2018年に連載が終了してなお、いまだに根強い人気のある東京喰種。
実写映画も公開され、コラボカフェや喰種レストランも話題になりました。
最終回に近づくにつれ、明るみに出てきた「和修家」ですが、結局和修の目的は何だったのでしょう?
和修家の家系図やV(ヴィー)の正体について解説しながら、その目的を説明します!
東京喰種 和修の目的とは?
やっぱ東京喰種面白いわ。
改めて読んでも、まだまだいい意味で「違和感」が拭えない所を考えられるのが凄い。
・黒ハイセの人格は何がベースになったのか
・結局、和修は何がやりたかったんだ?
・エトが編集の塩野に「作家にして貰った」と言った言葉はスイさん自身の言葉じゃないのか?
とかもう!— ざじ@鈴屋班雑用係 (@whiteorg) April 23, 2019
東京喰種が最終回を迎えても、いまだにネットでは和修は結局なにがしたかったの?和修の目的は何だったの?との声が多いです。
考察も多く、喰種と人間の均衡を維持させることが目的ではないかという意見が一般的ですね。
もちろんそうだと思うのですが、維持するというのはどういうことなのかを含め、和修の目的をわかりやすく考察したいと思います。
東京喰種re和修家について
対・喰種機関「喰種対策局」、通称CCGの筆頭。
代々CCGの幹部を務めている一族ですが、CCGができる前から喰種の駆除や退治を仕事にしてきたようです。
でも、その正体は喰種そのもの。
死亡した(人間の)喰種捜査官を食べていたという衝撃の事実も出てきました。
喰種が喰種(仲間)を狩っていたわけですが、なんでそんなことをしていたのか?ですよね。
もちろんいい隠れ蓑だったというのもあると思います。
東京喰種re和修家の家系図について
半人間の筈の旧多が、ウタと同じ、顔を変える能力があるから、ウタの出自も和修から、と言う結論が出た訳だが…10巻101話の、和修常吉頂点の「和修家家系図」がややこしいんだよなぁ。説明してる旧多に隠れてもう一人いる筈だし、本妻と「タネ役」「母胎役」、そしてどれが吉時さんなの? pic.twitter.com/stu1Q4G2rR
— ざじ@鈴屋班雑用係 (@whiteorg) August 18, 2017
和修は大きな一族なので、宗家(本家)と分家に別れます。
和修常吉・吉時・政が宗家ですね。
ラスボスとも言える旧多二福(ふるたにむら)は和修常吉の息子ですが、人間の血が入っているため(吉時とは母親が違う)分家として扱われています。
作中でもエトに「父親を父親と呼べない気持ちはどうだ」と煽られ、コンプレックスをあらわにする描写がありました。
和修宗家は「人間に近い喰種」です。
ここがすごくややこしいところなんですが・・・、リゼは「自分のような純粋な喰種は和修の中では除け者」「人間に近いほうが優遇される」ということをもらしています。
でも、和修宗家は全員喰種です。
人間に近いほうが偉いのであれば、人間の血が入った半喰種である旧多二福はなぜ分家扱いなのか?というのが疑問ですよね。
でも「和修は人間いなりたかったのだ」という記述もあります。
ここが矛盾するところなんですが、赫子(かぐね)がでるかどうか、強いか弱いかなどではないということです。
強さで言ったらおそらく有馬のほうが強いですよね。
でも、有馬たちは作られた半喰種で短命という欠点があります。
なので、有馬や旧多は半端者ということになるんです。
和修なのに純粋な喰種であるリゼは、分家となり子供を生むための道具として使われるということですね。
東京喰種reVの正体について
Vとは和修家の分家筋全般、先に書いたリゼのような「母胎役」や「タネ役」を含む、和修のために働く雑用係のようなものです。
白日庭出身の有馬貴将もVの一員でした。
喫茶「あんていくの芳村店長も過去Vと関わりがありましたが、芳村店長は和修一族ではなく単に「協力していた」だけのようです。
和修家がしたかったこととは
東京喰種における和修の目的を考えるには、どうしたら喰種が幸せに暮らせるか?を考える必要があります。
意思や感情がない異形と違い、喰種に生まれた人たちには感情があります。
人間しか食べることができないということを除けば、他は人間と同じなわけです。
けれど(当たり前ではありますが)、人間しか食べることができないがゆえに迫害され、殺されてしまう。
学校にもいけないことも多い、ナキのように文字が読めない喰種もいます。
多くの喰種は怯えながら隠れて暮らしています。
そんな喰種が幸せに暮らすには、2つの条件が必要になります。
2、安全な地位・組織の確率
この2つがまさに和修がやりたかったことというか、やっていたことですよね。
2の安全な地位・組織というのは、大きければ大きいほどいいです。
でも、和修も喰種だったのに同じ喰種を狩っていたのはなぜ?
仲間なのに守ってないし、組織に入れないの?
という疑問ですが、1の安定した食料の供給を考えると、仲間は少ないに越したことはないんです。
すべての喰種を守る気なんて、和修にはありません。
自分たちの安全だけが守られればいい。
そう考えると、和修政の態度も合点がいきますよね。
冷酷非情であり、合理主義者。
作戦も強引で、そのせいで捜査官が死ぬこともなんとも思わない。
和修一族を至尊のものと考えていて、それ以外の存在は人間・喰種問わず見下している。
なので、喰種と人間の均衡を維持させることを目的という名目で、自分たちが安全に確実に生きるための組織づくりが目的だったと考えるのが妥当だと思います。
まとめ
和修宗家は人間に近い喰種。
東京喰種re和修の目的は、自分たちが安全に暮らすための地位と組織づくり。
喰種が安全に暮らすために必要なのは、安定した食料の供給と安全な地位と組織。
和修は一族以外の喰種を守るつもりはない。
理由は、安定した食料の供給のためには仲間は少ないほうがいいから。
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