『プーと大人になった僕』は、2018年に公開されたディズニーの実写映画。
有名な「くまのプーさん」の続編で、大人になったクリストファー・ロビンとプーさんがロンドンで再び出会うというストーリーです。
でも一部の人からは「つまらない」「悲しい」と言われているみたいです。
いったいどこがつまらないの?
悲しいと言われるのはなぜ?
また「ここが面白い!」という口コミもまとめました。
(※作品の重大なネタバレを含んで作成しています。ご注意ください)
【プーと大人になった僕】ここがつまらない
『プーと大人になった僕』は可愛いプーさんや仲間たちに癒される♡と言われる反面、「つまらない」と言われることもある作品です。
どんなところがつまらないと思われているのか、口コミを紹介します。
ストーリーがつまらない
プーと大人になった僕
★★☆☆☆
このレビューは個人の意見が強いのであまり参考にしないように。
寂しげなフィルムとキャラクターのルックスは非常に良い。
ただ、プーもピグレットもティガーも好きになれなかった。
ストーリーはワクワク感も感動もなくてつまらない。
期待してただけに残念。 pic.twitter.com/0kj8GsQ6Ml— REVIEW OF PONCCI (@BLUECLO54501942) September 14, 2018
『プーと大人になった僕』は、成長し大人になったクリストファー・ロビンと昔と変わらないプーさんのストーリーです。
でもワクワク・ドキドキさせてくれるエンタメ的な面白さがあったり、迫力のCGや映像、感動の大スペクタクルストーリーという内容ではありません。
有名な作品の「アフターストーリー」が発表されると、主人公はたいてい成長して、子どもの心を忘れた大人になってしまっていたりしますよね。
(トイストーリーとか)
「大人になった主人公」のストーリーは「失った大切なものに気づく、取り戻す」といったワンパターンになることが多いので、つまらないと言われてしまうのかもしれません。
ハッキリ言う。プーと大人になった僕、を観たけど、超つまらない!映像を評価しても星二つが良いところ!あれはディズニー信者かプー信者じゃなければ星五つにはならないと思う!
— JET (@ogawa1984) October 20, 2018
また全体的に盛り上がりに欠け、こぢんまりとまとまっているところも物足りないと言われがちです。
ほっこりした良作ではあるのですが、スケールは小さく、見る人を選ぶ作品かもしれません。
ディズニーの映画なら何でも好き!とにかくプーさんが好き!な人にはぴったりな作品ですが、ワクワク感のあるストーリーが好きな人にはつまらないと思われてしまうのかもしれないですね。
子どもにとってはつまらない
プーと大人になった僕を見てきたんですけど、開始10分くらいで泣いてしまって大変でしたね
100エーカーの森に俺の思い出あったんだってなった
子供はあれ見たらつまらないかもしれないけど、100エーカーの森に思い出がある大人が見たら良い映画だと思う— こじま (@T_K_orange) October 21, 2018
かつてプーさんの絵本やアニメをみて育った大人にはとても良い映画ですが、現代の子どもたちにはいまいちかも?という意見がありました。
今の子どもたちには産まれた時からスマホやゲーム、動画など刺激的で面白いエンタメが周りにあふれていますよね。
ぬいぐるみや森の楽しい思い出、失くしてしまった大切なものといってもあまりピンと来ないかもしれません。
『プーと大人になった僕』の良さは、大人になってから分かるかもしれないですね。
プーさんにイライラするからつまらない
最近観た映画
ザ プレデター:プレデター界の犬が可愛くみえてくる不思議…
なんて健気な…。プーと大人になった僕:プーにイラっときた私は確実に余裕のないつまらない大人になってたんだな…。
— みそっこ (@misokko_omiso) February 13, 2019
意外と多かったのが、「プーさんにイライラする」という意見でした。
分かる気がします…w
「プーさん人の話聞かないしトロくて嫌い。見ててイライラする」
など、見た目は可愛いけど性格が…な声がありました。
声もおじさんみたいだし、あんまり共感できないですよねw
そんなプーさんが、大画面でやらかすのがイライラしてつまらないという意見のようです。
作中でも同じようにプーさんにイライラして当たってしまうクリストファーのシーンがありますが、プーさんがおろおろして謝るところは「可哀そう」という声も。
プーさん自身は怒ったりイライラしたりすることがまったくないので、それがまた見ている側をイラつかせるのかもしれないですね。
【プーと大人になった僕】ここが悲しい
続いてどんなところが悲しいと言われているのか、口コミを紹介します。
クリストファーがつまらない大人になってしまったから
『プーと大人になった僕』
30年振りに会えたクリストファー・ロビンが従軍とブラック勤務で人の心を失っていた回。過酷な現実に適応しようとした結果なんだろうけどね・・・必要でも悲しいよね・・・
心を取り戻していくまでのファンシーな交流に大人も子供も笑顔になれる名作でした
評価:マドラー4本— 雌パンダレオナルド (@hitousagi) April 26, 2022
プーさんの無二の親友クリストファー・ロビン。
プーさんと別れた後、成長した彼は戦争に行ったり仕事中心の忙しい毎日を送り、会社からの難題や家族の問題で悩む”普通の大人”になっていました。
「What I like doing best is nothing.」
『僕が一番好きなのは何もしないことだ』
と言っていたクリストファーが、まさか社畜になっているなんて…。
会社が優先で家族のことは後回しの、”つまらない大人”になってしまった主人公。
そんなあまりにリアルな状況が「悲しい」と言われているようです。
まるで自分のようで、ぐっと来た人も多いのではないでしょうか。
プーと大人になった僕
凄い良かった。プーさんと仲間達の子供の頃見たまんまの柔らかくて懐かしい世界と、クリストファーの現実的でかなりビターな世界の対比が本当に面白い。
クリストファーがとことんつまらない大人になってるのも良かった。映像も美しい。
時間ある時にしっかり感想書きたい。— 夜迷 (@akenaiyoru_to_) February 27, 2023
でも、クリストファーがとことん”つまらない大人”になっているところが良い、という意見も。
「プーさんはぬいぐるみだからその辺の事情が分からない」とクリストファーの味方をする意見もありました。
人間の事情が分からなくて相変わらずのんきな発言をするプーさんと、現実社会のしがらみに塗りたくられてしまったクリストファーの会話が「悲しい」という声もありました。
「切なくて悲しい。最後はハッピーエンドなんだけど、クリストファーとプーさんとピグレットたちがどこまでも悲しくて、ハッピーになりきれない」
「人は誰しも童心を忘れてしまうということが悲しい」
など、昔のプーさんとクリストファーの関係と今を比べて、悲しくなるという意見が上がっていました。
自分がつまらない大人になってしまったと感じるところが悲しい
プーと大人になった僕、観てきた〜🍯🐻
大人になったクリストファーに共感することが多くて、私はつまらない人間になってしまったんだと思った。— ルポーネ (@rupo_ne_karaAGE) October 1, 2018
調べていていちばん多かったのが、「自分がつまらない大人になってしまったと感じるのが悲しい」「胸が痛い」という意見でした。
これはもう共感しかないですね…。
この映画を見た”かつて子どもだった大人たち”が真っ先に思うのはこれじゃないでしょうか?
何も知らない子どもの頃のように、毎日プーさんたちと楽しく遊んでいられれば。
でも、もうそれはできません。
背が伸びて、世界を知って、豊かになって、家族を作って…。
今のクリストファーと自分を重ね合わせて、「自分もつまらない大人になってしまった…」「それが悲しい…」と共感する人がとても多くいるようです。
泣ける
プーと大人になった僕は大人にはあまりにも切なくて愛おしい物語すぎて涙がボロボロ溢れちゃう。
何もしないをできるって、凄く幸せで、大人になるって悲しい。— けい🏀 (@ke_i6767) February 19, 2020
『プーと大人になった僕』が「泣ける」という口コミもたくさんありました。
キラキラ輝いていた子ども時代のクリストファーと、今の社畜生活の落差が心に刺さるという人も。
”つまらない大人”になってしまったと思っても、まだ映画を見て泣けるぐらいピュアな心がちゃんとあるとも言えますよね。
「くまのプーさん」はもともと子ども向けとは思えないほど、哲学的な言葉や真理をついた名言がたくさん登場します。
「doing nothing often leads to the very best something.」
『”何もしない”をすることは、いつも最高の何かにつながる』
(分かってるけどできないんだよ!と言いたくなりますがw)
大人になってしまった私たちの心に優しくしみこむ言葉が「泣ける」のかもしれないですね。
【プーと大人になった僕】面白いの意見
つまらない、悲しいという感想もありますが、もちろん面白いという声も多くあります。
プーさんとゆかいな仲間たちが面白い
『プーと大人になった僕』を鑑賞。
やっぱりプーさんは面白いなぁ。
会話がズレてるように見えて意外と心に刺さることを言うプーさん🍯
私はつい『明日』のことを考えて行動しがちだけど、今過ごしてる『今日』をもっと大切にできる人になりたいなぁと思ったのでした😊
なかなか難しいかもだけど💧— 永野愛 (@a_nagano813) July 5, 2019
「プーさんのピュアな性格と会話が面白い。イーヨーとピグレットも可愛い」
「プーさんのゆっくりしゃべる感じが好き♡」
など、プーさんのちょっとズレてる会話や仲間たちとの交流が面白い・好きという口コミがたくさんありました。
プーさんのセリフが面白い
プーと大人になった僕、映画館で見たんだけどなんか爆笑してしまったんだよな 真顔で面白いこと言うコントみあるというか。なんかシュールで
— きょうえらい (@today_erai) March 3, 2023
優しいのに哲学的なセリフは、胸に刺さる時もあれば、ちょっとシュールなジョークのように感じられる時も。
見る側の心情によって、さまざまな受け取り方ができる作品なんですね。
クリストファーに共感できる
先週だったかな。プーと大人になった僕鑑賞。どうせつまらないだろうけど気になるので見たら。もぅいいじゃないこの映画。大人になったクリストファーロビンがプーのおかげで大切な事を取り戻すお話。プーさん達がクラシックなのが良いし、ユアンマクレガーも良かった。
— みか (@mika_plain) February 10, 2021
「つまらない」「悲しい」と言われることもありますが、ほとんどの大人は「共感できる」と感想を挙げていました。
働いている人、会社と家庭で苦労している人ほどこの映画は共感できるかもしれませんね。
プーさんは昔と変わらず、「何もしないこと」を肯定してくれる存在です。
忘れていた「大切なこと」を思い出させてくれる、懐かしくて温かい作品という声がたくさんありました。
プーさんに癒される
映画館での今年80本目の映画として『プーと大人になった僕』鑑賞。物語自体は、丁寧な作りだけど想像の範囲内での展開でメチャクチャ面白いって程ではないです。でもね、プーさん達の癒し効果がハンパないですわ。その仕草、その言葉、ユアン同様疲れたサラリーマンである自分の心に染みまくりですよ。 pic.twitter.com/YhEDfISghc
— tetu (@tetutetu1962) September 15, 2018
ちょっぴり太っちょで、おっとりしているくまのプーさん。
実写になってもその体型は変わらず、のんびり柔らかいイメージそのままです。
そんなプーさんに癒されるという声も多くありました。
「イライラする」と言われるのも分かりますが、プーさんの言葉や行動を笑って楽しめる余裕を持ちたいですよね。
プーさんを知らない人にも分かりやすくて面白い
ぷーと大人になった僕
観た🎬大人になってつまらない
凝り固まった考えを
子供の時に伝えた言葉を
プーさんから聞いて
自分を取り戻していく作品✨大人になった子供に見てほしい。
そして子供なのに大人みたいな考えな
子供にも見てほしい。— Maki (@makinko1104) January 13, 2019
「大人になった子どもに見て欲しい。子どもなのに大人みたいな考えになってしまっている子どもたちにも見て欲しい」
など、とくに大人におすすめできる映画という声もありました。
子どもよりは社会人の方が見て「刺さる」映画ですが、”小さな大人”みたいになってしまっている子どもにもぜひ見て欲しい作品です。
子供が子供っぽいって、そんなに悪いことじゃないですよね。
面白くないと感じても、大人になった時にもう一度見直すと、本当の良さが分かるかもしれないですね。
まとめ
『プーと大人になった僕』は、2018年に公開されたディズニーの実写映画。
大人になったクリストファーとプーさんがロンドンで再び出会うというストーリーだが、一部の人からは「つまらない」「悲しい」と言われている。
つまらないと言われている理由は、ストーリーがつまらない・子どもにとってはつまらない・プーさんにイライラするからつまらないというもの。
悲しいと言われているところは、クリストファーがつまらない大人になってしまったから・自分がつまらない大人になってしまったと感じるところが悲しい・泣けるというところ。
面白いの声は、プーさんとゆかいな仲間たちが面白い・プーさんのセリフが面白い・クリストファーに共感できる・プーさんに癒される・プーさんを知らない人にも分かりやすくて面白いというもの。
>>プーと大人になった僕は仕事を辞めたくなる映画?つらいと言う意見についても
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