2022年10月から始まったガンダム『水星の魔女』。
ガンダム初の女性主人公、「学園もの」という設定が新しいガンダムシリーズで、放送当初から話題になりました。
でも一部の人からは「つまらない」「ひどい」と言われているみたいです。
いったいどこがつまらないの?
ひどいと言われるのはなぜ?
また「ここが面白い!」という口コミもまとめました。
(※作品の重大なネタバレを含んで作成しています。ご注意ください)
(※2023年3月時点の情報です)
【水星の魔女】ここがつまらない
『水星の魔女』は「面白い!」と言われる反面、「つまらない」と言われることも多い作品です。
どんなところがつまらないと言われてしまうのか、口コミを紹介します。
昔からのガンダムファンにとってはつまらない
水星の魔女がつまらないって言ってる人たちはコテコテのMS戦とかが好きなガノタが多いのかなぁ~という印象。ターンAとかもつまらないって思ってそう。
ガンダム未履修の人たちの方が水星の魔女面白いって言って見てる気がする
多分ガンダムとしてじゃなくて人間ドラマの部分を楽しんでるんだろうな~— ほえーるしゃーく (@i_love_grm) December 31, 2022
「古参のガンダムファンにはつまらない」
「ガンダムらしさがなくてつまらない」
など、過去のガンダムからずっとファンの人に「つまらない」と言われてしまうようです。
ガンダムは初代の放送が1979年で、今から44年前に歴史が始まっています。
そのころからのファンも多く、一部では「ガノタ(ガンダムオタク)」と呼ばれるほど。
歴代のガンダム作品は、大人の視聴に耐えられる深い人間ドラマやハードな世界観、迫力ある戦闘シーンやキャラ一人ひとりの背景など、とてもアニメとは思えないほど設定が練り上げられた、素晴らしいものがたくさんあります。
ところが今回の『水星の魔女』は、主人公が女の子で舞台は学園(学校)。
一見すると、そんな深い世界観のあるガンダムには思えない設定です。
「女の子の可愛さ重視」な「学園系萌えガンダム」=「つまらない」と硬派なガンダム好きからは思われてしまうのかもしれませんね。
一部のファンからは「これはこれで面白い」という意見もあるようですが、”いつもの”ガンダムを期待していたファンからは「ガンダムらしくなくてつまらない」と言われてしまうみたいです。
同僚『水星の魔女面白い!ガンダム最高やね』
からの『ハサウェイ?いまいちやったわ』
『サンダーボルトはつまらない』
『ナラティブ?見てもない』
そして
『俺、水星の魔女が好きなだけでガンダム好きじゃないかも…』
沼から抜け出ちゃう!
二期ー!早く来てくれー!— らーゆ、 (@kuroigomarayu) March 9, 2023
反対に、「『水星の魔女』は好きだけど他のガンダムは好きじゃないかも」という人も。
女の子がメカを操り学園で活躍するというキャッチーな展開が好きな人には『水星の魔女』はとても面白く感じられるよう。
歴代のガンダムは暗かったり重かったり難しかったりでニガテ…という意見がありました。
脚本がつまらない・子供向けでつまらない
水星の魔女見たけどめちゃつまらない…
イジメしてたスペーシアンも気分悪かったし
スレッタも水星に学校作りたいと良いこと言ってたのに、子供みたいに泣き始めるし
グエルのプロポーズも意味不明で脚本雑すぎでしょう#水星の魔女 pic.twitter.com/3JGyT1h8BU— 靜 (@ovelia422) October 23, 2022
「脚本がガタガタでつまらない」
「ストーリーが子供向け」
「ドラマ部分が退屈で見てられない。MS戦はちょっとしかやらないし、お子様向けって感じ」
など、辛口の意見がありました。
管理人はガンダム初心者なので、『水星の魔女』は毎回とても楽しく見ていました。
脚本のアラもまったく分からなかったのですが、やっぱり歴戦のガンダムファンにとっては気になるところなのかもしれません。
もっとガンダム同士がバトリ合う展開の方が好まれるんですかね…?
個人的には『水星の魔女』のバトルシーン、ものすごくカッコよくて大好きです!(初心者の感想)。
変に現実っぽいストレス要素があるからつまらない
「水星の魔女がつまらない」って意見、わかる気はする。現実のストレス要素てんこ盛りだし、アニメでまで食らいたくないって思いは実は僕にもある。その意味ではわかる。
原理主義みたいなのはそれは知らん。— 環螢(悠瀬巧一) (@kei_tamaki) October 30, 2022
「日常系」と言われる漫画やアニメは人気がありますが、「本当のリアル」を描いたアニメはあんまり人気が出ないんじゃないでしょうかw
舞台は未来で宇宙という壮大な設定なのに、結局人はこういう生き物なんですかね…w
そんな負の要素が「リアルで良い」と言われるものの、リフレッシュやリラックスしたくてアニメを観るのに、「ここでもかよ!」と現実を思い出させる展開がつまらないと言われているみたいです。
人間の暗い部分、醜い部分をしっかり描くところがガンダムの人気のあるところであり、ニガテな人が多いところでもありますよね。
バトルシーンがもう少し多いと、モヤモヤもスカッとできるのかもしれません。
百合だと思ったのに違ったからつまらない
『水星の魔女』、百合として期待していたから正直かなりガッカリはしているけれど、かと言って全部つまらないわけでもない……。
バトル(決闘)は観ててテンション上がるし、9話普通に声出たし。
ただまぁやはり何とも言えないなぁ……終わるまでは……😥#水星の魔女#ガンダム#百合 pic.twitter.com/3JWCBt3jY8— 百合月鈴奈 (@suzuna_alice) December 6, 2022
ガンダムシリーズでは初の女性主人公で、しかも相手役が「花嫁」と呼ばれるとなると、がぜん盛り上がるのが「百合好き」のファン。
(※「百合」とは女性同士の恋愛のこと)
管理人も昔懐かしい「少女革命ウテナ」再び?!とワクワクしました。
でも残念ながら期待したほどは百合要素がなく(当たり前ですが)、話が進むにつれ普通にスレッタ無双で逆ハーレム状態に。
これも昔懐かしい乙女ゲーみたいな感じかもしれません。
時代はまだまだ百合には厳しいのかもしれませんが、最後まで諦めないぞ!
つまらなくない・これからが(地獄の)本番
水星の魔女 つまらない がサジェストに出るけど。
戦争が無い!人が死なない!と言ってる人に言いたい。脚本家ヴヴヴとギアスの人だよ?
主人公は死ぬし、虐殺は起きるし、戦争は起きるし、ネームドキャラもさっくり死ぬよ?
と言いたい。— ふぇありす@ (@sho_fearice) December 11, 2022
一部では「『水星の魔女』はつまらなくない」「脚本家が『革命機ヴァルヴレイヴ』と『コードギアス』の人だよ?つまらないわけがない」と言われているみたいです。
説得力ある…!(?)
「人が死にまくる」=「面白い作品」というわけではありませんが、疾走感や絶望感を盛り上げるには欠かせない重要人物の死。
『ヴァルヴレイヴ』や『コードギアス』など、数々の実績がある脚本担当・大河内 一楼さんなら最高にドラマティックな展開にしてくれるはず!
(管理人は序盤のエランでもう結構ダメージ受けたんですが…これ以上が…あるというのかガンダム…)
4月から始まる2クール目こそ、真・『水星の魔女』なのかもしれません。
見逃せないですね!
【水星の魔女】ここがひどいという口コミ
「つまらない」と同じくらい多かったのが「ひどい」という口コミでした。
どんなところがひどいと言われてしまうのでしょうか?
12話がひどい・第1クールの最終話としてひどい
7〜12話のダイジェストが公開されてたので見てみたけど、やっぱりあのラストはひどい(笑
まだまだ間に合う!『機動戦士ガンダム 水星の魔女』スペシャル特番https://t.co/QcN6VFdCix
— やっぴ (@yappi0207) March 9, 2023
調べていてダントツに多かったのが、「12話がひどい」「12話ラストがひどい」という意見でした。
ですよね!w
「スレッタのお母さんが”人ころしてもいいんだよ?”ってそそのかすシーンで良い感じのBGMとか演出流れてまるでめっちゃ”良いシーン”みたいにするのひどいw」
など、12話について「ひどい」と感じた人がとても多かったようです。
グエルによる「父親殺し」もひどいですが、やっぱり衝撃的だったのがエアリアル(スレッタ)によって生身の人間が叩きつぶされるシーンですよね。
12話後半、改修されたエアリアルに乗り込み、「フォルドの夜明け」のMS部隊と戦うスレッタ。
ガンダムファンにとっては新型機のお披露目になっただけでなく、かっこいい・スカッとする戦闘シーンとしてこれ以上なく盛り上がりました。
テロリストたちを撃退し、1クール終了!2クール目もよろしくね!と最高の幕引きになったはずなのですが…。
その後のスレッタの無垢な笑顔は、バトルシーンで最高に盛り上がったファンに冷や水を浴びせました。
人を殺しておいて、あんなに素直に笑えるなんて…。
ミオリネだけでなく、視聴者もゾっとしたのではないでしょうか?
そんなスレッタの「怖い」面がひどいと言われているのかもしれません。
「pixivの12話の記事に「ガンダムシリーズ屈指の問題作」と書かれてしまっていてひどい」という口コミがあり、ファンの受けたショックがとても大きかったのが伝わりますね。
ひどいけど楽しみという人も
水星の魔女、1~12話までざっと一気見しました。
1~11話はそんなに騒ぐほどか?と思ったけど、
12話あたりからいつものガンダムでほっこり☺️
先が楽しみ— みぬきん (@BB65mF88Bdgv9DO) March 8, 2023
「ひどい」「12話がひどい」と嘆くファンもいますが、いちばん多かったのは「ひどいけどこの後が楽しみ」と2クール目のストーリーに期待する声でした。
最悪の終わり方をした12話、これからどうなるのか楽しみ!という意見に同感です。
「公式のグエルいじりがひどいw」
「シャディクは絶対ひどい目に合って欲しいw」
「スレッタがひどい目に合いそう…」
など、”ひどい”がどちらかというと「楽しみ♡」という意味の意見も多くありました。
歴戦のガンダムファンにとっては「ひどい」も誉め言葉なんですねw
もっとひどいことになった方が「面白い」と言われるのがガンダムなのかもしれません。
「ひどいけど面白い!」という意見が、『水星の魔女』をよく現わしているといえますね。
【水星の魔女】ここが面白い
水星の魔女スペシャル特番面白かった!第7~12話の振り返り!#水星の魔女 #G_Witch pic.twitter.com/NLRAYjfwDg
— ユリキャノン (@yuri_kyanon) March 5, 2023
「つまらない」「ひどい」という口コミを紹介してきましたが、そんな感想を圧倒的に突き放して多かったのが「面白い!」という口コミでした。
ピックアップして紹介しますね♪
ガンダム初心者にとっては面白い
生まれて初めてガンダム?水星の魔女見た。面白い。かっこいい。ff14の賢者の武器みたいなのついてた。
— ウィンガーディアムベニオーサ (@Benny_Keee) March 10, 2023
「はじめてガンダムシリーズ見たけどめっちゃ面白い」
「面白い!ガンダム見たことなかったけどすごいかっこいいね!」
「ガンダム今まで避けてたけどこれは面白い」
など、今までガンダムシリーズを見たことがなかった人にとても人気があるみたいです。
管理人も同じで、今までガンダムを見てみたいと思っていましたが、話や設定やメカ(ガンダム)が難しそう&シリーズがたくさんあってどれから見たらいいのか分からないと、新入りにとってはとてもハードルが高いシリーズで、(ユニコーンを初期で脱落してしまったのもあり)苦手意識があって今までしっかりと見たことがありませんでした。
難しすぎない用語や、ちゃんと見ていれば理解できるストーリーなど、一見さんお断りのイメージのあったガンダムをとても分かりやすいものにしてくれてるみたいです。
「ガンダムってあんまり好きじゃなかったけど『水星の魔女』はいい!」
「ガンダム見たことない人でも大丈夫ってことで見始めたけど面白い」
など、同じようにハードルが高かった人にも「面白い!」となっているようです。
昔からのファンにとっては「ガンダムらしくない」「つまらないガンダム」かもしれませんが、『水星の魔女』は広い心で見守ってくれるとありがたいですねw
ストーリーが面白い
やっぱ水星の魔女面白いよね。
0話も最終話も衝撃だったけども、面白いよね。
終始ギスギスしとるし、ストレスも有るし、陰謀と暴力でどこもかしこも血塗れだども面白い。なんだろうね?
このワクワクする感覚はなんなんだろうね?
実に不思議だ。— 衛生兵 (@combatmedic) March 10, 2023
「学園から一歩も出ない話でつまらない」「戦闘が少ない」と言われることがあるストーリーですが、面白いという意見もたくさんあります。
ただの「日常系」じゃないところが、さすがガンダム!という感じですよね。
管理人は、制服のデザインやMSの実習があるところも好きです。
学園が舞台だと学校ならではの行事のエピソードが入れられるのがいいところだと思うのですが(体育祭とか)、さすがにそれはなさそうですねw
女の子がみんな可愛くて面白い
水星の魔女を今更見てるんだけど百合?百合?と思ってたら違うし主人公だと思ってた人主人公じゃないし
でも面白い〜😂女のコみんな可愛いんだけど〜!嫌味な女の子好きなんだけど〜可愛い〜!— カミツレ (@chamomilla1103) March 7, 2023
『水星の魔女』は、登場する女の子がみんな個性があってとても可愛いですよね。
キャラデザも今風で、髪型が面白くて(失礼)特長があり、覚えやすいのがいいと思います。
性格もさまざまで、”本当にいそう”なところが親近感が持てるのかも?
管理人の推しはミオリネです!
ストッキング(?)の後ろに線が入ってるのがデザインが細かくていいな~。
女の子がMSで決闘するのもワクワクしますよね♪
考察が面白い
水星の魔女見返した、面白いな〜
エアリアルが生贄システムで動いてるんだとしたら、主人公にイヤな事してる風に描かれてるカテドラル側が善人なんじゃないかと思ってきた、season2はよ— おしのなお (@nao0986753) March 11, 2023
もっともたくさんあった意見は、「考察が面白い」でした。
「考察がはかどる」「伏線や謎を考えるのが面白い」など、『水星の魔女』はファンがさまざまな考察を挙げています。
それだけ複雑で深読みができる、骨太な作品なんですね。
おはようございます😊
機動戦士ガンダム「水星の魔女」を全話見終わりました。そして再びプロローグから見直しています。面白い!考察が止まらない〜!ちなみに最終話に関して言えば、私はスレッタ擁護派です。 pic.twitter.com/4KgSne4CQO— あおい@御徒町ニュー桃山 (@newmomoyama_aoi) January 18, 2023
「考察したくなる演出や展開が面白い」「何回も見直したくなる」など、考察しがいがあるストーリーはたくさんのファンをとりこにしているようです。
作品力が高いとはこのことかも?
Amazonプライムでも人気がありますね。
アマプラは考察のための見直しや一気見にとても便利ですよね。
ガンダム水星の魔女を今更観ましたけど、闇が深そうで考察のし甲斐もあって面白いですね。ホラゲっぽい伏線よ要素が多そうでゾワっとできました。
個人的には劇中のスレッタは偽物説を推したいです。 pic.twitter.com/gPmzcg0gaX— やぎ丸@元印刷工がトレカの偽物やエラーの動画作ってます (@yagimaru_t) December 24, 2022
「スレッタは偽物(エリクトじゃない)説」「プロスペラの目的は復讐じゃないのかも」など、放送直後からさまざまな考察が飛び交っているよ!
『水星の魔女』は、キャラクター名からシェイクスピアの戯曲『テンペスト』がモチーフとなっていると指摘されていました。
『テンペスト』は弟によってミラノ大公の地位を追われ、娘といっしょにとある島に流れ着いたプロスペロー(男)の物語です。
かつての仇敵たちを憎み、空気の妖精エアリアルを使い魔術でこらしめていくプロスぺローですが、和解と許しを経て最後はエアリアルを解放し、魔法の衣を脱ぎ捨てて元の国に帰っていきます。
『水星の魔女』第1クールで繰り返し描かれてきたのは「親子の関係」でした。
登場するそれぞれの子どもたちに対して親はいつも抑圧的で、スレッタの優しい母親(?)プロスペラですら、彼女を洗脳する怖い女性ということが明かされました。
第2クールでは親の支配から(物理的に)解放され、または抜け出して自立していく子供たちが描かれるのかもしれません。
『テンペスト』がプロスペロー(親)の物語なら、『水星の魔女』はその娘とエアリアル視点の物語なのかもしれませんね。
そして『水星の魔女』が『テンペスト』のストーリーをなぞるなら、最後はハッピーエンド…?なのかも?
2023年4月からの第2クール開始を楽しみに待ちたいですね♪
まとめ
『水星の魔女』は、2022年10月から始まったガンダムの新シリーズ。
ガンダム初の女性主人公、「学園もの」という設定で放送当初から話題になったが一部の人からは「つまらない」「ひどい」と言われている。
つまらないと言われている理由は、昔からのガンダムファンにとってはつまらない・脚本がつまらない・子供向けでつまらない・変に現実っぽいストレス要素があるからつまらない・百合だと思ったのに違ったからつまらないというもの。
ひどいという口コミは、12話がひどい・第1クールの最終話としてひどいというものだが、ひどいけど楽しみという人もいる。
面白いという意見は、ガンダム初心者にとっては面白い・ストーリーが面白い・女の子がみんな可愛くて面白い・考察が面白いというもの。
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