『インディージョーンズ レイダース失われたアーク』は、1981年に公開されたアクション・アドベンチャー映画の金字塔。
高名な考古学者で大学教授、さらに凄腕のトレジャーハンターでもあるインディー・ジョーンズ博士が、ユダヤの秘宝『失われたアーク(聖櫃)』を手に入れるため、元恋人マリオンとスリル満点の大冒険を繰り広げます。
タイトルの「レイダース」の意味は?
「失われたアーク(聖櫃)」の正体は?
口コミをまとめました。
(※作品の重大なネタバレを含んで作成しています。ご注意ください)
インディージョーンズレイダースの意味は?
レイダースというのはどういう意味があるのでしょうか?
墓暴きをする者・略奪者・盗掘者・侵入者
元々は「レイダース/失われたアーク」
いつからかインディージョーンズってタイトルになっている気がするんですけど、あれってレイダース(侵入者)ってタイトルがよく無かったのか?インディージョーンズシリーズだよ〜んって意味で改名したんでしょうかね?— SHUZILOW(シュウジロウ) (@ShuzilowHA) December 2, 2022
映画『インディージョーンズ レイダース 失われたアーク』の「レイダース」(Raiders)の意味は、「侵入者たち」です。
ストーリーに沿った訳をすると、「墓暴きをする者」「略奪者」「盗掘者」などになります。
あまり良い意味ではないのですが、これは敵役のナチス・ドイツの秘密警察のことなのか、主人公のインディのことも含むのかははっきりしないですねw
インディは、歴史的な宝物を求めて世界中を冒険するトレジャーハンターでもあるので、「レイダース」と呼ばれるのも仕方ないかも?
ちなみに、インディジョーンズシリーズの第一作目である本作に、もともと「インディージョーンズ」とは入っておらず、『レイダース/失われたアーク』というタイトルでした。
(何故かは不明ですが、第一作目から「インディージョーンズ」とつけても「インディジョーンズって誰だよ!」というツッコミが起きるから?という意見があるようです。たしかに!w)
今では大ヒット作となったインディジョーンズシリーズですが、製作された当時はいろいろあったのかもしれないですね。
失われたアークの正体について
次に「失われたアーク」の正体についてまとめました。
旧約聖書に記されている「契約の箱」のこと
RT 映画インディ・ジョーンズでハリソン・フォードが探していた失われたアークとは、日本では聖櫃と訳されたが、「契約の箱」の意味で、十戒が記された石板のことだと聞いた。これなのかな?
— いつみみふね (@skytree222) November 20, 2016
本作で、インディとナチス・ドイツたちが争奪戦を繰り広げた「アーク」。
日本では「聖櫃」(せいひつ)と訳されましたが、聖書に登場する預言者モーセが神から与えられた「契約の箱」のことです。
(モーセは映画『十戒』の海を割って渡るシーンが有名ですね)
アークと言えば「ノアの方舟(アーク)」だと思ってたんだけど、旧約聖書読んでたら契約の箱もアークと呼ぶらしく(「失われたアーク」として映画にも登場したり)、システムとしてのアークであれば「契約の箱」の方が相応しい気もする。いや社長が「方舟」と言うんだら方舟なんだろうけど。
— 茜空 (@Rockhop_Penguin) February 15, 2020
モーセは、旧約聖書「出エジプト記」のイスラエル民族の指導者。
神の啓示を受け、当時奴隷のような扱いをされていたイスラエル民族を率いてエジプトから脱出し、神から「契約の箱」(十戒)を授けられました。
「契約の箱」の中には大理石でできた二枚の板があり、神からの戒律が刻まれていました。
【モーセの十戒】(聖書 新改訳2017より)
・あなたはわたし以外に、ほかの神があってはならない
・あなたは自分のために、偶像を造ってはならない
・あなたは、あなたの神、主の名を、みだりに口にしてはならない
・安息日を覚えて、これを聖なるものとせよ
・あなたの父と母を敬え
・殺してはならない
・姦淫してはならない
・盗んではならない
・あなたの隣人について、偽りの証言をしてはならない
・あなたの隣人の家を欲してはならない
聖なる遺物として敬われてきた「契約の箱」ですが、一説には神ヤハウェそのものが中に入っているという伝承もあるそうです。
神そのものが中に入っているのなら、ものすごいパワーを秘めた箱ですよね。
ナチス・ドイツや、アメリカ陸軍が手に入れようとして探しつづけているのも納得ですね。
壊される前にどこかへ持ち出されたという説もあり、そのため『失われたアーク(聖櫃)The Lost Ark』と呼ばれているんですね。
インディ・ジョーンズ レイダース/失われたアーク《聖櫃》
めっちゃ面白かったけど、聖櫃の本来の状態や最後の亡霊の正体は明かされないんだな…
1回見た事あるはずなのに記憶飛んでて…
作業しながら見る予定がめっちゃ楽しんでしまった。— 雨ノ情。 (@uunojo) August 14, 2022
作中で開かれたアークの中には砂があり、中から精霊や謎の炎が飛び出してベロックやトート、ナチス・ドイツ兵たちを襲いました。
作品の中ではこれらの力が何か、はっきりとは明かされませんでしたが、伝承の「神そのもの」「神の力」をあらわしているのかもしれませんね。
ちなみにインディとマリオンが精霊に襲われなかったのは、目を閉じていたから。
実はマリオンの受け継いだ「ラーの杖飾り」に、
『聖櫃を開けて、その力を解き放った者は死ぬ。もしそれを見たならば、真正面から見たならば』
という文言が刻まれていたのです。
この作品では聖櫃はエジプト・タニスの遺跡で発見されましたが、実際にはまだ行方不明のままと言われています。
一説には、エチオピアのエチオピア正教会「シオンの聖マリア教会」にあるという噂も。
また2017年にエルサレム郊外のキルヤト・エアリムで古代神殿の発掘調査が行われ、『失われたアーク』が見つかるかも?!と話題になりました。
こちらの写真、神代文字、三柱鳥居、ダビデの星と凄い要素が入っているとのご感想をいただいておりますが、実際には菊の御紋、邪馬台国四国山上説、ソロモン王の契約の箱(失われたアーク)など更に全部入り感満載です pic.twitter.com/tD3cV7mZ4s
— ゲッター・ショーン (@GetterShown) March 15, 2020
契約の箱(十戒を収めた箱)のふたには二体の金のケルビムの飾りが付いている、とされるので、置物等の商品としてアジラフェルもしくはその同僚の像(しかも人型に寄せた綺麗系)が入手可能
日本人にはなんか馴染み深い形、神の依代的なものを納め、金の鳥が載った棒の持ち手の付いた箱… お神輿だ! pic.twitter.com/WnjTQvri86— Bluegold (@bluegold0909) October 22, 2021
ほかにも「日本・徳島県の剣山に眠っている」というトンデモ説などさまざまな説があり、今でも世界中の人がアークの行方を追っているようです。
この世界のどこかにすごい力を秘めた『聖櫃』がある…と考えるとインディのようにワクワクしてきますね♪
まとめ
『インディージョーンズ レイダース失われたアーク』は、1981年に公開されたアクション・アドベンチャー映画。
タイトルにもなっているレイダースの意味は、墓暴きをする者・略奪者・盗掘者・侵入者など。
失われたアークの正体は、旧約聖書に記されている「契約の箱」のことで、一説には神ヤハウェそのものが中に入っているという伝承もある。
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