千と千尋の神隠しはつまらないし面白くない?怖い理由・原因や評判も

映画

2001年に公開された『千と千尋の神隠し』。

興行収入は316.8億円で、2020年『鬼滅の刃/無限列車編』が更新するまで、20年以上歴代日本映画第1位を記録している大ヒット作品です。

ベルリン国際映画祭でも金熊賞を受賞したほどの実力ですが、視聴した一部の人からは「つまらない」「面白くない」「怖い」という声が。

いったいどこがつまらないの?
面白くないのはなぜ?

そのほか「ここが怖い…」というネットの意見もまとめました。
(作品の重大なネタバレを含んで作成しています。ご注意ください)

【千と千尋の神隠し】ここがつまらない

ストーリーがつまらない

「世界観や音楽は素晴らしい」と絶賛される一方で、「ストーリーがつまらない」「何が言いたいのか良く分からない」と言われている『千と千尋』。

少し前にネットで話題になった、松本人志さんや押井守さんの「千と千尋批判」。

ふたりの意見には賛否両論が巻き起こりましたが、今作を「つまらない」「面白くない」と感じていた人々にとっては納得できる意見だったようです。

松本さんが挙げている「つまらない点」は、

・千尋の家族は引っ越しの最中なのになぜわざわざトンネルの中に入っていくのか
・湯婆婆(ゆばーば)に大きな子どもがいるのが分からない。父親は?
・カオナシがなぜそんなに千尋になついたのかわからない。
・千尋になついていたのに最後は銭婆(ぜにーば)のところに残るのも分からない。
・坊がなぜ千尋になついたのかも分からない
・怖い思いや危険なことをしてまでなぜ白い龍を助けるのかも分からない。
・ストーリーのつじつまが合っていない

などなど。

かなり辛辣ですねw

もともと唯一無二の世界観や美しい映像、素晴らしい音楽が評価されている作品であり、ストーリーを絶賛されることはあまりないようです。

とくに宮崎アニメを長年見てきた人にとっては、「宮崎監督が描きたい場面が先にあり、ストーリーは後付け」「描きたい場面を優先しすぎて全体の構成がおろそかになっている」という意見があるよう。

ストーリー展開が無理やりだったり、説明不足で意味不明になっている部分がある、何を言いたいのか分からないなどの声もあり、宮崎アニメのファンでも「世界観でごまかしている」「宮崎監督だから”この演出には深い意味があるんだ”という空気がある」「宮崎アニメだから深く考察されているだけ」「考察する部分はあるが、基本雰囲気だけで作られている作品」と思っている人も。

ファンだからこそ気になる部分でもあるようですね。

また押井守さんによる批判は、

・もともと都会出身の女の子が重労働をして、何かにめざめてちゃんとした子どもになるというアイデアを形にするために両親をブタにした。だからそこを一生懸命追う必要が無い。
・ストーリーラインもないし、主人公の心理線もあやしい。
・ハクと千尋の物語になると思ったら、途中から出てきたカオナシの比重がどんどん大きくなって、この話どこに行くの?無自覚に映画を作っている宮崎さんらしい。

押井さんにも、今作のストーリーの「分からなさ」は感じられたよう。

松本さんや押井さんにとっては「理屈で理解できない作品」として「つまらない」「意味が分からない」となってしまったようです。

一方、
「千と千尋は世界観自体が夢のようなものだから、ストーリーの整合性がないのは気にならない」
「つじつまが合っていなくても面白い」という意見や、
「最近の視聴者はセリフですべてを説明されないと”分からない””つまらない”と言う」

と見る側の問題とする人も。

あえて説明を省き、視聴者がさまざまに解釈できるという作品にしたからこその大ヒットともいえそうですね。

子どもにとってはつまらない

「子どもには面白さが分からない」「子どもにとってはつまらない」と言われているようです。

『千と千尋の神隠し』は2001年公開の映画。

20年前は幼稚園・小学生だったという人も多いですよね。

家族に連れられて観に行ったものの、「話が分からない」「よく分からないけど怖い」という感想が先に立ち、「つまらなかった」「面白くなかった」という思い出になっている人もいるようです。

しかし「大人になってから観たら面白かった!」という人がほとんどのよう。

宮崎監督は10歳ぐらいの女の子たちのためにこの映画を作ったそうですが、肝心の子どもたちからはやや敬遠されていたようです^^;

何を表現したいのか分からないからつまらない

前述の松本人志さんによる「何を言いたいか分からない映画」という意味で「つまらない」「面白くない」と感じる人もいるようです。

しかし一方で、これも受け取る側の問題であり、「意味が分からなくてもすごい」「意味は分からないけど面白い」と感じる人もいるよう。

物語の整合性やストーリー展開に疑問を感じつつも、それを上回る面白さがあれば問題ないのかもしれませんね。

他の宮崎作品に比べるとつまらない

宮崎アニメにはさまざまな年代のファンがいますが、長年ファンを続けている人からは「他の作品に比べてつまらない」と言われてしまうようです。

宮崎監督の作品で人気があるのは、やはり『ナウシカ』や『ラピュタ』。

興行成績は『千と千尋』ほど高くありませんが、ストーリーの面白さ・世界観の素晴らしさが今でも高く評価されています。

それらの作品と比べると、映像や音楽のレベルは上がっていても「つまらない」「面白くない」と感じてしまうようです。

伏線の回収がないからつまらない

説明不足の展開、解決されない伏線、投げっぱなしのエンディングとモヤモヤが残る作品でもある『千と千尋』。

「なぜ?」「どうして?」と考え出すとキリがありませんが、考察がはかどる作品ともいえ、ファンにとってはそこが魅力となっているようです。

ストーリーとしてはつまらないのに面白いのが謎

安定のジブリ作品といえども「ストーリーがつまらない」と感じる人もいるよう。

脚本だけで考えると、確かに王道すぎて新鮮味がなく「面白い!」とはいえません。

それでもひきつけられ、最後まで見てしまうのが不思議ですよね。

これが作品の力というものかもしれません。

【千と千尋の神隠し】ここが面白くない

ストーリーが寄せ集めで面白くない

『千と千尋』の大ヒットはそれまでのジブリ作品の成功があったためで、ストーリーが面白かったからではない、という意見もあるようです。

『千と千尋』のストーリーは今まで「面白い」と評価されたジブリ作品の”美味しいところ”を寄せ集めて作ったため、「面白くない」のでは?という声も。

また世界観は良くても説明が足らず、視聴者がいろいろ想像を働かせたり、説明されないところを汲み取ったりしないとストーリーが分からないところも「面白くない」と言われているよう。

受け取る側の問題ともいえますが、今の時代だと”不親切な作品”と言われてしまうかもしれませんね。

後半が面白くない

物語の中盤以降が「面白くない」という人もいるようです。

カオナシの暴走は終盤に近いシーンですが、その後大人しくなったカオナシといっしょに海原電車に乗るあたりから「面白くない」と感じる人も。

ハクと千尋の雄大な飛行シーンはあるものの、物語としてはまとめに入っているため、見ていて「つまらない」と感じてしまうのかも。

また「なぜカオナシが千尋になつくのか」「行ったきりで帰ってこれない電車の謎」「銭婆はなぜひとりで暮らしているのか」などのさまざまな疑問も解決されないままエンディングを迎えてしまうため、「後半が面白くない」人が多いのかもしれません。

幻想的に映画を観れないと面白くない

表現が難しいですが、登場人物の心情の変化や行動の理由をはっきり示されていない『千と千尋』は「面白くない」と感じるのではないか?という意見のようです。

今作は理路整然とした作りの映画ではなく、世界観の表現に重点をおいて作られています。

『千と千尋』はもともとの設定が”日常のすぐそばにある非日常の世界”・”夢の世界”をあらわしていて、現実とは明確に違っている世界です。

唐突な場面転換や整合性のないストーリーも、そんな夢のような世界をあらわすための要素といえます。

しかしそんな設定が、ファンタジーが苦手な人やリアリティを求める層には面白く感じられないのかもしれませんね。

スクリーンで見ないと面白くない

コロナ禍の2020年、全国各地の映画館で『千と千尋』がリバイバル上映されました。

今までTV放送でしか今作を見たことがなかったという人も、スクリーンで見て「良かった」「面白かった」という感想を持ったようです。

映画館の大スクリーンで見ると迫力が違いますよね。

最近は映画館で映画を見ることが少なくなってしまったため、「つまらない」「面白くない」と感じるのかもしれません。

【千と千尋の神隠し】ここが怖い

ジブリ作品お約束の「都市伝説」。

有名なものは『トトロのメイちゃんは本当は死んでいる』『もののけ姫のコダマは後のトトロ』などですが、『千と千尋』にも「怖い」と言われるシーンが…。

いったいどんなところが「怖い」と言われているのでしょうか?

親が豚になるところが怖い

物語冒頭で、千尋の制止を聞かずに無人の飲食店の食べ物を食べ始める両親。

その欲深さから豚にされてしまうのですが、そこが「怖かった」という人も。

このシーンは昼から夜に景色が変わり、奇妙な町の様子が明らかになって「いよいよ!」とワクワクする場面でもあるですが…。

子どもにとっては親がとつぜん豚になってしまった千尋のショックにシンクロしてしまうのかもしれませんね。

カオナシが怖い

今作の準主役ともいえる存在のカオナシ。

その名の通り無表情の仮面のような顔で、千尋と同じようにこの世界では「異端」として扱われています。

存在も作品の中で詳しい説明はされず、さまざまな解釈ができるキャラクターです。

子どもにとってはとにかく「顔が怖い」「しゃべらないのが怖い」「モンスターのように暴走するのが怖い」など、見た目や行動が怖いという人が多いようです。

湯婆婆(ゆばーば)が怖い

見た目が怖いキャラといえば湯婆婆(ゆばーば)もですよね。

パワハラ気味の会話や強烈な魔法の技は「恐ろしい魔女」そのもの。

しかし大人になってからだと「理想の上司」「頼りになる」という一面も見えてきます。

名前を奪い支配するものの、「働きたいものには仕事を与える」という契約を破ることはありません。

大人になると印象が変わるNo.1キャラかもしれませんね。

子どもにとっては怖い作品

『千と千尋』の公開当時は子どもだった人も多いかと思いますが、「なんだか分からないけれど怖い」「雰囲気が暗いしよく分からなくて怖い」といった感想を持った人が意外と多いようです。

カオナシや湯婆婆のほか、「坊が怖い」「河の神様(オクサレ様)が怖かった」という人もいるよう。

また「子どもの時は怖かったけど今見ると考えさせられる」という大人も。

”理由は分からないけど怖かった”ところが違った印象になるようです。

大人にとっても怖い

深読みすると「怖い」とも言われているようです。

さまざまな神話や民俗学、伝承などがちりばめられており、宮崎監督の豊かな世界観が濃縮されている『千と千尋』。

「本当の名前をかくす」「この世界のものを食べないと体が消える」「人の形をした紙」「えんがちょ」「帰ってこれない電車」「外に出るまで振り返ってはならない」などなど。

それらが神秘的でちょっとホラーな要素にもなっています。

物語冒頭の古いトンネルに興味本位で入るシーンは、林道を車やバイクで走り迷い込んだ経験のある人には「怖い」と言われているよう。

大人になってもほんのり怖さを感じられる作品でもあるようです。

まとめ

『千と千尋の神隠し』は、興行収入は316.8億円の大ヒット作品。

ベルリン国際映画祭でも金熊賞を受賞しているが、「つまらない」「面白くない」「怖い」という声もある。

つまらない理由としては、ストーリーがつまらない・子どもにとってはつまらない・何を表現したいのか分からないからつまらない・他の宮崎作品に比べるとつまらない・伏線の回収がないからつまらないというもの。

面白くない理由としては、ストーリーが寄せ集めで面白くない・後半が面白くない・幻想的に映画を観れないと面白くない・スクリーンで見ないと面白くないというもの。

怖いと言われているところは、親が豚になるところが怖い・カオナシが怖い・湯婆婆(ゆばーば)が怖い・子どもにとっては怖い作品・ホラー風味で大人にとっても怖いと言われている所。

コメント

タイトルとURLをコピーしました