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【おおかみこどもの雨と雪】母親・花は毒親?批判やそうではないという意見も

映画

2012年7月に公開された『おおかみこどもの雨と雪』。

「親子愛」をテーマとし、19歳の「花」がおおかみおとこと出会い、その間に産まれた「おおかみこども」の姉弟が成長して自立するまでの13年間を描いた作品です。

ところが主人公・花が毒親ではないか?という批判が噴出。

毒親と感じた人や観るのが辛いという人、そこまでではないという人も。

花のどんなところが毒親なのか?そのほかの意見もまとめてみました!
(作品のネタバレを含んで作成しています。ご注意ください)

毒親とは

アメリカの専門家が提唱した概念。
(2001年に発行された『毒になる親 一生苦しむ子供』スーザン・フォワード著がきっかけに広まったと言われています)

過干渉や暴力・暴言などによって子どもにプレッシャーを与えたり、親の都合を優先し、子どもをかまわなかったりする親のことを指します。

また優位な立場で子どもを支配したり、逆に育児放棄(ネグレクト)したりという行動も含まれます。

「毒親」という概念が知られるようになったのは最近ですが、「毒親が原因で大人になっても生きづらい」という声はネットにあふれています。

「毒親」には4つのタイプがあり、それぞれ

①過干渉・統制タイプ
②無視・無関心タイプ
③暴力・暴言タイプ
④精神疾患タイプ

に分けることが出来ます(複合している場合もあります)。

また10の特徴があり、

①子どもを管理したがる
(行動の制限/服装や趣味に口を出す/子どもが自分でするはずのことをやってしまう)

②子どもを支配したがる
(親に依存させる/子どもの言動を批判し、抑え込む/挑戦させない・経験させない/禁止事項を作り、違反した場合にペナルティを課す)

③子どもに価値観を押し付ける
(自分の世間体を気にする/きょうだい間で優劣をつける/子どもの話を聞かない。聞けない/子どもの気持ちを無視したり、価値観を否定する/子どもをひとりの人間として認めない(自分の所有物として扱う))

④子どもを過保護にする
(自分の自己肯定感を高めたい/言動を管理したり支配する/親離れをさせない/親自身が解決するべき問題を子どもにさせる)

⑤子どもに過干渉になる
毒親もまた毒親育ちであることが多い。極端な親子関係しか知らない
(子どもに過度な要求をする/子どもの持ち物やスケジュールを細かく監視する/自由時間を奪う/しつこく質問する)

⑥子どもに暴言を吐く
暴言によって子どもの自信をなくさせたり、情緒不安定にさせて依存させる
(「お姉ちゃん(お兄ちゃん)なんだから」「お前さえ生まれて来なければ」「いい子にしないならもう知らない」など)

⑦子どもに暴力をふるう
子どもに対して「しつけ」ているつもり。主従関係や恐怖心を植え付けて支配する。
(子どもに平然と暴力をふるう/子どもを無視する/養育を放棄する/性的虐待をする)

⑧子どもに罪悪感を植えつける
子どもの良心や優しさにつけいり、子どもの方から依存させる
(「やりたいことを我慢して育ててやったのに」「親不孝者」「恩をあだで返す気か」「あなたがいてくれれば何もいらない」など)

⑨子どもの進路や就職に口を出す
子どもが自分の思い通りの育つと自己肯定感が高まる
(進学先は高偏差値、就職先は大手企業を強要する/子どもの気持ちを無視し、反論させない/自分の思い通りの選択をしないと激怒する)

⑩子どもの人間関係に口を出す
子どもを「永遠にクリーンな存在」と思い込んでいるため、そのイメージを壊す人間関係から遠ざける
(「(〇〇さんは)素行が悪いから付き合うな」「早く結婚して子どもを産んで安心させて」)

という特徴があります。

自分もあてはまっているかも…?とちょっと怖くなりますね。

【おおかみこどもの雨と雪】母親・花は毒親?

『おおかみこども』の花は、この中のどれにあてはまるのでしょうか?

これは
③「子どもに価値観を押し付ける」
④「子どもを過保護にする」

の可能性が高いように思えます。

「きょうだい間で優劣をつける」「子どもの気持ちを無視したり、価値観を否定する」という特徴は、花が息子の雨を可愛がり、娘の雪には厳しい描写があてはまりそうです。

この雨と雪とで扱いに差があるのは、多くの視聴者も感じていたよう。

とくに主婦層、子育て中の女性からの厳しい声が少なくないようです。

「息子は母親の恋人」と言われることもありますが、花は作中で雨に対して亡くなった恋人・おおかみおとこの面影を追っているとも指摘されています。

成長する雨に、おおかみおとこに似た髪型や服装をさせているのもそのひとつ。

息子を「異性」として扱う花が「ひどい」「気持ち悪い」という声も。

娘である雪が成長すると、あまり愛情を注ぐ描写がなく、そこが「可哀そう」「見ていて辛い」となる人も多いようです。

【おおかみこどもの雨と雪】花への批判

「少女が少女のまま子どもを産んで、そのままの気持ちで子育てをしているファンタジー」とも言われています。

そのためリアリティがなく、「男性(監督)目線での子育て」でしかありません。

少女が聖母性をもったまま子どもを育てるのは、男性の理想(妄想)かもしれませんが、実際にはありえません。

花の毒親的行動は、男性には「母親の愛」「理想の母」と受け取られ、女性(主婦層)には「気持ち悪い」「ひどい」と拒絶されてしまうのかもしれません。

【おおかみこどもの雨と雪】監督への批判

花を毒親にしているのは、もちろん脚本ですよね。

脚本を執筆した、細田守監督の毒親描写に対する批判の声も多くあります。

細田監督は実経験を作品に落とし込むことが多いので有名ですが、本作の構想中(2009年)でも「母親の死」を体験しています。

細田監督と母親の実際の関係は分かりませんが、2001年に脳梗塞で倒れた母親とあまり頻繁に行き来しなかったとも言われています。

監督の独特な「母親像」は『サマーウォーズ』や『未来のミライ』でも発揮されており、ある意味トレードマーク。

そのため、「毒親描写にかけては日本一」と称賛(?)の声もあるようです。

「毒親」を計算された「毒親」として描いているわけではないため、さらに毒が強まっているとも。

監督にはこのまま突き抜けて「毒親」を描いて行って欲しいですね。

【おおかみこどもの雨と雪】毒親持ちは見るのが辛い

毒親育ちと自認している視聴者にとっては辛い作品になってしまうようです。

毒親描写が苦手な人は、観るのを控えた方が良いかもしれません。

また、「自分が毒親かもしれない」と不安になってしまった人も。

花の言葉や行動に、自分もやってしまっているかも…と不安になったりしますよね。

自分の行動を振り返る、良い機会になるかもしれません。

そこまで毒親ではないという意見

一方で、「そこまで毒親ではない」「言われるほどではない」という意見もあります。

雨や雪はまだ小学生であり、花が過保護なのもしかたないという声や、ストーリーの主軸が後半は雨と雪に移り、花の描写は弱くなるため気にならないという声も。

「母は強い」「理想の母親」と感じたという意見もあり、人それぞれ視聴後の感想が違うのが『おおかみこども』の特徴と言えそうです。

毒親の花が捨てられる話

また、別の切り口の解釈としては、『おおかみこども』は「毒親の花が子どもふたりから捨てられる話」「子どもが毒親から自立する物語」というとらえ方もできるという意見があります。

監督は花を主人公としていますが、視点を変えて雨・雪を主人公とするなら、後半は「毒親からの解放・自立」とも考えられます。

雨は狼として山で生きることを選び、雪も寮のある中学校へ進学します。

花からすれば「子離れ」かもしれませんが、子どもたちからすれば「親の支配」から無事に脱出できたことになります。

と悲しむ声もありますが、花が変わらない限り、あのまま三人で暮らすことはできなかったでしょう。

雨は自由を手に入れ、雪は花に似てわりと楽観的な性格のようです。

本作のラストは、視聴者にはモヤモヤが残りますが、登場人物たちにとってはある意味ハッピーエンドなのかもしれません。

毒親に育てられると毒親になる、という説もありますが、人間として生きることを選んだ雪は、早いうちに自立できて良かったかもしれません。

毒親の連鎖を断ち切り、しあわせな人生を送って欲しいですね。

まとめ

映画『おおかみこどもの雨と雪』の主人公・花は毒親ではないかという批判が出ている。

理由は「子どもに価値観を押し付ける」「子どもを過保護にする」という可能性が高いように思えるからというもの。

特に雨と雪とで扱いに差があるのは、多くの視聴者も感じているところ。

ただ、雨や雪はまだ小学生であり、花が過保護なのもしかたないという声もあり、毒親ではないという意見もある。

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