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猫のお腹のタプタプの名前は?役割や注意点についても

とくに太っているわけではないのに、猫ちゃんのおなかってタプタプしてませんか?

うちは4匹の猫と一緒に暮らしていますが、その中の一匹のお腹はたるんたるんなんです。

触るととっても気持ちいい・・・。

でもこれって病気?と心配になったりしますよね。

このタプタプはいったい何?
なんのためにあるの?

まだまだ謎の多い猫ちゃんの秘密、調べてみました!

猫のおなかのタプタプの名前は?

ルーズスキンまたはプライモーディアルポーチ

おなかのタプタプは、「ルーズスキン」または「プライモーディアルポーチ」 (primordial pouch)と呼ばれています。

「ルーズスキン」は主に日本での呼び方で、英語では「プライモーディアルポーチ」が一般的。

日本語にすると「primordial」は「原始的」、「pouch」は「袋」という意味です。

化粧ポーチなどの「ポーチ」と考えると、おなかにポケットがあるみたいでかわいいですね!

猫の体の皮膚は全体的に伸びやすく、やわらかくできていて、特にお腹の皮膚は余っていることが多く、地面につきそうなほどタプタプしている子もいるそうです。

でもこのタプタプは猫の正常な特徴なので、個体差はあってもある程度たるんでいるのが普通とのこと。

成長する過程で自然にでき、年齢や性別に関係なくほとんどの猫にみられるものです。

もしおなかがタプタプしていても脂肪ではないので、「うちの子太りすぎ?」と心配しなくて大丈夫ですよ!

また、「原始的」と名付けられているとおり、野生に近い種の猫に多く発達しているそうで、トラやライオンにもこのタプタプはあるんだとか。

他にもベンガルヤマネコやボブキャット、ピクシーボブ、アメリカンショートヘア、エジプシャンマウなどの血を引く猫ちゃんは、ポーチがよく発達する傾向があるようです。

どうしてお腹にルーズスキンがあるの?

ルーズスキン(プライモーディアルポーチ)が発達した理由、イエネコになっても退化しなかった理由としては、以下の仮説が立てられています。

①猫のお腹を守るため
②後ろ脚の柔軟性を助けるため
③たくさん食べられるようにするため

一つずつ解説していきます。

猫のお腹を守るため

猫の必殺技「猫キック」。

前脚で相手を抱え込み、後ろ脚で強力な高速キックを繰り出す・・・。

一度は手首などにお見舞いされた猫飼いさんもいるのではないでしょうか?w

この攻撃、猫同士では抱え込んだ相手のお腹に向かって繰り出されることが多いのです。

お腹をやわらかい皮膚のたるみで守り、内臓(急所)に致命傷を負わないように発達したのでは?という説があります。

ブルドッグなどの闘犬も、首を守るために首の周りの皮膚がたるんでいますよね。

このタプタプは立派な鎧なんですね!

後ろ脚の柔軟性を助けるため

ネコ科の動物は身体能力がとても高く、ジャンプは体高の5倍以上、本気を出せば時速50㎞/hで走ることもできます。

背中と脚のバネを使い、あのジャンプやアクロバティックな動きを可能にしています。

そのため後ろ脚が自由に動かせるよう、お腹の皮膚を余らせ、余裕を作っているという説があります。
(皮膚腫瘍などで患部といっしょにタプタプを切除してしまうと、皮膚が伸びるまでは動きにくくなってしまうことがあるようです)

たくさん食べられるようにするため

野生の生活をするネコ科の動物は、毎日狩りが成功するわけではありません。

獲物を獲れない日もあるので、獲れた時は「喰いだめ」「ドカ喰い」になります。

一度にたくさん食べられるよう、お腹の皮膚がたるんでいるのではないか?という説もあるそうです。

そんな・・・。
おデブになってもOKということなんでしょうか?w

タプタプが美猫の証

その猫種のオリジナルにより近い姿、美しさを競う「キャットショー」では、このタプタプが意外と重要なんだとか。

とくにベンガルやピクシーボブ、エジプシャンマウは、このルーズスキンの大きさが加点要素に入っているそうです。

お腹にたるみがある方がより美猫なんて、ステキな基準ですね!

肥満との見分け方

タプタプは正常な猫ちゃんの特長なので、普段は心配しなくても大丈夫です。

でも、本当の肥満にならないよう注意が必要です。

肥満の猫ちゃんのルーズスキンはとても目立つようになりますが、正常な範囲のルーズスキンなのか、肥満なのかはなかなか判断が難しいようです。

①たるんでいる部分をつまむか触るかしてみる
通常は厚めの皮膚だけを感じます。脂肪もあるように感じる場合は肥満かもしれません。
(お腹を触られるのがイヤな猫ちゃんもいますので、無理に触るのはやめておきましょう)
②上から胴体を見て「くびれがない」
③肋骨を触ってみて脂肪で覆われていて「骨が触れない」

タプタプを触った時に、ほかに何かを触知する場合もあります(腹部に水が溜まっている、ガンなど)。

普段から気をつけつつ、心配な時は一度動物病院で見てもらうと安心ですね。

肥満とルーズスキンを勘違いされやすい猫

マンチカンやスコティッシュフォールドは、肥満とルーズスキンを勘違いされることが多いそうです。

マンチカンやスコティッシュフォールドは、その体型や骨格から運動がニガテな子が多く、肥満になりやすい傾向があります。

ぽっちゃりしてきても、「これはルーズスキンのせい」と気づいて貰えず、肥満になってしまう子も。

脂肪のつきすぎでお腹がたるんできてしまうのは、猫の健康によくありません。

楽しい猫ちゃんライフを送れるよう、適正な体重を保ってあげましょう。

まとめ

猫のおなかのタプタプの名前は、「ルーズスキン」または「プライモーディアルポーチ」 (primordial pouch)。

日本ではルーズスキンの呼び方が一般的。

猫の皮膚は柔らかく、特にお腹の皮膚は余っていることが多くタプタプしている。

野生に近い種の猫に多く発達していて、トラやライオンにもこのタプタプはある。

ある程度たるんでいるのが普通で病気ではないが、単なる肥満と間違えやすいのでその点は注意が必要。

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