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【スタンドバイミー】は面白くないしつまらない?面白いという意見も

映画

子どもたちの冒険を描いた数々の作品の中でも最高峰といわれる青春映画「スタンドバイミー」。

幅広い年代にファンがいる一方で、「面白くない」「つまらない」と避けられることもあるようです。

いったいどこがつまらないのか?
面白くないのはどこ?

「面白いよ!」という声もまとめました。
(作品のネタバレを含んで作成しています。ご注意ください)

【スタンドバイミー】ここが面白くない

子どもが見ても面白くない

「子どもに見せたい映画」ベストランキングに入る名作「スタンドバイミー」。

12歳の仲良し4人組が偶然知った秘密を元に2日間の冒険に出かけるというストーリーは、「同じ年頃の男の子に見せたい!」とおススメする親ごさんが多いようです。

ところが、「子どもの頃に見た」という視聴者からは「面白くなかった」「よく分からなかった」という意見が…。

「良いよ」「おすすめだよ」と大人に言われて見たものの、「さっぱり分からなかった」「面白くない」「共感できない」と感じた少年が多かったようです^^;

主人公たちが12歳ということで、同世代の、とくに男の子には刺さるだろうという大人の思惑は、みごとに外れてしまっています。

これは「スタンドバイミー」のストーリーがとても単純で、とりたてて面白いものではないからと思われます。

「スタンドバイミー」の舞台は平凡で小さな自分たちの町。

林の中で死んだといわれる少年の死体を探しに一泊二日の旅をする、というただそれだけの話でもあります。

4人の少年たちが剣や魔法を使って大活躍というわけでもなく、裏切る仲間やどんでん返しもとくになく、少年同士の会話は年相応にちょっと下品で親近感はあるものの、世界を救うというようなスケールの大きさはありません。

今の子どもたちに人気の映画といえば、「鬼滅の刃」などのアクションもの。

ディズニーやジブリ映画、ポケモンのようなワクワクするものですよね。

それら魅力的な映画があふれている現代では、「スタンドバイミー」のような地味で盛り上がりのない作品は「面白くない」「よく分からなかった」と感じてしまうようです。

少年の頃のピュアな気持ちを共有したい大人にとっては、ちょっと残念ですね。

でも「大人になってから見直したら良かった!」というファンも多いのがこの作品の特徴でもあります。

子どもたちにはもう少し大人になってから、もう一度見てもらいたいですね。

女性が見ても面白くない

この映画は少年たちのジュブナイルを描いているもので、旅を通じて「男とは何か」「男らしさとは何か」「社会で生きることとは」といった少年の成長を感じられる作品にもなっています。

物語の舞台は1959年(昭和34年)であり、アメリカはベトナム戦争に突入しようという頃。

「父と息子の関係」を描く古き良きアメリカの伝統をなぞった映画でもあり、アメリカの男性の理想を追っているとも言われています。

また少年たちは女の子について(性的にめざめていないとはいえませんが)「デートしたい」と積極的に行動を起こすほどの関心は持っていないという年頃です。

そして、身近な女性であるはずの母親や女の子のクラスメイトなどは、ほとんど作中に登場しません。

つまり女性視聴者にとっては「スタンドバイミー」で共感できる対象がいないのです。

男性にとっては「分かる」「懐かしい」少年時代を描く作品ですが、「父と息子」「兄と弟」「男友だち」など男同士の感情や交流がメインのため、女性には「よく分からない」「面白くない」という感想になってしまうようです。

また原語では、兄たち年上の少年が4人をからかう言葉として「ガールズ」(Girls)が使われています。

「泣き虫」「(まだ男でない)半人前」「弱虫」という意味です。

少年たちは女性器をあらわす単語も連呼していますが、それは「勇気がない」といった意味合いで字幕では「女みたい」「めめしい」「臆病者」と訳されているようです。

少年たちはお互いの会話の中で、相手を女性器にたとえることで「男らしくないぞ」とけなしたり「女じゃないぞ」と鼓舞したりしているようです…。

少年たちが「男らしく」成長するためには、「自分たちは『女のような奴』ではない」と宣言する必要があったのです。

1987年公開当時ではとくに問題にならない表現ですが、現代の価値観ではちょっと微妙な気持ちになってしまうかも。

女性不在という内容や、「男らしさ」をあらわすためにやや女性蔑視の傾向もある今作。

そのあたりが女性にとっては「面白くない」と感じる理由でもあるようです。

古すぎて面白くない

「スタンドバイミー」の公開は1987年(昭和62年)。

今からおよそ34年まえです。
まだ生まれていない人もいそうですね。

1987年公開の有名な映画といえば、「プラトーン」「ザ・フライ」「マルサの女」など。

かなり時代を感じるラインナップです。

どんなに名作と言われる作品でも、映画は当時の社会情勢を反映するもの。

令和の時代には「価値観が古すぎてよく分からない」「共感できない」と感じられてしまうようです。

内容も少年たち(12歳)が日常的にタバコを吸う描写など、今では考えられないようなシーンも。

未成年の飲酒や喫煙シーンがあると、とたんに古さを感じてしまいますよね。

「古い」=「面白くない」ではありませんが、「名作」という評価が先にあるため期待値があがり、いざ見てみると「言われるほど面白くない」となってしまうのかもしれません。

あんな友達がいなかったから面白くない

心をえぐるような「面白くない」説がこちら。

主人公たち少年の友情がメインストーリーなため、少年時代に同じような友人がいなかった、自分はあんな青春を送れなかった…という人にとっては「共感できない」「面白くない」と言われているようです。

そんなことないよ!と反論したいですがw

日本とアメリカの友人関係はまた少し違う気もするので、「友達がいる/いない」で「スタンドバイミー」の面白さは はかれないと思いたいです。

ただ、主人公たちの友情や体験は多くの人が「うらやましい」と感じるのではないでしょうか?

共感できる人は「ああいうバカなことしたな」「くだらなかったけど楽しかったな」と思い出し、そういった経験がなかった人も子ども時代を思い出して主人公たちといっしょに追体験するといった楽しみ方もできそうです。

音楽は良いがあとは面白くない

映画全編を通して流れるレトロミュージック。

作品の舞台である1950年代後半にヒットしていたポピュラーソングで、各シーンで効果的に使われていました。

主人公たちも会話にまぜたり、歩きながら口ずさんでいましたね。

このあたりの音楽が好きな人にとってはたまらない演出になったようです。

エンディングで流れる「スタンドバイミー」は、映画を観たことが無い人でも知っていると言われる名曲ですね。

面白くないけど心に刺さる

おそらく作家になった大人ゴーディの

「12歳だったあの時の友達のような存在は、二度と得ることができなかった。…誰だってそうだろう?」

という締めくくりのセリフです(実際はタイプライターに打ち込む文章)。

大人になると、似たような境遇や価値観、生き方をしている人でないとなかなか「友達」にはなりにくいですよね。

また付き合うのにメリット、デメリットを考えてしまったりなど、純粋な気持ちでいっしょにいることを選ぶのは難しいときもあります。

12歳だったあの時、友達を作るのにそんなことは考えもしなかった…。

それなのに今は…。

という「あの頃」を思い出して、「心に刺さる」と感じた人もいるようです。

【スタンドバイミー】ここがつまらない

インドア派にはつまらない

12歳の子どもたちだけで森の中で1泊するというアウトドア推奨作品ともいえる今作。

もちろん現代では危険な行為ですが、スリルがあって面白そうですよね。

でも完全インドア派の人には主人公たちが楽しんでいるのがよく分からず、「つまらない」ストーリーだったようです。

そんな感想を持った人も、大人になってから見るとまた違った思いがあるようです。

良い映画は見返すことでさらに味わい深いものになるのかも?

パイ食いコンテストのくだりがつまらない

主人公ゴーディが仲間たちにせがまれて得意のお話を語り聞かせるシーン。

この「豚脂尻(ラード尻)」少年のパイ食いコンテストのお話は、実際に劇中劇として映像で流されます。

太っちょで「豚脂尻(ラード尻)」と街中の人から からかわれる少年が思いついた「最高の復讐劇」とは…?

ゴーディの仲間たちといっしょに、視聴者もワクワクで待ったその結末は…。

…正直、「つまらない」と言われるのも納得のオチですw

パイ大食いコンテストに出場した「豚脂尻(ラード尻)」少年は、事前にひまし油と生卵を飲み、お腹の調子を最大に悪くして大食いに臨みます。

目的は「復讐」。

食べている最中にとなりの意地悪な参加者に5皿分のブルーベリーパイを吐きかけ、それが呼び水となって参加者全員がお互いの顔に嘔吐しあうことにw(うわー)

それを見せられた観客たちも全員嘔吐し、会場はブルーベリーの匂いで大さわぎ♡

でも復讐は大成功!という結末でした。

…仲間のうちテディは「最後だけつまらない」と言い(正直)、クリスは「とても良かった」と褒めてくれます。

12歳という年齢を考えれば、「くだらねー!」と友達同士で笑いあえる話ですよね。

でも実際に映像で見せられる視聴者にとっては「つまらない」「ひどい」シーンだったようです。

ちなみに、モザイクはいっさいありません^^;

そんなに汚いかんじではないのですが、食事中に見るのはやめておいた方が無難かも?

つまらなくはないがよく分からない内容

「つまらないというほどでもないが、よく分からなかった」という感想もありました。

ここぞという名シーンやセリフ、盛り上がるストーリーは無い「スタンドバイミー」。

実際視聴した時も「地味な映画」という印象がありました。

子役たちはみんな演技が自然で、美しいアメリカの自然と落ち着いたカメラワークに懐かしい音楽が流れる…。

それらが「つまらない」わけではありませんが、「退屈」と感じる人も多そうです。

またあまりに時代が違いすぎ、少年たちに共感できないことも原因かもしれません。

情報量の多い現代の作品を見慣れていると、あまりに淡々と進むストーリーに物足りなさを感じることもありそうです。

【スタンドバイミー】面白いという意見

とは言っても、圧倒的に多いのは「面白い」の声。

30数年たった現在でも名作と評判が高く、ファンも多い作品です。

「二度と戻らない青春がよみがえる」
「ひと夏の小さな大冒険」
「あの空気を感じていればじゅうぶん幸せだったあの頃」

懐かしい少年時代を思い出して「面白い」と感じるファンが多いようです。

少年たちが主役となり、冒険する映画というのは「スタンドバイミー」以外にもたくさんあります。

『E.T.』や『グーニーズ』、最近では『スーパー8』『IT/それが見えたら終わり』などなど。

キッズ・アドベンチャーというジャンルでは、多くの作品が「現代版『スタンドバイミー』」や「フランス版『スタンドバイミー』」と紹介されています。

こんなにたくさんの作品に影響を与え続けている映画は、他にはないかもしれません。

「スタンドバイミー」は、「ここがこんな風に面白い」と言うよりも全編を通して感じられる懐かしさ、戻らない日々を愛おしむ気持ちが、いつまでもファンの心を揺さぶるのかもしれませんね。

「死ぬまでに一度は見てほしい映画のひとつ」と言われる傑作、見たことが無い人は、ぜひ視聴してみてくださいね!

まとめ

青春映画「スタンドバイミー」は、幅広い年代にファンがいる一方で、「面白くない」「つまらない」と言われてしまうことがある。

面白くない理由は、ストーリーが単純で子供が見ても理解しにくい、男同士の友情物なので女性が見ても面白くない、古すぎて面白くない等があげられる。

つまらない理由としては、インドア派にはつまらない、パイ食いコンテストのくだりがつまらないなど。

大人になって見ると面白い、理解できるなど、面白いという意見も多くある。

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