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スパイファミリーはつまらない?面白くない理由や面白い意見についても

漫画・アニメ・感想・考察

2019年から連載が始まった『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』。

赤の他人だったスパイの男・殺し屋の女・超能力者の少女が互いに正体を隠しながら「普通の家族の日常」を送るために奮闘するホームコメディで、シリーズ累計発行数は1,250万部を突破している大ヒット作品です。

しかし、読んだ人からは「つまらない」「面白くない」と言われることがあるよう。

いったいどこがつまらない?
面白くないのはどこ?

そのほか「面白い」というネットの評判もまとめました。
(作品のネタバレを含んで作成しています。ご注意ください)

【スパイファミリー】ここがつまらない・面白くない

「ジャンプ+」初の大ヒット作品と言われながら、一部では「つまらない」「面白くない」という声も聞かれる本作。

いったいどこがつまらないのでしょうか?

ストーリーやコメディ部分がつまらない

設定や世界観は良いのに「物語がつまらない」と感じた人が多いようです。

とても読みやすい絵柄で、漫画としてもかなり完成度の高い『スパイファミリー』。
しかし肝心のストーリーは…。

「設定やシチュエーションは良いのに、それが漫画の面白さにつながっていない」「設定が出オチ」「ストレスなく読めるけど中身がまったくない」「コメディやギャグが面白くない」

などの辛口な評価をされています。

「スパイ」というタイトルから、スパイの活躍するストーリーだと期待した人ほどがっかりしてしまうよう。

現在9巻まで発売されている本作ですが、手に汗握るような骨太の「スパイもの」ではありません。

どちらかというと主人公・スパイの『黄昏』(たそがれ)ことロイドや『殺し屋』・妻のヨル、『超能力者』・娘のアーニャたちによるお互い正体を隠しながらのほのぼの(?)した日常がメインになっています。

またミッションの成功よりも、正体がバレないように行動する3人のドタバタストーリーの方が面白く、ファミリードラマとして人気もあるようです。

しかしその「スパイものなのか日常ものなのか分からない」ところが「つまらない」「面白くない」と言われてしまうよう。

また最近は「話のテンポが遅い」「話が進まないから面白くない」という声も。

国民的漫画『ONE PIECE』並みに話が進まないという批判もあるようです。

あまりにストーリーが進まないと、「コミックスでまとめて読もう」という気にもならなくなってしまいますよね。

とくに現在連載されている「クルーズ編」は「長いうえに退屈」「長編はつまらない」と言われているよう。

ストーリーの本筋、ロイドの目的である「国家統一党総裁ドノバン・デズモンドへの接近」が7巻以降まったく進んでいないのも「つまらない」と言われる理由のようです。

つまらなくはないが面白くもない

もっとも多かったのが、「つまらなくはないが面白くもない」「称賛されているほどではない」「おすすめされるほどは面白く感じなかった」というものでした。

「つまらないわけではない」「でも面白さも感じない」という人が多いようです。

連載当初からジャンプ+、ジャンプの公式サイトなどで大々的に推されている本作。

広告や無料キャンペーンなどで目にする人も多かったようです。

しかし読んでみたものの、アピールされるほどの面白さには思えなかった…という人が多いよう。

想像をかきたてられる設定や、絵柄の読みやすさ、漫画としての完成度などレベルの高い作品である本作。

ストーリーは王道で勧善懲悪、人間関係が分かりやすく、過激なグロ・無意味なお色気シーンもありません。

子どもが読んでも問題なく、ある意味とてもジャンプらしい作品といえます。

しかしそんな「無難」で「お行儀のよい」ストーリーが、かえって「つまらない」「面白くない」と言われてしまうようです。

とくに可もなく不可もなくな作品が推され、アニメ化してもてはやされることに疑問を感じる人もいるよう。

あまり大々的に宣伝されていると期待値が上がってしまい、読んでも「それほど…」となってしまう可能性もあります。

人によって「刺さる」「刺さらない」が大きく分かれる作品なのかもしれませんね。

第1~2話が面白くない

具体的に「ここの話がつまらない」と挙げている人もいました。

本作の第1話目は、主人公のスパイ『黄昏』ことロイド・フォージャーが新しい任務のために偽りの家族を探すことから始まります。

ターゲットであるドノバン・デズモンドに近づくため、彼の息子が通っている学校に自分の「子ども」を通わせよ…という任務ですが、ロイドにはもちろん家族がいません。

一週間以内に新しい「子ども」と「妻(母親)」を見つけることになり、超一流のスパイであるロイドが、孤児院で見つけた娘・アーニャに振り回されつつも心を通わせていく、というのが第1話の主なストーリーです。

管理人はこの導入部分を「いいツカミ」だと感じましたが、よくある説明的なストーリーで「つまらない」「面白くない」と思った人もいるよう。

第2話はこの続きで、さらに「母親役」であるヨルとの出会いが描かれます。

第1話~2話はロイドやヨル、アーニャのキャラがあまり立っていないことや、本作の面白さは「3人が家族としてそろったところから」という意見もあり、第1話~2話は「面白くない」と言われてしまうのかもしれません。

一方で、「1巻が一番面白かった」という人もいるよう。

1巻を面白く感じた人は、その後のゆるい展開がつまらなく感じてしまったのかもしれませんね。

夜帳(とばり)がつまらない

5巻から登場するロイド(黄昏)の同僚、フィオナ(夜帳)があまり好きでない人には「つまらない」と思われているようです。

フィオナは冷たい美貌を持つ凄腕のスパイで、当初はロイドの手柄を横取りする敵役と思われていました。

しかし実は心の中で「ロイドが好き♡」と思いをほとばしらせる、熱い女性だったのですw

彼女が登場したことで、ストーリーがロイド+フィオナのスパイ組に移ってしまい、フォージャー家の日常回が好きな人にとってはつまらなくなってしまうよう。

一方「夜帳が出てきて面白くなった!」というファンもいるため、好みが大きく分かれるキャラクターのようです。

個人的にはアニメ化すると受けるキャラNo.1だと思いますw
(No.2はヨルの弟)

ヨルのメイン回はつまらない

「母親」殺し屋のヨルがメインのストーリーが、つまらないとも言われているようです。

ヨルは幼少から殺人術を叩きこまれた凄腕の殺し屋ですが、性格は天然でかなりおっとりしています。

世を忍ぶ仮の姿として市役所の事務員をしており、同僚から嫌味を言われても言い返すことがありません(鈍くて気が付いていない可能性も…)。

そんな優しいキャラクターのせいか、ヨルがメインとなるストーリーでは「ギャグが弱い」「面白くない」と言われているよう。

また連載初期ではロイドにドキドキしたり、お酒に弱く酔っぱらってロイドに迫ったりとそのギャップが「可愛い」という声も。

「殺し屋」という本業のためか、意外と闇を持っているような描写もあります。

しかし単行本8巻の時点では、まだヨルについて深い掘り下げがないため、それが「つまらない」と言われてしまうのかもしれません。

今後ヨルの過去などが明らかになれば、もっと面白くなるかもしれませんね。

危機感がなくてつまらない

4巻で登場する予知能力犬・ボンドのストーリーは、かなりシリアスめ。

東国の旧政権下では軍事目的の非人道的な動物実験が繰り返されており、ボンドは研究に利用され、少し先の未来を予知できる能力を身に着けていました。

しかしアーニャと出会い、フォージャー家に迎えられます。

「スパイが主人公の漫画」といっても暗さがなく、基本的にゆるめな展開が多い本作。

そんな雰囲気に慣れた読者にとっては、ボンドの生まれた背景がシリアスすぎてついていけないとなったのかもしれません。

また敵となる人物は「極悪非道」という描写がほとんどなく、ロイドたちが「勝てない」というようなピンチもありません。

ロイド側の危機や緊迫感のあるシーンがほとんど描かれないところ、いつもあっさり敵を倒してミッションが終わってしまうところが、「つまらない」「面白くない」と言われてしまうのかもしれません。

メインキャラが美形ばかりで共感できずつまらない

メインキャラクターがイケメン&美女ばかりで「共感できない」「つまらない」となる人もいるようです。

…世の漫画がほとんど「つまらない」になってしまうのでは…?

作者のメインキャラやサブキャラの書き分けはかなりすごいと思いますが、「美形ばかり」と感じる人もいるよう。

また主人公をはじめ登場人物がほとんど特殊技能の持ち主で、「共感できない」という声も。

「共感性」ではなく、「非日常感」を楽しむ作品なのかもしれませんね。

【スパイファミリー】ここが面白い

「つまらない」「面白くない」という意見もあるものの、それ以上に「面白い!」という声が多く、たくさんのファンを獲得している『スパイファミリー』。

2022年4月からのアニメを待ち望んでいる人も多いよう。

ネットの「ここが面白かった!」という意見をまとめました。

間が面白い

登場人物たちの会話や「間」の取り方、どぎつくないギャグが「面白い」と言われているようです。

すっきりした漫画らしい絵柄や、コマの見せ方のうまさ、キャラクターの心情の描き方など、管理人もとても王道の漫画だと感じました。

優等生すぎる作品なので好みが分かれるかもしれませんが、人が死にすぎたり、設定が難しくて分かりにくい漫画にストレスを感じてしまったりする人にとっては「面白い」「読みやすくて好き」な作品といえそうです。

懐かしさを感じる

やや年配の漫画世代にとっては、「懐かしさ」「ノスタルジー」を感じて面白いとも言われているようです。

「平和を守るためのスパイ」という設定が、いい意味で少し古さを感じさせるのかもしれません。

本作の世界観はちょうど東西冷戦時代ぐらいで、スマホやパソコン、AIなど、現代の利器はほとんど登場しません。

主人公が行う変装や暗号といった昔ながらのスパイ活動、やや「古い」世界観が、年配の漫画ファンには懐かしく、若い漫画ファンには新しく、楽しく感じるのかもしれませんね。

子育て世代に刺さる

ロイドやヨルが子育て(?)に奮闘する様子が、同じ子育て世代に「刺さる」と言われているようです。

ふたりが面倒を見ているアーニャは超能力者で、他人の心を読むことが出来ます。

しかし行動はかなり突飛で、ふたりを振り回すこともしばしば。

そんな少女の「あるある」が、同じ苦労をしているファンには「面白い」と感じるようです。

黄昏がかっこいい

殺し屋であるヨルに比べると、戦闘シーンはやや迫力に欠けるロイド(黄昏)。

とはいってもイケメンでなんでもこなせる器用さを持ち、いざという時には頼りになる主人公です。

どちらかというと本業よりもヨルやアーニャと過ごす日常回の方が人気がありそうです。

ヨルが可愛い&かっこいい

管理人もイチ押しのヨルさん。

普段はおっとり美人の天然さんですが、「仕事」の時は凄腕の殺し屋に早変わり!

グラマラスなスタイルで衣装もカッコよく、コスプレ人気が出そうなキャラです。

また料理が苦手でお酒に弱いというチャームポイントも。

料理下手が明かされる回は完全にギャグになりそうなので楽しみですw

アーニャが可愛い

本作でもっとも人気なのがアーニャ。

見た目の可愛らしさとは裏腹に、意外としたたかでしっかりした性格をしています。

超能力者であることで苦しむ時もありますが、いつも明るく元気なアーニャに虜になるファンが続出です。

セリフも名言(迷言)が多いアーニャ。

クラスメイトのベッキーや、デズモンド家の次男・ダミアンとのかけあいも面白く、アニメで早く見たい!というファンが多いようです。

設定上切ない「終わり」を意識させる

本作はあまり考察系の作品ではありませんが、設定された人間関係から、切ない終わりを意識してしまう…というファンもいるようです。

ロイドをはじめとしたフォージャー家は、全員が「本当の自分」を隠して「家族」になっています。

スパイ、殺し屋、超能力者と、どれもバレれば驚くだけではすまない素性です。

この設定があるため、いつか物語が終わる時には三人の正体がお互いに明らかになり、「家族」がバラバラになる…という予想をしている人もいるようです。

とくにロイドとヨルは敵対する可能性もあります。

ほのぼの日常回が人気の本作ですが、そんな「終わり方」が予想できるところが「深い」のかもしれませんね。

まとめ

『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』は、シリーズ累計発行数は1,250万部を突破している大ヒット作品。

しかし、読んだ人からは「つまらない」「面白くない」と言われることがある。

つまらない・面白くない理由は、ストーリーやコメディ部分がつまらない・つまらなくはないが面白くもない・第1~2話が面白くない・夜帳(とばり)がつまらない・ヨルのメイン回はつまらない・危機感がなくてつまらない・メインキャラが美形ばかりで共感できずつまらないなど。

もちろん人気作品なので面白いという感想もあり、間が面白い・懐かしさを感じる・子育て世代に刺さる・黄昏がかっこいい・ヨルが可愛い&かっこいい・アーニャが可愛い・設定上切ない「終わり」を意識させるなど、様々な面白い理由が挙げられている。

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