映画「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」は、巨匠スティーヴン・キングの小説を元にしたホラー映画です。
1990年に一度映画化されていて、「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」はリメイク版になります。
私は昔のIT(イット)も見ているので、あらすじがごっちゃになっているところもあるんですよね^^;
中でもふと思ったのは、「主人公の弟はどうなったっけ・・・?」ということです。
IT/イットで弟ジョージはどうなった?
ITイット¨それ¨が見えたら終わりを観た
平和で静かな田舎町を突如、恐怖が覆い尽くす
相次ぐ児童失踪事件。内気な少年ビルの弟も大雨の日に消えてしまう
悲しみに暮れ、自分を責めるビルの前に、突如“それ”は現れる
相手が最も恐れるものに姿を変えるペニーワイズ
ビルと仲間たちは“それ”に立ち向かう pic.twitter.com/OQG60mhPPI— アルファ (@Alpha_0810) October 13, 2019
「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」は、大雨の日、主人公ビルの弟ジョージが行方不明になるところから物語は始まります。
紙で折った船が排水口の中に入ってしまい、その排水口の中に殺人ピエロのペニーワイズがいて「船を返してほしい?」と話しかけてきます・・・。
このペニーワイズは27年周期で現れる悪魔で、子供を襲います。
結論から言うと、弟ジョージはペニーワイズに食べられてしまいます。
今回は、主人公の弟が最初の犠牲者になるわけですね。
弟ジョージの死を認められない主人公
両親は行方不明の弟のことを諦めていますが、主人公ビルは弟の死を受け入れられないのです。
死体も見つかっていないので、下水のどこかで生きているのでは?と考えています。
(実際には行方不明から1年?ほど経っているので、無理があるのですが・・・)
下水の中で弟を探している時に、ペニーワイズに襲われ、ペニーワイズが下水を棲家にしていること、さらに下水の地下にある廃墟に住んでいることを突き止めます。
ここにはペニーワイズの犠牲になった子供たちの死体が浮いているのですが・・・、この死体の中にジョージの姿はありません。
おそらくこれらの子供の死体は「貯蓄」的なものだと思うのです。
ペニーワイズが死んだ弟の姿に化けた理由
平野源五郎ペニーワイズ説 pic.twitter.com/1zRCz265Yb
— がばだんご (@gabadango_19419) March 12, 2022
ペニーワイズは悪魔なので、相手の見たいものの姿や怖いと思うものに姿を変えることができます。
ビルの前には弟ジョージの姿で現れます。
映画の終盤、ペニーワイズとの決戦の時にもジョージの姿で現れますが、ビルは銃で打ち破ります。
最愛の弟にこだわり、その死を認められずにいたのに、どうしてペニーワイズが化けていると見破ったのか?
ビルも、もう弟は死んでいると心のどこかで感じてはいたのだと思います。
でも、死体を見ていないので「もしかしたら、まだ生きているのでは・・・」と思いたい。
そんな気持ちの葛藤があったのでは。
もちろん、すぐには銃も打てていませんでした。
ジョージがペニーワイズと接触するきっかけを作った「紙の船」に関する問いかけも、自分の気持ちに決着をつけるためのものでした。
「お前はジョージーじゃない、ジョージーはもう死んだのだ」というセリフは、ビルの自分自身への確認の儀式だったのだと思います。
まとめ
映画「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」で、主人公ビルの弟ジョージは最初の犠牲者。
大雨の日に兄に作ってもらった紙の船で遊んでいたが、船が排水口に流れてしまう。
そこで、子供を食べる悪魔ペニーワイズと接触して、食べられてしまう。
食べられたことで死体が見つからず、行方不明状態になっているのでビルは弟の死を受け入れることができない。
ペニーワイズはたびたびビルの前にジョージの姿で現れ、ビルを惑わす。
最終決戦でも、ジョージの姿に化けて現れるが、ビルは弟の死を受け入れペニーワイズを銃で撃って撃退する。
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