ディズニー映画50作目となる「塔の上のラプンツェル」。
長い長い金髪がトレードマークのラプンツェルが、閉じ込められた塔から抜け出し、自分の運命を切り開いていくストーリーにワクワクしたファンも多いのではないでしょうか?
ところで、ラプンツェルには作品を通して「母親」が重要なキーワードになっています。
本作での悪役は母親と言ってもいいのですが、ラプンツェルの母親は本当は継母。
今回はラプンツェルの継母について、声優さんやその姿などをまとめてみました。
塔の上のラプンツェル・継母の名前は?
継母の名前は「ゴーテル」
ラプンツェルの“育ての母“である魔女のゴーテルを演じたのは、宝塚の月組男役トップスターだった剣幸さん。力強くて美しい歌声にも注目です#ラプンツェル #フリンライダー #ディズニー #金ロー #おうちで映画 pic.twitter.com/GWOQRB1QCO
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) May 1, 2020
ラプンツェルの継母の名前は「ゴーテル」と言います。
彼女には自分が母親だと言っていますが、本当は継母。
ラプンツェルの髪に宿る魔法の力目当てに、彼女が赤ん坊の頃に本当の両親の元からさらってきたのです。
いちおう18年間育ててはいますが、それも全部自分が美しくいるため。
自分のためなのです。
継母ゴーテルのキャラについて
ゴーテルは、長い黒髪の謎めいた美しい女性という姿で登場します。
でもそれは、ラプンツェルの魔法の髪の力で保っている偽の姿。
本当は400歳の老婆であり、ラプンツェルの髪に触れることで、この若さと美しさを保っているのです。
魔法が解ければ元の姿に戻ってしまうので、常にラプンツェルをそばに置いておきたい。
彼女の力を独り占めするために、幼いラプンツェルを両親から奪い、塔の上に閉じ込めていたのです。
継母がなぜ「毒親」と呼ばれている?
ラプーンツェール!髪の毛をおろーしてぇー!
塔の上のラプンツェル/ゴーテル pic.twitter.com/ESDlpd2lyH— ディズニー脇役bot (@wakiyakubot) June 8, 2014
ゴーテルが400年生きてきて、もっとも恐れているのは「醜い老化」。
若いこと、美しいことが最大の喜びであり、目的になっています。
その激しい執着は、他人の子供をさらって来て監禁するほど。
そしてその子供が自分から離れていかないように、「洗脳」に近い育て方をします。
一見愛情をこめて好物を作ったり、スキンシップをしているようにも見えますが、実はラプンツェルの人格を否定したり、自立をさまたげたりして自分につなぎとめているのです。
400年生きているだけあって、頭の回転も速く、計略家な一面もあります。
ラプンツェルを「自分の娘」として育てるなど、彼女に対して少なからず愛情があるようにも見えます。
「赤の他人の子供を傷めつけたりせず、18年も育てている」という見方もできます。
はじめは能力目当てだったゴーテルも、幼いラプンツェルの可愛らしさに情がわいたのかもしれません。
それでも彼女の自立心を奪うような人格否定をしたり、「外に出るのは悪いこと」と思い込ませたり、子供を支配する「毒親」と言う言い方がぴったりのゴーテル。
「母親ー娘(子供)の確執と解放」という、不変のテーマを描きつつ、最後はゴーテルが自分の犯した罪の報いを受け、ラプンツェルはヒーローと結ばれるというハッピーな結末となっています。
ラプンツェルとゴーテルの歪んだ母子関係が、子供の視聴者には少し難しく、大人の女性には「分かる!」「自分もそうだったかも・・・」と評判の高い作品になっているのかもしれません。
塔の上のラプンツェル・継母役の声優の名前は?
英語版の声優
継母ゴーテルの英語版声優さんはドナ・マーフィーさん。
なんとp51歳の時の「塔の上のラプンツェル」が声優初挑戦でした。
主な活動場所はミュージカル。
1992年、1996年に2度もトニー賞ミュージカル主演女優賞を獲得しています。
映画では「スパイダーマン2」「ボーン・レガシー」などに出演。
テレビドラマは「メンタリスト(シーズン5)」「グッド・ワイフ(シーズン5)」「ブラックリスト(シーズン6)」などで活躍されています。
ご本人の容姿もロングの黒髪でかなりグラマラスな女性。
妖艶なゴーテルの雰囲気にぴったりというと怒られてしまいそうですが^^;
日本語吹き替え版の声優
ラプンツェル〜髪の毛降ろして〜
はーいいますぐ!
ついに念願!
ラプンツェルのお母さま ゴーテル役の剣幸さんとNHK短歌の収録でお会いしました!生で聴けた〜〜耳が幸せ👂✨ pic.twitter.com/UG8KTBxajn— 中川翔子@YouTubeデビュー🐈 (@shoko55mmts) June 7, 2017
ゴーテルの日本語吹き替え声優さんは剣幸(つるぎみゆき)さん。
元宝塚の月組男役トップスターであり、現在は女優としても活躍されています。
ゴーテルの吹き替え時は56歳。
こちらも吹き替え声優は初挑戦だったようです。
舞台や映画、テレビ番組の出演のほか、ネットドラマやジャズライブも行うなど幅広く活躍されています。
2015年10月に宝塚歌劇団100周年の記念施設である「宝塚歌劇の殿堂」に加わる顕彰者として選ばれ、殿堂ゾーンで剣さんの紹介がされているそうです。
日本版キングダムハーツIIIにもゴーテル役で出演しています。
ちょっと面白いのが、剣さんの愛称。
「ウタコ」という可愛らしい名前なのですが、由来はなんと漫才師の京唄子さんから。
口の大きさや芸の達者さ、芸に対するプロ意識の高さが京唄子さんに似ているからだそうです。
まとめ
「塔の上のラプンツェル」の継母の名前はゴーテル。
ゴーテルは黒髪の若い姿をしているが、ラプンツェルの髪の魔法で姿を若く保っている400歳の魔女。
ゴーテルの英語版の声優は、ミュージカル女優のドナ・マーフィーさん。
日本語版の声優は、剣幸(つるぎみゆき)さん。
どちらも50代にして初めての声優としての仕事だった。
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