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「憂国のモリアーティ」はつまらないし読んでがっかり?面白くないと言われる理由も

漫画・アニメ・感想・考察

現在ジャンプスクエア(SQ)で好評連載中の「憂国のモリアーティ」

あの名探偵ホームズの宿敵、モリアーティ教授を主人公に据えた異色の作品です。

世界中にたくさんあるホームズの派生作品の中でも、ダークヒーローとして活躍するモリアーティ教授、珍しいよね!と楽しく読んでいるのですが、「つまらない」「面白くない」という声もかなりあるようです。

いったいどこがつまらないと言われてしまうのか?

その理由も合わせて検証してみました!
(原作11巻までのネタバレを含みますのでご注意ください)

「憂国のモリアーティ」ってどんな漫画?

コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」シリーズを原案とし、ホームズの最大にして最強の敵モリアーティ教授を主役とした視点で描くストーリーです。

最大の特徴は、犯罪を純粋に楽しむサイコパス、犯罪のナポレオンといわれるモリアーティ教授の立場を変え、ある目的のために「悪」を演じる犯罪哲学を持たせていること。

貴族を特権階級とし、下位の弱いものを虐げながら完全階級制度を続ける大英帝国を舞台に、モリアーティは自ら「犯罪卿」と名乗り、民衆を苦しめる「本当の悪」を罰していきます。

ロンドンで起きる犯罪を「犯罪卿」の仕業とすることで、自分たち「悪」を憎み、倒したいという民衆の心をひとつにし、貴族優遇の絶対体制を革命する力になるように、という大きな目的(M計画)のもと「犯罪相談役(クライムコンサルタント)」として仲間とともに暗躍する・・・。

そのため、内容は原典「シャーロック・ホームズ」を取り入れながらも、ホームズ側とはまったく別の視点からのストーリーとなっています。

ホームズやワトソン、ハドソンさんや「あの女」など、シリーズでおなじみの人物も登場しますよ!

「憂国のモリアーティ」はどこがつまらなくて面白くない?

調べてみると、かなり辛口&お怒りの声が多いようですw

・時代考証がなってない。ヴィクトリア時代の文化や慣習を勉強してほしい。
・悪役視点という意味ではありきたり。モリアーティは天才設定なのに運にまかせた展開が多い。
・社会を変えたいから犯罪相談を受けるというのがよく分からない。犯罪では社会は変わらない。
・話が単純。先が読める。犯罪を扱うならもっと緻密さが欲しい。
・モリアーティ教授の人物像を変えすぎ。まったくの別物で、これがモリアーティと思わないで欲しい。
・社会を変えるといっているが思想が浅い。気に入らない人間は全部殺すの?
・階級社会をなくせばすべて解決というのが短絡的。頭がいい設定なのに…。
・悪をこらしめる必殺仕事人風。
・モリアーティや仲間たちがよくあるテンプレキャラ。もっと常軌を逸した面がないと魅力がない。
・登場人物がイケメンばかり。イマイチ話が盛り上がらない。
・今までのホームズ二次創作の焼き直し
・凡人が描いた天才キャラ
・原作至上主義の人にはおすすめできない

「つまらない」という声は、「話が面白くない」「トリックが陳腐」「原典を変えすぎ」というような、シャーロキアン(ホームズファン)ならではの意見が多くみられました。

モリアーティ教授にも熱いファンが多く、「原典と違いすぎる」というお叱りのような意見も・・・。

世界中にファンがいるホームズシリーズは、ミステリーの金字塔。

そのホームズシリーズを原案とするなら、キャラクターの造形や絵のうまさ以上に、ミステリーの完成度が大切です。

目の肥えたファンからは、そこの甘さが指摘されているようです。

とくに原典に沿った事件を扱うと、トリックや結末はファンならもう知っていますよね。

既に知られた事件をいかにうまく料理し、厳しめのファンも納得できる新しい切り口で見せられるかがホームズ派生作品のキモだと思うのですが、まだまだ難しいようです。

また、「登場人物がすべてイケメン」という画風は、長所でもあり苦手な人も多そうです。

今までのモリアーティ教授のイメージは、原典の「やせて背中が曲がった青白い顔の男性(わりと年配)」だった人が多いかと思います。

若くてイケメンなモリアーティ(しかも3兄弟)に戸惑う読者もかなりいるのではないでしょうか?

みんなイケメンになることで、登場人物に個性がなくなってしまっているようです。

モリアーティの仲間となるキャラも、よくあるありきたりな設定で、オリジナリティがないという意見も。

また、イケメンパラダイスにすることで、原典を知らないミーハーな女性ファンが増えるのを嫌う原作ファンもいそうです。

厳しい意見が多い「モリアーティ」ですが、それだけホームズシリーズやモリアーティ教授が愛されているということですね。

本当につまらない?こんな意見も

読み込んだうえでの前向きな意見としては、

など、これからのストーリーに期待したいという声がありました。

「絵はキレイ」「描き込まれている」「女性が好きそう」など、絵柄については肯定的な意見が多かったです。

ミステリー部分については、もっとモリアーティの天才設定を生かしたものを読んでみたいですね。

「憂国のモリアーティ」面白いという声

もちろん、「面白い!」という声もあります。

・つっこみどころはあるが、これはこれで楽しい。
・MI6とかM呼称とかエンタメのお遊びが入っていてお気に入り。
・漫画としては面白い。小説ではなく漫画が好きな人向け。
・あれこれウンチクを垂れるより楽しんだもの勝ち。細かいところは気にしない
・各話のタイトルに原典へのオマージュを感じる。

など、シャーロキアンでも別物として楽しく読めた、という人も。

また一部では過激派?のようなファンもいるようですw

上のような意見は、個人的には逆で「ストーリーが単純だからこそ、頭の悪い人には面白いと感じる」んだと思います。

「憂国のモリアーティ」に難しいストーリーの流れなんて一切ないでしょ・・・。

肯定派は若いファンが多いのかな?というイメージですが、絵柄が今風でかっこいいので、絵に惹かれて読み始めたという人が多いです。

確かにビジュアルって大事ですよね・・・。

あとは、原作を知らない人は「面白く」読めるようですね。

・ホームズ目線の話だけじゃつまらないよね!モリアーティ教授目線も欲しい
・モリアーティ側が主人公なのはなかったから面白い
・めちゃくちゃジャンプぽくて普通に面白い

このような意見もありましたね。

シャーロキアンの中には、「この漫画を入口にして原典の『ホームズ』を読んで欲しい!」というあたたかい意見もありました。

まとめ

「憂国のモリアーティ」につまらない、面白くないという意見が多い。

つまらないとしているのは、主に元の「シャーロック・ホームズ」ファンに多い。

原作とは全くの別物としても、ストーリーが稚拙、トリックが陳腐などの意見が多い。

面白いという意見には若いファンが多く、主な理由は「絵が綺麗」というもの。

TVアニメ化が決定して、舞台化もしているので、これからの展開に期待ですね!

 

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