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【風の谷のナウシカ】ラステルの服を閉じた理由は?死因や服の中の状態は?

映画

『風の谷のナウシカ』は、1984年に公開されたジブリの代表的な作品です。

「腐海」と呼ばれる猛毒の瘴気を出す森と、そこに生息する巨大な「蟲」たち、わずかに生き残った人間というロストテクノロジーの世界が舞台で、公開当時から多くのファンを生み、宮崎駿の名が知られるきっかけにもなりました。

ナウシカがラステルの服を閉じた理由は?

そのほかラステルの死因についてもまとめました。
(※作品の重大なネタバレを含んで作成しています。ご注意ください)

【風の谷のナウシカ】ラステルの服を閉じた理由は?


ラステルはペジテ市の王女で、後にナウシカと行動を共にするアスベルの双子の妹です。

ペジテはトルメキア軍(クシャナの国)に攻撃され、ラステルは捕虜となってトルメキアの大型船に乗っていました。

しかし途中で蟲の大群に襲われ、風の谷に墜落します。

ナウシカは船の残骸の中でラステルを発見し、呼吸を助けようと胸元の服を広げるのですが…。

そこで何かを見て驚いたように手を止め、そのまま服を元に戻すというシーンがさまざまな考察を生んだようです。

「ナウシカがラステルの服を脱がして呼吸を楽にさせようとしてたけど、また閉じた理由はいまだにわからない」「なんでナウシカはそっと服を閉じたの?」と疑問に思っている人も多いようです。

ナウシカがなぜラステルの服を閉じたのか、理由を紹介します。

理由①:ラステルの肺が腐っていたから

蟲の大群に襲われた船には腐海の胞子がたくさんついていて、風の谷に落ちた後発芽して新たな菌の苗床になっています。

そこから発生した瘴気が、マスクをつけていないラステルの肺を侵していたという考察のようです。

作中で「マスクをしないと5分で肺が腐る死の森なのに…」というセリフがあるとおり、腐海の瘴気は人間にとって猛毒です。

墜落した時にマスクをしていなかったラステルは瘴気を吸い込んでいたと考えられます。

吸い込んだ毒がすでに体をむしばんでいて、肌が変色していたのかもしれません。

それが瘴気によるものだとナウシカは知っていたので、もう手遅れだと感じそっと胸元を戻したのかもしれないですね。

理由②:胸が押し潰されていたから

①と並んで多かったのは「胸部が船の残骸で押しつぶされていたから」という意見でした。

巨大船は墜落してバラバラになり、大きな残骸が散らばっています。

ラステルは鉄骨の間で発見されましたが、体が押しつぶされていて虫の息でした。

墜落する時の衝撃もあり、ナウシカは服をゆるめた時に、胸部の致命傷を見てしまったのかもしれません。

もう助からないと分かったので、死者への尊厳で服を直したんですね。

ちなみに管理人もこの説だと思いました。

理由③:ナウシカの父のような病にかかっていたから

少数の意見ですが、「ラステルもナウシカの父(ジル)のような病気にかかっていて助からないと思ったから」という声もありました。

ナウシカの父は腐海の毒に侵され、体が徐々に動かなくなる(石化する)病気でほぼ寝たきりの状態になっています。

原作では、石化の病は皮膚に大きなイボができたりと、見た目もかなり醜くなっています。

ラステルの体にも病気による変化があり、それで思わず服を閉じたのでは?という考察でした。

ナウシカの性格から考えると、どんなに見た目がひどくても目を背けることはなさそうですが、「ラステルはその体を他人に見せたくないと思っているかもしれない…」と彼女をおもんばかったかもしれませんね。

理由④:トルメキア軍による拷問の跡があったから

ラステルは手鎖をはめられていたことから、捕虜の扱いを受けていたと推測することができます。

また美少女といっていい顔立ちなところから、軍の人間に拷問や性的暴行を受けていて、その痕が胸にあったから服を閉じたという考察がありました。

この意見は、意外と多くの人が持っていたようです。

ジブリ作品は女性キャラにそこまでひどい設定を盛らないのでは?と思いますが、ナウシカの世界観はかなり殺伐としているので、そんな考察も生まれてしまったのかもしれないですね。

そのほか、
「ラステルを男の子と勘違いしてて、胸あけたら女の子だったからビックリして閉じた」
という意見もありましたw

宮崎駿監督の意見

『ナウシカ』の原作者であり、監督でもある宮崎監督は、このシーンにどんな意味を込めていたのでしょうか?

宮崎監督的には「理由②:胸が押し潰されていたから」だったそうです。

監督は「ラステルの胸が押しつぶされて、助からない状態だった」という意味で、ナウシカが服を閉じたというシーンにしたそうです。

でも、あまり残酷な描写にできなかったため(子ども向けにするため血を描かなかった)、「何があったか分かりにくい描写になってしまった」と、後からインタビューで話していたそう。

監督的には、もう少し血や変色した肌の描写を入れたかったのかもしれませんね。

でも視聴者に解釈をゆだねることで、このシーンにさまざまな考察が生まれたといえますね。

【風の谷のナウシカ】ラステルの死因は?

悲劇の王女、ラステルの死因の口コミもまとめました。

死因①:肺が潰されていたため内臓破裂&窒息死

ラステルの死因は、先に紹介した「服を閉じた理由」にもあるとおり、「胸部(肺)が潰されたことによる内臓損傷&窒息死」のようです。

またそのほかにも、墜落による外傷性のダメージもあったかもしれません。

ナウシカは鉄骨の下からラステルを助け出しましたが、体の状態を見て致命傷であることが分かったんでしょうね…。

死因②:瘴気を吸い込んだことによる中毒死

ラステルの死因②も、先に紹介した「服を閉じた理由」にあるとおり、「瘴気を吸い込んでしまったため」のようです。

腐海の瘴気のほか、大型船が爆発炎上した時の燃焼ガスなどが死因と考える人も。

燃料が燃えて発生する燃焼ガスは、二酸化炭素や窒素、一酸化炭素、水蒸気が主な成分です。

現代でも一酸化炭素中毒で死亡する事故が多くありますよね。

ただ、一酸化炭素中毒よりも腐海の毒の方がもっと強い気がしますね。

どちらも苦しそうな亡くなり方なので、ラステルの悲劇性が際立っていますね。

ラステルの死は作中で大きな影響を与えている

悲劇的な死を遂げるラステルですが、その最期は多くの視聴者に感動を与えたようです。

祖国が襲われ捕虜となり、乗っていた大型船が墜落して死に直面するという悲惨な状況でも、「積み荷を燃やして」と巨神兵を誰にも渡さないよう言い残す強さを持っているラステル。

また物語クライマックス、王蟲の幼生をさらい群れを呼び寄せるペジテの計画で、ナウシカがラステルの服を着て、飛行ガメに立ち向かうシーンがあります。

小銃で狙われながらも無抵抗で飛行ガメの行く手をはばもうとするナウシカに、ペジテの青年兵は「嫌だ…ラステルさん!」とつぶやき撃つのを止めます。

ナウシカとラステルを重ねた青年のセリフからも、ラステル王女が国民から慕われていたのが分かりますね。

原作のラステルも重要人物

原作でもラステルが登場しますが、ナウシカに渡すのは「巨神兵の起動に必要な秘石」。

より巨神兵に近い、重要な存在になっていますね。

またラステルはジブリの後の作品『天空の城ラピュタ』ヒロイン・シータのモデルになっているとも言われています。

巨神兵はラピュタにも登場するロボットで、シータが持っているペンダントの石が起動のスイッチにもなっています。

『ナウシカ』では悲劇の最期を遂げたラステルですが、『ラピュタ』で幸せになっていると考えると、少し救われたような気持ちになれますね。

ラステルをもっと詳しく知りたい人は、是非原作漫画も読んでみてくださいね。

まとめ

『風の谷のナウシカ』は、1984年に公開されたジブリの代表的な作品。

ラステルはペジテ市の王女で、アスベルの双子の妹。

ナウシカがラステルの服を閉じた理由は、ラステルの肺が腐っていたから・胸が押し潰されていたから・ナウシカの父のような病にかかっていたから・トルメキア軍による拷問の跡があったからなど。

ラステルの死因は、肺が潰されていたため内臓破裂&窒息死・瘴気を吸い込んだことによる中毒死など。

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