金曜ロードショーでおなじみのジブリ映画。
ジブリ映画といえば、ちょっと怖い都市伝説が多いことでも有名ですね。
有名なところでは「となりのトトロ」の「さつきとメイちゃんは本当は死んでいる」、「崖の上のポニョ」が死後の世界である、というもの。
「思い出のマーニー」も、ホラーっぽいとか怖いという都市伝説が囁かれています。
いったいどんな噂がささやかれているのか?
検証してみました。
マーニーがサイロで消えてしまうのが怖い
Cartel original japonés de 'El recuerdo de Marnie 思い出のマーニー ~Omoide no Marnie~' (Hiromasa Yonebayashi, 2014). pic.twitter.com/NarBCwTF4B
— Generación GHIBLI (@gen_ghibli) May 14, 2022
マーニーの正体は、実は杏奈の祖母です。
赤ん坊の頃聞いていた昔話(マーニーの思い出話)を、杏奈は無意識のうちに「追体験」していたわけです。
マーニーがサイロに行った話を聞いてはいましたが、サイロに行った後どうなったか、というのは聞いていなかったため、そこから先は思い出を繋げずマーニーは消えてしまったのです。
この後の「私を許して」「あなたを許すわ」というやり取りは、杏奈の『自分自身を許す』ということに繋がっているのではないかと思います。
ただ、サイロからこのやり取りまでの描写がわかりにくく、見終わった後に「よく分からないけど怖い」というホラー映画のような薄気味悪さを感じる人が多いのも、なんだか分かる気がしますね。
サイロのシーンが不気味で、一番怖さを感じさせるのかもしれませんね。
思い出のマーニーがホラーと言われる理由は?
「思い出のマーニー」
色々言っちゃうとネタバレになってしまう、
愛溢れる作品
観た後、すごい満たされた#思い出のマーニー#映画好きと繋がりたい pic.twitter.com/AL8p3gMmMW— みさき (@aotonatsu99) May 18, 2022
ぜんそくの療養のため、北海道の海辺の町へやって来た杏奈。
幼い時に両親と祖母を亡くし、養母に引き取られて暮らしていますが、心を閉ざしがちで周囲にうまくなじめていません。
海辺の親戚の元で暮らすうち、湿地に建つ謎めいたお屋敷を見つけます。
そしてそこでひとりの美しい少女と出会うのです――。
あらすじだけ見ると、ちょっと良い雰囲気の青春映画のようにも思えます。
でも、サイロのようにところどころ「よく分からないけどなんだか怖い」「ホラー映画」と感じるポイントがあるようです。
怖いと言われる理由1:マーニーの正体は幽霊?
避雷針の避雷角は○度以下
避雷角は高い建物の方が【大きいor小さい】#スタエフクラス#ジブリで学ぶ建築士試験#ジブリ一級環境設備#思い出のマーニー#何日か前のスタエフクラスの復習 pic.twitter.com/boZoGL971w— モナカ/R4一級建築士受験 (@tm94193750) May 24, 2022
物語のキーパーソンであり、Wヒロインのひとりでもあるマーニー。
終盤までその正体はかくされています。
(ところどころに正体をほのめかす伏線はあります)
湿地に建つ古びたお屋敷に暮らしているらしいマーニー。
金髪で青い瞳、どこか浮世離れした雰囲気も持っています。
でもこんなに可愛い幽霊だったら、友達になりたいかもw
作品の中でも、「マーニーは幽霊」と思わせるような描き方をされていたりもしています。
マーニー「私はこの屋敷のそばから離れられないの」
・・・おまえは地縛霊か?と思っちゃいますよね。
また、マーニーと会うのはたいてい夕方~夜(沼が満潮の時のみ)だったり、こいでいたボートのオールが動かなくなったりと、不思議な力を持っている?と思わせる場面も。
杏奈と会っている時もちょこちょこ途中でいなくなるので、ますます幽霊チック。
そしてマーニーと会った後、杏奈はしょっちゅう気を失って倒れていますw
病弱設定はあるのですが、幽霊に生気を吸われているのでしょうか?
視聴者がとくに「怖い!」と感じるのが、先に書いたクライマックスのサイロでのシーン。
丘の上のサイロに出かけたふたりですが、嵐でとじこめられてしまいます。
そこでマーニーはまたも杏奈を置いて姿を消し、ひとりになって動揺する杏奈はその後高熱を出し、寝ついてしまいます。
本当はマーニーは悪い幽霊なのでしょうか?
現れたり消えたりするところは確かに幽霊みたいですが、その正体は終盤まで明らかにされず、しかもその正体も実は・・・。
そのため、視聴者にとっては別の怖さになってしまうことに!
怖いと言われる理由2:杏奈は統合失調症?夢遊病?
実はマーニーは杏奈の祖母であり、でも祖母の「幽霊」ではなく、杏奈が幼い時に祖母から聞かされていた自身の思い出を記憶の底からよみがえらせ、祖母が昔した体験を同じように「追体験」していた、というもの(難しい)。
(杏奈の瞳の色が青っぽいのが伏線です)
マーニーの正体が分かって視聴者としてはほっとするところですが、ますます「怖い」と感じる人も。
杏奈がマーニーと会っているのは夢の中ではなく、実際に歩いて会いに行っていると考えられます。
(泥だらけで靴をなくし、道で倒れているのを発見されたりしています)
そのため、「幽霊」でないのなら、ひとりで妄想をしながら夜フラフラと出歩いていることに。
ボートをこぐのも、お屋敷の部屋に入るのも、すべてひとりでしていたことになります。
・・・怖い!
あんなにはっきりした幻覚(?)で、会話もできるのなら、現実と区別がつかないのも仕方ないかもしれませんが、それはそれで怖い!
このラストを知った後、もう一度始めから見てみると、
「このシーン、本当はひとりでしゃべってるんだな・・・」
「サイロにも雨の中ひとりで行って、ひとりで熱出して寝込んでるんだな・・・」
という、何とも言えない怖さ(面白さ)がありますw
「思い出のマーニー」が「怖い」と言われてしまうのには、こんな理由があるようです。
でもこれはあくまで都市伝説。
マーニーの正体は、視聴者の想像にゆだねられている部分もあります。
信じるか信じないかはあなた次第です!
まとめ
思い出のマーニーは「よくわからないけど怖い」「ホラーチック」と言う感想が多い。
一番怖いのはマーニーが消えてしまうサイロのシーン。
理由は、マーニーがもしかしたら幽霊なんじゃないかという風に描かれていることと、杏奈が夢遊病ではないか連想させるから。
マーニーの正体は杏奈の祖母で、聞いていた話を杏奈が追体験していたというオチだが、その落ちもわかりにくく、見終わった後に「よくわからないけど怖い」という感想になってしまう。
「思い出のマーニー」を見逃してしまった人、もう一度みたいなあ・・・という人。
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