【もののけ姫】のジバシリ(地走り)って何?活躍シーンや最後とSNSの評判についても

映画

1997年に公開された長編映画『もののけ姫』。

当時の日本映画歴代1位の興行収入を誇り、日本アカデミー賞最優秀作品賞や文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞など数々の賞歴を持つ作品です。

「もののけ姫」で意外とインパクトが強いのが、ジバシリと呼ばれる集団。

彼らは何者?
どんな特技を持っているの?

そのほかジバシリの活躍シーンや最後もまとめました。
(作品のネタバレを含んで作成しています。ご注意ください)

【もののけ姫】ジバシリ(地走り)とは

ジコ坊が”シシ神退治”のため、天朝さまのご威光でかき集めてきた山の民。

狩人の一種ですが、普通の狩人が”神殺し”に腰が引けているのをみて、新たにジコ坊が連れてきた集団と思われます。

普通の狩人たちよりも山野の知識に長けており、神の森の獣たちに人間と見破られないよう殺した猪の生皮をはいでかぶり、血を体に塗り、ヒトのニオイを消して近づくという技を持っています。

その擬態に鼻のきく乙言主(猪の神)もだまされてしまい、物語終盤で致命傷をおわされてしまいます。

特定の主人は持っておらず、一種の傭兵のような立場。

”神殺し”のためにジコ坊が雇い、連れてきた集団のようです。

作中に最初に登場するのは物語中盤、タタラ場にジコ坊が入城し、天朝さまの書付をエボシ御前に渡すシーン。

「(シシ神の首を渡すという)約束は守る」「崖の裏にひそんでいるあやしげな手下どもを呼び寄せるがいい」とエボシが言います。

お前の考えなど見抜いていると笑うエボシに、ジコ坊は「いやあ、バレていたか」と大笑い。

そして夕暮れのタタラ場に、唐傘連とジバシリの一行が続々と入城してきます。

絵コンテには「異様なマタギの一団」。

獣の皮をまとい、車座になって黙々と飯を食らう姿は女たちから「なんか気味が悪いよ」、甲六からは「ありゃあただのマタギじゃねえ」と言われています。

見た目だけでなく、漂う風格や訓練された様子から、「ただ者」ではない雰囲気を出しているようです。

ジバシリのモデル

ジバシリは「師匠連」「唐傘連」と並んで本編中もっとも謎の集団です。

絵コンテにも詳しい記述はなく、史実の上でも当てはまるような組織は見当たりません。

もともと天朝(朝廷)と山の漂泊民や芸能を生業とする人々とは関係が深く、今様(いまよう)を習うために傀儡(くぐつ)に弟子入りした法皇もいたほど。

室町時代という設定から、そのあたりの関係をふまえて作成したとも考えられます。

ジコ坊(唐傘連)の支配下にはなく、お金次第で味方につくというフリーランスな立場は、その時代ならではなのかもしれませんね。

ジバシリの活躍シーン

ジバシリがもっとも活躍するのは、物語終盤の乙言主とのシーン。

深手を負った乙言主を守り退却するサンに、森の猩々たちが枝を投げつけます。

「森のために戦った者への、これが猩々の礼儀か!」と憤るサンに、「オマエタチ ハメツ ツレテキタ」「イキモノデモ ニンゲンデモナイモノ ツレテキタ」と返す猩々たち。

そしてサンが見たものは、乙言主の手下たちを殺して皮をはぎ、血を塗って迫るジバシリの姿でした。

絵コンテには「幽鬼のような猪の戦士がうつろなマナコでこちらを見ている」とあります。

ジコ坊からも「あれがジバシリの技だ。おぞましきものよ」と言われているように、普通の狩人は忌み嫌ってしないことのようです。

目が見えず鼻が頼りの乙言主は、猪たちのニオイがするためヒトとは気づかず、「黄泉の国から戦士たちが帰って来た」と勢いづき、シシ神のいる場所へ突進していきます。

それがジバシリたちの狙いでした。

シシ神の泉に向かって走る乙言主の後を、ジバシリたちがぴったりとはりつき追いかけます。

「人の走りと同じ速力で、地にへばりつくように走っている」と注意書きがあります。

ジバシリ(地走り)という名前の由来はここから来たのかもしれません。

やがて力尽きて倒れた乙言主の元に集まり、生皮の下で「何か悪さをしているよう」。

頭を垂れていた乙言主が突然悲鳴をあげます。

「熱いぞ、体が火のようだ…」

刀で突き刺したか、あるいは唐傘連のように毒の吹き矢を打ち込んだのかもしれません。

そして乙言主の鼻すじから、ネバネバした黒い”タタリ神”の証が噴き出し――。

ついに”タタリ神”となった乙言主は、シシ神の元へジバシリたちを連れていってしまいます。

エボシとジコ坊が組んだ目的は「シシ神の首」。

ジバシリは雇い主であるジコ坊の依頼どおりの仕事をしたことになりますね。

ジバシリの最後

シシ神のいる泉まで乙言主とともにやって来たジバシリたち。

しかし乙言主をしずめ、サンを取り戻そうとするアシタカに阻まれます。

「あいつをしずめろ!」と、生皮の中から針を吹くジバシリ。

しかしアシタカはそれをかわし、乙言主に近づこうとします。

「殺せ!やつを射殺せ!」とあることから、ジバシリは弓も持っていることが分かります。

アシタカを殺そうとするものの、飛び込んで来た山犬たちに蹴散らされ、生皮を捨てて巨木の陰に隠れます。

その時、ジコ坊とエボシも少し離れて到着しており、ジバシリの組頭と唐傘連が彼に報告をしています。

「おお、よくやった。もういいぞ」
「けが人を手当してやれ。下がれ」

このセリフから、ジバシリたちの役目は「乙言主にシシ神の居場所まで案内させること」であり、”シシ神殺し”までは契約に入っていないことが分かりますね。

「神殺しは恐ろしいぞ。あいつにやってもらわにゃ」と言っていたジコ坊は、シシ神の首を取るのはあくまでエボシと考えていたようです。

その後作中でジバシリたちの描写はなくなりますが、首を撃たれたシシ神の体が膨れ上がり、ディダラボッチの体液が森中にまき散らされた時、体液に触れた唐傘連たちがバタバタ倒れていく様子が描かれています。

「シシ神の体に触れるな、命を吸い取られるぞ!」とエボシが言う通り、この体液に触れると命を落としてしまうようです。

ジバシリたちもおそらく大部分が逃げられず、この体液に巻き込まれてしまったと考えられます。

生き残ったジバシリたちは、もともと誰の配下でもないためジコ坊たちを助ける義理はなく、一目散に逃げ去ってしまったのではないでしょうか?

【もののけ姫】ジバシリのSNSの評判

SNSでは「ジバシリが好き」というファンが意外と多いようです。

動物の着ぐるみのようなファッションは、「ジバシリっぽい」と話題になることも。

「もののけ姫のジバシリ」で通じるほど、インパクトのある姿なんですね。

ジバシリが好き

動物の皮をかぶって狩りをする、というのはリアルに考えるとちょっと怖いですが、「原始的」「呪術的」としてとらえるとロマンのある姿ですよね。

モンスターハンター的なカッコよさも感じます。

鬼滅の刃の伊之助に似てる

大ヒット作『鬼滅の刃』に登場する嘴平伊之助(はしびらいのすけ)に似ている!という声も多いようです。

伊之助は猪からはいだ頭の皮を常にかぶって素顔を隠している(美)少年で、野性味あふれる性格をしています。

彼のグッズを見てジバシリを思い出したというファンも。

幽鬼のようだったジバシリに比べると、だいぶカワイイ猪ですね!

まとめ

映画『もののけ姫』に登場するジバシリ(地走り)とは、ジコ坊が連れてきた狩人の一種。

普通の狩人たちよりも山野の知識に長けている。

特定の主人は持っておらず、一種の傭兵のような立場。

ジバシリは、謎の集団で絵コンテにも詳しい記述はなく、史実上でも当てはまるような組織は見当たらない。

活躍シーンは物語終盤。

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