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【スタンドバイミー】映画でタバコを吸うシーンについて!喫煙シーンはカットされる?

映画

キッズ・アドベンチャーを描いた数々の作品の中でも最高峰といわれる青春映画「スタンドバイミー」。

子どもに見せたい映画ランキングに入る名作ですが、冒頭からタバコを吸うシーンがあるという噂も。

今では考えられない喫煙シーンはどこ?
放送時にカットされる?

そのほかの意見もまとめてみました。
(作品のネタバレを含んで作成しています。ご注意ください)

【スタンドバイミー】タバコを吸うシーン

今では絶対に見ることがない、子どもの喫煙シーン。

ところが『スタンドバイミー』では、冒頭からばっちり喫煙する様子が映ります。

木の上の4人だけの秘密基地でトランプをし、不良ぶってタバコをふかす…。

さまになっているのはクリス(リヴァー・フェニックス)とテディ(コリー・フェルドマン)で、主人公のゴーディ(ウィル・ウィートン)はやや苦手なようです。

冒頭以外にも森で食事の後に4人でタバコをプカプカ。

「食後の一服は格別だ」なんていうセリフも飛び出します。

またエース(キーファー・サザーランド)やクリスの兄(ブラッドリー・グレッグ)、バーンの兄がいる不良グループ『コブラ』のメンバーたちも日常的にタバコを吸っているシーンがあります。

12歳といえば、ちょっと「悪いこと」をしてみたくなる年頃ですよね。

仲間同士で楽しむタバコはドキドキして魅力的なことも分かります。

しかし、最近の表現では絶対にNGなシーンでもあります。

そのため、放送時に「カットされちゃう?」と心配するファンが多いようです。

民間放送の基準となるBPO(放送倫理・番組向上委員会)でこの問題に関係ありそうなのは「4:児童および青少年に与える影響」です。

「児童および青少年への配慮」の中の

(16)児童向け番組は、健全な社会通念に基づき、児童の品性を損なうような言葉や表現は避けなければならない。
(17) 児童向け番組で、悪徳行為・残忍・陰惨などの場面を取り扱う時は、児童の気持ちを過度に刺激したり傷つけたりしないように配慮する。
(21) 児童を出演させる場合には、児童としてふさわしくないことはさせない。特に報酬または賞品を伴う児童参加番組においては、過度に射幸心を起こさせてはならない。

そして、

(22) 未成年者の喫煙、飲酒を肯定するような取り扱いはしない

などに抵触する今作の喫煙シーン。

この基準を考えると、少年たちの喫煙シーンはカットされてしまう可能性があります。

最近は放送倫理がとても厳しくなっているので、もしかしたら…?

【スタンドバイミー】放送されないのは喫煙シーンのせい

このBPOの基準を受けて「最近『スタンドバイミー』が放送されないのは喫煙シーンのせいかも?」という意見もあるようです。

日本禁煙学会(2013年)によれば「タバコに手を出した子どもの44%が映画の喫煙シーンに影響されている(アメリカ)」というデータもあるそうです。

アメリカの調査では、映画の喫煙シーンを見た回数で子どもの数を4等分して調べると、喫煙場面を見る回数が多くなるほど、低年齢で喫煙を始めるようになるという調査結果が出ているそうです。

もちろん喫煙のきっかけはさまざまで、映画やテレビの影響だけではありませんが、要因のひとつではあるようです。

「喫煙シーンがダメなのは分かるけどカットしないでほしい!」という声も多数あります。

ただの優等生じゃないところが魅力の主人公たち。

物語上、カットされると少年たちの「不良っぽさ」「大人ぶっている演出」が消えてしまい、作品の良さが薄れてしまうと心配されています。

タバコを吸うことを奨励している展開ではないため、大丈夫だと思いたいですね。

【スタンドバイミー】他のカットされそうなシーン

子どもたちの喫煙シーンのほかにも、BPOによってカットされそうなところがあります。

①パイ食い大会の嘔吐シーン
②森の中で下着にヒルが入り込み血を吸われるシーン
③子どもの死体の描写
④エースが車に乗りながら郵便ポストをバットでぶっ飛ばすシーン
⑤線路の上を歩いたり、走ってくる汽車の前に立って度胸試しをするシーン

書き出してみると、現代では「絶対ダメ!」なシーンばかりですねw

とくに線路の上を歩いたり、パイの〇〇シーンは「子どもが真似しそう」でカット祭りになる予感がします。

郵便ポストをバットで殴り飛ばすのは日本では難しいと思うのでセーフかも?

森の中で亡くなった子どもの死体も表情などがかなりしっかり映るので、カメラワークでうまく処理されそうです。

モザイクがかかると不自然でかえって気になってしまうので、かけないで欲しいですね。

当時のアメリカではタバコを吸っても良かった?

主人公たち子どもが自然にタバコを吸っていることから、「当時のアメリカでは子どもがタバコを吸っても良かったの?」と疑問に思う人もいるようです。

でも答えはNO!

1950年代のアメリカでも、子どもの喫煙はもちろんNGでした。

・1900年3月7日、満20歳未満の者の #喫煙 の禁止を目的とする #未成年者喫煙禁止法 が公布されました。

タバコはハタチになってから。

19世紀末に盛んになった「反タバコ運動」では、子どものタバコが少年犯罪につながるという考えもあったようです。

飲酒、麻薬、そして喫煙が子どもたちと犯罪を結びつける要因とし、喫煙は子供を堕落させるという意見が主流となっていきました。

1890年には「未成年者における紙巻きたばこの販売」を違法とする法律が26州で可決されます。

未成年者の基準は州によって異なりますが、14歳~24歳。

その後紙巻きたばこの販売禁止や使用禁止の法律も作られました。

『スタンドバイミー』の舞台である1959年には、アメリカ公衆衛生総監によって「紙巻きたばこが肺がんの原因である」と表明されています。

とはいっても、なかなかなくならないのがタバコ。

愛煙家でなくても、映画の中のタバコは「かっこいい」と感じてしまうことも。

少年たちの喫煙も、あくまで演出として楽しみたいですね。

【スタンドバイミー】タバコは本物かについて

少年たちがむせながら吸っているタバコ、実はちゃんと(?)撮影用小道具なんだそうです。

良かった!

さすが映画大国アメリカ、子どもが吸っても大丈夫なように、ちゃんとタバコ用の小道具があるんですね!

そう考えると、あの喫煙シーンも微笑ましく思えます。

でもキャベツの葉っぱ、火をつけてあんなに煙が出るなんて驚きです。

そして焦げたキャベツ巻きを美味しそうにふかす子役たちの演技もさすがですね。

【スタンドバイミー】吸ってないからOK?

問題の喫煙シーン、「実は吸っていないからOK」という意見もありました。

「ふかす」は「吹かす」で、『吹くようにする』『外へ吹きだす』意味とのこと。

またとくにタバコの吸い方では『煙を深く吸わずに吐き出すこと』とあります。

つまり「吸ってない」!

なら良し!…とはならないでしょうか?^^;

同年代の子どもたちに見せると、かなり驚かれそうな喫煙シーン。

でも1959年(昭和34年)といえば、ゲームもパソコンもスマホもない時代。

日本の子どもたちが遊ぶものは「竹馬」「缶けり」「フラフープ」「めんこ」など、外に出て遊ぶことが多かった時代です。

「ブランコ」や「キャッチボール」など体を使った遊びや、女の子は「人形遊び」「ままごと」もありました。

そんな時代で、ちょっと「ワルっぽい遊び」はポーカーやタバコになってしまうのも仕方ないかもしれません。

むしろ「背伸びして大人ぶっている」と微笑ましい気持ちになるかも?

良し悪しはともかくタバコが吸いたくなる

懐かしいあの頃を思い出させる雰囲気がただよう今作。

その雰囲気を出すには、喫煙シーンが欠かせないとも言われています。

とくにクリスの堂に入ったタバコの吸い方は、普段タバコを吸わない人でも「美味しそうだな」と感じさせるもの。

少年の顔とタバコというアンバランスさが良いですよね。

タバコを袖に収納しているのがかっこいい

クリス(リヴァー・フェニックス)の注目シーンが、このタバコ収納法。

Tシャツの袖をくるくるっと丸め、そこにバラのタバコを数本はさんで持ち運ぶという方法です。

タバコを吸い慣れているというかんじで「かっこいい」というファンが多いようです。

まとめ

青春映画「スタンドバイミー」は名作と呼び声が高いが、主人公の子供たちの喫煙シーンがある。

タバコを吸うシーンは映画冒頭からある。

ファンの間ではカットされてしまうのでは?と心配の声が上がっている。

また、以前は夏になると放送されていた「スタンドバイミー」が放送されないのは喫煙シーンのせいかも?という意見もある。

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