おはぎとぼたもちの違いってなに?名前の由来と地域による呼び名についても

「おはぎ」と「ぼたもち」と聞いて、まず思い浮かぶのはころっとしたお餅で、周りをつぶあんまたはこしあんでくるんでいる、というイメージですよね。

「おはぎ」と「ぼたもち」って、似てる・・・。
というか、よく考えたら見た目も中身も同じのような・・・?

でも「おはぎ」と「ぼたもち」で使い分けてるところも多いし、何か理由があるのかも?
このふたつには一体どんな違いがあるのでしょうか?

今回はおはぎとぼたもちの違いについて調べてみました!

おはぎとぼたもちの名前の由来とは


「おはぎ」と「ぼたもち」、その名前はどちらも季節の花からとられています。

「おはぎ」は「萩の花」、「ぼたもち」は「牡丹」と、それぞれ作られた季節のお花から名付けられたようです。

おはぎに使われているのは小豆ですが、この小豆の形が秋の七草のひとつ「萩の花」に似ているから。
萩の花が地面に散らばって落ちている様子が、小豆の粒に似ているからとも。

ぼたもちは昔、大きく丸く作られていたので、華やかで大きな牡丹の花に見立てられたとのこと。

ネーミングはどちらも花の名前から取られているので、ますます違いが分からなくなりますね。

おはぎとぼたもちの違いについて


お彼岸になるとスーパーにも並ぶおはぎとぼたもち。

どちらもお米を蒸したり、炊いてつぶした後に丸めてあんこで包む、というのが一般的です。
(ときどき きなこもまぶしてありますね)

今ではあまり違いのない作り方ですが、昔は「おはぎ」と「ぼたもち」では丸める形やあんこの種類に違いがあったそうです。

「おはぎ」=萩の花のように細長く、たわら型のお餅。小豆は粒あん。
「ぼたもち」=牡丹の花のように大きく丸い。小豆はこしあん。

使うあんこの違いは、小豆の採れる季節によるもの。

秋に作られるおはぎには、その年の秋に収穫したばかりの外皮のやわらかい小豆を皮ごと粒あんにして使っていました。

対して春に作られるぼたもちには、収穫から少し時間のたった小豆を使うため、皮が固くなってしまっているので、皮を除いたこしあんになったということです。

現在では小豆の保存方法や品種の改良も進み、収穫時でなくても皮のやわらかい小豆が手に入るようになったので、「粒あん」の「ぼたもち」、「こしあん」の「おはぎ」も作られるようになっています。

違いが・・・ますます分からないことに・・・w

おはぎとぼたもちの地域による呼び名の違い

こんな風に、「おはぎ」と「ぼたもち」は「ほぼ同じ」で、原材料や形ではもう区別できない場合が多いのですが、今でも「おはぎ」と「ぼたもち」をはっきり呼び分けている地域もあるそうです。

「おはぎ」=お餅がうるち米。
「ぼたもち」=お餅がもち米。

あんこの違いより、お餅の違いなんですね!

また、

「おはぎ」=きなこをまぶしたもの。
「ぼたもち」=あんこでくるんだもの。

など、小豆の有り無しで区別している地域も。

そして、「おはぎ」=「半殺し」と呼んでいる地域が・・・!
なんだか穏やかではありませんね。

「半殺し」の「おはぎ」とは

「半殺し」というのは、おはぎの中身、お餅の状態をあらわしています。

お餅は蒸してやわらかくしたお米をつぶして作りますが、その時お米の粒を全部つぶしてなめらかにしないこと!

ごはんの粒々が残る程度につぶした状態を、「半殺し」と呼ぶのだそうです。

なるほど~。

お米がちょっと残っているので「半殺し」なんですね。

ということは・・・?

なめらかになるまでお米をつぶした状態のお餅のことは、「全殺し」!
または「皆殺し」「本殺し」と呼ぶこともあるそうです。

なんだか急にハードな話になって来ましたw

こちらの呼び方をするのは、主に徳島県や群馬県の一部だそう。

飲み会などで実家の「おはぎ」や「ぼたもち」の呼び方を聞いてみるのも面白いかもしれませんね。

まとめ

おはぎとぼたもちは、名前はどちらも季節の花からとられている。

「おはぎ」は「萩の花」、「ぼたもち」は「牡丹」と、それぞれ作られた季節の花から名付けられている。

おはぎとぼたもちの違いは、丸める形やあんこの種類に違いがあった。

秋に作られるおはぎは、その年の秋に収穫したばかりの外皮のやわらかい小豆を皮ごと粒あんにして作っていた。

春に作られるぼたもちは、収穫から少し時間のたった小豆を使うため、皮が固くなってしまっているので、皮を除いたこしあんで作っていた。

現在では小豆の保存方法や品種の改良も進み、収穫時でなくても皮のやわらかい小豆が手に入るようになったので、様々なおはぎ・ぼたもちが作られていてあまり差はない。

が、今でも「おはぎ」と「ぼたもち」をはっきり呼び分けている地域もある。

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