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君たちはどう生きるかは気持ち悪いし意味不明?何が言いたい作品なのか

『君たちはどう生きるか』は、2024年に「第96回米アカデミー賞長編アニメーション映画賞」(オスカー)を獲得した、宮崎駿監督の作品。

世界的にも大きな評価をされていますが、一部では「気持ち悪い」「意味が分からない映画」と言われることも。

『君たちはどう生きるか』が、気持ち悪いし意味不明と言われるのはなぜ?

そのほか何が言いたい作品なの?についてもまとめています。

参考になったら嬉しいです♪
(2025年4月時点の情報です。重大なネタバレを含んで作成しています。ご注意ください)

【君たちはどう生きるか】ここが気持ち悪い

調べたところ、『君たちはどう生きるか』は「面白い」「深い…」という好意的な意見と、「気持ち悪い!」「意味がよく分からない」といういまいちな意見に分かれているようでした。

ジブリファンから熱烈な支持を受けている一方、ライトなファンからは厳しめの評価をされているようです。

『君たちはどう生きるか』はどこが気持ち悪いと言われているのか、口コミを紹介します。

鳥が気持ち悪い

『君たちはどう生きるか』が気持ち悪い!という感想の中で、一番多かったのは「鳥が気持ち悪い…」という口コミでした。

キレイな羽根や可愛いしぐさ、空を優雅に飛ぶ様子など、普通なら鳥を気持ち悪いと感じることはあまりなさそうですが…。

この映画には、鳥たちがインパクトのある登場をします。

出てくるのはアオサギとペリカン、インコ。

でもどれも「可愛い」「きれい」な姿ではなく、ちょっと怖かったり気持ち悪いものばかり。

中でもアオサギは本作の宣伝用ポスターにもなっているとおり、作品の代表的キャラクター。

物語の始めから終わりまで主人公・眞人に関わる、重要なポジションにいます。

ところが、このアオサギがとにかく気持ち悪い!

最初は普通の”鳥”として描かれていますが(それでも何とも言えない気味の悪さがあります)、物語の中で眞人の「現実」と「非現実」の境が曖昧になっていくのに合わせて、不気味な変化をしていきます。

「お待ちしていました」と人間の言葉をしゃべり、そのくちばしには肉塊のような歯茎とずらりと並んだ歯が!

さらに物語が進んでいくと、アオサギは「大きな鼻を持つ不格好なおじさん」に変身するのです。

鳥だと思っていたアオサギのグロテスクな変身に、ほとんどの視聴者は「気持ち悪い!」「不気味…」となってしまうようです。

ほかにも、異世界で最初に出会う大量のペリカンは、眞人を押しつぶそうと飛びかかってきたり、人間の元になる可愛らしい「ワラワラ」を食べまくったりと実際のペリカンとはまるで違う、残酷で横暴な行動をとります。

またインコは、私たちのよく知っている小さくて可愛らしいフォルムではなく、大人と同じくらいの背丈のある姿と間抜けな顔で、”インコ人間”とも呼ぶような不気味な存在です。

さらに、このインコは眞人を食べようとしてくるなど、なんと肉食!

人間と同じサイズの鳥人間が、人間を襲う…。

ホラー映画みたいですよね。

インコ人間には何度も襲われるシーンがあるので、より強烈な気持ち悪さを感じる人もいるようです。

とはいえ、アオサギはストーリーが進むにつれて眞人を助けてくれるなど、その印象が良い方向に変わっていくキャラクター。

アオサギについては「気持ち悪い」だけで終わらないキャラといえるかもしれません。

父親が気持ち悪い

次に多かったのは、「眞人の父親が気持ち悪い」という感想でした。

気持ち悪いと言われる理由は、「妻を亡くした後、その妹と再婚する」から。

つまり、眞人にとって自分の母親の妹(叔母さん)を、新しい母と呼ばなくてはいけなくなってしまったんですね。

これはなかなか厳しい…。

また、妻を亡くしてすぐ再婚するところ、すぐに子どもが出来ているところも気持ち悪いと言われているようです。

現代の価値観や倫理観では、「気持ち悪い!!」(とくに女性から)と言われてしまうのも仕方ないかもしれませんね。

ただ、本作の舞台は太平洋戦争が始まって3年目。

おそらく昭和19年(1944年)ごろとされています。

戦災や病気で妻を亡くした夫が、その姉や妹と再婚することは、当時そこまで珍しいことではなかったようです。

結婚は”家”と”家”のつながりであり、本人の意志ではなく、”家”を優先することが多かった時代。

父親は軍需工場を経営していることもあり、”家”のためには早く再婚する必要があると考えたのかもしれません。

今ではなかなか受け入れにくい婚姻ですが、当時の時代背景を考えると、「気持ち悪い」とまでは言えないかもしれないですね。

夏子が気持ち悪い

父親だけでなく、「新しい母親も気持ち悪い!」と言われているようです。

とくに「キモい」と言われているのは、新しい母親である夏子が、妊娠中の自分のおなかを眞人に触らせるシーン。

「母親を亡くして一年ぐらいしか経ってない子に、母親の妹がいきなり『あなたの弟か妹よ』と腹を触らせるのってなかなか気持ち悪いな」
「あの後妻まじで気持ち悪い最悪な女だった…。腹触らせてくるのめちゃくちゃ気持ち悪いし嫌い」

など、嫌悪感や生理的な気持ち悪さを感じている人もいるようです。

これは人によって感じ方が違うかもしれませんね。

夏子としては、一人っ子の眞人に弟か妹が出来ることを、純粋に喜んで欲しかったのかもしれません。

ただ、11歳の眞人には、自分の母親が死んでまだ1年ほどなのに父親が再婚したこと、それが母親の妹であること、もうすでにおなかに赤ちゃんがいることなどを好意的に受け止める余裕がなく、夏子にもそっけなくふるまいます。

眞人に感情移入していると、夏子のこのシーンは気持ち悪く感じてしまうかもしれないですね。

【君たちはどう生きるか】ここが意味不明

『君たちはどう生きるか』が意味不明、意味がよく分からないという口コミも一部でありました。

どんなところが意味不明と言われてしまうのでしょうか?

ストーリーが意味不明

「ストーリーが難解で分からない」
「???結局何がどうなったのかよく分からなかった…」
「意味不明だし何も楽しくない、楽しめない映画」

など、一部の人からは厳しめの意見があるようです。

本作の意味が分からない、難解と言われている理由は、「ファンタジー世界と現実世界を複雑に絡ませて、眞人の精神の成長を描いている」から。

これは宮崎駿監督が、”あえて”取っている手法かもしれません。

「ラピュタ」や「トトロ」のような分かりやすいファンタジーではなく、眞人が経験する現実世界の不条理も描かれるなど、戦時中のリアルと眞人の心象を表すようなファンタジー要素が同時に展開する点が本作の分かりにくいと言われるところです。

意味のないシーンが多くあったり、なのに話が急に飛んだり、説明不足なまま終わったり、「分かりにくさ」がストーリーを難解にしています。

ただ、物語だけを見れば、「母を亡くした11歳の少年が、父親の再婚と新しい母親という現実を受け入れられず苦しむものの、内なる冒険を経て精神的に成長する」というド定番でシンプルなもの。

ジブリ・宮崎監督の思惑というメタ的要素や、奇妙で奇抜なキャラクター、場所や時間が絡み合い、複雑に見えますが、ストーリーのメインは少年の成長物語なんですね。

それにプラスして、”クソガキ”ムーブ全開だった眞人が、親に構ってほしい自分の甘えや、現実と向き合えない弱い心を認めていく過程、映画の最初につながるような物語終盤の展開、すべての意志を受け止め、未来へ進んでいく希望のあるエンディングがきちんと描かれているなど、分かりやすくはなくても「物語としてちゃんと面白い」という意見もあります。

ほかにも、「意味不明と言われるけど、観た人によって感想が変わってくる映画」という意見も。

観る人それぞれが様々な解釈をしてOKな、自由度の高い作品といえるかもしれませんね。

【君たちはどう生きるか】何が言いたい作品なのか

「結局何を言いたい映画だったの?」「どういう話だったんだこれ?」という感想も多い『君たちはどう生きるか』

「何が言いたいか分からない」という口コミを紹介します。

何が言いたいのか分からなくて見ても楽しくない

「見終わった後、まったく何も残らないという虚無」
「監督が描きたい構図をいっぱい詰め込みました~、多分それだけ?」
「もう82歳だから仕方ないのは分かるけど、作画は綺麗なのに話が楽しくない」

など、この作品から宮崎監督が伝えたかったことが分からず、厳しめの評価をしている人が多くいました。

「『君たちはどう生きるか』っていうメッセージが弱くて、現代の僕たちにはあんまり響かないかもしれない…」
「眞人の心情がいまいちよく分からないし、監督が言いたいこともよく分からなくて、モヤっとする感じ」
「エヴァ見た後に似てる」

など、見た後のすっきりしない印象をエヴァンゲリオンにたとえている人も。

「見終わった後すっきりした!」「監督が言いたいことが分かった!」という爽快な作品なら、好意的な感想も多かったかもしれませんね。

実際は残念ながら、「何が言いたかったのか分からない」という意見が多くあるようです。

言いたいことは分かりやすい

反対に、
「監督が言いたいこと、割とストレートに伝わって来た気がする」
「『俺はこういうキャラクターが理想であり、好きなんだ!!』という監督のヘキ大公開作品」
「俺は好きに生きた。お前たちも好きに生きろ、と言われてる感じ」
「結局『君たちはどう生きるか』が監督の言いたいことなのね」

など、見た人それぞれが自由な解釈をしている人も。

また、
「何が言いたいか分からなかったけど、宮崎駿さんの思想が映像を通して頭にねじ込まれていく感覚が気持ちよかった」
「監督の言いたいことが分からない、というのもまた一つの答えだと思う」
「宮崎駿があの歳で何を言おうとしたのか、考察するのを楽しむ作品。正解はない」

と考えている人もいました。

『君たちはどう生きるか』が何を言いたい作品だったのか、明確な答えはないと言えそうです。

「つまらない」「面白くない」と感じるのも、また「深い」「面白い」と感じるのも自由。

それこそが監督の言いたいことなのかも?

どう感じるのか、見た人の感性にゆだねられていると言えそうですね。

面白いけどうまく言葉にできない

本作の感想で多かったのが、「面白かった!…でもどこがどう面白かったのか、うまく言えない」「面白い映画なんだけど、言語化しにくい」というものでした。

「何が面白くてどこが好きなのか、全然言語化できないよ~」
「どうして面白いのか分からない…。ストーリーは色々破綻してる、鳥はキモいし主人公の感情の起伏もあまりない。なのに観れば観るほど面白い」

と、面白さの理由をうまく言えない、でも面白いのは確か!と思っている人も。

「なんかよく分からんけどすごい!面白い!!って感じた!!」
「なんで?なにこれ??みたいな描写が多いんだけど、最後はなんとなく満足感に包まれて…。この面白さは一体、何なんだ」
「気持ち悪いとこもあるし、鳥の糞シーンとか嫌悪感もあるのに、見終わるとやっぱり面白いのはなぜ?」

と、意味が分からないところやダメなところがあるのに、最終的に面白いのが不思議と感じる人もいるようです。

作画の良さやキャラクターの動き、演出、音楽など、ほかの要素はさすが宮崎監督作品と言えるようなクオリティの高さ。

ストーリーは少し分かりにくくても、本作にはすべてをひっくるめて面白いと言わせる作品力があるのかもしれません。

さらに、本作は2024年に「第96回米アカデミー賞長編アニメーション映画賞」(オスカー)を獲得しています。

世界的にも大きな評価をされている『君たちはどう生きるか』。

見ていない人は、この機会にぜひ一度見てみてくださいね♪

「君たちはどう生きるか」を無料で見るには

ジブリ作品って、プライムビデオやネットフリックスなどの動画配信サービスでは配信されていないんですよね。

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(引用:TSUTAYA DISCAS

まとめ

『君たちはどう生きるか』は、2024年に「第96回米アカデミー賞長編アニメーション映画賞」(オスカー)を獲得した、宮崎駿監督の作品。

「君たちはどう生きるか」は気持ち悪いと言われているが、鳥が気持ち悪い・父親が気持ち悪い・夏子が気持ち悪いなどが理由。

「君たちはどう生きるか」は、ストーリーが意味不明とも言われている。

「君たちはどう生きるか」は何が言いたい作品なのかがわかりにくいと言われているが、何が言いたいのか分からなくて見ても楽しくない・言いたいことは分かりやすい・面白いけどうまく言葉にできないという意見がある。

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