アニメ映画史上初のアカデミー賞作品賞ノミネート作品となったディズニーの「美女と野獣」。
実写映画も公開され、話題となりました。
世界中の女の子を今もとりこにする、ハッピーでロマンチックな物語は何度見ても良いですよね。
主役はもちろんベルと野獣(アダム)ですが、愉快でかわいい脇役たちも良い味を出していて、その中でもひときわユニークなのは、フランス人の給仕頭で「しゃべるろうそく」ことルミエール。
イケメンボイスでも話題となったルミエール、いったい誰が声を当てているのでしょうか?
調べてみました!
アニメ美女と野獣の英語版の声優さんは?
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1991年に公開された英語版「美女と野獣」。
ルミエール役の声優さんは、ジェリー・オーバックさん。
当時56歳であの陽気でノリのよい演技をしていたようで、さすがベテラン俳優さんですね。
ルミエールの役柄は、「フランス人の給仕頭。ゲストのもてなしが得意。スマートな身のこなしとダンス、歌が得意。陽気でおおらかな性格」と、なかなかホスト・・・ではなくかっこよさげな設定です。
実際の吹き替えも声とキャラのイメージがぴったり合った、イケメンキャラとなっています。
この「美女と野獣」でアニメ声優をつとめたあと、同じディズニーの「アラジン完結編」にも出演し、「美女と野獣ベルの素敵なプレゼント」「美女と野獣ベルのファンタジーワールド」では同じルミエール役で出演しています。
俳優さんとしては、アメリカテレビドラマの「ロー&オーダー」(1990年9月~2010年5月:全20シリーズ)のレニー・ブリスコー役が有名で、12年間レギュラーをつとめ、知名度もあったようです。
ニューヨーク市警の上級刑事でアルコール依存症という、なかなかクセのある役柄だったよう。
ルミエールとは正反対の、渋いおじさま役も素敵ですね。
残念ながら、ジェリーさんは2004年12月に前立腺がんで亡くなっています。
美女と野獣ルミエールの日本語版の声優さんは?
エマ・ワトソンが主演する「美女と野獣」実写映画より、蝋燭のルミエール&時計のコグスワースのコンセプトアートがお披露目。前者の声をユアン・マクレガー、後者の声をイアン・マッケランが演じる。来年3月17日全米公開。 pic.twitter.com/m2Opzobx1d
— 映画情報 オスカーノユクエ (@oscarnoyukue) August 29, 2016
ルミエールの日本語版吹き替え声優さんは、江原正士(えばらまさし)さん。
劇団昴に所属していたときには、大河ドラマへの出演や、特撮にも役者として出ていたとか。
その後81プロデュース、青二プロダクションと大手事務所に所属している、ベテラン声優さんです。
ルミエールの声をあてたのは38歳のとき。
イケメンボイスとコミカルな演技でルミエールの魅力をあますところなく表現してくれました。
江原さんといえば低め渋めな声が特徴的ですが、演じる役柄によって主人公サイドから悪の大ボス、クールからハイテンション、ギャグキャラまでこなせる幅の広い演技も魅力です。
またアニメやゲームだけでなく、ナレーションや吹き替えでも多くの作品に出演していて、「この声聞いたことある!」という人も多いかもしれませんね。
とくにトム・ハンクスさんの吹き替えは、江原さんが担当することが多いそうですよ。
声優江原正士さんの代表作
・ハリーポッターシリーズ(名前を読んではいけないあの人/ヴォルデモート卿)
・NARUTOーナルトー(マイト・ガイ)
・鋼の錬金術師(光のホーエンハイム)
・ソードアート・オンライン(ゴドフリー)
・きかんしゃトーマス(ジェームス)
などなど。
バラエティに富んでいますね!
アニメ美女と野獣のルミエールの声優の評価
ところで、美女と野獣は吹き替えが最悪でひどいとも言われています。
気になったので調べてみましたが、アニメの美女と野獣のルミエールの吹き替えはとても好評価です!
江原正士さんは上記で上げたように、プロの声優でアニメや映画の吹き替えを多く担当されています。
ルミエールの明るくコミカルなキャラクターを、イメージ通りしっかりと演じられています。
(ただし、ハリー・ポッターの名前を呼んではいけないあの人も担当されているので、そこに違和感を感じられる方もいらっしゃるかも・・・^^;)
では、なぜ美女の野獣の声優がひどいと言われてしまっているのか?
これは、実写版の「美女と野獣」の日本語吹き替えに非難があったからです。
実写版の美女と野獣は、昔からいくつか公開されています。
2017年に公開されたのが、ディズニーアニメ版を忠実に再現した、エマ・ワトソン主演のものですね。
こちらはミュージカルを主体にしたものなので、歌のシーンのために吹き替えに歌手を起用しています。
これによって、アフレコが下手すぎる!という声が多かったんです。
アニメ版の美女と野獣の声優については、ひどいという声はありません。
ルミエールは、最初は違う名前だった?
美女と野獣
ルミエール#好きな人RT pic.twitter.com/p6l7RPz1Av— 夢の国貸切計画 (@yumenokuniDisny) July 16, 2014
魔女の呪いによって、燭台に変えられてしまったルミエール。
でも実は、初期の名前はルミエールではなかったそうで、驚きですね。
もともとは呪いで「シャンデリヤ」に変えられる予定で、名前もそれにちなんだ「シャンダル」の予定だったそう。
でも劇中の歌やセリフで「シャンダル」はとても言いにくかったそうで・・・(英語だと言いにくいのかな?)ルミエール(燭台にちなんで)に変更されたようです。
また、このルミエールは、映画技術と実用カラー写真を発明したルミエール(リュミエール)兄弟(トーマス・エジソンと並んで称されるフランスの映画発明者であり、「映画の父」)へのリスペクトも含まれているそうです。
作り手の思いもこもった名前なんですね!
まとめ
アニメ「美女と野獣」ルミエールの英語版の声優は、ジェリー・オーバックさん。
ルミエールの日本語版吹き替え声優さんは、江原正士(えばらまさし)さん。
美女の野獣の吹き替えがひどいという声があるが、これは実写版の美女と野獣の吹き替えについて。
2017年公開の実写版「美女と野獣」はミュージカルということもあり、歌手を吹き替えに起用したが、これによってアフレコが下手すぎるとの声が多かった。
ルミエールは当初シャンデリヤに変えられる予定で、名前もシャンダルになるはずだった。
歌や台詞でシャンダルは言いにくかったので、ルミエールに変更になった。
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