【PR】当ブログはアフィリエイトプログラムを利用しています。

【カリオストロの城】カールはどんな犬?犬種と登場シーンも

映画

1979年に公開された「ルパン三世 カリオストロの城」。

ヒロイン・クラリスの愛犬として登場するカールは年をとっているものの、とてもお利口なワンちゃんです。

いったいどんな犬なのか?登場シーンやトリビアもまとめてみました!
(作品のネタバレを含んで作成しています。ご注意ください)

【カリオストロの城】カールの犬種は?

グレートデーン

色や大きさから、おそらくグレートデーン(原産地ドイツ)ではないかと言われています。

10年前のクラリスとルパンの出会いのきっかけとなった犬であり、今作でも少し年を取りましたが、重要なキャラクターです。

とくにラストのクラリスとの再会シーンはカールとクラリスの心のつながりを感じさせるものになっています。

グレートデーンはドイツ原産の超大型犬です。

「ジャーマン・マスティフ」とも呼ばれます。

マスティフにアイリッシュ・ウルフハウンドやグレイハウンドの血統の犬をかけあわせ作られたのが、現在のグレートデーンの原型と言われています。

その歴史は400年以上もあり、長い間人間のそばで暮らし助けとなって来ました。
とくに狩猟ではイノシシなどの大型の獣を追うのに活躍したようです。

「グレートデーン」は「デンマークの大きな犬」という意味であり、その名の通り体高は76~100cm、体重はオスが54~90kg、メスでも45~68kgにもなります。

これはすべての犬種の中でも もっとも体高が高い犬としてギネスブックに乗っているほど。

後ろ足で立つと、成人男性の背を余裕で越す大きさです。

大きすぎて、ちょっと怖いですよね・・・。

でもグレートデーンは「優しい巨人」「犬の中のアポロン神」と言われるほど温厚な性格。

大きくたくましい体つき、威厳のある顔、鋭い目つきに反してとても優しく人懐っこい性質をしています。

服従心が強く辛抱強い性格でもあるため、子どもや他の犬とも仲良くできるグレートデーンですが、その巨体のせいで遊んでいるつもりでもケガをさせてしまうことも。

そのためしっかりとしたしつけが必要となります。

頭が良くしつけしやすいので、小さい頃からのトレーニングが大切。

また体は大きいですが家族と過ごすのが大好きなため、室内飼いが良いとされています。

日本の環境ではなかなか飼うのが難しい犬種ですが、クラリスとカールの絆を見ると憧れちゃいますね!

カールの登場シーン

酒場のクラリスの写真

有名なミートボールスパゲティを食べるシーン、酒場に飾られている幼い頃のクラリスの写真に、カールもいっしょに映っています。

おそらく10年ほど前の写真なので、カールも若いですね。

撃たれたルパンを看病する園丁の部屋

オートジャイロでのクラリス奪還に失敗し、ルパンは伯爵に撃たれて重傷を負います。

そんなルパンを、かつてカリオストロ大公家の園丁だった老人がひそかに助けてくれました。

お礼を言う次元に、老人はこう答えます。

「誰にもなつかない老犬が、あの男からは離れようとせぬ」
「そうでなければ、お前さんたちをかくまったりはしなかったろう・・・」

全身包帯でぐるぐる巻きになり、こん睡状態でベッドに横たわるルパンのそばで、同じく眠っているカール。

しかしルパンが目を覚ますのを察知したりと、忠犬のような行動をします。

ルパンとの別れのシーン

ルパンに対して、深い信頼と淡い恋心が生まれていたクラリス。

「私も連れて行って・・・。泥棒はまだできないけれど、きっと覚えます」

ルパンの胸に飛び込み、清楚なお姫様がする精一杯の告白。

ルパンも愛しさあまって抱き返そうとしますが、ぐっとこらえます。
自分は大泥棒、彼女はこれからこの国を治めていく王女。

「困ったことがあったら、いつでも言いな。おじさんは地球の裏側からだってすぐ飛んで来てやるからな」

うるんだ目のクラリスのおでこにキスすると、いいタイミングでカールの声が。

「ワンワン、ワン」と丘の向こうからカールと園丁が駆けのぼって来ます。

実はこれがカールとクラリスの初の再会シーン。
ほとんど物語は終わりかけです。

老犬ながらまっしぐらに駆けてくるカール。
クラリスも驚いて目を丸くします。

お互い駆け寄るカールとクラリス。

「あぁ、カール!カール!」

カールも本当に嬉しそうに大きな舌でクラリスのほっぺたをベロベロとなめます。

それがくすぐったいのか、数年ぶりの再会で感情が高まっているのか「キャッ、ハハハ・・・」と珍しく声を上げて笑うクラリス。

「自分を憶えていてくれた」という嬉しさもあるのでしょう。

このカールの登場で、しんみりした別離のシーンが明るくなります。

カールに気がそれた隙に、ルパンはこっそりその場を後にします。

クラリスは慌てて「おじさま!」と声をかけますが・・・。

クラリスの悲しい気持ちをカールは分かっているのか、車に乗り込んだルパンたちに向かってカールは何度かほえます。

それはクラリスを救ってくれたというお礼かもしれないし、クラリスの気持ちを分かっているのに置いていくのかという不満の声かもしれませんね。

カールとルパンがお互いを知っていた理由

負傷したルパンを看病する園丁の部屋で、カールはルパンのそばを離れませんでした。

そしてルパンもカールの名前を知っていました。

カールがルパンのそばを離れなかったのは、ルパンにクラリスのにおいがついていたからです。

幼少期のクラリスと寝食をともにしていたカール。

まるで彼女を守る騎士のように、つねにそばに寄り添っていました。

両親が火事で亡くなり、クラリスは修道院に行くことになったため、カールは園丁に託されることに。
でも大切なご主人様のことを忘れたことはなかったようです。

この時はまだクラリスと再会できていませんが、彼女といっしょにいたルパンからはクラリスのにおいがしたのでしょう。

「誰にもなつかない」と言われる気難しいカールですが、なつかしいご主人様のにおいがするルパンには気を許したのかもしれませんね。

そして、ルパンがカールの名前を知っていたのは、10年前にカールに会っているから。

「なぜこの御仁は犬の名前を知っていたのじゃろう」と不思議がる園丁。

「カールという名は、わしの他はもうクラリス様しか知らないはずだ」と言います。

次元は「さあな。なにしろ惚れっぽい男だから」とルパンの女癖を指摘しますが、実際は違いました。

10年前、俺は一人で名をあげようとやっきになっていた青二才だったとルパンは話し始めます。

ほとんどチンピラのような暮らしで、バカをやっていきがったあげく、禁断のゴート札(ニセ札)に手を出してしまいます。

カリオストロ城に忍び込んだものの、もちろん大失敗。

背中に鉄針の雨あられを受け城壁から湖に落ち、なんとか岸に這い上がりましたがもう動くこともできなくなっていました。

茂みの中へ身を隠した時、目前に巨大な犬が・・・!

若きカールが「不審者発見!」とばかりにガウガウと吠えたけります。

しかし、ルパンはうっすらと目を開くだけで、追い払うこともできません。

そこへ、天使のような声が。

「カール、どうしたの?カール」

この声の主が、幼いクラリスだったのです。

そしてルパンはこの時の犬の名前を憶えていたのでした。

この後ルパンはクラリスから水をもらい、なんとか一命をとりとめます。

もちろんクラリスは大人たちへ通報もせず、そのままルパンを逃がしたようです。
クラリスはルパンの命の恩人だったのです。

カールの寿命

グレートデーンの平均寿命は一般的に7~10歳といわれ、大型犬の中では短い方です。

現代では飼育環境が良くなり、長く生きる犬も増えてきましたが、それでもなかなか10歳以上のご長寿犬は少ないとのことです。

カールは10年前にルパンと出会っているので、少なくとも10歳以上になっています。

作中でよく眠っていたのもお年寄りだからなんですね。

もしかしたらこの物語の後に亡くなっている可能性もあるカールですが、最後に大好きなクラリスと再会できて良かったと思います。

まとめ

「ルパン三世 カリオストロの城」に登場するカールの犬種はグレートデーン。

ヒロイン・クラリスの愛犬で小さい頃は一緒にいたが、両親が亡くなりクラリスは修道院に入ったために離れ離れになってしまった。

ルパンとクラリスは10年前に会っていて、カールにも会っていた。

■ 関連記事 ■
【カリオストロの城】クラリスの年齢は?ルパンとの関係やその後についても

【カリオストロの城】カリオストロ伯爵は何者?最後やその後についても

【カリオストロの城】赤いきつねは誰が食べる?カップヌードルとの対比についても

【カリオストロの城】は面白くなくてつまらない?面白いという意見も

コメント

タイトルとURLをコピーしました