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紅の豚はつまらないし分からない映画?面白いというネットの意見も

映画

1992年に公開されたジブリ作品『紅の豚』。

興行収入は54億円(推定)と言われ、1992年の公開映画トップの大ヒット作でした。

もちろん観客動員数も84日間で304.9万人と最高だったのですが、一部の人からは「つまらない」「意味がよく分からない」と言われていたようです。

いったいどこがつまらないのか?
分からないのはどこ?

そのほか「面白い」というネットの声もまとめました。
(作品のネタバレを含んで作成しています。ご注意ください)

【紅の豚】ここがつまらない

子どもにとってはつまらない

もっとも多かったのは「子どもにとってはつまらない」という意見でした。

「かっこいいとは、こういうことさ」というキャッチコピーのとおり、この映画は大人の男性(豚だけど)の生きざまを描いた作品です。

そのため男性視聴者にはとても評価が高いのですが、子どもたちからは「つまらない…」「面白くない」と言われてしまうよう。

『紅の豚』公開時には幼稚園・小学生だったというファンも多く、「当時まったく意味が分からなかった」「地味でつまらない映画だった」「ヒロインがおばさん」(ひどい)と感じた人がほとんどだったようです。

しかし大人になった現在では、「面白い」「ポルコがかっこいい」「ジーナさん素敵」と見方が変わった人も多いよう。


子どもの時には読み取れなかった世界観や人間関係、大人の微妙な感情などを同じ大人になって理解できたという人も。

子どもの時には「つまらなかった」と感じた人ほど、年を重ねて再視聴した時に「面白い」「考えさせられる」となるようです。

それほど長く愛される作品であり、何度見ても楽しめる映画といえそうですね。

女性にとってはつまらない

同様に「女性・若い女の子にとってはつまらない」という意見も多くありました。

これも本作が「大人の男性にスポットを当てたストーリー」だからかもしれません。

登場するのは一匹オオカミの『豚』、美人を見ればすぐプロポーズする女好きの中年(本当は青年)、風呂に入らない荒くれ者の空賊たち、バツ3の美魔女など、「好き」「憧れる」とはなりにくいキャラばかりです。

若い女性にいちばん近いと思われる17歳のヒロイン・フィオも、飛行艇屋の跡取りで男性との恋愛よりは艇に夢中という性格。

どのキャラにもいまいち共感できず、描かれるのは難しい大人の人間関係や男たちのプライド、飛行艇に対するロマンばかり。

『もののけ姫』のアシタカや『千と千尋の神隠し』のハク、『ハウルの動く城』のハウルのようなイケメンキャラもいません。

そんなところが「女性(とくに若い女性)にはつまらない」と言われてしまうようです。

「女性にはつまらないだろうな」「『紅の豚』の良さは男にしか分からない」という意見はやはり男性からが多いよう。

でも決して否定的な印象ではなく、むしろ男同士の楽しい秘密を共有しているようにも思えますねw

ストーリーがつまらない

意外と多かったものが「ストーリーがよく分からない」「地味でつまらない」という意見でした。

宮崎監督の「好き」を詰め込んだ作品と言われている『紅の豚』。

第一次世界大戦時に活躍した飛行艇がこれでもかと登場し、艇での空中バトルは監督のこだわりが爆発する渾身のシーン。

登場人物はダンディズムを極めた大人の男(姿は豚という愛らしさも)、主人公を慕う魅力的なヒロイン(成熟した女性とエネルギッシュな少女)、飛行艇屋を切り盛りするたくましい女たちなど、監督の好み(?)がよく分かりますよね。

キャラの立った登場人物たちはどれも魅力的なのですが、ストーリー自体はラピュタやトトロのような盛り上がりもなく、恋愛も匂わせる程度。

「地味」「派手さが無い」「最後の殴り合いがつまらない」と言われてしまうようです。

子どもの時には「話が難しい」=「つまらない」と感じたものの、大人になるとよく分かるようになり、好きな映画になったという人も。

世界観やカメラワーク、背景美術、音楽などは素晴らしいものの、物語としてはありきたりで起伏もなく「つまらない」と感じる人も多いようです。

そのほか、「つまらなくて子どもといっしょに楽しめない」というファミリー(とくにママさん層)や、「女の子が出て来なくてつまらない」という男性ファン(フィオが出てきてからは面白くなって来たとのことw)、「宮崎監督の道楽で作った作品だから(本気を出していないので)つまらないのでは?」という声も。

もともと『紅の豚』は、宮崎監督が「月刊モデルグラフィックス」に連載していた「飛行艇時代」というエッセイ漫画が原作で、JAL国際線の機内上映作品として映像化が企画されたものでした。

そのため監督としては「軽い気持ち」で趣味の延長のように描いていたよう。

またヒロインは当初フィオだけで、ジーナは映画化が決まってから作られたキャラだそうです。

ストーリーが「つまらない」のも、もともと構想をそこまで膨らませていなかったためとも考えられますね。

【紅の豚】ここが分からない

主人公が豚なのがよく分からない

圧倒的に多いのが「主人公(ポルコ)がなぜ豚なのか分からない」という声でした。

ですよね!w

当時(今も)多くのファンを困惑させた『豚』の主人公。

劇中で解説されるのかと思いきや、「なぜ豚になったのか」「どうしたら戻れるのか」「最後は人間に戻れたのか」はいっさい説明がありませんw

一応ジーナの「どうやったらあなたにかけられた魔法がとけるのかしらね…」というセリフはあるのですが、作中ではほかに豚や動物に変えられたキャラが出るわけでもなく、魔法使いが登場するわけでもありません。

飛行艇があるので科学技術はありそうなのですが、魔法も両立する世界観なのかはよく分かりません。

そんな「よく分からない」ふわふわした世界観が気になって、ストーリーに入り込めず、「面白くない」「つまらない」と感じる人が多いようです。

第一次世界大戦や実在するアドリア海などの地名が出るため、ファンタジーではなく現実の物語ということは分かるのですが、人間の中でひとり『豚』の姿をしているポルコに違和感があるようです。

このあたり、宮崎監督は深くは設定していないのでは?と考えられます。

前述のとおり、もともとは趣味のエッセイ漫画が原作だったことや(主人公は豚の姿のパイロット)、監督は「豚が人間に戻る映画を作りたいとは思っていない」と言っていることから、主人公が豚であることにそこまで深い意味はないのではないでしょうか。

魔法かもしれないし、本人が「人間をやめたくなった」からかもしれない。

ポルコが豚になった理由は、視聴者がそれぞれ自由に考えていいと言われているような気もします。

しかし一部の人は「人間が豚になった理由」が説明されないと「分からない」としてつまらなく感じてしまうよう。

理屈や理論できっちり解決される映画を楽しみたい人にはつまらないのかもしれませんね。

子どもだと分からない・大人でも分からない

「子どもにとってはつまらない」と同じく、「子どもには難しくて分からない」作品だと言われているようです。

幼少期に観て「分からない」「面白くない」と感じた人がかなりいるよう。

しかしそのほとんどの人が大人になって観直しており、その魅力が「分かった!」となっているようです。

年を取り経験を重ねることで気が付く『紅の豚』の面白さ。

世界観や人間関係の複雑さも分かるようになり、深く楽しめるようになるようです。

しかし「大人になっても分からない!」という人も。

その解釈の難しさから、いまだに「分からない…」というファンもいるようです。

といった「分からない」のは見る側・受け取る側の問題とする人もいます。

また「よく分からないけど作品は好き」というファンもいて、さまざまな人から愛されている作品ともいえそうですね。

ストーリーが分からない・意味不明

「ストーリーが分からない」とも言われているようです。

とくに「分からない」と挙げられているのが物語終盤のシーン。

フィオを賭けた空中戦の後、ポルコとカーチスはお互い飛行艇の弾切れとなり、物を投げ合いますが勝負はつかず。

ついには浜辺で殴り合いの肉弾戦になります。

「殴り合わなくてもいいのでは?」というもっともな意見や、「ボコボコにされる主人公が新しい」という意見も。

管理人は「男と男の真剣勝負が最終的に殴り合いになる」という様式美か、笑いとして描いていると思ったのですが…(違うのかも?)。

このシーンは「往年のアメリカ映画的殴り合い」という意見もあり、こちらもさまざまな受け取り方ができそうです。

「男がプライド(と女)を守るために戦う姿は滑稽でもあり、カッコよくもある」という、自虐的でありながら人間讃美のようなメッセージも感じ取れますね。

よく分からないけどかっこいい・面白い

「よく分からない」という意見と同じくらい多かったのが、「分からないけど面白い」という声でした。

「男心をくすぐる何かがある」があると言われる今作。

「分からない」と言われる一方で、子どもでも「分かる」面白さがあるようです。

とくに、機械いじりや乗り物が好きな男の子にはたまらない魅力があるよう。

ストーリーはよく分からなくても、飛行機好きの監督のこだわりが詰め込まれた飛行艇乗りの物語。

面白くないわけがありません。

細部にわたり細かく設定されたポルコの愛機・サボイアS-21やカーチスの飛行艇のほかにも実在したさまざまな飛行艇が登場。

フィオの実家ピッコロ社で艇が組み立てられていく工程なども、好きな人にはたまらない描写のようです。

ストーリーは分からなくても楽しめる要素がたくさんある作品ですね。

【紅の豚】ここが面白い

今見ると面白い

「つまらないと思っていたが面白い」というファンがほとんど。

大人になるとその魅力・面白さが分かるジブリ作品No.1かもしれません。

深く考えずに楽しめる

最近のジブリ作品は『もののけ姫』や『ポニョ』などテーマが壮大すぎる・抽象的で分かりにくいとも言われています。

しかしこの『紅の豚』は比較的分かりやすく作られています。

究極的には「男のカッコよさ」と「カッコ悪さ」を描いている作品と言え、見る方も伏線や世界観などはあまり深く考えず、美しい海や空を楽しむように、ストーリーをそのまま楽しむ娯楽作品と言えます。

最近の難解な作品に疲れた時には、この『紅の豚』で古き良きダンディズムに触れてみてはいかがでしょうか?

まとめ

『紅の豚』はジブリの人気作品だが、一部の人からは「つまらない」「意味がよく分からない」と言われていた。

がつまらないと言われた理由は、子どもにとってはつまらない・女性にとってはつまらない・ストーリーがつまらないというもの。

分からないと言われた理由は、主人公が豚なのがよく分からない・子どもだと分からない・大人でも分からない
ストーリーが分からない・意味不明というもの。

もちろん面白いというファンもいて、子供の頃はわからなかったが今見ると面白い・深く考えずに楽しめるという意見がある。

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