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【おおかみこどもの雨と雪】見ていてイライラする!理由や解消法についても

映画

2012年7月に公開された『おおかみこどもの雨と雪』。

「親子愛」をテーマとし、19歳の「花」がおおかみおとこと出会い、その間に産まれた「おおかみこども」の姉弟が成長して自立するまでの13年間を描いた作品です。

ところが見ていてイライラするという視聴者が続出!

主人公の花にイライラするという人や、監督が悪いという人、観るのが辛いという人、そこまでではないという人も。

どんなところがイライラするのか、そのほかの意見もまとめてみました!
(作品のネタバレを含んで作成しています。ご注意ください)

【おおかみこどもの雨と雪】ここがイライラする理由

花の行動にイライラする

もっとも多かった意見がこれ!

とにかく花の行動が「イライラする」「ひどい」という視聴者が多いようです。

イライラを溜めるのは圧倒的に女性が多く、子育て中の人や主婦も否定的な意見が多いよう。

花のどんなところがイライラポイントなのでしょうか?

前半がイライラ

おおかみおとこと出会い、雪と雨が生まれる時点(かなり前半)ですでにイライラがマックスのよう。

天涯孤独の女子大生が運命の人と出会い、結ばれて家族になる…というハートフルストーリーにも思えるのですが…。

花は東大生ではなく、大学のモデルは一橋大学だそうですが、堅実な賢さのイメージのある一橋に現役で合格する女性が、どこの誰とも分からない男性とふたりも子どもを作って中退する…という設定(しかも奨学金をもらっている設定)かなり無理があるように思えます^^;

この不自然な花の行動が「イライラする」「意味不明」と言われてしまうよう。
(一橋大学の学生なら、クリーニング店のバイトではなく家庭教師や予備校講師をした方が自然という意見もあります)

獣の姿になったおおかみおとこを受け入れる花の描写は、「人を見かけで判断しない」「心が美しい」という聖女的な描かれ方で男性の理想かもしれませんが、女性からすれば「ありえない」!

生まれる子どもも、父親であるおおかみおとこと同じように苦労するということが想像できなかったのでしょうか?

作中の「出産」「子育て」シーンに拒絶反応が出る人も。

リアリティがあるようで実は監督の理想がつめこまれただけであり、本当の子育てとはまったく違うという批判も出ています。

また本編ラストで、雪を学校に迎えに行くはずだった花は、大雨の中、山へ入っていった雨を追いかけます。

雨はおおかみの生き方を選び、山へ消えますが、花は雨が父親のおおかみおとこのように一人でもたくましく生きていくことを感じ、「しっかり生きて」と見送るのでした。

雪は一晩中学校に放置されていたのですが(男子学生といっしょに)、作中でフォローはありません…。

花が息子の雨には過保護気味なのに対し、娘の雪にはほとんど関心がないような描写もあります。

この「毒親」的な行動が、「イライラする」と言われているよう。

※花の毒親行動について、くわしくは「【おおかみこどもの雨と雪】花は毒親?」の記事をご覧ください。

花に都合のいいことばかりでイライラ

本作の後半、田舎暮らしをはじめた花は、村人に教えられて農作業をしたり、学芸員の仕事ももらえるようになります。

雨は人間の子どもたちとうまく馴染めず、学校を抜け出したり休みがちになり、山に惹かれていくようになります。

雪は小学校で友人ができるものの、自分がおおかみこどもだということに戸惑いと葛藤がうまれはじめ、人間の女の子としてふるまおうと努力するようになります。

花の子どもたちがそれぞれ苦労しているのに、母親である花はほとんど苦労もせず、都合よく生活の助けがあらわれて田舎暮らしに溶け込んでいる描写が「イライラする」という人も。

主人公がたいした努力や葛藤もなく成功しているストーリーは共感しにくいですよね。

朝ドラみたいな都合の良さというたとえは分かりやすいですw

母親・女性が見るとイライラする

本作の主な視聴者は女性やファミリー層のようですが、そのターゲット層からも「イライラする」と言われているようです。

「子育てしている女性は素晴らしい」「母親はえらい」というメッセージは表面的なもので、実際の主婦層にはまったく響かなかったようです。

むしろ上っ面だけの軽い描写として、「イライラする」「分かっていない」と拒否されてしまうよう。

また、『おおかみこども』に感じるイライラ感は、「『ダンサーインザダーク』の主人公に感じるものと同じ」という人も複数いました。

『ダンサーインザダーク』の主人公セルマも、一見すると子どものことだけを考え、自分を犠牲にしても子どもの手術を成功させることに情熱をかたむけている女性。

その一方で視野が狭く、自分の考えに固執してアドバイスや好意を受け入れません。

もっと良い選択肢があるのに選ばなかったため、どんどん追い詰められていく展開です。

自分の遺伝的な目の病が子どもにも遺伝すると分かっていて産んだという点も、花がおおかみおとことの子どもを作った独善的な部分と似ています。

セルマは悲劇的な最期を迎えますが、花は自分の行動に対する報いを受けることもなく、ハッピーエンドで終わる『おおかみこども』。

最初から最後まで「聖母」として描かれる花に「イライラする」のも納得かも?

監督にイライラする

細田守監督の感性に合わず、イライラするという人も多数のようです。

細田監督の女性観・母親像に共感できず、イライラがたまるという人が多いよう。

自身の実体験を作品に取り入れると言う私小説的な作り方をする監督ですが、「女性観が独特」「偏っている」とも言われています。

※くわしくは「【おおかみこどもの雨と雪】はつまらないし気持ち悪い?感動するという声についても」の「監督・脚本が気持ち悪い」の記事をごらんください。

とくに「おおかみおとこの登場と退場」「唐突な転校生(草平)」「テーマは結局何?」など、視聴者が置き去りにされる展開も多く、エンディングを迎えても解決していないことに対するモヤモヤが残ります。

それが「イライラする」と言われてしまうよう。

細田監督は近年の作品では脚本もひとりで手がけるようになり、「脚本力の低下」も示唆されています。

比較されることが多い新海誠監督も脚本は自身で書いていますが、『天気の子』ではイライラしなかったという人も。

「脚本でちゃんと表現できないのに入れたがる」のは、細田監督の欠点なのかもしれませんね。

【おおかみこどもの雨と雪】イライラの解消法

キャラの魅力を堪能する

一方で「イライラはするけど見たくなる」という不思議な魅力もある細田作品。

とくに『おおかみこども』では「おおかみおとこがかっこいい」「雨がかわいい・かっこいい」と、キャラクターは高い評価を得ています。

キャラ萌えできればイライラしないで見られるかも・・・?

風景の美しさを楽しむ

「田舎の風景が美しい」という面が高く評価されているようです。

イライラすると言われつつも、本作の興行収入は42.2億円。

2012年公開のアニメ映画では『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』(53.0億円)についで2位になっています。

ヒロイン・花のイライラ行動は置いておいて、美しい背景やイケメンを楽しみに劇場に足を運んだファンも多かったようです。

あえてイライラする

『おおかみこども』を見てイライラした後は、こんな解消方法もあるようですw

イライラを溜めながらひとりで見るよりも、友人や家族とツッコミながら見て、視聴後にモヤモヤを吐き出したらすっきりするかもしれませんね!

まとめ

『おおかみこどもの雨と雪』は、見ていてイライラするという視聴者が続出した。

イライラする理由としては、不自然な花の行動が「イライラする」「意味不明」と言われてしまう。

花に都合のいいことばかり起こるところや、雨と雪に対して対応に差があるところなども。

また、細田監督の女性観・母親像に共感できず、イライラがたまるという人も多いよう。

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