全世界で大ヒットとなった『ハリー・ポッター』シリーズ。
『ハリーポッターと秘密』の謎のひとつである「継承者」っていったい誰なんでしょうか?
何の継承者なのか、その理由も合わせてまとめてみました!
(作品の重大なネタバレを含みます。ご注意ください)
2>【ハリーポッターと秘密の部屋】継承者とは誰?
ヴォルデモート卿
ヴォルデモート(トム・リドル)さん、2作目では石田彰、6作目では福山潤の声帯だからずるくない?#ハリポタ pic.twitter.com/OTAWraKN7e
— シャトーブリアン (@6C82r9Y5Dktdhwy) October 23, 2020
名前を呼んではいけないあの人、ヴォルデモートのことです。
「The Chamber of Secrets has been opened.Enemies of the Heir, beware.」
(秘密の部屋は開かれたり。継承者の敵よ、心せよ)
ホグワーツの壁に学園七不思議のように突如現れた謎の血文字。
それには「継承者」と書かれていました。
生徒たちはこの「継承者」をハリーだと疑い、怖がります。
ホグワーツには創始者であるサラザール・スリザリンが残したある言い伝えがありました。
それは「自分の真の継承者だけが『秘密の部屋』を解き放つことができる」というもの。
つまり、「秘密の部屋が開かれた」ということは、スリザリンの正統な後継者がこの学校に生まれたということ。
「秘密の部屋」にはバジリスクという恐ろしい怪物が棲んでいて、バジリスクは「魔法を学ぶにふさわしくない者たち」すなわちマグル生まれの魔法使いたちを追放(殺害?)すると言われていました。
そのため、ホグワーツの生徒たちは恐怖に震えあがったのです。
なぜハリーが継承者だと疑われたのか
スリザリンの真の後継者の条件に当てはまったから
ハリーポッターが話題になってますね…!
少し前に描いたやつ!懐かしい! pic.twitter.com/g3hI4sj5D2— 慧人 (@Yassun0222K) October 23, 2020
サラザール・スリザリンの後継者の条件は、
1:蛇語を理解し話せる(パーセルタングの持ち主)
2:魔法の資質が高い
意外と少ないですねw
ハリーは幼い時にヴォルデモートの力の一部が注がれてしまっているため、ヴォルデモートの資質であるパーセルタングを使うことができます。
また強い魔力を持ち、魔法族のエリートともいえます。
ハリーは真の継承者であるヴォルデモートの魂の一部を取り込んでいるため、ヴォルデモート=ハリーということもできます。
そのため、ハリーもスリザリンの継承者であるとも考えられます。
でも、ハリーの生まれ持った資質はグリフィンドールのもの。
サラザール・スリザリンの提唱した「魔法は純血の魔法族だけが使うべき」という偏った思想は持っていません。
多くの生徒たちはハリーを疑いましたが、ロンやハーマイオニーたちはハリーのことを信じていました。
秘密の部屋は誰が開いた?
ジニー・ウィーズリー(ロンの妹)
僕は断然ジニー派です#ハリーポッター pic.twitter.com/ViOz5JrOKD
— ぎ氏 (@GILL_xX26) December 2, 2016
ヴォルデモート(トム・リドル)が昔持っていた日記の力に操られて、ジニー・ウィーズリー(ロンの妹)が開けてしまいました。
真の継承者だけが開けることができる「秘密の部屋」。
継承者はヴォルデモートですが、今ホグワーツには存在していません。
なのに、なぜ部屋は開いてしまったのでしょうか。
それはヴォルデモートの力が宿った日記が原因です。
かつてホグワーツに通っていた少年のヴォルデモート(トム・リドル)は、自分の魂の一部を日記帳に分け、分霊箱(ホークラックス)としました。
分霊箱は人の心を操る力を持っています。
一度それに執着を持ってしまうと、心が支配されてしまうのです。
もともと日記には何も書かれておらず、白紙の状態でした。
ジニーが日記に悩みを書くと、不思議なことにその返事が来たのです。
ジニーはヴォルデモート(トム・リドル)からの返事を心待ちにするうちに、次第に日記にのめりこんでいきます。
日記の中にあるヴォルデモートの魂の一部、力がジニーに入り込み、自分でも覚えのないうちに壁に血文字を書いたり、「秘密の部屋」を開けてしまったのです。
ヴォルデモートは約50年前に「秘密の部屋」の入口を探し出し、開けていました。
そのため今回もジニーを操り、ふたたび部屋を開いたのです。
ジニーが日記を持っていたのはマルフォイの仕業
ルシウス・マルフォイ(ドラコ・マルフォイの父親)がジニーの鍋の中にこっそり入れたから。
ヴォルデモートとなったトム・リドルは、自分の魂を分けた分霊箱である日記を腹心の部下ルシウスに託しました。
ルシウスには分霊箱ということは隠したまま渡したと思われます。
(「『秘密の部屋』を開けることができるもの」という説明はしたのではないかと言われています)
もともとヴォルデモートはハリーを殺害後、時を見て日記をホグワーツに潜り込ませ、秘密の部屋のバジリスクを解放するつもりだったようです。
しかしハリーにかけた死の呪文が自分に跳ね返るというアクシデントがあり、計画は失敗。
力を失い、姿を消します。
『秘密の部屋』時点でのルシウスは、ヴォルデモートの復活が難しいと考え、先にバジリスクを解放しようとジニーの荷物に紛れ込ませたと考えられています。
ジニーの荷物をターゲットにした理由は、この計画の邪魔になるウィーズリー家を陥れたかったからとも言われています。
ウィーズリー家は純血の魔法族の名家ですが、マグルやマグル生まれの魔法使いと親密であり、友好的な一族。
マルフォイ家のような純血主義の一族とは仲が悪かったからでしょう。
まとめ
ハリー・ポッターと秘密の部屋の「継承者」とはヴォルデモート卿のこと。
継承者の条件は、蛇語が話せることと魔法の資質が高いこと。
ハリーは蛇語が話せたために継承者だと勘違いされる。
秘密の部屋はヴォルデモート(トム・リドル)が昔持っていた日記の力に操られて、ロンの妹ジニーが開けてしまう。
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