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ETはなぜ瀕死になった?エリオットが同じようになる理由についても

映画

1982年に公開された「E.T.」。

孤独な少年と見た目がちょっと怖いけどかわいいE.T.の心あたたまるSF映画として今でも人気の今作。

ところが作中でE.T.は瀕死になってしまいます。

いったいどうして死にかけてしまうのか?
エリオットが同調して同じようになる理由は?

調べてみました!
(作品のネタバレを含みます。ご注意ください)

ETはなぜ瀕死になった?

川に落ちてウィルスに感染した説

ETが瀕死になった理由は「道に迷って川に落ちてしまったから」

物語後半、E.T.は自分で作った通信機を使い、夜の森で仲間に向けて発信を開始します。

でもなかなか返答がなく、同行したエリオットは「そんなにすぐに仲間は来ないから、一度家に帰ろう」と説得します。

しかし仲間を待ちたいE.T.は通信機から離れず、エリオットも仕方なく一晩を森の中で過ごします。

眠ってしまったエリオットが朝目が覚めると、E.T.がいません。

でもエリオットも風邪を引いたためか高熱を出していて、家になんとか帰りつきます。

兄マイケルにE.T.を探してくれるよう頼み、マイケルは自転車で森へ。

道の下の川のそばで倒れているE.T.を見つけます。

E.T.の体色は茶色から白く変わっており、息も絶え絶えの様子。
マイケルは急いで家に連れ帰ります。

E.T.は仲間たちに向けて通信を開始した後、返答がないのが心配になり、通信機をセットした広場からいろいろ動き回ってしまったのかもしれません。

場所は深い森の中。
おまけに夜なので、まったく見通しがききません。

そしてE.T.の体は足が非常に短く、ちょこちょことした歩き方しかできません。

普通の道も、とても歩きにくそうにしていました。

それでも仲間からの信号を待ちきれず、土地勘のないデコボコした場所を歩き回った結果、誤って川に転落してしまったようです。

足が短いため、なかなか自力では起き上がることが出来ず、一晩中冷たい川の中にいたのかもしれません。

助け出されたE.T.は、今にも死にそうに弱っていました。

人間なら「風邪をひいた」となるところですが、E.T.の様子は瀕死で、風邪というレベルには見えません。

異星人であるE.T.は地球のウイルスに弱く、普通の風邪でも重症になってしまったのかもしれませんね。

エリオットも同じように瀕死になるのは何故?

E.T.と同調していたから

エリオットまで瀕死になった理由は「E.T.と同調しており、弱っていくE.T.とシンクロしていたから」

森の中に一晩いたエリオットは、E.T.と同じくらい弱っていました。

高熱を出し、ベッドから起き上がることもできません。

これは「寒い夜に森の中にずっといたから風邪を引いた」だけではないようです。

物語序盤から、エリオットとE.T.が同調している、という描写があります。

・E.T.を自分の部屋に誘いこんだあと、眠そうにするE.T.と同じように眠くなるエリオット
・エリオットの部屋で傘を開いてびっくりするE.T.。
すると階下のエリオットにもその驚きが伝わって冷蔵庫の牛乳をこぼしてしまう。
・冷蔵庫のビールを飲んでしまい酔っぱらうE.T.。
学校にいるエリオットにもそれが伝わり、酔っぱらったようになる。
・TVドラマを見るE.T.。
ドラマでキスシーンを見ると、学校のエリオットも少女にキスをする。

いったいどうしてシンクロするようになったかは明らかにされていませんが、序盤でE.T.がエリオットのしぐさをいろいろ真似するシーンがあります。

もしかしたら、これをきっかけにふたりは同調し始めていたのかもしれませんね。

川に落ちたE.T.と同じように、どんどん体調が悪化していくエリオット。

それでもE.T.を思い、「彼をそっとしておいて」と大人から懸命にかばいます。
ふたりの深い結びつきを感じられるシーンです。

E.T.はなぜ自分の病気を治せなかったのか

物置で通信機を作る材料を探していた時に、エリオットは誤って回転ノコギリの刃で指先を切ってしまいます。

それを見たE.T.が自分の指を光らせ、そっとエリオットの指に近づけます。
すると不思議な力で傷が治ってしまうのです。

ほかにも、枯れてしまった花をよみがえらせ、咲かせることができるE.T.。

RPGの回復魔法のような、便利な力ですよね。

でも、瀕死になってしまった自分に対しては使えないようです。

いったいどうしてでしょうか?

これは映画の中では明らかにされないため、想像になりますが、「傷を治す」「枯れた花を咲かせる」という力は、もしかしたらE.T.自身の生命力(のようなもの)を相手に与えているからではないでしょうか?

それによって相手の治癒力(生命力)が高まり、ケガが治ったり、しおれていた花がまた咲いたりすると考えることもできそうです。

そのため、自分が弱っている状態では相手に生命力を送ることができず、また自分で自分には送ることができないのかもしれません。

もう少し症状が軽ければ、治すことができるかもしれませんが・・・。
便利な力ですが、こうした制約もあるのかも?

E.T.はなぜ生き返った?

母船からの生命エネルギーを受け取った

「通信機で呼んでいた母星の宇宙船が近づき、そこから生命エネルギーが補給されたから」

医療団の治療の甲斐もなく、E.T.は全器官が停止し、「死んだ」と宣告されました。

キーズに「お別れの時間」をもらったエリオットは、E.T.と最後の時間を過ごそうと医療用テントの中に入ります。

運搬用のカプセルに横たえられた動かないE.T.に、「君のことは忘れない」と言葉をかけるエリオット。

そして悲しみをこらえてカプセルの蓋を閉め、テントの外へ出ようとするのですが・・・。

カプセルを閉める時に、視聴側にだけ分かる角度でE.T.の胸が赤く光る描写があります。

視聴者はそれに驚き、「もしかしたら・・・」と期待しますが、エリオットは気づきません。

でもテントの外に置いてあった花(E.T.の体調と連動して枯れていました)が、少しずつよみがえっているのに気が付きます。

まさか、とカプセルに戻ると、瀕死だったE.T.が見事に復活しているのです。

体の色も白から茶色に戻っています。

「死んだ」とされたE.T.は、いったいどうやって蘇生できたのでしょうか?

映画では、その謎は明かされていません。

でも復活したE.T.が「E.T. デンワ シタ」「E.T. オウチ デンワ」と元気に声を上げているので、「仲間が迎えに来たのを感じ取ったのかな?」とも考えられます。

小説版では「E.T.が通信機で呼んでいた母星の宇宙船が近づき、そこから生命エネルギーが補給されたから」という説明があるようです。

はるか宇宙からやって来れるほどの科学力を持ったE.T.なので、空からでもエネルギーを送るのはカンタンなのかもしれませんね。

まとめ

映画「E.T.」で、E.T.が瀕死になったのは、道に迷い川に落ちてしまったから。

主人公エリオットもE.T.と同じように瀕死状態になってしまうのは、E.T.と同調していたためと思われる。

一度は生命活動が停止してしまうE.T.が生き返ったのは、映画では詳しい描写はない。

小説版では通信機で呼んでいた母船が近づき、そこから生命エネルギーが補給されたという説明がある。

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