『ミラベルと魔法だらけの家』は、2021年に公開されたディズニー映画。
「モアナと伝説の海」以来4年ぶりの新作オリジナルミュージカル映画で、世界中のファンが美しい映像と劇中歌を楽しみました。
でも一部では「よく分からない…」という意見が。
また「なぜミラベルはギフトがもらえなかったの?」という疑問もあるようです。
いろいろな考察の口コミをまとめました!
(※2023年11月時点の情報です。作品の重大なネタバレを含んで作成しています。ご注意ください)
【ミラベルと魔法だらけの家】ここがよく分からない
ミラベル観ました。真相はわからないし、どうしてこうなったのかはわからないけれど、うるせえ! 家族一人一人が幸せならいいんだよ!
ナイスハッピーエンド!— ダワサ (@dawasa428) June 30, 2023
『ミラベルと魔法だらけの家』は『ズートピア』『モアナと伝説の海』のディズニーが贈るミュージカル・ファンタジー。
世界屈指のスタッフが集結している作品ですが、「よく分からない」と言われるところがあるようです。
どんなところが「よく分からない」のでしょうか?
話がよく分からない
ミラベルみたけど。エンカントやんタイトル(笑)てかなんかよくわからない…あと五回は見なきゃ理解不能…結局なんやねん…(笑)歌はええけど…なんだろうよくわからん…
— hydra (@167RX) December 26, 2021
『ミラベルと魔法だらけの家』は、魔法が使えるマドリガル一家の騒動を描いた作品。
倒すべき悪役や脅威はなく、話としては「家族内のゴタゴタ」が解決してハッピーエンド!という、とても分かりやすい流れになっています。
でも一部では、この話が「よく分からない」と言われているみたいです。
「起承転結がない…。ストーリー的にはよくわからなかった」
「話はいいんだけどミュージカル慣れしてないと大変かもしれない。歌のセリフが入ってこなくて、物語の内容が分からなかった」
という口コミがありました。
本作は『モアナと伝説の海』から4年ぶりの新作オリジナル・ミュージカル映画。
作中でキャラクターが状況や心情を歌うことで物語が進みます。
「アナ雪」みたいな感じですね。
「歌や音楽は最高なんだけど、この歌についてこれないと内容が分からないかも…」という意見があります。
ただ、「話はよく分からないけどキャラの掘り下げはしっかりしてた」「何回か見ないと分からないけど、面白いし歌が最高だし、最後ハッピーだからOK」という人も。
話が少し分からなくても、歌や音楽、作品の世界観を楽しむ分には問題ないのかもしれないですね。
ミラベルの能力(魔法)が最後までわからない
ミラベル→結局儀式が失敗した理由がわからない。でも覚醒してエンカントの修復とカシータの復活をやってのけた。潜在能力が謎すぎる
カミロ→掘り下げがあまりにもなさすぎる。ミラベルと唯一会話してない。何を思って今まで生きてたのかが本当に謎ミステリアスな15歳組!!!!!フゥッ!!!!!
— 343 (@sashimimi343) March 9, 2022
本作の主人公・ミラベルは、魔法が使える一家の中で唯一魔法が使えない”落ちこぼれ”の女の子。
そのせいで少女時代、家族にひどい扱いを受けているところから物語が始まります。
ミラベルはなぜ魔法をもらえなかったのか、その謎はラストになっても明かされません。
ミラベルがなぜギフトをもらえなかったのかについては、後でも詳しく紹介します。
終盤・ラストがよくわからない
今日学校でビデオ鑑賞みたいなのでミラベルと魔法だらけの家見たけどなんかよくわからない終わり方だった…
でもルイーサの歌はすごい好き— 天の川☄ (@DEMIGURASUUU) March 9, 2023
「終盤のストーリーがよく分からなかった」
「なんかよく分からない終わり方だった…」
という口コミがありました。
「ミラベルの能力が最後までよく分からない」とかぶりますが、物語終盤の流れがよく分からず、モヤモヤしたまま終わってしまったという人が多いようです。
ミラベルの秘密が明かされないまま、なんかいい感じにハッピーで終わってしまうので、気になる人が多いのかもしれないですね。
「ミラベル2回観たんだけどやっぱり結末がよくわからない」
「最後までミラベルの秘密が明かされなかったの、主人公なのによくわからない存在で不気味でもある。だから気になるのかも」
という声も。
『マドリガル一家の家(カシータ)が壊れてしまったため、マドリガル一家は魔法の力を失ってしまいました。
そこへ今まで魔法で助けてきたエンカントの人々が駆けつけ、恩返しとして家を立て直してくれます。
新しい家が完成し、ミラベルがドアノブを取り付けると、たちまち家に魔法の力が戻ります。
新しい家は再びカシータとなり、マドリガル一家にも魔法が戻ってきて、めでたしめでたし…』
というもの。
結局家をリフォームすれば解決だったの?という感じですが、このあたりの説明が作中ではほとんどされないため、「よく分からなかった」と言われてしまうようです。
カシータ(家)の能力を、もっと掘り下げていれば分かりやすかったのかもしれないですね。
時代設定がよくわからない
本作は南米コロンビアが舞台。
コロンビアの奥地、隠れ里のような雰囲気の村「エンカント」が物語の中心です。
でも時代設定は謎で、少なくとも現代的なスマホやパソコンはないようです。
調べてみると『ミラベルと魔法だらけの家』は、意図的に時代をあいまいにしてあるそう。
制作スタッフは、「20世紀初頭のコロンビア」からインスピレーションを得たそうですが、「1950年代」のアレンジを経て「1900年代初頭の文化」にある程度近づけているようです。
時代設定を正確にするよりも、「コロンビア独特の民俗学的な美学」を重視しているので、あの原色を使った美しい映像やラテンの音楽、独特な魔法の設定が生きているんですね。
ミラベルはなぜおばあちゃんのギフトをもらえなかった?
結局ミラベル~って、なんでおばあちゃんはギフト授かったの??
あそこまでできるのに結局ミラベル自身はなんでギフト授かれないの?
ギフトはないけどカシータには好かれてるの?
なんかよくわからない— Killua🕊️だだ (@punkillua) December 27, 2021
本作最大の謎ともいえる「ミラベルのギフト(魔法)」。
5歳の時、魔法をもらえなかったミラベルは15歳になりましたが、最後まで「魔法をもらえた」という描写はありません。
どうしてミラベルはアルマおばあちゃんのギフト(魔法)をもらえなかったのでしょうか?
ミラベルはギフトをもらっている
「ミラベルと魔法だらけの家」観た
「いうて、おばあちゃんも魔法ないよね?」と思って考察調べてやっとこさ理解、ミラベルは家と家族を守ってギフトを授けるおばあちゃんの力を継いだんだなと
おじさんの予言でミラベルが家を背に立っていたんだから気付けよ…笑 pic.twitter.com/z2V4XcHe3w— くさの@血が泣いてるんだよ (@pinkelephant666) January 24, 2022
実はミラベルはちゃんとギフト(魔法)をもらっている、という意見が多数でした。
ミラベルのギフトは、アルマおばあちゃんの能力「ギフトを与える魔法」を受け継いだと解釈している人が多いようです。
管理人もこの説を推しますw
本作で重要なキーワードである「ギフト(魔法)」。
マドリガル家の家族は一人ひとつの魔法を授かり、それを使ってエンカントの人々を助けたり、日々の生活に生かしたりしています。
ところが肝心のおばあちゃんの魔法は、作中では明らかにされていません。
あんなに魔法が使えることに固執しているのに、おかしいですよね。
家(カシータ)に魔法の力があるので、家自体がギフトだとすればカシータを引き継ぐことが魔法を授かることになりますよね。
ミラベルはギフトをもらえなかったわけではなく、アルマおばあちゃんのギフトを受け継ぎ、後継者として家族を導く役割を担っていくのではないでしょうか。
ミラベルはギフトがなくても大丈夫な存在だから
語ったよね。前置きに、これは私が50回位観たのと監督コメントからの私なりの解釈なのだけど(早口)、ギフトっていうのはおばあちゃんから家族への期待や役割だから、ミラベルはミラベルのままで良いと思ってたからギフトがなかったんだよ。って言ったらめっちゃ納得してくれた。
— ももんが (@momongausagi3) April 13, 2023
「ミラベルにギフトがなかった理由」に、ミラベル自身の強さを上げている意見もありました。
おばあちゃんのギフトが単純な魔法ではなく「家族への期待や果たしてほしい役割」とする場合、ミラベルには「そのままのミラベルで良い」と判断してギフトを授けなかったと解釈する人もいるようです。
またミラベルにはギフトがなくてもいい、優しい心こそが最大のギフト!と考える人も。
なるほど…(深い)。
おばあちゃんが、ミラベルの素質に気が付いていたら。
またカシータが儀式の時に「今はあげられないけど、いつか時が来たらおばあちゃんと同じ力をあげるからね!」とひとこと言ってくれれば、ミラベルは魔法が使えないことに苦しまなかったかもしれませんね…。
ミラベルのギフトについての様々な考察
これは私の考えなんだけど、ミラベルは本当に特別な力が欲しかったのではなく、
「おばあちゃんに認めて欲しかった」
「家族と平等になりたかった」
のではないか?
そして途中でおばあちゃんと家族は
「いつからかギフトそのものばかり見ていた。本当に大切なのはギフトではないはずなのに」→
— ミッチー(D垢) (@mitcheyddd) December 16, 2021
「ミラベルのギフト=カシータ」と考えると、「カシータ=ミラベルの心」という解釈もできるようです。
とすると、家(カシータ)が崩れてしまうのは、ミラベルが辛い・悲しいと感じているから…?
壊れかけたミラベルの心が、家族や村人たちによって再生すると考えると、じ~んとしますね。
「ミラベルはギフトをもらっていても、もらっていなかったとしても彼女自身は変わっていない」という解釈も。
ラストシーンで、ギフトがあってもなくても、彼女らしさは何も変わっていないですよね。
家族を思う心や優しい気持ちは、ギフトのあるなしに関わらず、ミラベルの美点です。
変わったのは、そんなミラベルを見る周りの方。という解釈がありました。
ミラベル自身は何も変わっていないけど、周りが彼女に対する認識を改め、「そのままで大切な存在」と思うようになっています。
たとえギフトがなくても「ミラベルは大切な家族」と周りや彼女自身が認め、劣等感を抱かなくてすむようになったんですね。
「本当に大切なのは魔法(ギフト)じゃない」という大きな家族愛がテーマになっている本作。
見た後はディズニーらしいあたたかい気持ちになれる作品ですね。
ミラベルのギフトが気になる人はノベライズがおすすめ
「ミラベル」は、ノベライズが発売されています。
そこではミラベルのギフトについてはっきり書かれているそう。
また映画では描かれなかったアルマおばあちゃんとおじいちゃんの出会いも読めるみたいですよ。
映画で分かりにくかったところが補完できそうですね。
『ミラベルと魔法だらけの家』が気になった人は、ぜひ見てみてくださいね♪
まとめ
『ミラベルと魔法だらけの家』は、2021年に公開されたディズニー映画。
一部では「よく分からない…」という意見がある。
よく分からないという理由は、話がよく分からない・ミラベルの能力(魔法)が最後までわからない・終盤ラストがよくわからない・時代設定がよくわからないなど。
ミラベルはなぜおばあちゃんのギフトをもらえなかったのか?については、ミラベルはギフトをもらっている・ミラベルはギフトがなくても大丈夫な存在だからという意見がある。
『ミラベルと魔法だらけの家』のノベライズには、ミラベルのギフトについて説明がある。
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