1992年に公開され、主題歌の「ホール・ニュー・ワールド」が世界的な大ヒットとなったアニメ版「アラジン」。
国や世代を越えて愛されてきた「アラジン」が、2019年ついに実写映画になりましたね!
ジャスミン王女の飼っているトラの名前は?
トラは本物?CG?
アニメ版との違いや評判もまとめてみました。
(作品のネタバレを含んで作成しています。ご注意ください)
【アラジン】実写映画のトラの名前
ディズニーアニメ版『アラジン』、ジャスミンがトラのラジャーに「お前は王子とじゃれあっただけよね〜」と言うの、なかなかサイコ感がありますよね。そのトラは実写にするとよりシャレにならなかった。 pic.twitter.com/pCEDzvTpL3
— ヒナタカ@映画 (@HinatakaJeF) June 14, 2019
ジャスミン王女が飼っているペットで名前は「ラジャー」。
とても大きなトラで、ちょっとびっくりしますよね^^;
ジャスミンが幼い頃からいっしょに育ち、いつもそばにいる親友のような存在です。
彼女の良き理解者でもあり、ジャスミン以外の命令は聞かず、怪しい人物や彼女が疑惑を持つ相手には襲い掛かる様子も見せるなどとても正義感が強いラジャー。
ジャスミンに忠実な護衛でもあります。
そんなラジャーをジャスミンもとても可愛がり、ラジャーもジャスミンだけには心を許して甘えたり猫のようになついたりという姿を見せています。
実写版のラジャーは「実質おおきなネコチャン」という感想もあり、ネコ科好きなファンからも「可愛い」「最高」と言われています。
ジャスミンとラジャーの関係、うらやましいですね!
ちなみに「ラジャー」(Raja)は英語で「インドの王様」という意味。
力強く威厳があるトラにぴったりの名前ですね。
ラジャーとジャスミンの出会い
ラジャーは初めから王宮に飼われていたわけではなく、実は移動サーカス団のトラでした。
サーカス団がアグラバー王国にやって来た時に逃げ出したのです。
そこで偶然まだ幼かったジャスミンに出会います。
小さなジャスミンはラジャーを亡くなった母親からのプレゼントだと思い込みます。
昔母親から聞いた『Rajah』(ラジャー)という名前の星の物語を思い出し、トラにラジャーと名付けました。
ジャスミンの父サルタン国王はラジャーをサーカス団に戻すように言いますが、ラジャーとジャスミンの間に友情が芽生えたのを見てラジャーを買い取り、王宮でいっしょに暮らすようになったのです。
アニメ版と実写版のラジャーの違い
ところでアニメ版と実写版のラジャーは設定に少し違いがあります。
アニメ版のラジャー
#ジャスミン のペットで大きなトラのラジャーのぬいぐるみが、クレーンゲームに登場✨
アミューズメント施設でゲットしよう♪#アラジン #アラジンと新しい世界へ pic.twitter.com/GAWeGjnaRq
— shopDisneyjp (@shopDisneyjp) May 31, 2019
1992年公開のアニメ版では、ラジャーはジャスミン王女の「唯一の親友」というポジションでした。
ジャスミンに害をなそうとする者には吠えかかったりするなど、彼女を守ろうとするシーンが多く描かれています。
ジャスミンが心を許す相手には何もしないので、彼女の心の機微もちゃんととらえているようです。
またジャスミンにとっても、ラジャーは大切な親友でした。
アグラバー王国のたった一人の王女として、また妻を亡くした父王から過保護気味に育てられたジャスミンは、王宮から自由に出ることが許されていません。
そのため同じ年頃の友達を作ることが出来ず、自分の考えを理解してくれる人もいなかったため、孤独な日々を送っていました。
そんなジャスミンにとって、ラジャーだけは何でも相談できる、唯一の理解者だったのです。
幼い頃からいっしょに過ごしてきたふたりは、動物と人間という種の違いを超えて、強い絆で結ばれていたようです。
実写版のラジャー
アラジン見てきたけど
ラジャー可愛すぎた
トラさんに会いたくなっちゃったよー pic.twitter.com/abQpWHmJt3— とみ️ (@yyt2222_2222) June 12, 2019
アニメ版と同じようにジャスミンを守るポジションですが、「唯一の親友」という立ち位置は薄れてしまいました。
それは、ジャスミンに実写版オリジナルキャラの友人ができたから。
ダリアという女性で、ジャスミンの侍女をしています。
ダリアは「誰よりも深くジャスミンを理解しており、ジャスミンにとって唯一何でも話せる存在。彼女を射止めようとする男たちからの求婚をかいくぐる手助けをする」。
(ディズニー公式より)
…ほとんどアニメ版のラジャーの役割といっしょですねw
このため、実写版ではアニメ版に比べてラジャーとの友情を描くシーンが減っており、ラジャーの重要性がうすれてしまったという声もあります。
「ただの大きなネコチャン」というラジャー、それはそれで可愛いのですが…。
トラであるラジャーしか友達や理解者がいない、という本来のジャスミンの孤独が実写版では伝わらないという設定を残念に思う人もいたようです。
実写版のラジャーは本物かCGか
実写版の映像を見ると、ふかふかの毛並みや動き、表情など「本物!」「すごい!」と思ってしまいますよね。
でもさすがに本物のトラを撮影で使うのは危険ですw
撮影では主にCGIという技術を使って制作されたようです。
CGIとは「Computer Generated Imagery」と言われる特殊技術で、
「Computer Generated Imagery:芸術、印刷メディア、コンピューターゲーム、映画、TV番組、CM、ビデオ、シミュレーターなどで画像を作成する時にコンピューターグラフィックスを応用すること」
有名な「マトリックス」「ハリーポッター」シリーズや「アバター」など多くの作品で導入されており、毎年進歩する技術を取り入れるのが定番になっています。
ラジャーのシーンも人間がスーツを着たり、頭部だけの模型を作って動かすなどある程度代わりに演技をし、カメラの構図を決めて撮影してからCGIでトラにする…といった作りになっているようです。
アラジン実写版ラジャーの評判
実写版アラジンで個人的にとても良かったところはサブキャラクター達。特に動物のサブキャラクターは実写になると出番が減ったり存在自体抹殺されたりするけどちゃんとお話の中で存在感を放っていたのが良かった!アブーは可愛いしイアーゴは有能、ラジャーのジャスミン大好きぶりも健在で嬉しかった pic.twitter.com/6pFbTn8f0S
— (@_ribbongirl_) July 4, 2019
アラジン見てきた!!!(実写の方)
ラジャーが良かった!誰よりもジャスミンを護ろうとする姿。求婚しに来た王子がジャスミンに相応しいかを見極める姿。もうあんなにステキなボディガードが居たら人間のボディガードとか勝ち目ない!!!! pic.twitter.com/VKsXocG2nJ— パナップ。(☺︎) (@Panapun_123) June 14, 2019
とにかくラジャー最高!という声が多いようですね。
とくにネコ好きなファンからは、「飼いたい!」「欲しい」というラブコールがたくさん聞かれました。
人なつこいトラは飼いたいけれど、食費はすごいことになりそうですよねw
一方でCGIのラジャーに違和感があったという人も。
なんかネタバレ?に相当してしまうのかわからないけど、アラジンの実写化、トラ(ラジャー)の顔が異様にでっかくて集中できなくなっちゃう瞬間があった……トラってもっと顔小さくね?体格もでけえ…とか……アニメでも小顔だったし……もっとスリムだったような………
— ぽんつく (@hittukupontuku) July 4, 2019
実際のトラに比べて頭部が大きいのが気になるという意見は、ラジャーの顔がアップになることが多い作品ならではかもしれませんね。
また、アニメ版に比べて人間らしい面が減ったという声もあります。
ラジャーをはじめ、猿のアブーやオウムのイアーゴなど、アニメ版では人間に近い豊かな感情や知恵を見せていた動物たち。
しかし実写版では人間側のストーリーを引き立たせるため、動物たちの存在はあくまで「動物」のカテゴリにおさまる程度にされたようです。
メインはジャスミンとアラジンのラブストーリーなので、個性のありすぎる動物たちは控えめな活躍となった実写版。
それでもラジャーファン、ネコ好きには大満足の今作。
ぜひ視聴してみてくださいね!
まとめ
映画「アラジン」に登場するトラの名前は「ラジャー」。
ジャスミン王女が飼っているペット。
元々は移動サーカス団のトラだったが、逃げ出してジャスミン王女と出会う。
アニメ版では、ジャスミン王女の「唯一の親友」というポジションだったが、実写版ではオリジナルの友人とも言える侍女がいるため、少しその存在感が薄れている。
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コメント
私も、実写版を観に行ってラジャーが本物?と疑ってしまうぐらい本物みたいでびっくりしました‼️
>ハリネズミくんさん
コメントありがとうございます^^
ラジャー、可愛かったですね~!
すごくリアルで最近の映画はすごいと思いました!