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思い出のマーニーは意味わからないから面白くない?意味不明と言われてる理由と評価まとめ

ジブリ映画では珍しい、ダブルヒロインものの「思い出のマーニー」。

ふたりの少女の心の交流を描く、やさしい雰囲気の映画となっています。

とは言ってもこの作品は宮崎駿監督ではなく、米林宏昌監督によるもの。

そのため今までのジブリ作品とはちょっと違うと感じる人も多いようです。

「面白くない」「意味がよく分からない」「意味不明」とまで言われてしまう「マーニー」。

見終わっても「謎が解けたような解けていないような・・・?」とモヤモヤを抱える人も多いようで、なぜここまで賛否両論となってしまったのか、その理由を探ってみました!

思い出のマーニーは意味わからないから面白くない?

まずこの映画は、「子どものためのジブリ作品」「とくに小さな女の子に寄りそうような作品」を目指して制作されたものとされています。

そのため、「ラピュタ」や「トトロ」のようなエンターテイメントを追求した作品と違い、全体的に起伏が少なく、「雰囲気映画」と呼ばれてしまうことも。

確かに、子供といっしょに見に行くと、「???」となりそうな展開が続きます。
(小さな女の子向け、というのも成功していないような・・・)

主人公の杏奈にはまったく共感できないし、マーニーは可愛いけれど出たり消えたり瞬間移動する女の子で「幽霊なの??」(『シャイニング』のような)と不安になります。

ジブリならではのかっこいい飛行シーン、ワクワクする展開や、悪者を倒すという爽快感もありません。

しいて言えば「上質な文学作品」と呼ぶことも出来そうですが、大人が見ても「やっぱりよく分からない」・・・。

とくに「面白くない!」とされているのは、

・主人公の杏奈が病んでいて暗い(ぜんそく持ちという設定ですが、心も病んでいるような?)。
・ストーリーが複雑(夢なのか現実なのかはっきりしない)。
・最後にマーニーの種明かしもあるがスッキリしない。
・展開が間延びしていて飽きる。

大人が見てもこのような感想が並びます。

子供たちに受けが悪いのも分かりますね。

意味わからないとされているのは、物語の後半(終盤部分になって)前半の伏線が回収されていくからです。

そのため、一回見ただけでは意味がわかりにくいんですね。

どういったところが意味わからないと言われているのかをまとめてみました。

思い出のマーニーの意味わからないという点

意味不明の理由1:原作に忠実ではない

「思い出のマーニー」は、もともとイギリスの児童文学をアニメ化したもの。

原作は300ページを超える名作なので、それを映画にするため、ずいぶん話を削っています。

いちばんの改変は主人公アンナ(イギリスの少女)を「日本人の杏奈」にしてしまったこと。

そのため金髪碧眼の少女の孫が黒髪の日本人という、わけのわからないことになっています。
(杏奈の瞳の色が青い、という伏線は前半に登場します)

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原作では繊細に描かれているアンナの心情も映画では飛ばされがちで「反抗期まっさかりの暗い少女」という性格にされてしまったのにはちょっと同情も・・・。

意味不明の理由2:マーニーとの出会いが謎

マーニーと杏奈が出会う湿地屋敷は、ボロボロに荒れ果てています。

けれど、杏奈がマーニーと出会う夕方~夜は人の出入りがあり、きれいなお屋敷になっています。

昼間はボロボロなのに、どう考えてもおかしい・・・と見ている私たちは思いますが、杏奈は何も思っていない風です。

なぜ不思議に思わないのか?が視聴者が意味わからないと思うところでもあります。

意味不明の理由3:マーニーの正体があやふや

マーニーも「幽霊のような女の子」でミステリー風と思わせたり、「その女の子との交流」でファンタジーなのか?と思わせたり、でも最終的には「杏奈の心の救済」として描かれているため、そのどれもが中途半端で、物足りなく思ってしまうところが大きいです。

ほかにも「マーニーの正体」については、「杏奈の祖母の幽霊」と思わせておいて「すべて杏奈の妄想の中の出来事」「杏奈の妄想の友達」というオチのため、「意味が分からない」「怖い」とされてしまうようです。

ですが、「初見ではよく分からなかったが、何度か見ると納得できる」という声もチラホラあります。

意味不明の理由4:マーニーがサイロから消えてしまう謎

おそらく、ここが一番の意味不明な部分だと思います。

マーニーにとって怖い場所であるサイロに、嵐の夜杏奈はマーニーと一緒に訪れます。

すると途中からマーニーの様子がおかしくなり、杏奈がいるのに無視したり和彦と呼び出したりして、杏奈を置いて消えてしまうのです。
(マーニーからは杏奈が見えていない?)

杏奈はサイロから一人で帰る途中、道で倒れ探しに来たさやかたちに助けられます。

なんでこんな現象が起こったのか?

これは、幼い頃の杏奈が祖母であるマーニーに、サイロでの出来事を聞いていなかったからです。

杏奈の行動は、マーニー(祖母)から聞いた昔話しを元にした追体験なので、聞いていない話は体験できないのです。

マーニーがサイロに行ったのは本当で、実際には和彦が迎えに来てくれたので、杏奈の追体験でもそのとおりに再現されたわけです。

その後、杏奈は夢の中でマーニーと再開して「なぜ私を置いていってしまったのか」と責めますが、マーニーは「あの時あなたはいなかった」と言います。

ここで、今度は「時間軸がずれてて、マーニーとは本当に出会っていたのか?」と混乱することになります。

そうではなく、おそらく杏奈の中でわだかまりがとけ、自分自身を受け入れ始めていた事の現れだと思います。
「あなたを許す」という、許すという言葉を口にしたことが大きいと思います。

あなたを許す、あなたのことが大好きということで、自己肯定ができて杏奈は自分の心を癒やすことができた。
だからマーニーは消えてしまったのです。

思い出のマーニーの評価

マーニーは幽霊ではなく「祖母から幼い頃聞かされていた昔話を杏奈が思い出し、自分の中で『追体験』している」という存在とすると、「しっくりきた!」という人もいるようです。

正直、雰囲気を重視するあまり表現がぼんやりしている部分が多いと思います。

これらわかりにくい部分の解釈の後もう一度最初から見ると、また違った角度から楽しめそうですね。

賛否両論分かれるストーリーですが、ネットでは「感動した」「面白かった」の声が多いです。

また、映画を見てから原作を読んだ、という人も多く、原作ではより深く杏奈やマーニーの心情を追うことができます。

映画では描かれていなかったふたりの交流を読むことで、ラストの杏奈の心の解放、前向きに生きていく姿に共感することが出来るかもしれません。

表現が難しい部分もありますが、私は自分のことを好きになれない孤独な少女(杏奈)が、赤ん坊の頃確かに祖母から愛されていたということを思い出し、養母含めて周りの人の優しさに改めて気づくという深い感動を覚える物語だと思いました。

まとめ

思い出のマーニーは、面白くない・意味わからない・意味不明という感想が多いジブリ映画。

内容が難しい理由については、イギリスの児童文学作品を原作としていて内容を日本向けに改変しているから。

300Pを超える原作のストーリーをかなり削ってしまっているため、というのが上げられる。

最初はよくわからなかったけれど、2回3回見ると「しっくりくる!」と言う感想がある。

映画を見てから原作を読んだ、という人も多い。

ラストの杏奈の心の解放、前向きに生きていく姿に共感する事ができる映画。

「思い出のマーニー」を見逃してしまった人、もう一度みたいなあ・・・という人。

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