『ミラベルと魔法だらけの家』は、2021年に公開されたディズニー映画。
「モアナと伝説の海」以来4年ぶりの新作オリジナルミュージカル映画で、世界中のファンが美しい映像と劇中歌を「最高!」と評価しました。
でも一部では「つまらない」「ひどい」という意見が。
つまらないしひどいのはなぜ?
そのほか「かわいそう」という口コミもまとめました。
(※2023年10月時点の情報です。作品の重大なネタバレを含んで作成しています。ご注意ください)
【ミラベルと魔法だらけの家】ここがつまらない
ミラベルと魔法だらけの家、何回観ても途中で寝てしまう… つまらないってことだな🤔
— はにーでっぶ (@honeydebbu) February 27, 2022
『ミラベルと魔法だらけの家』は『ズートピア』『モアナと伝説の海』のディズニーが贈るミュージカル・ファンタジー。
ヒットが約束されたようなスタッフたちによる制作ですが、どんなところが「つまらない」と言われているのでしょうか?
話がつまらない
理由違うけど私もミラベル大嫌いで名作どころか駄作と思ってるので2度と見たくない。人間の好みは色々ですよね😊(嫌いな理由は登場人物全員に一切魅力を感じない・舞台が家のみ・家のゴタゴタでしかない・メロディいいけど歌詞が自己紹介でつまらない と私は感じました!)好きな映画はヘラクレスです https://t.co/wu1oJCfnxj
— 赤井 (@akaikashiroika) August 29, 2023
映像も音楽も歌も、ディズニー最高のクオリティで作られている「ミラベル」。
でも肝心のストーリーが、つまらないと言われているようです。
「ストーリーが結局家族内のゴタゴタで終わるから、単純につまらない」
「悪役が出てこない。危機や脅威にみんなで立ち向かうといった盛り上がりがない」
「数年ぶりに”本当につまらない”と思ったディズニー映画」
などの残念な口コミがありました。
音楽や映像の素晴らしさに反して、内容がただの家族のもめごとであり倒すべき悪役や乗り越える脅威がなく、ワクワク・ドキドキする要素がないと言われています。
深い社会性やメッセージ性がないところも、「感動しない」「つまらない」と言われてしまうのかもしれませんね。
ヒロインが可愛くなくてつまらない
ミラベルって全然興味が湧かない
ディズニーで可愛くも綺麗でもないヒロインなんて意味ない
憧れにならないじゃないつまらない— momo (@momo6029) December 24, 2021
ディズニープリンセスは、少女たちの憧れの存在。
きれいな王女様が素敵なドレスをまとい、王子様に守られ結ばれるという王道ストーリーは、世界中の女の子たちをとりこにしてきました。
ディズニーは映画製作にあたり積極的にポリコレを受け入れ、たとえば『モアナと伝説の海』や『アナと雪の女王2』といった、従来のプリンセスとは大きく違う行動的なプリンセスや、多様性を取り入れたヒロインを生み出しています。
本作もポリコレに配慮した作品で、ミラベルは南米コロンビアを意識した多様性重視のヒロインです。
ディズニー映画で「眼鏡っ子」がヒロインってなかなか新しいですよね。
多様性の尊重やルッキズムの見直しは確かに大切ですが、映画は非日常的な体験や想像をして楽しむものでもありますよね。
お姫様は美しく、キラキラしていてほしい。
ミラベルの見た目については賛否両論があるようです。
話を広げすぎてつまらない
ミラベルと魔法だらけの家 ほんまにあの程度の対話で丸く収まるんか? あれが? もっとゆっくり話したほうがよくない? ディズニー脳になっていないだろうか? 家族と話をしているだろうか?
— ハイパワー示野 (@elnykus) November 26, 2021
「話が広がりすぎていてつまらない」
「ラスト、本当にあの程度の対話で仲直りできるの?もっとちゃんと話した方が良くない?」
という意見がありました。
ストーリーとしては「家族内のもめごと」に終始する「ミラベル」ですが、物語の軸になる「魔法」や「魔法の家」について、もっと深く掘り下げられたのでは?という人も。
せっかくの神秘的な力なのに、家族やエンカントの人だけで利用しているのも不思議ですよね。
また、あれだけ揉めていたのにちょっと対話しただけでおさまってしまうのがおかしい、という意見も。
家族同士ちゃんと話をしていれば、おおごとにならなかったのかもしれません。
ストーリーの伏線も回収されずそのまま終わってしまうため、「???」という人が「つまらない」となっているようです。
【ミラベルと魔法だらけの家】ここがひどい
「ミラベル(映画)ひどい」「扱いがひどすぎる」と非難されることもあるようです。
どんなところがひどいのでしょうか?
家族愛の描かれ方がひどい
『あの夏のルカ』が自由と解放の物語だったのに対して、『ミラベルと魔法だらけの家』は「家族の絆」がもはや呪縛に近いものになってた。まぁこれはこれでひとつの家族のカタチであるのかもしれないけど、個人的にはよくわからん。いや普通に家出ればよくない?離れたら家族じゃなくなるのか?とか。 pic.twitter.com/FvQMofLNeA
— マロン (@kurikou02) March 27, 2022
「ミラベルと魔法だらけの家」は「家族愛」「家族の絆」「家族っていいな♪」と希望を持たせてくれる作品です。
でもそんな映画の流れが「地雷」「ひどい」という意見も。
「むりやり家族愛をからめてくるのがキツい」
「家族の絆がもはや”呪縛”になってるのがひどい。家族から虐げられてたら普通に家出ればよくない?離れたら家族じゃなくなるわけじゃないでしょ?」
など、物語の根本的な部分に「??」となる人も。
主人公のミラベルは、魔法を与えられた家族の中で唯一魔法が使えない”落ちこぼれ”の少女。
そのせいで姉と仲が悪く、劣等感を持っています。
ほかに問題があるわけではないので、家(カシータ)を出れば自由になれるはずなのですが…。
「家族はいっしょに暮らす」という呪いのような「家族の絆」にとらわれて、家にしばりつけられているミラベル。
それって本当に「家族愛」なのでしょうか?
「ミラベルは”名家に生まれながら才能に恵まれず親戚から浮く”みたいな内容なのがひどい」と、同情しつつ「ひどい」という人が多いようです。
おばあちゃんがひどい
Disney+で『ミラベルと魔法だらけの家』観た。Disneyだからなとは思うけど、「家族が一番!」できつい…おばあちゃんが改心するのはフィクションならではだけど、ああいう人は現実では殆ど変わらないから、今ああいう環境にいる子たちを救ってくれない。捨ててもいいんだよ…。 pic.twitter.com/hHnnJ98wXc
— ステラ☂ (@hn_stella) December 30, 2021
「ミラベルのおばあちゃんがひどい」という意見がたくさんありました。
そんなにひどいの??
「最初からBBAがムカついてしょうがない。家を守ることばかりで家族を守ってないのが実在の人物と被ってずっと楽しめなかった」
「おばあちゃん。あなたの過去の話はミラベルを救わないよ?なぁ?」
など、作中のおばあちゃんに対する厳しい意見が多くありました。
ミラベルのおばあちゃん、アルマはカシータ(魔法の家)とマドリガル一家を守る大黒柱。
家長であり、マドリガル一家のすべてを取り仕切っているパワフルおばあちゃんです。
ですが、こういったキャラにありがちなように、「人の話を聞かない」「何かを一途に守るあまり、周りが見えていない」というシーンがあります。
アルマおばあちゃんは家族や魔法の家を守ることが最上と考えていて、そのせいでミラベルが辛い思いをしていることが分かりません。
「おばあちゃんは結局ブルーノ(おじさん)に直接謝ってない」
「おばあちゃん、ああいう性格なのに”家族が一番!”って描写できつい」
「ああいう人実際にいるけど、現実では改心なんてしないしミラベルを救ってはくれない。離れた方がいい」
など、「おばあちゃんがひどい」と感じた人が多いよう。
実際にこんな人いそうですよね。
本作では、おばあちゃんは「カシータ(家)が壊れたのは全部自分の責任」と認め、謝っています。
ディズニー映画らしく、ちゃんと救いもあるようです。
おばあちゃんがそこまでひどくないという人も
ミラベルと魔法だらけの家めっちゃ面白かった。序盤のミラベルとアントニオが話すシーンですでに泣きそうだったわミラベルが良い子すぎて。「お婆ちゃんが許せない」みたいな感想を見かけてたからどんだけひどいんだ?と身構えてたけど個人的にはそこまで腹立たんかった
— ★ (@HRUxf4CQt8cUShJ) June 23, 2023
「アルマおばあちゃんはそこまでひどくない」という意見もありました。
「個人的にはそこまで腹が立たなかった」
「アルマおばあちゃんは夫を亡くしてたった一人で一族を率いなきゃいけなかった。それであんな頑なになっちゃっただけ…」
と、同情する人も多いようです。
「おばあちゃんが家族を守る姿、利己と利他は紙一重。誰だってエゴイストな面はあるよね。むしろ思いやりの方が優ってる良いおばあちゃんだった」
「おばあちゃんの過去に号泣した。自分と3つ子の赤ちゃん守るために旦那さんが亡くなって…。その後、一人で3つ子を育てるのにどれだけの苦労があったことか…」
など、おばあちゃんに自分を重ねるママさんも多いよう。
子育てを経験している人にとっては、アルマおばあちゃんの姿は他人事と思えないのかもしれません。
子どもや家族を守るためなら、厳しくもなりますよね。
【ミラベルと魔法だらけの家】ここがかわいそう
「ミラベルと魔法だらけの家」
家族で一人だけ魔法使えないミラベルが
疎外感を感じるのが可哀想。
おばあちゃん数年で変わり過ぎ。
イザベラが小悪魔っぽくて綺麗。
勇気と本当の笑顔を人に与えられるのは素敵な能力。
ラテン系の音楽や料理が印象に残る。
繊細なドアの絵を詳しく見たい。 pic.twitter.com/n91Cpg4TmY— みみ (@If6eUv2Day3X6eJ) June 11, 2023
「ミラベルがあまりに可哀そう…」「辛くて見てられない」という声も多い「ミラベル」。
どんなところがかわいそうなのでしょうか?
ミラベルの扱いがかわいそう
ミラベルと魔法だらけの家は無理だな…
途中で止めてしまった…
ミラベルかわいそうすぎて観ていられない
ハッピーエンドだとしても私が許せない— もも@リングフィット&フィットボクシング (@QDlwSreesXI60oV) October 29, 2023
調べてみて一番多かったのが、「ミラベルが可哀そう」という声でした。
「ミラベルがあまりにかわいそうすぎて見てられん」
「ミラベルが一方的に可哀想すぎて泣いたわ」
「ミラベルと自分を重ねてしまって辛い」
など、ミラベルの作中での扱いが「可哀そう」と言われているようです。
先でも紹介しましたが、ミラベルは5歳になると魔法を1つ与えられる家の女の子。
でも15歳になっても魔法を授からず、家族からは「魔法を使えない落ちこぼれ」と思われています。
”名家の生まれなのに才能がない”というたとえどおり、とても辛い扱いを受けているミラベル。
この物語前半の描写が「ひどい」「かわいそう」と言われているんですね。
同じディズニー映画の「『リメンバー・ミー』の家族のようなひどさ」という声もありました。
ただ、リメンバー・ミーは家族からミゲルへの愛は感じますよね。
ミラベルは存在を軽く扱われていて、最後に”上げる”前フリだとしても可哀そうという意見が多いようです。
ミラベルと魔法だらけの家
見終わりました。正直映画館で見ればよかったと後悔するぐらいくそ面白かった。
キャッチコピーに書くぐらいやっぱりミュージカルが凄かった。
劇中歌まじで良かった。
前半の方はミラベルがめちゃくちゃ可哀想だったけど後半からは家族愛が中心となっていくのは良かった。 pic.twitter.com/sdYvfBB1FR— やちやち (@YACHIYACHI532) December 26, 2021
口コミでは、物語前半はミラベルの可哀そうっぷりに泣いたり怒ったりするものの、後半からは家族の絆がきちんと描かれるところが良かったとする人も。
「”持たざる者”が主人公。でも持つ者側も描いている作品。劣等感にも寄り添う優しい映画で、心が暖かくなります」と視聴後感の良い作品として上げている人もいました。
最後はミラベルにもちゃんと「ギフト」があることが分かり、丸くおさまります。
ディズニー映画ならではのハッピーエンドなので安心して見られますね。
「ミラベルと魔法だらけの家」が気になった人は、ぜひ見てみてくださいね♪
まとめ
『ミラベルと魔法だらけの家』は、2021年に公開されたディズニー映画。
『ミラベルと魔法だらけの家』がつまらないと言われている理由は、話がつまらない・ヒロインが可愛くなくてつまらない・話を広げすぎてつまらないなど。
ひどいと言われているところは、家族愛の描かれ方がひどい・おばあちゃんがひどいなど。
おばあちゃんがそこまでひどくないという声もある。
かわいそう声は、ミラベルの扱いがかわいそうというものがほとんど。
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