他、つまらない意見として「埼玉県民だけどつまらなかった」「期待しすぎるとつまらない」「原作の方が面白い」などがありました。

埼玉県民でも笑えない、面白くなかったという人はいるよう。

老若男女誰にでも受け入れられるストーリーとは言えず、コメディといってもクセがかなり強いからかもしれません。

また見た人からの「面白い!」という声がとても多いため、期待値が大きく上がっていた人は「言われるほどは面白くなかった…」「期待していたほどではなかった」という感想になってしまうことも。

大爆笑まではいかない、そこそこ、という人も多いようです。

「原作の方が面白い」という人も。

原作は魔夜峰央さんによるコミックで、1982~1983年の作品。

当時埼玉県在住だった魔夜さんが、愛ある埼玉ディスりを展開しています。

今の不寛容な時代ではとても連載できない作品ですね…w

漫画は「埼玉デューク」に二人が会う前で終わっているので、映画を見るとラストまで補完できて楽しめます。

【翔んで埼玉】ここが気持ち悪い

男同士のシーンが気持ち悪い

圧倒的に多かったのが「GACKTさんと伊勢谷さんのキスシーンが気持ち悪い」「BL展開が気持ち悪かった」というものでした。

やっぱり…!w

とくに男性陣からの反感・嫌悪感が多く、ほとんどの男性視聴者は「気持ち悪い…」となったようです。

ですよね…。

コメディ映画だと思っていたら、途中途中でやけに色っぽい男同士のシーンがあったり、直接的なシーンがあったりとコメディだけを楽しみたい人には拒否反応が出てしまうのかもしれません。

原作者の魔夜峰央さんは男性ですが、もともと美少年ものを多く描かれているベテラン作家。

その作風のファンも多い漫画家さんです。

本作の男同士の耽美で色っぽいシーンは映画オリジナルではなく原作そのままであり、それが魔夜作品の特徴でもあります。

また、本作では男性同士のシーンはあくまでおまけで、メインテーマではありません。

とはいえ映画化にあたり、多くの視聴者が拒否反応を示すであろうBLシーンを削るという選択もあったと思うのですが、制作陣はあえてそうしなかったとも考えられます。

男同士のシーンがメインではないこと、原作どおりの流れであること(勝手に付け足したシーンではない)、コメディが続くストーリーにシリアスな緩急をつける役割、一部の女性ファンには受ける要素であること、またそのようなシーンを含めてコメディとして成立しているところなどがBLシーンをカットしなかった理由なのではと思います。

「BLは気持ち悪かったけど作品は面白かった」という人もおり、すべての人に受け入れられないというわけではないよう。

作品の内容とはまた別に評価されているようです。

でも親とはいっしょに見ない方がいいかもしれませんねw

そして男性視聴者にヘイトされる一方で、一部の女性視聴者には非常に受けています。

管理人は普段BL漫画をたしなむものの、実写BLはやや苦手だったのですが、本作のシーンはコメディとして問題なく楽しめましたw

逆に男同士のシーンを目当てに本作を見ると、「そこまでではない」「つまらない」となってしまうかもしれません。

【翔んで埼玉】ここが面白い

埼玉県民・千葉県民は楽しめる

壮大な埼玉ディス映画と見せかけて、実は埼玉愛にあふれた作品でもある本作。

あちこちに散りばめられた「埼玉ネタ」は、ディスりだけではなく埼玉県民なら分かる「あるある」の宝庫です。

また埼玉県民でなくてもしっかり笑って楽しめるという人も。

とくに千葉県と埼玉県の確執は、関東民ならよく分かるのではないでしょうかw

群馬県や茨城県の扱いがひどく、神奈川県は東京の腰ぎんちゃくとして影が薄いですが、実際の地理関係から見れば「当たってる」かも?

「関東民以外にはこの面白さが100%伝わらない!」と悔しがる人や、「もっと細かい埼玉情報を入れて欲しい。もっとディスれるはず」と切望する人も。

たくさんの埼玉県民に支持されているんですね!

劇中では埼玉と敵対している千葉県ですが、実際の千葉県民はそこまで埼玉を嫌いじゃないという人も。

千葉県民にとっても「翔んで埼玉」は面白い映画のようです。

地域格差を笑い飛ばせる

東京をはじめとした関東圏の力関係や地域格差を馬鹿にして終わらせるのではなく、自虐や笑いに昇華しているのが本作の面白い理由。

現在の不寛容な価値観ではヘイトがたまりそうなのに、絶妙なさじ加減で埼玉県民も他県民も楽しく見られるストーリーになっています。

それは地域格差をエンターテイメントにするために、とことん真面目に取り組んでいる監督はじめ制作スタッフや役者さんの力があります。

そして埼玉をディスりながらも、根底では深い埼玉愛が流れているセリフの数々。

「何にもないけどいいところ!」というキャッチコピーがまさにぴったりです。

本作を見ると埼玉がもっと好きになる――。

2022年公開予定の続編も楽しみに待ちたいと思います。

まとめ

『翔んで埼玉』は、魔夜峰央先生のコミックが原作の大ヒット実写映画。

一部の人からは「つまらない」「気持ち悪い」と言われている。

つまらないと言われているところは、地方の人にはつまらない・関東民の内輪ネタで面白くない・中身がない・くだらないなど。

気持ち悪いという意見のほとんどは、男同士のシーンが気持ち悪いという意見。

面白いという意見は、埼玉県民・千葉県民は楽しめる・地域格差を笑い飛ばせるなど。

コメント

  1. ささやん より:

    私はこの映画の冒頭を見ただけで不愉快になりました。これで怒りを感じない埼玉県民の郷土愛はどこについているのか知りたいです。私は三重県民ですがこの様に地方を見下した様な作品は容認出来ません。

    • karin-zakki より:

      >ささやん様

      コメントありがとうございます!
      映画の内容に不愉快な思いをされたんですね。各地域や県にはそれぞれの誇りや良さがありますよね!
      映画は様々な要素から成り立っており、一部の冒頭だけではその全体を判断することは難しいこともありますが、それでも不快な感情が残るのは理解できます^^
      記事を読んでくださりありがとうございました!

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