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【銀魂2】実写映画がひどいしつまらない?嫌い・面白いという意見も

映画

実写版映画「銀魂」に続いて2018年8月にも映画化された大人気シリーズ「銀魂2 掟は破るためにこそある」

ところが「面白い」「最高」という声が多い一方で、「ひどい」「つまらない」「原作ファンは見ない方がいい」という声も。

いったいどこが「嫌い」で「ダメ」なのか?

ネットの感想をまとめてみました。
(内容をネタバレして作成しています。ご注意ください)

【銀魂2】実写映画がひどいしつまらないと言われる理由

ギャグがつまらない

もっとも多かった理由がこちら。

監督の得意とする「ギャグ」「笑い」が「嫌い」「つまらない」「合わない」という人がかなりいるようで驚きです。

・福田監督はつまらないギャグをしつこく繰り返すので非常に退屈。銀魂の作風にはまったく合ってないと思う
・ギャグ満載で、アドリブで他の俳優さんが笑いをこらえてるの面白かったけど子供向けかな
・笑いのパターンがすべていっしょ
・ギャグがまったく面白くないので、テンポを考えて撮るなり脚本を書くなりして欲しい

などなど、福田監督の持ち味である「ギャグ」が「つまらない」「ひどい」という意見がとても多いようです。

とくに多かったのが「佐藤二郎さんのシーンがつまらない」という人。

佐藤二郎さんは独特の笑いのセンスと、出て来るだけで面白いオーラを持っている俳優さんで、福田監督の作品ではおなじみですよね。

しかしあまりに監督が多用するためか「ムロさんと佐藤さんの使い方がどうしても分からない」というファンならではの厳しめの意見も。

今作では前半の「将軍接待編」で「キャバクラすまいるの店長」役として出演する佐藤さん。

小栗旬さんや菅田将暉さんの渾身の女装が見られるという爆笑シーンでもあるのですが、佐藤さんのターンがやや長く「見ていて飽きる」「ワンパターン」とも言われています。
(ちなみに私は佐藤さんのターンはずっと見ていたい派ですw)

またムロツヨシさんは女装シーンの後、「平賀源外」役で登場。

先の佐藤二郎さんの演技とよく似た口調のため、「あれ?わざと?」「笑うところ???」となってしまう人もいるようです。

福田監督の作品では佐藤さんとムロさんをセットで起用することが多く、好きでよく見ている人ほど「飽きた」「もういい」となってしまうのでしょうか。

福田監督の特徴であり、人気の高いギャグですが、原作を大事にするファンからは敬遠されるのかもしれませんね。

内容に対して尺が長く間延びしている

次に多かったのがこちら。

「内容のわりに時間が長い」「無理に引き延ばしている」「テンポが悪い」という意見です。

今作の上映時間は2時間15分(135分)。

たしかに最近の邦画の中では長めの方ですね。

話題の「鬼滅の刃 無限列車編」は117分、「新解釈・三国志」は113分。

同じジャンプ漫画が原作の「約束のネバーランド」は118分です。

そのためか、見ている途中で「飽きた」「つまらない」「面白くない」と感じる人が多いようです。

ここぞというシーンに力が入りすぎてしまうのか、視聴者が「長い」と感じてしまうほどの尺になっています。

ギャグを入れすぎるための長尺と指摘する声もありました。

物語に没頭できればあっという間の135分ですが、前半がギャグ、後半がシリアスというストーリーのため、内容がちぐはぐで入り込みにくいという人もいるようです。

実は今作の完成披露試写会でも、主役の小栗旬さんが「2時間14分はちょっと長いですね~」とダメだしするなど、その長さはキャストも認めているよう。

それがテンポの悪さにもつながり、不評となっているようです。

監督や監督の演出が嫌い

意外と多かったのはこの意見。

監督である福田雄一さんへのアンチ、ヘイト意見が見られました。

・銀魂のストーリーが好きな人は見ない方が良い。イケメンに変顔させる顔芸ばかりで飽きる
・監督がここまで全面に出て来られるともういいですくどいですって感じ

など、「福田作品らしさ」がかえって「つまらない」「面白くない」という人が多かったです。

福田雄一さんといえば、深夜ドラマ「勇者ヨシヒコシリーズ」でブレイクし、「銀魂」を筆頭に、「HK 変態仮面」「斉木楠雄のΨ難」「今日から俺は!!劇場版」など漫画原作の実写映画化には定評のある監督です。

そのコメディセンス、独特のギャグが人気で、作品を楽しみにしているファンも多く、アンチは少ないようにも思えるのですが・・・。

事実ツイッターでは、

など、福田監督ありがとう!という意見のほうが多く見受けられました。

ただ、良い意味でも悪い意味でも「福田色」が全面に出る作品になるため、苦手とする人も多いようです。

以前のインタビューで、福田監督は、
「作品のクオリティや出来の良さを重要視していない」「演技指導もしない」「役柄に個人の性格やテンションを載せていくタイプ」
という発言をしています。

リハーサルで役者さんたちに自由にお芝居をしてもらい、本番ではそれ以上の面白さを出せるとOKなんだそうです。

そのため役者さんたちは必要以上にオーバーな演技になり、自由度が高い分、普段見せないような顔芸やお芝居になってしまうようです。

この解放されたお芝居の自由さが監督作品の魅力でもあるのですが、「やりすぎ」「しつこい」という視聴者も多くなってしまうのかもしれません。

原作の改悪

少数ながら「原作との違い」が「ひどい」「つまらない」という意見もありました。

今作は原作の「将軍接待編」(単行本15・27巻)と、「真選組動乱編」(単行本11~12巻)をベースにした物語になっています。

「ひどい」と言われているのは「動乱編」の改変。

土方がオタク(トッシー)になった理由が「チップを埋め込まれたから」だったり、伊東側に寝返った真選組と沖田のバトルシーンでは沖田が後半スタミナ切れし、神楽ちゃんに助けられたりしています(沖田が弱くみえる・・・)。

もちろん、仕方がない改変だと養護する声もあります。

私も「銀魂2 掟は破るためにこそある」は見に行っていますが、トッシーになった理由は話をつなげるためには仕方がないと思いますし、そこを変えたからテンポよく話が進んだと思っています。

もう一つ違うところは、原作では万斉と伊東は同行していましたが、映画では別々に行動し、銀さんと戦います。

伊東の心情やセリフは原作にほぼ忠実であり、ファンにとってはかなり満足な出来だったようですが、一部では不満の声もあるようです。

映画は時間制約がある分、カットしたり改変したりしてキャラの行動が変わってしまう部分もありますよね。
原作を大事に思うファンからは、そこが「ひどい」「つまらない」となってしまうようです。

【銀魂2】実写映画が面白かったというネットの声

パロディ、ギャグが面白い

笑いだけじゃない「銀魂」のカッコよさも楽しめる今作、「面白かった!」「見るべき」という声もたくさんあります!

「面白い」「楽しい」という声でいちばん多いのは、やはりパロディや原作にのっとったギャグがいいというところ!

福田監督ならではのガンガン攻めるパロディ、ギャグの嵐に大爆笑する人が多い今作。

冒頭からパルムドール受賞の「万引き家族」を引き合いに出し、桂の映画泥棒ネタも入れ、ワーナーのロゴを3回も見せられるはめになる視聴者w

トッシーのハマっているアニメは「ラブライブ」?だったり、ヘタレオタクになったトッシーを「VRエヴァンゲリオン心理療法」で治したりと、とどまるところを知らない細かいパロディの数々。

原作でおなじみのジャスタウェイもあちこちに登場していますよ。

もっとも笑えたのはジブリの「ネコバス」ならぬ「アライグマバス」w

視聴者に「振り落とされるなよ!」と言ってるように思えますね。

そして最後まで笑いを取りにくるのが映画「銀魂」。

エンドロールの「踊る大捜査線」パロディも必見です(振り落とされるなよ!)

ストーリーが良い

どうしても「笑い」に目が行きがちな福田作品ですが、今作は骨太なストーリーも楽しめます。

前作の銀魂実写映画よりも、脚本が圧倒的によくなっていたので原作の『真選組動乱編』がけっこう地味なエピソードにもかかわらず、『将軍接待編』をうまく足してしっかりしたストーリーにしています。

その合間に土方オタク編も絡んでくるあたり秀逸です。

そして土方さんの新選組コスプレまで見れる・・・眼福!

前半がギャグ、後半がシリアスというふり幅の大きさは賛否が分かれるようですが、そこが「良い」「楽しい」という人も多いようです。

バトルシーンが良い

キャストさんのアクション、バトルが良い!という声が多数の今作。

俳優さんの名前をあげての高評価が目立ちました。

三浦春馬さんが演じた伊東の列車の中でのアクションもかっこよかったですし、なによりラストの銀さんと万斉の激闘は圧巻です!

神楽を演じた橋本環奈ちゃんもしっかり頑張っていたし、キャストみんな立派な殺陣演技です。

とくに伊東を演じた三浦春馬さんと、万斉を演じた窪田正孝さんのキャラ再現度や殺陣の素晴らしさには絶賛の声が上がっています。

後半のメインとなるアクションシーンをビシッと締めてくれる演技でした。

まとめ

実写映画「銀魂2 掟は破るためにこそある」は面白いという声がある一方、つまらない・面白くないという声も多い。

つまらないという意見の理由で最も多いのが、ギャグがつまらない・嫌いというもの。

次いで「内容の割に時間が長くつまらない」、「監督が嫌い」「監督の演出が嫌い」「原作の改変がイヤ」というもの。

けれど、ネットの声で多いのは圧倒的に「面白い」という声で、世界観を崩さず実写化してくれたという評価も高い。

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