27年周期で、デリーの街に現れるペニーワイズというピエロの扮装をした悪魔。
「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」は、そんな悪魔と戦う少年と少女の物語です。
タイトルにある「IT/イット」は、単語で考えるならそのまま それ という意味です。
でも、実はITには2つの意味が隠されていたんです。
IT/イットの映画タイトルや単語の意味と由来は?
11月8日金曜ロードSHOW!「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」よる9時放送! https://t.co/S3PvCqYy47 #kinro
— 安部美佳 (@nyankoma21) November 5, 2019
得体のしれないもの(ペニーワイズ)をIT(それ)と呼ぶ主人公たち。
ここに違和感はありません。
ペニーワイズは、デリーの街に巣食う得体のしれないものです。
悪魔、魔物・・・、呼び方はいろいろありますが、とにかく普通の人間(ましてや子供)が太刀打ちすることができない超常現象的な「なにか」なわけです。
正確な正体もわからないので、IT(それ)と呼ぶしかないのですが・・・。
ITの単語の意味が「鬼」である考察
IT(イット)の意味ですが、アメリカでは鬼ごっこの鬼をIT(イット)と呼ぶので、鬼という意味もあるようです。
鬼もある意味、得体のしれないものですよね。
ただ、これには諸説あって、IT(イット)の他にタグ(洋服のタグのこと)と呼ぶ場合もあるそうです。
(タグがつけられた人が鬼になる)
西洋では、妖精的なもの(トロールなど)はオーガ(Ogre)と訳して、実態を伴わない幽霊的なものはIT(イット)と呼ぶというイメージが強いように感じます。(あくまで個人的な感想です)
ITの単語の意味が「性的なもの」である考察
もう一つ、IT(イット)の意味として 性的なもの を指すことにも使われます。
これはIT(イット)という単語を、性的魅力やSEXを指す暗喩で使う場合があるからです。
これにも諸説ありますが、1927年にクララボウ主演の映画「It」の人気により、イットガールという表現が流行しました。
それにともない、魅力的な若い女性だったり、性的魅力(色っぽさ)を兼ね備えている女性のことを、イットガールまたはイットと呼ぶことが定着したとされています。
映画「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」にはヒロイン的な位置にベバリーという女の子がいます。
おそらく父親から性的虐待を受けているであろう彼女。
主人公らのグループの中でも、奔放なイメージを醸し出しているんですね。
(実際、IT(イット)の原作小説の中では彼女にまつわる衝撃的なシーンもあります。いいのかアメリカ・・・)
そのため、ヒロインのベバリーのことも暗に指し示しているのではないか・・・と考察もできます。
映画で伝えたいこと:IT/イットは子供の友情と勇気がテーマ
『鬼』と『性的なもの』、2つの意味にも取れるIT/イットですが、私は後者の『性的なもの』という解釈はちょっと飛躍し過ぎかな~と思っています^^;
「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」の主役はあくまでペニーワイズという悪魔と、それと戦う子供たちです。
ホラー映画ではありますが、悪魔に立ち向かうことを描いた友情と勇気をテーマにしています。
そのため、IT(イット)の意味は、ペニーワイズのことを指す「鬼」という意味だと解釈できます。
まとめ
アメリカでは鬼ごっこの鬼のことをIT(イット)と呼ぶので、鬼という意味がある。
IT(イット)という単語を、性的魅力やSEXを指す暗喩で使う場合があるので「性的なもの」を指す意味合いがあり、メンバーの中の女の子、ベバリーのことを指している。
「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」は得体のしれない悪魔ペニーワイズと戦う少年少女の話なので、IT(イット)がは「鬼」という意味で使われている。
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