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メアリと魔女の花はつまらないしひどい映画?イライラするという声も

映画

『メアリと魔女の花』は、2017年に公開されたスタジオポノックのアニメ映画。

赤毛の髪がコンプレックスの少女・メアリが、ふとしたことから魔女の花「夜間飛行」を手に入れ、魔法の世界へ飛び込む冒険ストーリーです。

でも「つまらない」「ひどい」と言われてしまうことがあるよう。

どんなところがつまらなくてひどいの?

そのほか「イライラする」という口コミもまとめました。

参考になったら嬉しいです♪
(※2023年12月時点の情報です。作品の重大なネタバレを含んで作成しています。ご注意ください)

【メアリと魔女の花】ここがつまらない

『メアリと魔女の花』は『借りぐらしのアリエッティ』や『思い出のマーニー』の米林宏昌監督が手がけたファンタジーアニメ。

スタジオジブリから独立し、新たに立ち上げたスタジオポノックの制作でも話題になりました。

どんなところが「つまらない」と言われているのでしょうか?

ジブリ作品のつぎはぎでつまらない

調べていて圧倒的に多かったのが「ジブリに似すぎている」「ジブリに寄せているのに全然面白くない」「ジブリ作品の寄せ集めでしかない」という意見でした。

「ジブリのいろんな作品の上澄みだけをかき混ぜて作った映画。オリジナリティが一ミリもない」
「ジブリの焼き直し。見たことあるシーンばっかり」
「ジブリの名シーンを集めたキメラ作品」

など、かなり辛口の人が多かったです。

本作は、メアリー・スチュアートの『小さな魔法のほうき』が原作です。

でも物語中盤以降は大胆な映画オリジナル要素が加えられ、原作とは大きく違うものになっています。

原作はジブリ作品とは似ておらず、どちらかというと『ハリーポッター』に似ていると言われるのですが、映画ではかなりジブリ寄りに。

タイトルの「魔女」や魔法のある世界観、ほうきの飛行シーンは『魔女の宅急便』『ハウルの動く城』を連想させますよね。

また黒猫の導きは『猫の恩返し』、雲海にそびえたつ大学は『天空の城ラピュタ』、恐ろしい魔女は『ハウル』や『千と千尋の神隠し』など。

どれもジブリの大ヒット作品なので、「既視感がある」と感じる人が多いよう。

「ジブリの劣化コピー。ジブリの過去作の方が面白い」「ジブリの呪縛から抜け出せてない」という口コミがありました。

ジブリ作品は誰でも一度は見たことがあるものが多く、絵柄もよく似ているため、どうしても比較されてしまうのかもしれません。

また選んだ原作も、「魔女」や「魔法学校」など先に有名作品があるものばかり。

本作に限らずですが、ブームの後追い作品よりも、最初に作られた作品の方が面白いのはあるあるですよね。

映画もたいてい続編はつまらなくなってしまいます(『リング』とか)。

ジブリ作品に寄せていても、面白ければ問題ないのですが…。

原作なしのオリジナル作品で勝負した方が、評価は高くなったかもしれないですね。

ストーリーが古い・長い・テンポが悪い

そもそものストーリーが古くてつまらない・冗長でテンポが悪いという口コミがありました。

「話が古いし前半は必要ない描写が多くて長い。後半は説明が不十分で世界観がいまいち掴めない」
「前半はつまらない日常描写を延々と見せられて退屈。ピーターとの人間関係をしっかり描いてないから、クライマックスの救出劇も唐突」
「メアリやピーター、おばさんや先生たちの心理描写が浅く、見ている側は疑問だらけ。最後まで感情移入できず終わりました」

など、ストーリーがつまらない・感情移入できないという評価がありました。

ストーリーが古いという批判は、原作が1975年のものなのでしかたない部分もあります。

でもせっかく映画化するんだったら、「霧の向こうの不思議な街」を「千と千尋の神隠し」にしたような、現代風の良いアレンジを加えることもできますよね。

また物語の中盤以降、ピーターの救出劇がなぜか2回も繰り返されます。
(学校から救出・実験所から救出)

「何回助けに行くんだよ!」とツッコまれそうな展開ですが、これも監督が追加したオリジナル要素。

余計なエピソードが長く、テンポが悪いと言われてしまう原因になっています。

ほかにも、なんやかんやあっても、主人公たちの思い通りに物語がすすむというご都合主義なところも「つまらない」と言われているようです。

「物語が印象に残らない」「ジブリっぽさだけ覚えてる」と内容の薄さ、ストーリー性のなさも辛口の意見になっていました。

世界観の作りこみが浅い・魔法の説明が足りない

ファンタジー作品でもっとも大事な「世界観の構築」。

細部まで作りこまれ、練られた世界観は、見ている人をその作品へ引き込む力がありますよね。

ちょっと無理がある設定も、作品力があれば疑問を感じず、納得して見ることができます。

本作は魔法や魔女などが存在する、ファンタジーな世界が舞台。

でも作中で魔法についての説明はほとんどなく、「どんな力なのか」「なぜ危険なのか」が見ている人に伝わりません。

「疑問点が多すぎて、うまく楽しめなかった」「なんでそうなった?っていうのが多くて入り込めなかった」という口コミがありました。

見ていて「??」となってしまうと、物語に集中できないですよね。

反対に、「映像で説明して、セリフでも説明して…って、説明多すぎ!アニメなんだから動きや演出で見せてよ」「普通の人間は自分が今からしようとすることを、いちいち独り言のように呟いたりしない。誰に向かってしゃべってんの?子供だってそこは理解できますよ」という人も。

必要な説明がなく、いらない情報が多いというバランスが悪いところが、つまらないと言われてしまうのかもしれないですね。

宮崎駿監督を意識しすぎている

『メアリと魔女の花』は、ジブリから独立した米林監督が立ち上げたスタジオで制作されました。

でもスタジオジブリ出身のスタッフが中心になって作られたため、どうしても「ジブリ色」が出てしまうようです。

宮崎駿監督は偉大なクリエイターなので、意識したり、その影響から抜け出したいと考えるスタッフが多いのは分かりますよね。

ただ、その気持ちが強すぎて、作品がつまらなくなっているという意見がありました。

本作を見る限りでは、ジブリや宮崎監督の影響から全然抜け出せていないように思えます。

反対に、ジブリの継承者というにもその域に達していないと感じます。

絵柄は似せているのに、中途半端な作品づくりがつまらないと思われてしまうのかもしれないですね。

【メアリと魔女の花】ここがひどい

「ひどい」という口コミも多い『メアリと魔女の花』。

どんなところがひどいのでしょうか?

演出がひどい

「作画以外が全部ひどい」「ジブリに似てるからとかじゃなくて、普通にひどいw」という口コミがありました。

「メアリが魔法を得るシーンで、足元から上半身を映すカメラワーク、使い古されててひどい」
「ハッとするような魅力的なシーンがない。平凡な演出ばかり」

など、演出がひどいという辛口の意見がありました。

演出の良し悪しは、物語の盛り上がりに大きく関わってきますよね。

とくに魔法がある世界観なら、ドラマティックな演出でワクワク・ハラハラさせてほしいところ。

「映像はキレイなのに、全体的な魅力が少ない」とも言われていて、それも演出の物足りなさや、過剰な部分のバランスの悪さが原因かもしれません。

ラストがひどい

「いろいろひどいけど、ラストがとくにひどい」
「魔女の花、ピーターとメアリの成長、マダムとの対決、魔法との決別、いろいろ詰め込んだのにサラッと終わらせました感があってひどい」
「ラストで魔力を失ったはずなのに、ほうきに乗って帰るという整合性の取れてなさ。脚本ひどすぎないか」
「魔女の花を使った変身魔法の実験が失敗するシーン、原発批判みたいなことになってるけど、作品の世界観と合ってない…」

など、本作の結末がひどいという口コミがありました。

原作はちゃんとしているのに、余計なオリジナル要素を入れると設定が破綻するという良い見本かもしれませんw

またラスト、マダムたちが執拗に追い求め、大事件になるほどの強大な魔力を秘めた魔女の花を、メアリは適当に投げ捨てますw

誰かが拾ったらどうするんだ…。

このあたりの脚本のいい加減さが、「ひどい」と言われてしまうのかもしれません。

ひどいというより虚無

「ひどいというより、何も感じない」
「監督が何を言いたかったが分からない。ただ絵がきれいなだけの映画」
「見た後に心に残るものがない。虚無」

という辛口の意見がありました。

そういう映画、ときどきありますよね…。

「つまらないとまでは言わないけど、残念です」という口コミもあり、期待が高かった人ほど「虚無」になってしまうのかもしれません。

【メアリと魔女の花】ここがイライラする

「『メアリと魔女の花』にイライラする」という声も多いようです。

どんなところがイライラするのでしょうか?

主人公(メアリ)にイライラする

もっとも多かったのが、「主人公(メアリ)にイライラする」という口コミでした。

「メアリは自分で選択しないし、しっかりしろよって。お前のせいだよって。どうにかする気は無いのって思ってしまってすっごいイライラする」
「主人公の女の子の性格が自分には合わなさ過ぎてイライラした。特に最初の頃の言動がもう…無理」
「主人公のメアリがどんくさいクソ女でイライラする」
「メアリがアホすぎてイライラするわ」

など、男女問わずいろいろな人から「無理」「イライラする」と酷評されているようです。

メアリは「ハリーポッター」のハリーと同じく、もともとは魔法の力を持たない普通の女の子。

原作と違って、クセの強い赤い髪にコンプレックスを持っていて、それをからかわれたりするシーンも。

物語前半は、ドジっ子な部分が目立つメアリ。

「ドジだけど頑張ってます」感を出そうとしているのかもしれませんが、見事に失敗しています。

最近はこういう女の子、共感されにくいですよね。

また「変わりたい」と言うわりに、自分では何も行動していないところもイライラがたまる原因かも。

ほかにも、
「あんなすぐバレる嘘をつくのは…。全部自業自得だし、お前が悪い!ってなっちゃう」
「その後の物語が盛り上がっても、”いや、お前のせいだし…”ってなって冷めちゃう」

など、作中でメアリがついた嘘のせいで、大きな騒動になってしまうところがイライラするという意見も。

メアリは普通の女の子なのに、偶然魔女の花を手に入れて魔法が使えるようになり、つい「自分は魔法大学の新入生だ」と嘘をついてしまいます。

自分にないものを手に入れて気が大きくなり、つい調子に乗ってしまうこと、ありますよね。

私たちもなんとなく身に覚えがありますが、メアリはその後が最悪です。

彼女は大学の校長の部屋からこっそり魔法の本を持ち出してきていて(正確には盗んで)、それを返さないとピーターがどうなるか分からないと脅されてしまいます。

ピーターを危険にさらすわけには行かないと、再び大学に戻る決心をするメアリ。

…いや、お前が悪いんじゃん!w

「メアリがピーターの忠告を素直に聞いて森に入らなければ、大学の新入生だと嘘をつかなければ、こんなことにならなかったのに…」
「メアリが見ていて可愛くないんですよ。見た目もだけど、性格・性質が可愛くない。応援する気になれないんですよね。イライラする」
「大人(叔母さん)にはいい顔をするけど、ピーターにはひどい言い方。こういう子いますよね。好かれないと思う」

など、メアリの性格や行動にイライラするという人がたくさんいるよう。

共感できない言動や行動、自業自得で騒動を引き起こし、他人に迷惑をかけまくる。

勝手に他人の部屋の棚から本を盗むという手癖の悪さ。

そしてあまり反省もせず、ラストは「自分たちさえ良ければ後はどうなってもいい」と感じられる描写で、「おいおい」とツッコミを入れる人も。

メアリはまだ子どもですが、許される限度を超えていると感じた人もいました。

主人公が自分のしたことにしっかり向き合わず、ちゃんと解決していないところが、「イライラする」原因かもしれませんね。

展開にイライラする

『メアリと魔女の花』の展開にイライラする、という口コミもありました。

主人公メアリのキャラ設定や、彼女の嘘や行動のせいで大きな事件になってしまうところ、ピーターを2回も救出するという謎の展開、原子力批判のような原作にないメッセージ性など、見ている人が物語に入り込めない要素がたくさんあります。

子供向けにしては子どもが楽しい内容ではなく、大人向けにしてはメアリの行動がめちゃくちゃすぎて楽しめません。

「ドジっ子だけど頑張ってる」「小さな失敗を経験して大人になっていくんだよ」的な展開にしたかったのかもしれませんが、メアリがやったことはいたずらレベルではないし、人の本を盗むなんて絶対にやってはいけないことですよね。

メアリに魅力がないのも、盛り上げるわりに感動がないのも、原作からかけ離れたオリジナルの展開にしてしまったからかもしれません。

「つまらない」「ひどい」「イライラする」と辛口の評価が多い本作ですが、「映像はきれい」「絵が可愛くていい」と映像美に関してはとてもポジティブな声が見られました。

『メアリと魔女の花』が気になった人は、ぜひチェックしてみてくださいね。

まとめ

『メアリと魔女の花』は、2017年に公開されたスタジオポノックのアニメ映画。

「つまらない」「ひどい」「イライラする」と言う声が多い。

つまらないと言われる理由は、ジブリ作品のつぎはぎでつまらない・ストーリーが古い・長い・テンポが悪い・世界観の作りこみが浅い・魔法の説明が足りない・宮崎駿監督を意識しすぎているなど。

ひどいと言われている理由は、演出がひどい・ラストがひどい・ひどいというより虚無など。

イライラすると言われているところは、主人公(メアリ)にイライラする・展開にイライラするなど。

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