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【呪術廻戦】夏油傑の正体は?可能性の高いキャラを考察

漫画・アニメ・感想・考察

2020年10月から待望のアニメが始まった『呪術廻戦』。

MAPPA渾身のバトルシーンやほのぼの「じゅじゅさんぽ」などでも話題の作品ですよね。

原作では人気キャラ『夏油傑』が実は別人(?)だったという展開で、夏油ファンは阿鼻叫喚。

いったい彼の正体は誰なのか?

可能性の高いキャラの根拠を調べてみました!
(原作のネタバレを含んで作成しています。ご注意ください)

【呪術廻戦】夏油傑について

現在呪術高専の先生である五条悟とは同級生であり、親友だった夏油。

お互いを「傑」「悟」と呼び合う仲でした。

もともとの性格は「術師は非術師(一般人)を守るために存在している」と発言するなどおだやかで常識的。
「弱きを助け、強きをくじく」を目標に呪術を学んでいました。

しかし己の未熟さや後輩の死、様々な要因が重なっていき、次第に非術師の存在に疑問を抱くようになっていきます。

そして彼の強すぎる正義感と思想は反転し、ついに「非術師を皆殺しにして呪術師だけの世界を作る」とまでエスカレートしてしまいます。

任務で訪れた先で、呪霊操術を使い無関係の人々や両親まで100人以上を手にかけて逃走。

高専を追放され、呪詛師に堕ち、処刑対象として追われる身となります。

ついにはかつての親友だった五条先生にとどめを刺され、死亡したと思われていましたが、なぜか物語序盤から登場。
生存が確認されています。

実は脳を取り換えられており、中身はまったくの別人ということが判明。

彼はいったい「誰」なのか?
夏油は本当に死んでいたのか?それとも・・・?

夏油傑の脳・体は誰に乗っ取られているのか

偽夏油の正体は「すでに登場しているキャラ」または「未登場の新キャラ」の2パターンが考えられます。

可能性としては「すでに登場しているキャラ」がもっとも高いです。

メタ的には、「正体は初登場の新キャラ」というよりも、「正体はあのキャラだった!あのセリフや行動は伏線だったんだ!」というような読者の盛り上がりがいちばん期待できるのが「既存キャラ」だと思うので、原作者さんや編集さんもそれを狙うのではと考えられます。

そのため、おそらく既に登場済みのキャラが夏油の正体なのではないでしょうか。

次に、既存キャラの中でも「呪術高専関係者」と「高専の外部の者」の可能性があります。

可能性が高いのは「高専関係者」です。

その理由は「夏油の体が必要な理由が作中で明らかにされているから」です。

理由①夏油の術式である『呪霊操術』が欲しかったから
理由②五条悟を捕まえて行動不能にする必要があったから

特に②から、五条と夏油の関係性をよく知っている人物という説が強いです。

かつて親友同士だった五条と夏油。

しかも五条は夏油を「殺した」と思っています。

死んだはずの夏油が生きて目の前に現れたら・・・。

最強である五条にも隙が生まれる。
それが偽夏油の狙いでした。

五条にとって「夏油の体」はわずかでも弱点になりうる、ということを知っている人物。
そう考えると、「呪術高専の関係者」がもっとも正体に近いと考えられます。

ただ、五条と夏油のコンビは高専時代から有名であり、呪術界でも名を知られていたので、夏油について調べれば五条とのかかわりも調べがつくという点から、「高専外部の者が正体」の可能性も0ではありません。

以上の予測から、現在「高専関係者」で夏油の正体にもっとも近いと思われる人物を挙げていきます。

夏油傑の正体は?

正体は九十九由基

今のところ黒幕としていちばん怪しい人物が彼女。

謎の多い女性であり、数少ない特級クラスの呪術師でありながら任務を受けることもなく、海外を放浪している変わり者です。

呪霊を祓うよりも「根本から呪いが存在しない世界を作る」という考えを持っています。

この世から呪いを無くしたい、そのためには「全人類が術師になればいい」という常識外れな発言もあります。
この思想は、夏油ととても近いものです。

九十九が夏油の正体である強い根拠は、
①夏油と考えが似ている(根本的に呪いが発生しない世界を作るべき)
②過去編(0巻)以降、原作にいっさい登場していない
③過去編で夏油と接触している

②については、夏油の体を乗っ取っている=九十九の体は現在ない、もしくはどこかに隠していると推測され、作中に登場しない原因と思われます。

③については、過去に夏油と会うことで彼の思想を確かめたり、五条との関係性を知って利用できると考えたのではないでしょうか。

しかし九十九が正体の場合、特級呪術師という力を持っているため、夏油の体を使わなくても「自分自身で計画を進められるのでは?」という疑問もあります。

これは「五条を油断させ、隙を作るため」に夏油の体が必要だったからと考えられます。

五条の力は術師や呪霊たちも認めており、殺害することはおそらく不可能と言われています。

でも「非術師を皆殺しにする」という計画には五条の存在は邪魔です。

そのため、「封印」「行動不能にする」ために、隙を作る。
それには夏油の体が必要だったと思われます。

また、反論として、九十九が正体ではないという説もあります。

その理由としては、偽夏油はこの体になるまでに、「何度か体を変えている」可能性のある発言をしています。
夏油の体を乗っ取る前にも、別の人間の体を乗っ取ったことがあるようです。

しかし過去編の九十九の額には、偽夏油の額にあるような点線(頭の切り取り線?)がありません。

このことから、九十九が「誰かに乗っ取られている」可能性は低いと考えられます。
(もちろん、メイクなどで隠している可能性もありますが・・・)

このことから、「何度か体を変えている」という発言と矛盾が出てきます。

また後に偽夏油が「最近の術師にしては優秀」という発言をするので、おそらく「(何度も体を取り換えて)長生きをしている」存在ということが分かります。

九十九が誰かの体を何回も乗っ取っていると仮定すると、本人はまだ若いため少し無理が出てきてしまいます。
(術式で短期間で何度も体を取り換えて若返っている可能性はあります)

正体は加茂憲倫(かもののりとし)

九十九についで夏油の正体として可能性が高いと言われているのが加茂憲倫です。

呪術高専京都校の加茂憲紀と同じ読みであり、その先祖だと思われます。

加茂憲倫は凶悪な知的好奇心で「呪胎九相図」を生み出し、「御三家の汚点、史上最悪の呪術師」と呼ばれ恐れられています。

「呪胎九相図」は人間と呪霊の間に子どもを作らせ、生まれた胎児を強力な呪力を持つ呪物にしたもの。

9人の子が誕生・堕胎され、その呪力は特級呪物「宿儺の指」と同等か、それ以上と言われています。

加茂憲倫の年齢は明らかになっていませんが、明治初期という設定で、20代ほどの成人のシルエットで登場していることから現在では軽く150歳を越えていると考えられます。

このことから、偽夏油のセリフ「最近の呪術師にしては優秀だ」や、「呪霊のくせに」と見下す態度には説得力がありますね。

五条を封印する際、五条の呼びかけに夏油の体が反応して自分の首を締めようとしていた時も「こんなのは初めてだよ」と言っています。

何度も肉体を乗り換えてきて、初めて肉体の反抗に合ったというようなセリフです。

また両面宿儺の思考を知り尽くしているのも、長く生きている呪術師だからこその知識と思われます。

現代より呪術が全盛だった時代を生きて来たからこそ、常に余裕のある態度で上から目線なのかもしれません。

反論としては、五条の隙を作るために夏油の体を利用したという点に疑問が残ること。

加茂憲倫は五条と夏油の関係性を知らないと思われます。

しかしふたりは有名人だったことから、調べていくうちに興味がわき、夏油を利用したのかもしれません。

正体は天内理子/天元様

すでに死亡しているキャラですが、天内理子が「呪い」となって夏油の体に入っているという考察もあります。

そもそも夏油を支配しているのは人間である「呪術師」なのか、「呪霊」なのかもはっきりしていません。

しかし「呪い」であると仮定すると、死亡した天内が「呪い」となって同じく死亡した夏油の体を使っていると考えることもできます。

天内なら夏油と五条の関係もよく知っていますよね。

反論としては、天内(天元様)が敵だった場合、高専はもっと混乱しダメージを受けている可能性が高いため、黒幕とは考えにくいです。

しかし星漿体である天内が死亡した後も天元様は安定しているなど、その死に少し不自然な点もあります。
夏油の正体としての可能性は低いですが、0ではないということで加えました。

九十九説を推す声

偽夏油が「たまに女っぽい口調で話す」や、「新しい世界でまた会おう」は九十九っぽいという声がありました。

確かに物腰は柔らかいし、中身は女性と言われても納得です。

「乗っ取る予定の体(夏油)を事前に見に来ている」という用意周到な面も九十九らしいとの声も。

また、「夏油の遺体を家入が検死しなかったから盗みやすかった」というセリフがあることから、高専関係者=九十九がいちばん可能性が高いという考察もありました。

加茂憲倫説を推す声

偽夏油の「最近の呪術師にしては優秀」「こんなのは初めてだよ」というセリフから、若い九十九ではなく超高齢の加茂憲倫がふさわしいという声が多いです。

脳を支配し、肉体を乗り換えながら長い時を生きるという術式も、「呪胎九相図」を作り出した加茂憲倫なら可能だと思われます。

そのほか、作者は「王道のマンガを目指している」という発言があったことから「過去に既に死んでいる(と思われている)キャラが正体」ではないかと推測もされていました。

偽夏油は、物語序盤から登場しています。

そのころ既に死んでいた(とされている)キャラといえば、やはり加茂憲倫が挙げられますね。

まとめ

夏油傑は五条悟と同級生であり、親友だった人物。

強すぎる正義感故に思想がエスカレートし、任務で訪れた先で、呪霊操術を使い無関係の人々や両親まで100人以上を手にかけて逃走。

五条悟の手によって死亡するが、物語の序盤から登場していた。

夏油の体を使い、中身(脳)は別人だと判明していたが、正体はわからずにいた。

正体は、九十九由基説と加茂憲倫説が強く挙げられていた。

九十九由基は数少ない特急呪術師でありながら謎が多いことと、ニセ夏油が時折「女性っぽい口調になる」ということから。

加茂憲倫は「史上最悪の呪術師」として恐れられていたこと、「最近の呪術師にしては優秀だ」や「呪霊のくせに」と見下す態度に説得力があると言うもの。

2021/1/4追記
本日発売のジャンプ本誌にて、正体が加茂憲倫と判明しましたね!
んで悠仁は呪胎九相図・・・?謎の記憶がいまいちよくわかりません^^;

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