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魔女の宅急便「魔女の血で飛ぶ」台詞の意味とは?ウルスラの名言についても

映画

「魔女の宅急便」は、今でも根強い人気を誇るジブリ映画です。

思春期の少女が悩みながら成長し、ひとりだちしていくというストーリーに、子供のころは自分のことのようにドキドキし、大人になれば自分の子供のように「がんばれ!」と応援したくなる作品です。

とくに「魔女」という存在には、今でもワクワクしますね。

この「魔女の宅急便」には、「魔女は血で飛ぶんだって」という印象的なセリフがあります。

魔女の宅急便の魔女の血で飛ぶの台詞の意味

このセリフは、主人公のキキがウルスラと会話している中で出てくるものです。

キキは魔女の母親から生まれ、13歳になったときに魔女の掟にしたがい、とある港町でひとりだちの修行をすることになります。

魔女といっても空を飛ぶことしかできないキキは、空を飛んでお届け物をする「魔女の宅急便」を仕事として始め、その中で絵描きの少女、ウルスラと出会うのです。

ウルスラは森の中でひとりで絵を描いている、ちょっと変わり者の19歳。

少し年の離れたお姉さんといった存在で、しっかり者のところもあり、キキにとっては大切な友達となります。

キキは物語の途中で魔法の力をうしない、空を飛べなくなってしまいます。

そんなキキをウルスラは励まし、いろいろなアドバイスをくれるのです。
(ここのシーンは、ウルスラのアトリエでいっしょに泊まり、才能のことや将来について女の子同士で語り合うという、ちょっと良い場面です)

ウルスラ「魔法ってさ、呪文を唱えるんじゃないんだね」
キキ「うん。血で飛ぶんだって」
ウルスラ「魔女の血か・・・。いいね。私、そういうの好きよ。魔女の血、絵描きの血、パン職人の血。神様か誰かがくれた力なんだよね。おかげで苦労もするけどさ」

ウルスラの独特の感性を感じるセリフですが、とても印象的ですよね。

この「魔女の宅急便」では、魔女は特別な存在ではなく、職業のひとつのようなもので、魔法も誰もが持つ才能のひとつという位置づけになっています。

ウルスラのセリフでは「魔女」「絵描き」「パン職人」の「血」と表現されていますが、それも「神様か誰かがくれたもの」=「才能」と呼べる力なのかもしれません。

キキには魔女の「血」=「才能」があるように、誰にも平等に「神様か誰かがくれた力」=「才能」があるということ、そしてそのために苦労することもあるけれど、あきらめることはないよというメッセージのような気がします。

魔女の宅急便ウルスラの名言

ウルスラの名言:描いて、描いて、描きまくる

ウルスラはほかにも、飛べなくなったキキに「ジタバタするしかない」というアドバイスもくれます。

絵が描けなくなるスランプも経験したことのあるウルスラならではの台詞です。

そういう時はジタバタするしかないよ。描いて、描いて、描きまくる。

ウルスラの名言:そのうちに急に描きたくなるんだよ

それでもダメだったら?と問いかけるキキに、

描くのをやめる。散歩したり景色を見たり、昼寝したり何もしない。そのうちに急に描きたくなるんだよ

ジタバタしたあと、それでも飛べないままだったら・・・と不安がるキキですが、この言葉で少し安心できたかもしれませんね。

自分の中の力=「魔女の血」を信じて、キキは飛ぶ練習をするのをやめ、お休み期間に入ります。

そしてウルスラの言ったとおり、仲良しの男の子トンボのピンチ(飛行船のロープに捕まったまま空へ!)にキキはふたたび魔法の力を取り戻し、無事トンボを助けることができたのです。

このシーンは、「神様か誰かがくれたもの」=「魔女の血」が大好きな友達の危機を救うという、とても感動的な場面となっています。

子供の頃は「血で飛ぶ」という言葉に少しうらやましさもあったのですが、今見てみると、「空を飛ぶ血」は持っていなくても、誰にでも「神様か誰かがくれたもの」があるんだよ、というあたたかいメッセージを感じることができますね。

まとめ

「魔女は血で飛ぶ」という印象的な台詞の意味は、魔女の血=神様か誰かがくれた才能のようなもの。

ウルスラのセリフでは「魔女」「絵描き」「パン職人」の「血」と表現されている。

ウルスラは他にも飛べなくなったキキに「そういう時はジタバタするしかないよ。描いて、描いて、描きまくる。」「描くのをやめる。散歩したり景色を見たり、昼寝したり何もしない。そのうちに急に描きたくなるんだよ」とアドバイスをする。

ウルスラの言葉のおかげで、キキは一時お休み期間に入り、ラストはまた飛ぶことができるようになる。

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