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ノートルダムの鐘はひどいしつまらない映画?泣けるという意見も

映画

『ノートルダムの鐘』は、1996年に公開されたディズニー映画。

でもいつものディズニーと違って重々しい内容は、「ひどい」「つまらない」と言われてしまうこともあるようです。

どんなところがひどくてつまらないの?

そのほか「泣ける」という口コミもまとめました。
(※2023年11月時点の情報です。作品の重大なネタバレを含んで作成しています。ご注意ください)

【ノートルダムの鐘】ここがひどい

『ノートルダムの鐘』は『美女と野獣』のスタッフが贈る感動の名作。

でもどんなところが「ひどい」と言われているのでしょうか?

ストーリーがひどい

「ディズニー・ルネサンス」と呼ばれる90年代黄金期、ディズニーは「リトル・マーメイド」「美女と野獣」「アラジン」「ライオンキング」「ポカホンタス」と映像や歌、音楽が最高クオリティのアニメーション作品を次々と生み出し、世界的大ヒットを記録していました。

「ノートルダムの鐘」もそんな黄金期に満を持して制作されましたが、今までのディズニー映画とは大きく違う重めのストーリーが賛否両論を呼びました。

「ノートルダムの鐘、なかなかひどいシーンが多い…」
「プリンセス(ヒロイン)は可愛いけど、主人公の見た目がひどい」
「内容が重いし、人種差別や人権問題、歌詞も今考えるとひどい」

などの残念な口コミがありました。

とくに「ひどい」と言われているのがラストシーン。

「ノートルダムの鐘って本当にディズニー作品なのか?あまりにラストが残酷すぎないか?!」
「好きな人と結ばれないっていう失恋ストーリー。しかも女性はブサメンな主人公ではなく、イケメンを選ぶというひどいラスト」

など、ディズニー映画なのに主人公がヒロインと結ばれないという、あまりに残酷な結末が「ひどい」と言われているようです。

現代の価値観なら、顔はいまいちでも心の優しいカジモドとハッピーエンドになるところですが、当時はまだまだ多様性が認められていない時代。

名作と言われている本作でも、「美女はイケメンと結ばれる」という暗黙の掟があったのかもしれません。

とはいっても、実はディズニー版ノートルダムの鐘はまだ幸せな方。

ヴィクトル・ユーゴーの原作『ノートルダム・ド・パリ』では、なんと主な登場人物が全員死亡するという悲劇的な結末を迎えます。(カジモドも死亡)

しかも救いようのないバッドエンドなので、「ノートルダムの鐘」はかなりマイルドになっているといえそうです。

カジモドの扱いがひどい・人種差別がひどい

「カジモドの扱いがひどすぎて可哀そうになる…」
「差別描写がひどい」

という口コミがありました。

主人公のカジモドは、生まれつきの醜い容姿から、大聖堂の外に出ることを禁じられたり、街の人からトマトや卵をぶつけられるなどの酷い扱いを受けたりと、今なら人権問題で大炎上しそうな描写があります。

「ノートルダムの鐘、初めて見たけどまじで途中の描写容赦がなくてひどいな。これでカジモド最後街の人と仲良くとか無理ゲーでは」
「外に出たら笑いものにするなんてひどい」

というカジモドに対する人々の差別描写のひどさへの口コミが多くありました。

またそれ以外にも、「ノートルダムの鐘、何回見ても胸が痛いんだけど。ジプシーの民への差別ひどい」など、ジプシーに対する人種差別の描写がひどいという声も。

作中で登場するジプシーの人々は迫害を受けていて、ジプシー狩りを逃れ、隠れ家でひっそりと暮らしています。

現代でも解決していない人種差別をはっきりと描写しているのはかなり意欲作といえますが、その分ストーリーは重く、カジモドやヒロインが苦しめられる描写が続きます。

人によっては「見てられない」となってしまうことも。

そんなところが「ひどい」と言われているようです。

ひどい描写が多いけど胸糞映画ではない

ノートルダムの鐘を実際に見た人からは、「ひどい描写は多いけど、いわゆる”胸糞”作品ではない」という口コミがありました。

「カジモドはエスメラルダと結ばれなかったけど、本当に欲しかった自由を手に入れられたんだよね」
「高潔なカジモド、エスメラルダの強い意志、フロローのゆがんだ欲望など、人間の善と悪を描ききった群像劇」
「ディズニー映画らしくないところが社会派作品のようで見ごたえがある」

など、作品としてとても魅力的という人が多いようです。

作中のひどい描写も必要な要素で、ただの”胸糞”で終わらないところが人気作とされる理由なのかもしれないですね。

【ノートルダムの鐘】ここがつまらない

ディズニー屈指の名作と言われる一方で、「つまらない」と言われることも多い本作。

どんなところがつまらないのでしょうか?

ストーリーがつまらない

「ストーリーがつまらない」という意見がありました。

先でも紹介しましたが、本作のストーリーはハッピーエンドではなく、カジモドやジプシーの人々が差別され、意地悪をされたり笑いものになったりという”ひどい”描写があります。

「見た目のせいでいじめられるカジモドが可哀そうだし、見ていて辛くなる」
「カジモドがエスメラルダと結ばれないのがつまらない。人間結局見た目か…と思ってしまう」
「悪者はやっつけるけど、なんかスッキリしない。最後カジモドが街の人に受け入れられるのもなんかモヤモヤ…。街の人たち勝手すぎない?」

など、スカッとしないストーリーが「つまらない」と言われてしまうよう。

ディズニー映画では珍しく、人の見た目に対する偏見や差別を描いた作品ということで、見る人を選ぶ映画になっているのかもしれません。

ただ、このストーリーは好きな人には”刺さる””心に残る”もので、名作・傑作と言われるのもこのストーリーだからと言えそうです。

暗くてつまらない(でも良い作品)

「話が暗いからつまらない」
「キラキラしたプリンセスもいないし、楽しい内容じゃない」

という不満がつまらないという意見になっているようです。

でも一方で、
「人間の美しさ・醜さは見た目じゃないということを教えてくれる。カジモドこそが真の聖人」
「ストーリーは暗いけど、ひとつの映画として見たら音楽も映像も素晴らしい」

と、メッセージ性の強さや映画としての完成度の高さが素晴らしいという声も。

もともとの原作が悲劇の物語なので、全体的な暗さはしかたないのかもしれませんね。

でもそれを上回る良さがある作品といえそうです。

子供にはつまらない

「子どもの時見たけどつまらないしよく分からなかった…」という人も多いようです。

「カジモドの見た目が苦手であまりよく見れなかった」
「フロローが怖いし話が暗い」
「カジモドがかわいそうってなって苦手」

と、子どもの時に見た人はいまいちだったようです。

とくにカジモドの見た目や意地悪をされるシーンは、子どもにはちょっと辛いかもしれませんね。

でも、「大人になってから見ると名作!」という口コミもたくさんありました。

大人になったからこそ分かるストーリーの深さが、多くのファンに支持されているようです。

【ノートルダムの鐘】ここが泣ける

「ひどい」「つまらない」と言われることがある『ノートルダムの鐘』ですが、「泣ける」というファンも多いようです。

どんなところが泣けるのでしょうか?

歌が泣ける

「作中の歌がどれも素晴らしくて泣ける」
「『僕の願い(Out There)』が泣ける」
「『ゴッド・ヘルプ(God Help the Outcast)』が泣ける」

など、ノートルダムの鐘の作中で歌われる歌が泣けるという口コミがたくさんありました。

本作は「美女と野獣」や「ライオンキング」といったディズニーのミュージカル路線の作品と同じで、登場人物が状況や心情を歌い、シーンを盛り上げてくれます。

音楽はアカデミー賞にノミネートされるほど美しく、「聞くだけで泣ける」というファンも。

映画は音楽も大切な要素ですよね。

日本語版では劇団四季のそうそうたるメンバーが吹き替えを担当し、劇中歌も担当していて歌唱力に圧倒されます。

カジモドの悲しみや喜びを表現する歌は必聴です。

物語終盤が泣ける

「つまらない」と言われるノートルダムの鐘のストーリーですが、「終盤が泣ける」という声が多くありました。

ディズニー版ノートルダムの鐘は終盤はフロローとの戦いや街の人々との和解など、盛り上がるシーンが続きます。

エスメラルダとフィーバスが結ばれるのは、違う意味で泣けますがw

カジモドの思いは報われなくても、しっかりとエスメラルダに届いていますよね。

無償の愛の意味を考えさせられるラストともいえます。

「全編が泣ける」という熱烈なファンもいるよう。

カジモドに感情移入すると、原作と違って自由を手にできるエンディングは琴線に触れるようです。

人生の経験を積んだ大人の方が、より感動できるのかもしれないですね。

まとめ

『ノートルダムの鐘』は、1996年に公開されたディズニー映画。

重々しい内容は、「ひどい」「つまらない」と言われることがある。

ノートルダムの鐘のひどいと言われているところは、ストーリーがひどい・カジモドの扱いがひどい・人種差別がひどいなど。

つまらないと言われているところは、ストーリーがつまらない・暗くてつまらない(でも良い作品)・子供にはつまらないなど。

泣けると言われているところは、歌が泣ける・物語終盤が泣けるなど。

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