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天気の子は設定がガバガバな映画?帆高がクズという意見も

映画

2019年邦画の最大のヒット作『天気の子』。

離島から東京に家出して来た少年・帆高と、”祈るだけで晴れにできる力”を持つ少女・陽菜が出会い、運命に翻弄されながらも生き方を選択していく物語です。

しかし一部の人からは「設定がガバガバ」「帆高がクズ」と言われることも。

『天気の子』が設定ガバガバと言われる理由は?
帆高のどんなところがクズ?

それぞれの口コミもまとめました。
(作品の重大なネタバレを含んで作成しています。ご注意ください)

【天気の子】設定がガバガバという口コミ

141.9億円の興行収入で2019年邦画ランキング1位となった『天気の子』。

多くのファンやリピーターがいるものの、実際に見た人からは「設定がガバガバ」と言われることもあるようです。

「映像はキレイだけど設定や脚本がガバガバで共感できない」「設定ガバガバすぎて幼稚」などの批判があるようです。

本作の「ガバガバでおかしい部分」を挙げてみると…

帆高が街中でゴミを拾う(中には拳銃)

「ゴミを拾うな!そして拳銃なら持ち歩かずに捨てろ!」
「家出しているから警察に行けないのは分かるけど、なんで持ち続けるの?」
というツッコミがありました。

ひっくり返したゴミ箱から「たまたま」ヤ〇ザが捨てた拳銃が出てきたという設定ですが、「たまたま」装填されて「たまたま」安全装置が外れたままの拳銃が普通の街なかに落ちているって…。

東京そこまで治安悪くないよ!w

帆高が拳銃を拾うというエピソードは「まったくいらない」という意見もあり、後半帆高たちが警察に追われるというシーンを作るために逆算的に設定されたという考察も。

現代設定の東京で、「子ども(帆高は16歳)が銃を持ち歩いたり撃ったりするのはどうなの?」と疑問に思う人もいるようです。

陽菜を助けるために拳銃を発砲

「拾った銃を人に向けて普通に撃っちゃうお前が怖い!」という声がw

拾ったばかりの拳銃を、人助け(誤解)とはいえさっそく撃てる帆高のメンタルが怖いという意見のようです。

普通はいきなり人に向けては撃たないし、撃つにしても地面とか空に向けてとかありますよね?

家族とうまくいかずに家出してきたセンシティブな少年に見せかけて、「こいつはヤバい奴なのか?」と視聴者に思わせてしまうガバガバエピソードです。

しかも陽菜が襲われているというのは誤解…。

スカウトマンから見たら「拳銃を撃つヤバい奴が女の子をさらって逃げた」になりますね。

拳銃を陽菜に非難されて「お守り代わりに持っていた」と言い訳

帆高の苦しい言い訳に「お守りってレベルじゃないだろ…」というツッコミが。

現代の日本では拳銃は単純所持だけでも逮捕される犯罪で、1年以上10年以下の懲役刑になります。

16歳でも銃刀法違反ぐらいは知ってると思うのですが…。

またおもちゃと思っていたにしても、発砲できた以上、ヤバさに気が付いてそこで捨てると思うんですが、こりずに終盤まで持ち続けるんですよね…。

これも、帆高たちを警察に追いかけさせるための不自然な設定かもしれません。

銃をぶっ放すような男と仲良くなっちゃう陽菜

目の前で銃をぶっ放されたにも関わらず、帆高を信用しきっている陽菜。

いくら助けてくれたとはいえ、本物の拳銃を持ち歩くヤバい男だよ!w

「キレたら何するか分からないのに…」「DV彼氏になるよ」と陽菜を心配する声もありました。

女性から見ると銃を持っている少年なんて怖すぎて通報案件ですが、中学生の陽菜にとってはヒーローに見えたのかもしれません。

帆高が家出した理由がガバガバ

そもそも帆高が家出した理由を、劇中では「苦しかったから」というふんわりした描写しかしていません。
(小説版では「父親に殴られた」と暴力を匂わせています)

「狭い島の暮らしや父親が息苦しかった」というのは「まぁ分かる」となりますが、「あの光の中に行ってみたかった」という理由も挙げられています。

なんじゃそりゃ???

雨の降り続く東京より離島の方がよっぽど光にあふれていると思いますが、朝ドラのように主人公は必ず上京させるという縛りがあるのでしょうか?

また「光の中に入りたかった」はずなのに、東京に来てから「光」を探している様子はありません。

ガバガバの設定のため、物語の途中で制作陣からも忘れられているのかもしれません。

物語後半、陽菜は帆高と離れ、凪と二人で生きて行こうとする

「仕事がなくて風俗にまで入ろうとしていた少女が、自分たちだけでどうするつもりなの?」
「陽菜の家庭の事情がまったく説明されないため、大人から逃げ出すのが分からない」

中学生の陽菜が、行政や福祉を頼らず小学生の弟と二人だけで生きて行こうとする理由がはっきりしません。

劇中で児童相談所が出てきますが、二人はそこから逃げ出してしまいます。

しっかり者の陽菜なら無理があるのも理解できると思うのですが…。

凪と離れ離れになりたくないという気持ちは分かるものの、現実的には無理ですよね。

犯罪に巻き込まれる可能性もあります。

これも監督が「大人・社会への反抗」というシチュエーションを描きたいためのガバガバ設定かもしれません。

線路を走る帆高を止めない作業員

物語のクライマックス、代々木を目指し夏美のバイクに乗る帆高。

冠水した道路でバイクが止まってしまい、帆高は鉄条網を乗り越えて山手線の線路に侵入。

代々木に向けて線路の上を走り出します(山手線マラソン)。

もちろんこれも犯罪行為ですねw

よく「線路内に許可なく侵入」と報道されることが多いですが、軽くて1万円以下の罰金、悪質と見なされれば2年以上の懲役、30万円以下の罰金。

駅員の制止を無視して立ち入り、列車の遅延や運休を生じさせた場合は「威力業務妨害」となり、3年以下の懲役・50万円以下の罰金となります。

ここまでは刑事責任であり、鉄道会社に何らかの損害を与えていれば民事上の責任として賠償金を支払う責任が生じます。

帆高は16歳なので未成年ですが、逮捕される可能性は充分ありますね。

『天気の子』はファミリー層も見る映画なので、未成年が明らかな犯罪行為をしているのはいかがなものか?という声もあるようです。

劇中ではそれを叱ったり止めたりする大人がおらず、帆高の「ありえない」行動を全肯定しているのがまた「おかしい」「設定ガバガバ」という否定的な意見になっているようです。

透明になって空の世界へ行った陽菜を帆高が触れている

「陽菜は透明になって見えなくなったのに実体があるの?ないの?どっち?」とモヤモヤするという声もありました。

「晴れ女」の力の代償として、体がどんどん透けていく陽菜。

最後にはすっかり姿が見えなくなってしまいます。

てっきり「天気の巫女」として空気に溶け込んでしまったのかと思ったら、上空ではしっかり実体があるよう。

人間の体のままあんな空気の薄いところに…?!

フィクションだからといえばそれまでですが、そのほかの部分がリアルな現実世界の東京だけに、唐突なファンタジー要素が悪目立ちしているという声も。

視聴者が納得できる設定があれば気にならないのですが…。

大切な天気の巫女=人柱である陽菜を空の世界が連れ戻さない

強大な天気の神の力を手に入れた陽菜。

神の視点から見れば、陽菜は大切な「天気の巫女」です。

なのに無力な人間の子ども一人が、あっさり地上に連れ戻してしまいます。

これって神から見れば重大な契約違反なのではないでしょうか?

巫女の力をさんざん使い倒したあげく、最後は人間の男との色恋のために巫女にはなりません!なんて展開、神はもっと怒ってもいいのではと思いますw

しかし神は陽菜や帆高に罰を加えるわけでもなく、二人は何の障害もなく地上に戻れてしまいます。

代償として東京は水没しましたが、記憶をなくすなどのペナルティはありませんでした。

世界を壊したのに二人には何のおとがめもなし、というのはちょっとおかしい気もしますよねw

二人の愛の力!という見方もできますが、視聴者は納得できず、「設定がおかしい」「ガバガバ」と言われてしまうようです。

設定ガバガバだけど勢いがあるから良い・好き

「設定はガバガバで穴がありすぎだけど勢いがあって面白い」「細かいところは気になるけどノリと勢いと音楽でゴリ押す展開好き」とツッコミどころが多いのが味になっていて良いというファンも多いよう。

「”リアリティ?世界観?そんなのどうでもいい!俺が作りたいのはこれだ!”っていう監督の叫びが聞こえてくる」
「設定ガバガバなのが毎回気になるけど、後半はどうでも良くなってくるのでやっぱ作画と音楽がいいのだと思う」
など、見ているうちに欠点が気にならなくなる作品でもあるようです。

むしろ「『天気の子』の世界は、帆高の主観そのものなので、設定なんか必要ない。帆高の思い、感情だけがすべて!それでいい」という意見も。

作画と演出、音楽の力で視聴者を納得させられるところは「名作」といえるのかもしれませんね。

【天気の子】帆高がクズという意見

「主人公・帆高がクズ」という意見も一部で見られました。

どんなところがクズなのでしょうか?

気になる口コミを紹介します。

帆高の行動がクズ

上記「設定がガバガバ」でも取り上げましたが、帆高の行動が「クズ」と言われやすいようです。

家出した理由がふんわりしているところ、拳銃を拾って届けないところ、いきなり人に向けて撃つところ、線路に入り込むところなどなど。

また成長したら立派なヒモになる素質があるという人も。

確かに…w

監督は帆高の純粋さ、一途さを表現したかったのかもしれませんが、あまりに陽菜への思いが大きすぎ、全体が見えていない感じもします。

今の高校生ってもっとこう、女の子以外のことも考えたりしそうですが…。

主人公なのに「頼れる男」「しっかりしてる」感があまりないのも原因かもしれませんね。

帆高は真面目系クズ

「大人であるほど帆高にイライラする」という声も。

まだ16歳というところを差し引いても、帆高の取る行動は「なんでやねん!」「他の選択肢あるだろ」というものばかり。

「社会人であるほど帆高のダメなところが目についてイライラする」
「しっかりものの陽菜が真面目系クズの帆高に惚れた理由が分からない」

など、女性視聴者からはとくにダメ出しが多いようです。

帆高がなんのために上京したのか理由がはっきり示されないため、劇中では「ただ女の子とエロいことをしたい高校生にしか見えなかった」という(もっともな)厳しい意見も。

言ってしまえば「あやしいビジネスを立ち上げたら女の子が死にかけて、世界中に迷惑かけたけど本人は全然自覚がなく、女の子といちゃいちゃ」というキャラの帆高。

これは批判を受けるのも分かりますねw

エヴァンゲリオンの「碇ゲンドウ」と同じように、監督が劇中で一生懸命「本当はいい人」にしようとしているが、世間的には立派なクズという意見も。

周りへの迷惑かけ具合を見ると、確かにそっくりですねw

クズではないが共感できない

「クズというほどではないが共感できない」という意見もありました。

殺人や強盗、性犯罪などを犯す「真のクズ」ではないものの、いわゆるヒーローとは程遠い帆高。

とくにその行動は理解できないものが多く、「感情移入できない」「共感できない」という人が多かったようです。

主人公に思い入れがないと、ただの「空がきれいな映画」で終わってしまう本作。

そのあたりが『君の名は。』と大きく違う点かもしれませんね。

帆高はクズだが陽菜と凪は天使

「帆高のクズさを陽菜と凪の可愛らしさが帳消しにしていた」という声も。

帆高の行動にイライラさせられるものの、陽菜姉弟の天使っぷりに癒されたという人が多いようです。

クズ主人公だと、ヒロインの魅力がさらに引き立つのかもしれないですね。

また「帆高と陽菜がうまくいくのが納得できない」という人も。

東京と多くの人の日常を破壊して、愛する人を手に入れた帆高。

物語としては「愛の力」でめでたしめでたしですが、何のおとがめもないのはちょっと納得できませんよね。

帆高の思いだけが重要視され、報われて、バランスが悪いのも「クズ」と言われる原因かもしれません。

まとめ

『天気の子』は、一部の人からは「設定がガバガバ」「帆高がクズ」と言われることもある。

設定がガバガバという理由は、帆高が街中でゴミを拾う(中には拳銃)・陽菜を助けるために拳銃を発砲・拳銃を陽菜に非難されて「お守り代わりに持っていた」と言い訳・銃をぶっ放すような男と仲良くなっちゃう陽菜・帆高が家出した理由がガバガバ・物語後半、陽菜は帆高と離れ、凪と二人で生きて行こうとする・線路を走る帆高を止めない作業員・透明になって空の世界へ行った陽菜を帆高が触れている・大切な天気の巫女=人柱である陽菜を空の世界が連れ戻さないなど。

設定ガバガバだけど勢いがあるから良い・好きという意見もある。

帆高がクズという意見は、帆高の行動がクズ・帆高は真面目系クズ・クズではないが共感できない・帆高はクズだが陽菜と凪は天使というもの。

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