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【鬼滅の刃】煉獄(れんごく)のお父さんの名前は槇寿郎!なぜダメおやじになったか理由を解説

鬼滅の刃

TVアニメ、劇場版が大ヒットとなり、社会現象にもなった『鬼滅の刃』。

原作8巻からの『遊郭編』のアニメも決まり、視聴者の期待が高まっています。

『劇場版・無限列車編』の主役ともいえる炎柱・煉獄杏寿郎(れんごく きょうじゅろう)の父親は、酒びたりで仕事も育児も放棄したダメ親父に見えます。

煉獄さんのお父さんの名前やダメになった理由、ネットの評判もまとめてみました。
(最終巻までのネタバレを含んで作成しています。ご注意ください)

【鬼滅の刃】煉獄のお父さんの名前は?

煉獄槇寿郎(れんごく しんじゅろう)

炎柱・煉獄杏寿郎(れんごく きょうじゅろう)の父親であり、かつては自身も炎柱として鬼殺隊に所属していました。

のちの蛇柱・伊黒小芭内(いぐろ おばない)を幼い時に蛇の鬼から救うなど、剣士としての腕も立ち、正義感にあふれた柱だったようです。

髪型や顔つきは杏寿郎そっくりのお父さん、煉獄家の血が濃いと言われています。

なぜダメ親父になったのか

剣を極めるため「炎柱ノ書」を読むうち、すべての呼吸の始まりである「日の呼吸」について知り、自身にはそれが極められないため絶望したこと。

また、同じ時期に最愛の妻を亡くしたことでさらに自暴自棄になってしまったこと。

これが鬼殺隊を引退し、家で酒浸りの生活を送るようになってしまった理由のようです。

「たいした才能もないのに剣士などなるからだ」
「だから死ぬんだ!!」
「くだらない……愚かな息子だ 杏寿郎は!!」

原作8巻の初登場時から炭治郎に「飲酒」「暴力」「暴言」という、ダメ親父の3大要素を見せつけてくる槇寿郎。

その直前「無限列車編」の戦いで亡くなった煉獄さん(杏寿郎)の最期を知るファンからは「クソ親父」「こんな親父からなぜあんな良い人が?」と反感を買ったりしていたようです。

しかし槇寿郎も、もともとは炎柱にまでなるほどの立派な剣士。

真面目で、息子たちに剣術を指導するなど熱心な父親だったよう。

厳しくも優しい母親・瑠火(るか)とともに、杏寿郎と弟・千寿郎をしっかり育てていました。

槇寿郎は炭治郎を追い返した後、手紙を書いています。

その中で

「初対面であのような事になってしまい恥ずかしく思う」
「自分の無能さに打ちのめされていた時、畳みかけるように最愛の妻が病死した」
「それから酒におぼれ、うずくまり続けた私はとんでもない大馬鹿者だ」

と自らを反省し、ダメになった理由を告白しています。

「無能さに打ちのめされた」こと、「最愛の妻を亡くしたこと」が「ダメ親父」になった理由のようです。

では「無能さに打ちのめされた」出来事とはいったいどんなものなのでしょうか?

弱き人を助けられなかった

煉獄さんの父・槇寿郎が生涯愛した女性、瑠火(るか)。

美しいだけでなく強さと厳しさ、そして優しさを兼ね備えた女性でした。

彼女が生前まだ幼い杏寿郎と弟・千寿郎に言い聞かせていた言葉があります。

「弱き人を助けることは、強く生まれた者の責務です」
「責任をもって果たさなければならない使命なのです」
「決して忘れることなきように」

「あなたが強く生まれたのは、弱き人々を守るため」と厳しく教えていた母。

その言葉は杏寿郎の人生の指針となり、強敵を前にしても炭治郎たちを命をかけて守りぬくという覚悟となって実現しました。

そんな彼女の考えは、父・槇寿郎も同じだったのではないかと思われます。

そのため、鬼を退治する任務中に仲間や一般の人々を殺されてしまった場合、「弱き人」「守るべき人」を守れなかったと絶望する思いが人一倍強かったのかもしれません。

妻を助けられなかった

また槇寿郎にとっては、妻・瑠火ももちろん「守るべき人」。

しかし彼女のこともまた助けることが出来ず、病死してしまいます。

当時は医者も良い薬も少なく、鬼殺隊・柱といえども妻の病を治す手立てはなかったのではと思われます。

どんなに剣の道を極めても、柱になっても、守るべき人々を守ることができないという自分のふがいなさ…。

「仲間・人々の死」「最愛の妻の死」槇寿郎にとってこのふたつが重なったことが、酒浸りになる大きな理由だったのではと考えられます。

「日の呼吸」に対する劣等感

槇寿郎は「炎柱ノ書」を読み、「すべての始まりの呼吸」として「日の呼吸」の存在を知ります。

「一番初めに生まれた呼吸」
「最強の御技」
「すべての呼吸が”日の呼吸”の後追いにすぎない」
「”日の呼吸”の猿真似をし、劣化した呼吸だ。火も水も風もすべてが!!」

自分が使う「火の呼吸」も、そのほかのすべての呼吸の技も「日の呼吸」の劣化版に過ぎないと言い切っています。

つまり、これからどんなに鍛錬をしたとしても「日の呼吸」にはかなわない。

自分たちが必死にやって来たことは無駄で、「日の呼吸」の使い手がいれば自分たち柱は必要ないのかもしれない…と柱の使命に対して失望し、自暴自棄になってしまったのかもしれません。

炎柱にもなった男がこじらせすぎな気もしますが、そんなギリギリのメンタルだったところに最愛の妻の病死も重なり、「自分の無能さに打ちのめされ」てしまったのではないかと考えられます。

煉獄さんのお父さんに対するネットの反応

酒浸りの生活をする槇寿郎については「ダメな人」という意見がある一方、そうなった理由については「気持ちは分かる」「共感できる」という声もあるようです。

また槇寿郎が「ただのイヤな親父で終わらなかった」という感想も多いようです。

炎柱となり鬼殺隊の長として任務にあたっていた槇寿郎。

しかし守るべき人々を守れないというふがいなさや、最愛の妻の死、「日の呼吸」に対する劣等感などが積み重なって酒浸りの毎日を過ごすようになり、息子・杏寿郎とも生きているうちにはついに分かり合えることができませんでした。

情けない姿ですが、人間らしい弱さがあるところは、ほかの超人的な柱と違って身近にも感じます。

【鬼滅の刃】煉獄のお父さんの感動シーン

そんな「ダメ親父」のお父さんですが、作中いちの感動シーンがあります。

原作69話、壮絶な最期を遂げた息子・杏寿郎の遺言を弟・千寿郎が伝えに行く場面です。

いつもの和室で酒を飲んでいる槇寿郎に、千寿郎がおそるおそる声をかけます。

しかし槇寿郎は

「どうでもいい!出て行け!」
「くだらん!!どうせ俺への恨みごとだろう。わかりきってる!!」
「さっさと出て行け!!」

と取り付く島もありません。

今までは大人しく父親に従っていた千寿郎ですが、自分あての兄の遺言には「自分の心のままに」と書き残されていました。

それをしっかりと受け取り、父に食い下がります。

「体を大切にして欲しい」
「兄上が父上へ遺した言葉はそれだけです」

その言葉に、槇寿郎は杏寿郎の姿を思い出します。

「行って参ります。父上」

それは父への恨みなど少しもない晴れやかな笑顔でした。

「杏寿郎…!!」

はじめて大粒の涙を流す槇寿郎は、ようやく本当の自分に戻れたのかもしれません。

杏寿郎と千寿郎に辛くあたっていた描写もありましたが、本当は息子のことをとても大事に思っていたんですね。

息子たちのことを大切に思っているからこそ、自分が荒れている理由も言えなかったのではないか?という考察もありました。

【鬼滅の刃】煉獄のお父さんのその後

鬼撫辻無惨(きぶつじ むざん)との最終決戦にあたり、すべての柱や鬼殺隊が終結します。

槇寿郎も「うずくまり続ける」ことをやめ、炎柱不在の鬼殺隊を支える一員として、宇髄天元(うずい てんげん)とともに新しい当主となった産屋敷輝利哉(うぶやしき きりや)の護衛にあたります。

「年端もゆかぬ子供たちが これ程我が身を奮い立てているのだ」
「私も杏寿郎同様 煉獄家の名に恥じぬよう命を賭してお守りする」

己の責務を立派にまっとうした杏寿郎の遺思は、父の心にしっかりと届いていました。

再び使命を果たすため任務につく槇寿郎。

ぴしりと背を正して座る姿は、元柱にふさわしい威厳がありますね。

まとめ

「鬼滅の刃」の煉獄さんのお父さんの名前は煉獄槇寿郎(れんごく しんじゅろう)。

かつては自身も炎柱として鬼殺隊に所属していた。

髪型や顔つきは煉獄杏寿郎にそっくり。

原作の中で、酒びたりで仕事も育児も放棄したように見える描写がある。

なぜダメ親父になってしまったかの理由は、弱き人を助けられなかった・妻を助けられなかった・「日の呼吸」に対する劣等感などがあげられる。

鬼撫辻無惨(きぶつじ むざん)との最終決戦では「うずくまり続ける」ことをやめ、炎柱不在の鬼殺隊を支える一員として、宇髄天元(うずい てんげん)とともに新しい当主となった産屋敷輝利哉(うぶやしき きりや)の護衛にあたっている。

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