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ミッドサマーは怖いし気持ち悪い映画?グロくないという意見も

映画

『ミッドサマー』は、2019年に公開されたアリ・アスター監督のホラー映画。

「怖い」「面白い」と大ヒットし、夏至近くになると「ミッドサマー見よう」と今でも人気が衰えない名作です。

でも一部では「怖い」「気持ち悪い」という意見が。

ホラー映画なので怖いのはいいとして、気持ち悪いのはなぜ?

そのほか「グロくない」という口コミもまとめました。
(※2023年10月時点の情報です)
(※作品の重大なネタバレを含んで作成しています。ご注意ください)

【ミッドサマー】ここが怖い

2019年最大の(?)怪作とも言える『ミッドサマー』。

カルト宗教の怪しい風習・閉じたコミューン・何も知らない学生たちの顛末など、ホラーな要素がてんこもりの作品です。

どんなところが「怖い!」と言われているのでしょうか?

ダニーの変化が怖い・人間が怖い

意外なことに、「怖い」「怖かった…」という口コミのほとんどは「ヒロインの変化が怖い」「村人たちが怖い」「人間が怖い…」といった、「人が一番怖い」系の意見でした。

管理人も本作を視聴して、まさにこれだな!と感じましたw

『ミッドサマー』のかんたんなあらすじは、
「90年に一度、スウェーデンのとあるコミューン(閉ざされた集落)で行われるという夏至祭に参加したヒロインとそのボーイフレンドたち。奇妙で恐ろしい儀式を目の当たりにし、巻き込まれていく中で次第にその狂気に取りつかれていき…」
といった王道のもの。

ストーリーとしてはよくあるパターンで、ホラー好き、映画好きな人はそこまで怖くないかもしれません。

ヒロイン・ダニーはある日突然、愛する家族を自死(心中)によってすべて失った大学生。

それが原因で精神が不安定になっていて、薬を常用し恋人クリスチャンに依存気味の生活を送っています。

そんなダニーを心配したクリスチャンが、彼女をスウェーデン旅行に誘ったことから物語が始まります(正確には誘ったというのもなんかちょっと違うのですが)。

当初ダニーはとても情緒不安定になっていて、男友達に心配されるほど「面倒くさい女の子」「かまってちゃん」になっています。

でも訪れたコミューンで歓迎のハーブ(おそらく大麻…)を吸い、美しく明るい自然に囲まれ、村人達の暖かいもてなしを受けるうちに、生きる気力を取り戻していきます。

ここまでなら普通に良い話なのですが、それで終わらないのが俺たちのミッドサマー。

ここから9日間にわたって繰り広げられる「祝祭」によって、ダニーは大きく変貌をとげるのです。

まず視聴者の度肝を抜くのが、崖から飛び降りる初老の夫婦と、その息の根を止めるために槌を振り下ろす村人。

続いて神殿に忍び込み、禁じられた写真を撮ったことで殺されるクラスメイト。

また神聖な木に用を足したクラスメイトも人知れず抹殺されます。

ダニーの恋人クリスチャンは村娘の一人に気に入られ、ベッドにこっそり「恋のお守り」を忍ばせられています。

このあたりから視聴者はなんとなく不穏な空気を感じ取るのですが、作中のダニーは何も気づいていません。

北欧の明るい自然の中で美しい花が咲き誇り、ダニーは村の娘たちと思い切り夏至祭を楽しみます。

娘たちと同じ白いドレスを着て、花冠をかぶり、テンポの早い踊りに加わるダニー。

最後まで踊り続けられた女の子が、その年のメイ・クイーンになるのです。

ダニーは見事クイーンに。

村人たちに祝福され、季節の花々で飾られた台に乗って宴席へ移動します。

喜ぶダニー。

ところがその儀式の最中、村の神殿ではクリスチャンが村の娘と性行為をするよう強制されていました。

薬で自由や思考力を奪われ、全裸の村の女たちが歌いながら見守る中、娘と結ばれるクリスチャン。

ダニーは神殿から聞こえる歌声にひかれて中をのぞき、衝撃の事実を目の当たりにします。

ショックを受けて飛び出し、泣き叫ぶダニー。

ダニーの精神はここで一度壊れてしまったのかもしれません。

「ダニーが怖い」と言われるのはここから。

ことを終えたクリスチャンは、納屋で殺されたクラスメイトを発見。

自分も何者かに薬を吹きかけられ、失神してしまいます。

ダニーは、メイ・クイーンとして村の特別な存在になっていました。

村の娘と通じたクリスチャンの処分を聞かれ、あまり悩むこともなく「死」を選択します。

ここでのポイントは、ダニーの背後の草花が動いていないこと。

これはダニーが大麻で幻覚を見せられてるわけではなく、自分の意志でクリスチャンの死を望んだという描写です。

クリスチャンは薬で体が動かないまま熊の皮を着せられ、神殿に。

死んだクラスメイトたちの首も飾り付けられ、神殿に火が放たれると、あっという間にすさまじい炎が建物を覆います。

その炎を黙って見つめるダニーは、正気のまま。

涙をためていた顔に、うっすらと笑みが浮かんで ~Fin~ となっています。

怖い!!

ミッドサマーの”怖い”要素は、このダニーの変化につきるという人も。

閉鎖されたコミューンのあやしい儀式も もちろん怖いですが、それはカルト宗教的な怖さ。

ストーリー的には「やっぱりねw」という感じなので、あまり怖さは感じられません。

あんなにクリスチャンべったりだったダニーが、9日間村に滞在しただけで彼氏に「死刑!!」と言ってしまえる心境の変化。

洗脳効果、大麻効果もありそうですが、いちばんの原因はクリスチャンの浮気なんでしょうね。

カップルでこの映画を見ない方がいいという意見も納得ですw

怖いだけじゃない映画

「怖いけどもう1回見たくなる」という口コミもありました。

ミッドサマーは、見終わった後もう一度初めから見ると分かるしかけが隠されています。

「花冠」は本作を象徴するアイテムですが、実は映画の序盤ですでに登場しているんです。

ダニーが妹を心配して電話をかけるシーンで、枕元の写真のダニーに花冠が…。

ダニーがメイクイーンになる運命は、最初から示されていたんですね。

またダニーの苗字は作中ではあまり出てきませんが、「アーダー」。

アーダーはラテン語で「熱」「ゆっくり燃やす」という意味があるそう。

ミッドサマーを最後まで見た人なら、この怖さが分かりますよねw

また有名なところでは、食事の時のテーブルの草花や、メイクイーンになった後、台に乗って運ばれるシーンで背後の木々や花、草が不気味に動いているという演出があります。

これはダニーの薬物の影響や、精神状態を表しているという考察がありました。

実際には動いていないのですが、ダニーにとっては動いて見えるという演出のようです。

でもホラー映画として、効果的な”怖さ”になっていますよね。

見終わったときに分かるいろいろな要素が隠されているので、「怖いけどもう1回見たい」という感想になるのかもしれないですね。

【ミッドサマー】ここが気持ち悪い

「”怖い”というより”気持ち悪い”」という口コミがたくさんありました。

生理的に気持ち悪い・無理という人も。

どんなところが気持ち悪いのでしょうか?

生理的嫌悪感が強い

「怖いというより不快」「不気味」という人が多いようです。

アリ・アスター監督は、意図的にそんな映画にしてるような気もしますねw

管理人が感じた「気持ち悪さ」は、村の殺人の風習(村人がそれを受け入れている)、カルト宗教的気持ち悪さや、全裸の女性に囲まれての18禁シーン(動物の交尾を見せられてる…)ぐらいだったので、そこまで嫌悪感はなかったのですが、嫌いな人は嫌いなシーンが多いと思います。

そもそもなぜこんなコミューンができたのか?などは謎のままストーリーが進むので、「もやもや」「イライラ」「スカッとしない」ところが”気持ち悪さ”につながる人もいるかもしれません。

映画全体が明るく広々とした自然の中で撮られていて、その映像の美しさとやってることのえげつなさのギャップが「面白い」「怖い♪」と人気なのですが、「気持ち悪い」「もう見ない」という人も多いようです。

気持ち悪いというより趣味が悪い

「気持ち悪いというより”趣味が悪い”」という口コミもありました。

これは管理人も感じました。

家族を自死で失って精神的に弱っている女の子を主人公にして、さんざんな目に合わせるのも趣味が悪いし、お年寄りを崖からジャンプさせるのも、村の気持ち悪い因習を露悪的に紹介するのも、彼氏の浮気現場を彼女に目撃させるのも、最後彼氏に引導を渡してダニーが「ニヤリ」とするのも、何もかも(監督の)趣味が悪い!w

でもこの「趣味の悪さ」「後味の悪さ」が、ミッドサマーの醍醐味なんですよね。

監督が目指したのは、まさにこういった心に残る”気持ち悪さ”なのかもしれません。

気持ち悪いけどおすすめ

「見る人を選ぶ映画」ではありますが、おすすめ!という口コミがたくさんありました。

もともとホラー映画に「何を求めるか」はさまざま。

「怖さ」「グロさ」「スプラッタ」「B級っぽさ」「意外性」「ストーリー」など、人によって「面白い!」と感じる要素が違うので、万人に受けるホラーはあまりないかもしれません。

ミッドサマーも正直「面白いから絶対見て!」という作品ではありません。

人によっては地雷な要素や演出があるし、ラストもハッピーとはいいにくいです。
(ダニー的にはハッピーかもしれませんが…)

とくにジャパニーズホラーが好きな人は、雰囲気が違いすぎてあまり受け入れられないかも?

でも「こういうの好き!」という人も多い気がしますよね。

既存のホラー映画じゃ物足りないという人に、おすすめしたい作品です。

【ミッドサマー】グロくないという意見

公開当初から「グロい!!」という悲鳴が上がっていたミッドサマー。

でも視聴した人からは、「そんなにグロくない」という意見があるようです。

ミッドサマーがグロくないのは本当なのでしょうか?

グロくないし面白い・映像がきれい

「グロくないし作品としてすごい」「映像がキレイで面白い」「思ったよりグロくない」と肯定的な口コミがありました。

管理人も、前評判ほどのグロさはあまり感じなかったです。

ただ、「完全にゼロ」ではないのでまったく免疫がない人は注意です。

監督がストーリー上必要として描いているグロと感じましたし、それがメインではないので画面には一瞬映るぐらい。

どちらかというと画面外で「えらいことになっとるんやろうなぁ~」と想像させる撮り方をしてるので、直接的なグロさは少ないと思います。

ホラーであって、グロ・ゴア・スプラッタ作品ではないんですね。

また作中ではグロいシーンのはずなのですが、映像が北欧の明るい自然光の下で撮られているため、ものすごくきれい!

キラキラした光の中で、血しぶきもまるで嘘のような現実感のない描かれ方をしています。

グロ耐性がない人も安心です。←?

ただ!ただ、監督の手法なのか、いきなりなんの前触れもなく次のカットで死体がバーンと映る、みたいなのがあるので、そこは注意が必要です。

おおい、いきなりアップで死体映すなや!と思いますw

グロさよりも因習や民俗学的なホラー、見終わった後すっきりしない映画を求める人にぴったりの作品といえそうです。

グロくないしつまらない・面白くない

「グロくないし面白くない」と低評価の口コミがありました。

この意見も分かりますw

映像は終始キレイなのですが、期待したほどグロさも怖さもないし、ストーリーもわりとありがちでオチも「やっぱりね」と予想の範囲。

グロくはないけど気持ち悪さはあり、ラストもスカッとしないところが「面白くない」と言われてしまう原因かもしれません。

つまらないわけではないけど、「虚無…」になってしまうという口コミもありました。

【ミッドサマー】グロいという意見

「グロくない」という意見が多いミッドサマーですが、「グロい」「十分グロいよ…」という声もたくさんありました。
ピックアップして紹介します。

普通にグロい

ミッドサマーはレーティングR15+。

15歳以上が鑑賞できる作品で、一部にぼかしが入っています。

この「R-15」指定は、
①露骨な性描写が一瞬でもある
②過激な暴力表現がある
③激しい残酷表現がある

ことで指定対象になります。

ミッドサマーはすべて当てはまっていますねw

ただ、それらをメインとした作品ではないので、過剰なエロや暴力、グロを期待すると肩透かしを食う可能性が高いです。

またグロ耐性は人によって差が大きいので、「大丈夫」と言われても不安ですよね。

ただ、ミッドサマーの場合、「ここからグロくなるよ」「今からグロいの映すよ!」という親切な前フリ(?)があるため、いきなり画面に大写しになって、「ギャー!」ということはほとんどありません。

苦手な人は安心して(?)目を覆ったり別の部屋に逃げたりできます。

賛否両論の意見があるミッドサマーですが、管理人はとても楽しめました。

食わず嫌いをしている人も、一度見てみてはいかがでしょうか?

まとめ

『ミッドサマー』は、2019年に公開されたアリ・アスター監督のホラー映画。

「怖い」「面白い」と大ヒットした名作だが、一部では「怖い」「気持ち悪い」という意見がある。

怖いと言われているところは、ダニーの変化が怖い・人間が怖いなど。

気持ち悪いと言われているところは、生理的嫌悪感が強い・気持ち悪いというより趣味が悪いなどで、気持ち悪いけどおすすめという声も。

グロくないという意見もあるが、普通にグロいという意見もある。

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