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【ENNEAD】エネアドのオシリスがやばい?セトとの関係は?

漫画・アニメ・感想・考察

MOJITO(モヒート)先生によるタテヨミ漫画『ENNEAD(エネアド)』は、韓国で絶大な人気を誇るBL漫画。

日本でもオンリーイベントが開かれるなど,、気急上昇中のコミックです。

でも一部では「オシリスがやばい」と言われているようです。

いったいどこがやばいのでしょうか?

そのほか「オシリスとセトの関係」の口コミもまとめました。
(※作品の重大なネタバレを含んで作成しています。ご注意ください)
(※2023年3月時点の情報です)

【ENNEAD】オシリスがやばい?

エネアドの感想を調べると、「オシリスやばい」「オシリス怖い」という声がとても多いです。

「予想のはるか上でやばい」とまで言われてますねw

いったいどんなところがヤバいのでしょうか?

弟セトへの重すぎる愛がやばい

オシリスがやばいと言われるいちばんの原因は、弟セトへの重すぎる愛。

セトを誰よりも愛する兄オシリスは、彼を手に入れるために長い長い年月をかけて策略をめぐらしつつも、表面的には良き兄、良き夫、良き父を演じてきました。

温厚で物静か、「生命の神」「エジプトの王」にふさわしい、おおらかな父性と知性を持ったオシリス。

でも実は、ただひたすらセトを求めるという激しい執着を隠していたのです。

手段を選ばず、彼を傷つけてでも自分のものにする、偏愛の極致ともいえる方法はセトのトラウマとなり彼を苦しめます。

結果としてセトはオシリスを殺害して体をバラバラにし、ナイル川に流したあとも凶暴化してエジプトの神々や国民を苦しめる悪神となってしまいました。

オシリスは一度死んで冥界(ドゥアト)に下りましたが、生命を操れるため(?)冥界の王となります。

もちろんセトへの執着は変わっていません。

隙あらば地上に降臨するお兄ちゃんですw

エネアドを読むと、すべての原因がオシリスの偏愛のような気がしますね…。

「オシリス頭おかしい」「オシリスのセトへの愛が歪みっぱなしでやばい」「セトの初めて奪ったオシリスやばいでしょ」など評価も「好き」と「怖い」のまっぷたつ。

読んだ人のトラウマにもなりそうなオシリスですが、兄→弟への重すぎる愛が癖の人には刺さりまくるキャラです。

管理人も重たすぎる愛憎に「もうお腹いっぱい…」となりましたが、一周まわるとこの濃ゆい関係がクセになるんですよねw

セトがもう少し好感度の高い弟キャラならどストライクだったんだけどな~。

妹と結婚してる

これは「やばい」のレベルというかベクトルが違いますねw

現代社会ではもちろんアウトですが、エネアドは古代エジプト神話が舞台。

神話時代のフィクションなので一応アリです。

人物相関図を見ると
オシリスの正妻・イシスは同じ父母神から生まれた妹、
不倫相手の女神・ネフティスも実の妹、
本命・セトは実の弟
です。

人間(神)関係が、ぐっちゃぐちゃになるのも当たり前ですよねw

兄弟妹同士でくっつくからこんな大変なことに…。

ストーリーでは本妻イシスのほか、ネフティスやセトとも関係を持っているので精力強すぎるだろ…と呆れ…いや感心します。

といっても、オシリスにとって本命はセトただ一人。

エジプトが荒れようが、イシスと息子が路頭に迷おうが放置です。

妹神たちについては多分あんまり関心がないか、セトを手に入れるために利用しただけのような気も(ひどい)。

またオシリスは生命の神なので、男神も妊娠させることができるみたいです。

セトは乱暴者ですが意外にも子煩悩なところがあり、アヌビスをとても可愛がっていました。
(本当はアヌビスはオシリスの子)

「セトが子どもを欲しがってるから」「セトのために」自分と子どもを作ろうとするオシリス、正直言って頭がおかしいw

相手の感情をまったく考えないのは、サイコパスと言われても仕方ないかもしれませんね。

普段は温厚なのに静かにキレるのがやばい

セトに実力行使するまでは、父性にあふれた穏やかな神だったオシリス。

エジプトの王にふさわしい力と知性を見せていました。

本性を現してからも、むやみに怒ったり暴言を吐いたり乱暴したりということはありません。

ただ、静か~にキレる。

優しく微笑みながら怒ってる。

逃げ場を封じて、どこまでも冷静に追い詰めて来る。

…みたいなシーンが多いです。

いますよね、こんな人!w

オシリスがやばいと言われるのは、こんな怖い一面があるからなんですね。

もちろんこれもセトへの愛ゆえです。

オシリスはやばくない

読者の中には「オシリスは別にやばいやつじゃない」という意見もありました。

エネアドの世界を深く考察するオシリスファンは、彼の愛情を「おかしくない」と考える人もいるみたいです。

セトへの執着もそのための計画も布石も、オシリスのつもりで考えれば「ごく当たり前のこと」。

オシリスなら欲しいものを手に入れるために冷静にこうするだろうという当然の結果で、別に弟可愛さのあまり狂ってるとかではない、やばいやつではないという考察のようです。

なるほど…(?)。

オシリスのセトへの愛はまっすぐで、でも歪んでいる。

二次創作でいっぱい見た、こういう攻め!

むしろどんなにアピールしても弟に愛を受け入れてもらえない、かわいそうな兄でもあるんですよね。

エネアドはオシリス視点で読むと、がらっと印象が変わるかもしれません。

オシリスはやばいけど好き

調べていていちばん多かったのが「オシリスやばいけど好き!」という口コミでした。

「淡々と気が狂ってる攻め…好き…」
「私はオシリスが好きですこの人やばいです」

など、オシリス→セトに負けないくらいの激重な愛をつぶやいている女性ファンがとても多くて、「分かる~~」と「いいね」の嵐でしたw

セトと同じように、熱烈なファンがついていますね。

「オシリスは純愛なんだって!ちょっと愛が重いだけ!セトが好きすぎて言動がおかしいだけ!セトをいちばん愛してるのはオシリスだって!」
というオシセト推しのファンや、
「オシリスは完全な悪役で同情の余地がないので、感情が一周まわって『嫌いなキャラの中でいちばん好き』というわけのわからないことになる」
とオシリスに複雑なファン心を抱いている人、
「このまま悪役を貫いて欲しい。冷静に狂ったままでいてほしい。正気に戻って許しを求めたり、善い神なんかにならないで!」
という人など、オシリスはやばさと魅力が正比例しているようです。

管理人も、セトよりオシリスの方が好きですねw

【ENNEAD】セトとの関係は?


エネアドストーリーのメインとなるオシリスとセトとの関係。

兄弟というだけではない複雑な関係を、ファンはどう思っているのでしょうか。

ただのサイコパスお兄ちゃんではない

「やばい」「怖い」と言われるオシリスですが、深く考察するファンには彼がただのサイコパス攻めじゃないと感じられるみたいです。

たしかにオシリスはセトを苦しめて嘲笑ったり、泣き顔を見て興奮したりというようなサイコパスみというか、Sっ気は全然ないんですよね。

逆にひたすらセトを大事にしたい、愛したい、セトから愛されたいという思いを感じます。

その方法がトチ狂ってるだけで…。

「セトを支配しているようで、すべてをセトに支配されているのはオシリスの方」という深読みの意見もありました。

セト目線で見れば、オシリスは自分勝手な愛情をこちらの気持ちも考えずにぶつけてくる大迷惑兄貴で、エネアドはひたすらセトが苦労する話なのですが、オシリスの側に立てば、どんなに愛情を注いでも報われない、何千年たっても自分の思いが受け入れてもらえない、切ない片思いのストーリーです。

セトの妻と子どもを奪い、トラウマを植え付け、王殺し・兄殺しをさせて悪神に変えても、彼の心が自分のものになることはありませんでした。

実はオシリスの方こそ、セトの心ひとつで強大な神王の地位を捨てるほど支配されているといえます。

セトがもう少し賢かったら、オシリスを思いのままに操って、神々や世界のすべてを手に入れるというifストーリーがあったかもしれませんね。

オシリスの本心はわからない

オシリスはセトを溺愛しているとはいっても、イコールBでLな関係を求めているわけではないかも?という意見もありました。

セトを弟以上の存在として見てはいますが、すぐ肉体関係に持ち込みたいわけではなく、自分の愛情を受け入れて欲しい、愛して欲しいというピュアな思いも読み取れます。

美しくて強い存在を愛でたい、そばに置いて眺めたい…という気持ち、推しの祭壇みたいなもので何となく分かりますねw

こじらせ&面倒くさい兄ですが、そんなところは人間っぽくて共感できるのかもしれませんね。

昔は仲が良かった

オシリスとイシス、セトとネフティスは夫婦であると同時に兄姉妹弟でもあります(ややこしい)。

オシリスはセトへの思いを抱きつつも、昔は4神兄弟の兄としてとても優しく、頼れる存在だったと思います。

イシスやネフティス、セトもオシリスを慕い、仲の良い家族神としてエジプトを治めていました。

セトも昔は凶暴な神ではなく、妻と息子を愛する父として穏やかな日々を送っていた描写があります。

でもオシリスの思いが悲劇を生み、エジプトが荒れる原因になってしまったのです。

そんな暖かい過去があったからこそ、変わってしまった現在の4人の悲しさが際立っているのかもしれませんね。

神話ではオシリスはセトに必ず殺される

エジプト神話には多くの神々が登場しますが、原典といえるものはありません。

MOJITO先生が元にしていると思われるもっとも有名な『ヘリオポリス神話』以外にも、エジプト各地で伝わって来たさまざまな神話があり、創世や神々の姿にも諸説があります。

でも、ほとんどの神話で共通しているのが「セトがオシリスを殺してしまう」こと。

そして、オシリスが冥界の王としてよみがえること。

神話のこの部分を大胆にアレンジし、オシリスとセトのBLとして解釈したエネアドは唯一無二で、本当に面白いと思います。

二次創作では「殺し愛」と言われそうなオシセトですが、命のやりとりをするほど深く壮絶な愛の表現なのかもしれませんね。

まとめ

『ENNEAD(エネアド)』は、MOJITO(モヒート)先生による韓国で絶大な人気を誇るBL漫画。

エネアドのオシリスがヤバイという口コミは、弟セトへの重すぎる愛がやばい・妹と結婚してる・普段は温厚なのに静かにキレるのがやばい・オシリスはやばくない・オシリスはやばいけど好きというものがある。

セトとの関係については、ただのサイコパスお兄ちゃんではない・オシリスの本心はわからない・昔は仲が良かった・神話ではオシリスはセトに必ず殺されるというものがある。

>>エネアドについて詳しくは「【ENNEAD】エネアドはよく分からない?難しいという口コミや見どころも」にまとめてあります。

>>どの電子配信サイトで読めるかは「ENNEAD(エネアド)の漫画を安く読む方法!単行本は出ている?」の記事にまとめてあります。

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