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チェンソーマンのマキマの正体は支配の悪魔?倒せた理由についても考察

漫画・アニメ・感想・考察

2022年10月、待望のアニメが始まった『チェンソーマン』。

コミックスは1600万部を突破し、アニメも絶好調の作品です。

作中もっとも人気があるキャラ、マキマは謎の多い女性ですが実は驚きの正体が…。

マキマの正体や倒せた理由にまつわるネットの意見をまとめました。
(※作品の重大なネタバレを含んで作成しています。ご注意ください)

【チェンソーマン】マキマの正体

内閣官房長官直属のデビルハンター

初登場時のマキマは「公安対魔特異4課」のリーダー。

内閣官房長官直属のデビルハンターというエリートであり、主人公デンジの上司(飼い主)でもあります。

一般のデビルハンターは彼女が契約する悪魔を知ることが許されず、マキマが悪魔を使役する際には見ないように目隠しをしています。

普段はリーダーとして特異4課の隊員を指揮する立場ですが、マキマ自身のデビルハンターとしての実力も非常に高く、戦闘能力も男性隊員をしのぐ力を持っています。

契約している悪魔は不明ですが、

・特定の条件下で対象を圧殺する
(対象の名前と生贄が必要・遠隔でも倒せる)
・にらむだけで相手を流血させる
・対象の腹部に穴を開けて殺害できる
・銃撃されても刀で切られても死なない
・小動物(ネズミや鳥)を操る

などの特殊能力を持っています。

そのほか剣術も巧みで、相手に斬られたことを悟らせないほど素早い斬撃を繰り出すこともできます。

普段は落ち着いた大人っぽい性格をしており、デンジをはじめ隊員たちに優しく接する良きリーダー。

周囲の人間から慕われていますが、姫野や岸辺には警戒され、パワーちゃんからは恐れられています。

目的のためには手段を選ばない非情な一面も持ち合わせており、必要であればヤクザの顔負けの非道な行いをすることも。

デンジに対してもアメとムチを上手に使い分け、骨抜きにしていますw

また時には「使えない公安(ウチ)の犬は安楽死させられるんだって」と、脅すシーンもあります。

一方でデンジに好きなタイプを聞かれ、「デンジ君みたいな人」と返すなど、小悪魔的な態度と行動でデンジを翻弄します。

これにも理由が…。

また敵に直接手を下す時には、意趣返しのように相手のセリフや行動を真似ることも多いので、実は根に持つタイプなのかもしれません。

趣味は映画鑑賞で、今までに相当数の映画を見ているようです。

支配の悪魔

単行本9巻以降明らかになるマキマの正体。

彼女は「支配の悪魔」であり、アメリカ大統領から国民全員の一年分の寿命と引き換えに「彼女を殺して欲しい」と言われるほど恐れられている存在です。

チェンソーマンの世界では、その名前が畏怖されればされるほど、強大な力を持つ悪魔になります。

「支配」は、ほとんどの生き物が恐怖する概念ですよね。

作中に登場する爆弾の悪魔・レゼや血の魔人・パワーでさえも、マキマのことを「魔女」「マキマからは逃げられない」と恐れていました。

”爆弾”も”血”も人間にとって恐怖の対象ですが、それでも「支配」の力にはとてつもない怖さを感じていたようです。

マキマは支配の能力を発動する時も容姿が変わらないことや、「魔人」という呼び方はされないため生まれつき人間に近い姿をしている悪魔だと考えられています。
(「天使の悪魔」と同じタイプ)。

「支配の悪魔」は「闇」や「永遠」「未来」といった概念的悪魔と同じですが、「闇の悪魔」の戦闘時にパワーたちが感じていたような生き物が根源から恐怖する存在とは思えない部分もあります。

そのため、かつてはそれほど強い悪魔ではなかったかもしれません。

しかし現在のマキマはほぼすべての悪魔に対し、強大な力を持つ上位の悪魔になっています。

それは人間が社会生活を営むようになり、一部の権力者に「支配される」日常を送るようになったからかもしれません。

横暴な支配者に対する恐怖が増し、そんな支配者を生まないように努力すればするほど「支配の悪魔」の力が強くなるという連鎖になっているようです。

かなり皮肉な設定ですね。

マキマの正体が明らかになると、その戦闘時に見せた能力も「支配の悪魔」の力だと判明します。

マキマの能力は
「物事を掌握する能力」
「自分より程度が低いと思った相手を支配できる」

あらゆるものを「支配」し、物事を自分の意のままに操る…。

ある意味、最強の強さを持っています。

早川アキのマキマへの感情も、おそらく「支配」の力によるものでした。

「私は人が好きです」
「人が犬を好いている感情と同じように」
「忠実で扱いやすく、賢く愚かで見ているだけで面白い」
「そして私の事が大好き」

まさに「支配者」の考えですね。

しかしマキマは信じられないことに、博愛的な感情を人間に持っています。

「つまらない映画はこの世にない方がいい」とたとえたように、人間たちのために「いらないものを無くし、よりよい世界を作りたい」という思いがあるのです。

独善的で偏った思想ですが、マキマが「支配の悪魔」であることを考えるとその身勝手さも納得できるかもしれません。

※マキマの正体について、詳しくは「チェンソーマンのマキマは目が見えない・見える?」の記事もご覧ください。

マキマを倒せた理由についても考察

作中最大最強の敵であるマキマ。

デンジはどうやって彼女を倒せたのでしょうか?

チェンソーマンに執着しすぎていてデンジが見えていなかったから

マキマはチェンソーマンとなったデンジとの最終バトルで、殺されても殺されても復活する、文字通り死闘を繰り広げます。

そして圧倒的な強さでついにチェンソーマンから心臓(ポチタ)をもぎ取り、勝利します。

「チェンソーマン、これで貴方は私のモノ」
「これからはずっと一緒です」

チェンソーマンの本体である心臓(ポチタ)に、愛おしそうに頬ずりするマキマ。

「一緒にたくさん食べて 寝て 幸せな生活をしましょう」

これこそがマキマの本当の望みでした。

しかし油断したマキマを生きていたデンジが強襲。

デンジは、体の中に残っていたパワーちゃんの血から作ったチェンソーでマキマを倒します。

デンジはあらかじめ、心臓からもぎとっていたポチタをチェンソーマンの姿にしてマキマと戦わせ、自分は死体の山に隠れてチャンスをうかがっていたのでした。

マキマは実は「目が見えていない」という説があり、チェンソーマン(ポチタ)のことは「匂い」で判別していたのでは?と言われています。

そのため、チェンソーマンの匂い=デンジと思い込んでしまったよう。

マキマは出会った時からチェンソーマンだけしか見て(感じて)おらず、デンジのことは見ていなかった(どうでもよかった)…という風にもとれ、マキマを倒せたものの、デンジにとってはかなりほろ苦い結末になってしまいました。

一方、これはデンジの「賭け」だったという意見も。

もしマキマがチェンソーマンではなくデンジを認識していたら、デンジの入れ替わりに気づき、この作戦は失敗していました。

デンジにとっては「マキマさんが俺を見ていてくれたなら殺されてもいい」という、捨て身の作戦だったのかもしれません。

マキマはデンジと契約していたから

「支配の悪魔」であることが分かる前、原作2巻で既に伏線が張ってあるという説もあります。

マキマはデンジに「もしもデンジ君が銃の悪魔を倒せたら、私がキミの願い事なんでも一つ叶えてあげる」という約束をしていました。

これが「悪魔の契約」であり、その後原作9巻でデンジは「銃の悪魔」を倒します。

悪魔の契約は、契約者が死亡したり悪魔が消滅したりする以外では破棄できないと言われていて、マキマが最強の「支配の悪魔」でも、デンジが約束を守った以上望みを叶えなくてはなりません。

デンジは最後の戦いの後も「俺…あんな目にあっといて…まだ心底マキマさんが好きなんだ」と言うほど彼女のことを思っています。

彼の願いは「マキマさんと俺…一つになりゃあいいんだ…」。

この願いが契約として執行されたため、マキマはデンジとひとつになり復活しなかったという考察のようです。

デンジがマキマを好きだったから

「マキマはデンジと契約していたから」と重複しますが、デンジがマキマに対し愛情を持っていたから倒せたという意見もあるようです。

デンジは物語序盤からマキマに対し「好き」「かわいい」という感情を持っています。

女性と付き合ったことのないデンジは彼女が親しい初めての女性だったこともあり、すっかり骨抜きにされるシーンも度々登場します。

しかし本作完結後の作者インタビューで、デンジのこの感情は「恋愛感情ではなく母性的なものを追い求めていた」と明かされています。

デンジは物心つく前に母親を心臓病で亡くし、母性愛を知らずに育ったため、大人の女性であるマキマに母親を重ねていたのかもしれません。

マキマは日本の総理大臣と契約し、自身への攻撃を「日本国民への事故死や病死に変換できる」能力があります。

そのためほぼ不死身で、銃撃や斬撃を受けてもよみがえることができます。

デンジはそんな不死性を持つ彼女を完全に倒すために「マキマを料理して食べつくす」という手段を取りました。

デンジが「支配の悪魔」に恐怖を感じていなかったからこそ可能な手段であり、マキマを好きなまま、敵意を持たないで食事にしていたと考えると、マキマもそれを攻撃とは認識できず、復活できなかったのかもしれません。

愛すべき「おバカさ」が魅力のデンジですが、マキマとの結末はしんみりしつつも、ある意味幸せなラブストーリーの完結ととらえることもできますね。

マキマはチェンソーマンに食べられることも自分の望みだと言っていたから

単行本10巻で、マキマは岸辺と対峙します。

「お前が負けてチェンソーマンに食われる事は考えないのか」と尋ねる岸辺に対し、「それもまた私の望みです」「言ったでしょう?私は彼のファンなんです」と答えるマキマ。

チェンソーマンは、自分が食べた悪魔の名前の存在をこの世から消し去る力を持っています。

マキマはその力を使い、「この世からなくなった方が幸せになるもの」を消そうと考えていると言いました。

そして「チェンソーマンに食べられて彼の一部になる…それほど光栄な事はありません」というセリフから、自分が負けてチェンソーマンに食べられるという結末も受け入れるつもりだったようです。

この時点では、まだ本当に自分がデンジに食べられるとは思っていなかったかもしれませんが(アキの契約悪魔である「未来の悪魔」によって見ていたかもしれませんが)、これはマキマの本心にかなり近いセリフではないでしょうか。

デンジからチェンソー(パワーちゃんの血)の攻撃を受けても「こんな事で…」とつぶやき、死にそうにないマキマでしたが、デンジ(チェンソーマン)が自分を食べるつもりなのが分かり、それを受け入れて復活しなかったのではないかと考えることもできます。

マキマがデンジではなく”チェンソーマン”とひとつになることを望んだから倒せた、といえるかもしれません。

デンジにとっては彼女を手に入れたようで手に入れていないという悲しい結末ともいえますが、一方でマキマが「母親」の代替であることを考えると、彼女の存在に飲み込まれず、自立した自分の人生を送るという結末が「親離れ」の儀式のようにすっきりしていると感じられるところも。

マキマはとても魅力的なキャラクターなので、その正体や倒せた理由についてもさまざまな考察がされているようです。

どれが正しくて間違っているというよりも、さまざまな捉え方ができて解釈が広がるところが、マキマの人気が高い理由といえそうですね。

まとめ

チェンソーマンに登場するマキマの正体は、内閣官房長官直属のデビルハンターであり、支配の悪魔。

チェンソーマンがマキマを倒せた理由は、チェンソーマンに執着しすぎていてデンジが見えていなかったから・マキマはデンジと契約していたから・デンジがマキマを好きだったから・マキマはチェンソーマンに食べられることも自分の望みだと言っていたからなど。

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