『ズートピア』は、2016年に公開されたディズニー映画。
動物たちが人間のように暮らす「ズートピア」を舞台に、ウサギの警察官・ジュディとキツネの詐欺師・ニックがバディとなって事件を解決していく物語です。
『ズートピア』に出てくる花の名前は?
「夜の遠吠え」って?
口コミをまとめました♪
(※2023年12月時点の情報です。作品の重大なネタバレを含んで作成しています。ご注意ください)
【ズートピア】出てくる花の名前は?
『ズートピア』には、ある花が登場しますが、花の名前は一体何なのでしょうか?
ミドニカンパムホリシシアス
ズートピアのミドニカンパムホリシシアスがクロッカスの一種という設定だったのでクロッカスについて調べてみたらとても興味深いのが出てきた。
— 仲道 雄大(なかみちゆうだい) (@n_yudai28) May 25, 2016
『ズートピア』に登場する花の名前は、ミドニカンパムホリシシアス。
事件解決のキーアイテムになる、重要な植物です。
すごく難しい名前ですねw
この花はクロッカスの一種「イヌサフラン」がモデルとなっていますが、イヌサフランは毒があることで有名です。
紫の花はとてもキレイですが、ちょっと怖い花なんですね。
作中では「虫よけ」として普通に畑に植えられていることが多く、かつてウサギのテリーおじさんが、このミドニカンパムホリシシアスを食べて正気を失ってしまい、ジュディの母・ボニーに噛みつくという事件を起こしていました。
肉食動物の排斥をたくらむベルウェザー副市長は、ダグにこのミドニカンパムホリシシアスから生成した弾丸を肉食動物に撃ち込ませ、凶暴化させるという計画を実行。
ジュディは、この事件を解決するため捜査に乗り出します。
ミドニカンパムホリシシアスには動物の理性を失わせ、凶暴化させる成分が含まれていることが、物語のキーポイントになっています。
ミドニカンパムホリシシアスは違法薬物の暗喩(メタファー)
アメリカ社会の問題を動物化して取り上げていることで話題になった本作。
作中のキーアイテムであるミドニカンパムホリシシアスも、違法薬物のメタファーという見方があるようです。
食べると興奮状態になり、理性がきかなくなったり、凶暴化したりという設定は薬物と似ていますよね。
またヒツジのダグが地下鉄の車両を改造して作ったラボで、こっそりミドニカンパムホリシシアスを栽培し、凶暴化弾を生成するシーンはコカやマリファナの栽培を彷彿とさせるという意見もありました。
言われてみると確かに…。
イヌサフランの毒性について
【雨のち晴れに映える】
こう見えて球根には毒があるらしいよ
秋の花草 コルチカム(イヌサフラン)
花言葉は「危険な美しさ」
photo by 冒険家 サップ先生 pic.twitter.com/xX71KQhSxH— サップ先生|薔薇のお兄さん (@sup_surf_ski) October 16, 2023
ミドニカンパムホリシシアスのモデル、イヌサフランは植物全体に「コルヒチン」という猛毒を含んでいます。
花・茎・実のほか、とくに球根には強力な毒性があり、少し食べただけでも「下痢」や「嘔吐」、「皮膚の知覚減退」「呼吸困難」を引き起こす可能性が高いです。
重篤な場合は急激な血圧低下や心肺停止などで死亡することも…。
また、怖いのは加熱しても毒性が変わらないこと(!)。
日本でも、葉や球根をギョウジャニンニクやタマネギと間違えて食べ、中毒を起こす事件が多発しています。
イヌサフランは、人間だけでなく動物にとっても危険な植物です。
犬など他の哺乳類が食べた場合は、血の混じった嘔吐や複数の内臓の損傷、骨髄の抑制など、より深刻なダメージになる場合も。
現実では動物の凶暴化はしませんが、もっと大変なことになってしまうようです。
しっかり見分けて、絶対に食べないようにしたいですね。
【ズートピア】夜の遠吠えとは
ミドニカンパムホリシシアスて言う虫除けの植物が、一部の動物の中で別名「夜の遠吠え」て呼ばれてる。エミットオッタートンはお花屋さんやから、撃たれた時にきっと香りか何かで気づいて咄嗟に夜の遠吠え!て何度も叫んだんや😭ここの伏線がやばくない?#ズートピア
— えりりん🐟未成年の主張📣🍵 (@errncn123) June 15, 2018
本作の「夜の遠吠え」は、キーアイテム「ミドニカンパムホリシシアス」の別名です。
ミステリアスでとても素敵な名前ですよね。
「夜の遠吠え」というネーミングはファンからも評判が良いようです♪
先でも紹介したように、ミドニカンパムホリシシアスこと夜の遠吠えは、動物たちにとって危険な作用がある反面、農家では「作物の虫よけ」として活用されていて、注意して使えば便利な植物のよう。
食べさえしなければ、キレイな花と薬効で役に立つ植物なんですね。
ウサギの警察官・ジュディは農家の出身なので、この花の存在は知っていました。
ただ、「食べると凶暴化する」ということと、別名が「夜の遠吠え」ということは知らなかったようです。
オッタートンさんが野生に戻った時に「夜の遠吠え」と叫んだのは、オッタートンさんが花屋だったからだと考えてる。
ミドニカンパムホリシシアス(花)の持つ作用を知ってて、遠退く意識の中で知らせようとしてたんじゃないかな#ズートピア— 🌟ほした🦄 (@hoshita_nbs) June 15, 2018
ズートピアを震撼させていた「肉食動物の凶暴化事件」の原因が、この「夜の遠吠え」にあると気が付いたのは、実家のヒントから。
ジュディが農家出身のウサギだからこそ、解決できたといえるかもしれませんね。
凶暴化させるのが「夜の遠吠え」と突き止められたことから、治療法も無事に判明し、事件の解決に結びついています。
夜の遠吠えは「アナと雪の女王」に登場してる
このシーンでオラフが匂い嗅いでる花はズートピアの夜の遠吠え?
似てる気がするけど、ズートピアのビデオ持ってないから解らんのよね。
ミドニカンパムホリシシアスとかって名前だったはず。 pic.twitter.com/1vyUUB0D0e— 此花 (@39konohana) April 5, 2017
2013年に公開された『アナと雪の女王』に、「夜の遠吠え」が出てる!という口コミがありました。
ラスト近く、雪だるまのオラフが花に屈みこんで香りをかぐシーンで、「この花、”夜の遠吠え”じゃない?」「”夜の遠吠え”に似てる!」と話題になったようです。
映画の公開は『アナ雪』の方が先ですが、その時から「夜の遠吠え」の構想があったとしたらすごいですよね。
(もちろん、たまたま同じ紫の花という可能性もありますがw)
ディズニー作品の通なら「お!」となる1シーンといえそうですね。
『ズートピア』が気になった人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
まとめ
『ズートピア』は、2016年に公開されたディズニー映画。
ズートピアに出てくる花の名前は、ミドニカンパムホリシシアス。
ミドニカンパムホリシシアスのモデルのイヌサフランにも毒性がある。
「夜の遠吠え」は、キーアイテム「ミドニカンパムホリシシアス」の別名。
>>ズートピアの悪役(ヴィラン)の名前は?その目的についても
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