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「江戸川コナン失踪事件」が面白くないのは何故?つまらないなどその理由も

「江戸川コナン失踪事件」は、「名探偵コナン」の連載20周年を記念して制作された、2014年放映のTVアニメオリジナル番組。

脚本は「鍵泥棒のメソッド」で上海映画祭最優秀脚本賞や日本アカデミー賞脚本賞を獲得した内田けんじが担当し、コラボとして「鍵泥棒」のキャラも出演しています。

そんな話題の作品なのに、「面白くない」「つまらない」と言われることが多い今作。

いったいどこが面白くないのでしょうか?
理由を考察してみました!
(重要なネタバレを含んだ内容となります。ご注意ください)

どこが面白くない?3つの理由

謎解きがなくストーリーがつまらない

単純に「話がつまらない」という意見が多い「江戸川コナン失踪事件」。

脚本は有名な賞を受賞したこともある内田けんじさんを起用し、TVシリーズや映画版とは違った、大人も楽しめるミステリ作品と宣伝されているのですが・・・。

「大人も楽しめる」と銘打った分、「いつもと違う」ストーリー展開にファンはかえってつまらなく感じてしまったようです。

「コナン」シリーズは子ども向けとはいえ、国民的長寿番組。

老若男女、多くのファンに長年愛されている作品です。

そんな「いつものコナン」を見たい人にとっては、今作のストーリーはいまいちだったようです。

「別の事件を同時進行させているため分かりにくい」「ネタバラシで同じシーンを別視点で描いてあり、見せ方が変わってないので繰り返されて飽きる」といった内容に対する批評もあります。

今作の重要な要素である「コナンの記憶喪失」

それが実は「コナンの演技だった」というどんでん返しが明かされるのが後半なのですが、そこから今までのストーリーをなぞるように同じシーンがコナン視点で繰り返されます。

これが長い!w

コナンは実は最初(序盤の銭湯で転ぶところ)から記憶喪失の演技をしていたので、ストーリーもそこからやり直しですw

もちろんコナン視点なので、今までの彼の行動は「こういう意図があったのか」という解明にはなるのですが・・・。

シーンは見せ方が変わらず、ほとんど同じものが繰り返されるので、視聴者にとっては一度見たシーンをもう一度頭から見せられることになってしまいます。

デジャブ。

そしてミステリの醍醐味、「謎解き」の要素はありません。

今作はコナンが犯人グループとほとんど一緒に行動するため、犯人の行動を視聴者も知ることになり、ハラハラ感はありません。

いちばん盛り上がるのは「コナンの記憶喪失は演技」というネタバラシであり、事件はコナンが終始ひとりで解決してしまうので、視聴者がキャラといっしょに推理して謎を解く!という「コナン」ならではの楽しみがないのです。

また「叙述トリック」(記憶消失が演技)という映像では表現が難しいものに取り組んだ、意欲作とも言える今作。

その独特の演出が「分かりにくい」とも言われています。

大人向けにカッコよく作った作品でも、従来の「コナン」を愛するファンには少し合っていないのかもしれません。

それも「つまらない」と言われてしまう理由のようです。

俳優の出番が多すぎる

最近のアニメ作品には俳優さんを声優として起用することが多いですよね。

今作も『鍵泥棒のメソッド』からゲスト声優として香川照之さん、広末涼子さんが登場します。

俳優としての演技も素晴らしいですが、声優としても熱演されています。

ところが「出すぎ」「出番が多すぎ」と言われているようです。

決して「演技がヘタだから見たくない」というわけではないのですが、ゲストキャラなのにほとんどメインの扱いだったり、他のキャラ(蘭ちゃんや少年探偵団など)を差し置いて活躍しているところが、ファンには「つまらない」「面白くない」のかと。

これには今作が『鍵泥棒のメソッド』(2012)とコラボしているからという理由があります。

『鍵泥棒』のメインキャラを「コナン」に出演させる、という縛りがあり、更に単なるゲストキャラではなく、ストーリーにもしっかり絡ませるという前提になっているため、他のキャラの出番が少なくなってしまったようです。

「コナン」は他にも「ルパンIII世」とコラボをしていますが、それはおおむね好評なことが多いです。

「コナン」に実写の人物が出演するときは出張りすぎず、ゲスト扱いにとどめておく方が良いのかもしれませんね。

蘭のファンには面白くない

脚本の内田けんじさんが「灰原哀」推しという噂を不動のものにした今作。

確かにもう一人のヒロイン、哀ちゃんはこの作品で大活躍します。

コナンが行方不明になった後、連絡がつかなくなったコナンの身を案じ、阿笠博士とともにその足取りを追います。

自動車を運転したり、事故って崖から落ちたりと大変な目にあいつつも、敵のアジトに単身乗り込むカッコよさ。

哀ちゃんファンからは「神作品」「灰原史上最高」と呼ばれるほど人気となっています。

ところが蘭ちゃんファンからはそれが「面白くない」よう。

哀ちゃんと人気を二分する蘭ちゃんのファンにとっては、この作品は「黒歴史」とまで言われています。

コナンの救出に大活躍する哀ちゃんとは正反対に、怒ってばかりいて事件にはあまり絡まない「江戸川コナン失踪事件」の蘭ちゃん。

蘭ちゃんや彼女と新一とのカップルを応援するファンからは「つまらない」「見たくない」と言われてしまうのも分かるかも・・・?

くわしくは「江戸川コナン失踪事件の蘭はうざい」の記事をどうぞ!

>>「江戸川コナン失踪事件」の蘭はうざい!なぜ蘭の性格が変わってしまったのか?

面白い!という声も

もちろん「面白い」「びっくりする」「おすすめ」という声も多いです。

など、本格的ミステリの演出に「良かった」という感想が多く、コラボ相手の『鍵泥棒のメソッド』ファンからも好評なよう。

お互いのファンがそれぞれの作品を見ることで、また新しいファンを獲得できるのがコラボの素敵なところですよね。

この「江戸川コナン失踪事件」をきっかけに、内田さんの作品に興味がわいた人も多いようです。

ストーリーに賛否両論はありますが、ミステリの新しい表現として見てみるのも楽しいかも?

まとめ

「江戸川コナン失踪事件」は面白くない・つまらないと言われることが多い。

理由は、謎解きがなくストーリーがつまらない・俳優の出番が多すぎる・蘭の扱いがひどい等があげられる。

もちろん、本格ミステリの演出によかったという感想も多い。

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