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【アナと雪の女王2】はつまらないし怖い?面白いという意見やネットの評判も

映画

2019年に公開されたディズニー映画『アナと雪の女王2』。

10代~20代の女性を中心にファミリー層など幅広い年代に人気があり、日本での興行成績は133億6000万円という大ヒットとなりました。

しかし中には「つまらない!」「怖い…」という声があるようです。

いったいどこがつまらないの?
怖いのはどんなシーン?

そのほか「面白い!」というネットの意見もまとめました。
(作品のネタバレを含んで作成しています。ご注意ください)

【アナと雪の女王2】ここがつまらない

ストーリーがつまらない

世界的に大ヒットした前作に比べると、「つまらない」「話が中途半端」と言われているようです。

もともと公開された予告編を見たファンからは「もしかして駄作?」「つまらなそう…」と心配されていた今作。

暗い画面やシリアスなシーン、全体的にダークな雰囲気で、前作の明るく楽しそうなイメージとはまったく違う作品のようです。

『アナと雪の女王2』のおおまかな内容は、

前作で姉妹の絆を取り戻したエルサとアナ。
それぞれの土地で幸せに暮らしていましたが、エルサには彼女を呼ぶ謎の声が聞こえていました。
その声に導かれ、エルサとアナはふたたび冒険の旅に出ます。
前作で活躍したクリストフやオラフも加わり、4人を待ち受けるのは――?

というストーリー。

しかし前作と比べると、かなり”大人向け”になっている「アナと雪の女王2」。

大人が観るという前提のような複雑なストーリーになっており、前作の分かりやすい冒険活劇を期待していたファンからは「つまらない」「面白くない」と言われてしまうようです。

また「見せ場がはっきりしない」「説教くさい」という意見も。

今作は大ヒット作品の続編とはいえ、ストーリー自体はしっかりと作られており、登場人物の見せ場やクライマックスはきちんと盛り上がるなど、ディズニー映画の楽しさを存分に味わえる作品になっています。

しかし、多くのエピソードや見せ場を畳みかけるように観せられるため、「どこが見せ場だったのかはっきりしない」「ひとつひとつのエピソードが薄い」と感じる人も。

盛り上がりはするけれど、視聴後の印象が薄い作品になっているという意見もあります。

また前作で”ありのままの自分で生きる”ことを受け入れ、姉妹の絆も深まり、幸せに暮らすというエンディングを迎えたはずだったのに、むりやり続編を作ったために「ストーリーが薄くてつまらない」という声も。

無理に事件を起こして冒険させても、感動はしませんよね。

「説教くさい」という意見は、「環境保護」や「民族浄化」のような現実の問題を作品内で取り上げているところに集まっているようです。

登場するふたつの国の争いの理由が明らかになると内容が一気に重くなり、とても子供向けとは言えない雰囲気に…。

「ここからどうやってハッピーエンドにするのか?」と違う意味で気になった人も。

アナとエルサの絆、家族愛をテーマにしつつも、「地球温暖化」や「環境保護」「民族の多様化」など現実社会の難しい問題を作品の中で取り上げ、問いかけてくる今作。

それが「興味深い」「深みがある」というファンもいる反面、「説教くさい」「面白くない」と感じる人もいるようです。

「映画はエンターテイメント」として観たい人には、「つまらない」となってしまうのかもしれません。

曲がつまらない

前作の主題歌”レット・イット・ゴー”は世界中で大ヒットし、社会現象にもなりました。

今作も期待されていた主題歌ですが、”レリゴー”ほどの流行にはならず「神秘的だけどインパクトがない」「歌うのが難しい」と評価も低いよう。

「絶叫系で声が伸びればうまい」と言われる風潮も「つまらない」と言われているようです。

またディズニー映画といえば劇中歌も有名ですが、こちらも前作にくらべて「いまいち」「印象が薄い」という意見も。

劇中歌の数が半分になっているという声もあり、期待していたファンには「がっかり」だったようです。

続編だからつまらない

前作はエルサの葛藤やアナとの絆の再生、黒幕との戦いなどの大きなエピソードがあり、視聴者もエルサとアナの関係を見守りながら物語を楽しむことができました。

しかしハッピーエンドで終わったところに無理やり続編を作ったため、前作より物語のスケールがダウンしているという声があります。

今作はほとんどが過去への旅であり、キャラの記憶をたどるだけで大きな成長や盛り上がりがありません。

エルサが冒険に出るという必然性や理由も弱いものです。

また、祖先のおかしたあやまちを子孫が尻ぬぐいするという真相があり、はっきりした「ヴィランズ(悪役)」がいないため、解決してもすっきりしない、カタルシスが生まれにくいという面もあります。

ディズニーアニメは「2(続編)がつまらない」とよく言われており、「2匹目のどじょう」を狙った結果、今作もそんな評価になってしまったのかもしれません。

映像がキレイすぎてつまらない

ストーリーはともかく、絶賛されることが多い『アナ雪2』の映像美。

しかしそれも一部のファンにとっては「つまらない」ようです。

最近、日本でもみられるようになってきた3DCGによるアニメーション。

酷評の多い『テスラノート』とは違い、今作はディズニーの最新技術を惜しみなく使った世界最高峰の3DCGです。

美しすぎる背景や滑らかに動くキャラクターなど、いつも最高の映像を見せてくれるディズニーですが、その「キレイさ」「リアルさ」がかえって「限界を感じる」「つまらない」という人も。

たとえばアニメーションでは、「怒った人」をあらわすのに「髪を逆立てる」という表現を使うことがあります。

もちろん、人間の髪の毛はどんなに怒ったとしても、そんなに逆立ちませんよね。

でも視聴者にはその人物が「とても怒っている」ということが瞬時に分かります。

アニメ作品に必要なのは本物そっくりな「リアル」ではなく、「リアリティ」であるというのはよく言われており、現実そのままを追求するのなら「実写映画」を撮った方がいいという人も。

本物そのままの3DCGは映画の面白さには関係なく、単に技術がすごいだけとも言えます。

今作は最高の3DCGアニメではありますが、あまりに無駄のない動きや感情に合わせた完璧な表情をするキャラクターはかえって「人間らしさ」がなく、「つまらない」「面白味がない」と言われてしまうのかもしれません。

【アナと雪の女王2】ここが怖い

子供にとっては怖い

今作のもっとも多い感想がこちら。

「子供には怖すぎる」「トラウマ級」「子供向けじゃない」という意見がとても多くみられました。

前作は子供も大人もいっしょに楽しめたエンタメ作品で、怖いシーンなどもありませんでした。

そのため、今作もお子さんといっしょに映画館で観たという人が多かったようです。

しかし、今回は雰囲気が一転。

暗い背景や重い雰囲気、攻撃的な戦うシーンなどが増え、オラフが精霊たちにいじめられたりなど内容がかなりシリアスです。

映画館では音量も大きく、効果音にびっくりしてしまう子どもが多かったよう。

子どもが怖がるシーンは、「火とかげとの戦闘で泣き出す」「激しい音が流れると怖がる」「怖いから帰りたいと言い出す」「薄暗い場面で泣いてる子が多い」など。

かなりの子どもたちが怖さを感じていたようです。

もともと映画館自体も暗くて不安になりがちですし、知らない人たちの中で静かにしなければいけないという緊張感もありますよね。

また大きなスクリーンで観る立体的なCGは、迫力があって大人は楽しめますが子どもにとってはリアルに感じすぎて怖いとなってしまうことも。

大きな音にも過敏になってしまうかもしれません。

とくにバトルシーンを「怖い」と感じる子どもが多く、残念ながら退場したという親御さんも。

また子どもだけでなく「大人でも怖い」という人も。

大人世代でも『アナ雪2』は怖い要素があり、エルサを呼ぶ”森の声”は「大人でも怖い」「不快」に感じる人が多かったようです。

お子さんといっしょに見る時は、よく注意してあげるとよいかもしれませんね。

主題歌に入っている声が怖い

今作の主題歌は『イントゥ・ジ・アンノウン~心のままに 』。

エルサだけにしか聞こえない不思議な歌声をきっかけに、彼女がふたたび自身の力と向き合い、期待や不安をかかえながらもまだ見ぬ”未知の世界”へ踏み出していこうとする心を歌った曲です。

この曲で”エルサを呼ぶ声”として「♪ああああ~」と加えられているのが高音の女性の声。

これが「怖い」「ゾワゾワっとする」と言われているようです。

確かに怖い!w

こんな声が聞こえていたら、確かめに旅に出るというより怖くて誰かに相談しますよね。

このあたりは最近のディズニープリンセスの強さでもありますね。

アナ雪2の前日譚「影のひそむ森」が怖い

前作『アナと雪の女王』と、今作をつなぐ小説版が「怖い」という噂もあるようです。

『影のひそむ森』は前作の3年後、今作の1か月前という設定の物語。

アレンデール王国を襲う不治の病や謎の狼が登場し、陽気なオラフは出て来ないため、かなりダークでサスペンスなストーリーになっているようです。

姉妹の絆を確かめ合ったはずのアナとエルサの仲もなぜかギクシャクしていて、アナが苦労しているという感想も。

最後はハッピーエンドなのですが、やや不穏な空気も残しており、『アナ雪2』につながるちょっと重めな雰囲気の作品として評価されているようです。

「子供向けと思ったらだいぶシリアス」「大人も読めるファンタジー」という声や、アナ視点で語られているため「エルサとアナの関係が違って見える」という感想も。

小説では「非の打ち所の無い立派な姉に追いつきたいのに、いつも失敗ばかりで自己嫌悪するアナ」という映画とは少し違うイメージのふたりが読めるようです。

【アナと雪の女王2】ここが面白い

「つまらない」「面白くない」と言われる『アナ雪2』ですが、「面白い!」「楽しかった!」という感想もちゃんとあります。

「面白かった」「良かった」というネットの評判をまとめてみました。

大人にとっては面白い

前作よりも「大人が楽しめる」映画のようです。

大人にとってはアクションやバトルシーンが増えたことが「面白かった」につながっているよう。

CGや歌はもちろん最高レベルであり、前作からひきついだキャラクターもそれぞれの良さがあってさらに掘り下げられているよう。

また、ストーリーも大人向けの深みのある物語で、見ごたえがあると言われているようです。

「つまらない」というネタバレから期待しにくかった人も、実際に観てみると「面白かった!」という感想になったよう。

ディズニーが制作しているため、映画としてのレベルは世界最高峰。

面白くないわけがない!という信頼感もありますね。

プリンセスの概念が変わっていて面白い

とくに男性ファンからは「エルサがかっこいい」という声があるようです。

まるでアベンジャーズのキャラクターのように、画面せましと飛び回り戦うプリンセス…。

今までの「守られ愛されるだけのお姫様」とは違い、”未知の世界”へ踏み出す勇気を持ち、愛する人を守るために戦う描写をされています。

まさに新しい時代のプリンセス像といえそう。

今までのプリンセスが好きだったファンにはやや受け入れにくいようですが、これからの時代にはふさわしい表現かもしれませんね。

映像・歌の迫力がすごい

安定のディズニークオリティということで、映像の素晴らしさや楽曲の美しさ、迫力は申し分ないようです。

今作の主題歌もとても難しい曲でしたが、松たか子さんが見事に歌い上げ、物語を盛り上げていますよね。

クリストフの劇中歌やオラフの存在はシリアスな中のちょっとしたコメディとして人気のようですw

前作に比べてきちんと北欧の文化を取り入れていた

クリストフや架空の民族「ノーサルドラ」のモデルとなったと言われている、北欧の先住民族「サーミ」。

前作では、表面的にしかこの要素を取り入れておらず、批判もあったようです。

「サーミ」の人々はヨーロッパで”他の人種より劣った民族”として差別を受けてきた歴史を持っており、今でもトナカイを飼いながら暮らしている人も。

前作では「クリストフがトナカイ飼いに似た衣装を着ているのにサーミ民族に見えない」など、ノルウェーを舞台としているのにサーミの文化を軽視しているとしてSNSで批判を受けていました。

ディズニーは『アナ雪2』制作にあたり、サーミの代表と契約をし、専門のアドバイスを求めたり、北サーミ語の吹き替え版を用意してノルウェー語版と同時公開するなど、サーミ文化への敬意を持って表現すると約束したそう。

子どもにとっては難しい民族同士の問題ですが、こんな事情をふまえて鑑賞できるのは大人ならではでもありますね。

小説版も面白い

先述の「怖い」小説版『影のひそむ森』ですが、「面白かった」というファンも多いようです。

『アナ雪2』の鑑賞後に読むと、さらに作品世界にひたれそうですね!

まとめ

『アナと雪の女王2』は10代~20代の女性を中心に、ファミリー層など幅広い年代に人気がある大ヒット作品だが、中には「つまらない!」「怖い…」という声がある。

つまらない理由は、ストーリーがつまらない・曲がつまらない・続編だからつまらない・映像がキレイすぎてつまらないというもの。

怖いという声は、子供にとっては怖い・主題歌に入っている声が怖い・アナ雪2の前日譚「影のひそむ森」が怖いという理由から。

もちろん前作比引き続き面白いという声もあり、大人にとっては面白い・プリンセスの概念が変わっていて面白い・映像・歌の迫力がすごい・前作に比べてきちんと北欧の文化を取り入れていた・小説版も面白いという理由があげられている。

 

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