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黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)はつまらないし面白くない?泣けるという声についても

映画

『黒鉄の魚影(サブマリン)』は、2023年に公開された「劇場版名探偵コナン」第26作目。

灰原に黒の組織の手が迫るハラハラドキドキの展開が人気の今作ですが、「つまらない」「面白くない」と言われることも。

つまらないと言われているのはどこなのか、まとめました。

そのほか「泣ける」理由についても紹介しています。

参考になったら嬉しいです♪
(※2024年4月時点の情報です。作品の重大なネタバレを含んで作成しています。ご注意ください)

【黒鉄の魚影(サブマリン)】ここがつまらない

毎年GWといえばおなじみのコナン映画。

国民的エンタメとなり、新作を楽しみにしているファンも多いですが、「つまらない」「面白くない」と感じる人も一部いるようです。

黒鉄の魚影(サブマリン)はどんなところがつまらないと言われてしまうのでしょうか?

ストーリーがつまらない・推理が雑

劇場版のコナンは、ここ最近は毎年監督と脚本家が変わるシステム。

『黒鉄の魚影(サブマリン)』は監督・立川譲、脚本・櫻井武晴のタッグで、この二人は大ヒット作『ゼロの執行人』でもコンビを組んでいます。

櫻井さんは『相棒』の脚本家としても有名で、ミステリ要素よりもどちらかというと現代の犯罪をうまく作品に取り入れた、リアルで専門的な犯罪を得意とする作風です。

本作では「顔認証システム」やパシフィックブイなど、時代にさきがけた技術を活かしたストーリーで、ファンを楽しませてくれました。

ただ、
「展開が予想できすぎてつまらなかった」
「灰原やコナンの正体がバレる?という煽りは結局バレないと分かってるからつまらない」

と、展開が予想できてつまらないという声や、

「ストーリーが雑に感じる。結末と人気キャラを目立たせるために、起承転結の「起・承」が変にぶつ切りされてる感じ。推理に納得できない」
「推理がめちゃくちゃでつまらない」
「”顔認証”とか別に流行りの要素を入れなくても、ミステリになるのでは?」

など、ストーリーや推理が雑でつまらないという意見がありました。

専門的な知識が謎解きにつながるストーリーは劇場版コナンならではといえますが、あまり難しすぎると、「コナン」との食い合わせが悪いイメージがあります。

「コナン」らしいストーリーと、ミステリ要素や推理のバランスが悪いと、つまらないと言われてしまうのかもしれませんね。

中盤がつまらない・後半がつまらない

人によっては「中盤がつまらない」「後半がつまらない」と感じる場合があるようです。

今作はアクションシーンやハラハラさせる展開が熱い作品ですが、終盤は普通に巨大建造物を破壊しただけ、という見方もあります。

初期の劇場版にあった、「緻密に証拠を積み上げて推理し、犯人を暴く」という面白さや、大規模な犯罪や破壊行為を阻止するという見せ場がないところが、つまらないと言われてしまうのかもしれません。

コナン映画の売りである推理要素が少なく、現実離れしたアクションシーンや見た目だけ派手な爆破シーンばかりだと、ミステリー部分を楽しみにしているファンにとっては物足りないかもしれません。

【黒鉄の魚影(サブマリン)】ここが面白くない

「面白くない」という辛口の評価が多い『黒鉄の魚影』。

どんなところが面白くないのでしょうか?

結末が面白くない・納得しにくい

本作は
・「犯罪解決のための新技術”老若認証システム”が犯罪に利用される」
・「灰原とコナンの正体がバレちゃう!?どうする?どうなる?」

という2つのテーマがみどころ。

ただ、先でも紹介したように、劇場版でどんなに「灰原とコナンの正体がバレる!」と煽っても、原作ファンはメタ的に「バレない」ことが分かっていますよね。

なので二人がピンチになっても結局は助かる展開だと分かるので、ハラハラ感は薄くなってしまいます。

また劇場版だけで登場するオリジナルの黒の組織のメンバーは、たいてい作中で死んでしまうところも「面白くない」と言われています。

とくに今作のオリジナルキャラ・ピンガは殺人を犯しているので、捕まえずに死なせるのは納得できないというファンも。

ちゃんと罪の償いをしてほしいというファン心理のようです。

事件の重要な鍵となる「老若認証システム」は、「パシフィック・ブイ」という日本とヨーロッパ中の公安、ユーロポール(欧州刑事警察機構)が管理する防犯カメラの映像を集約した最新鋭の海洋施設。

東京の八丈島付近に建設されましたが、最終的には魚雷で破壊されてしまいます。

灰原やコナンの正体がバレる危険性があるとはいえ、世界中の犯罪解決のための巨大システムがあっさり爆発してなくなってしまうのはもったいないですね。

結局今回の事件の解決方法が、「すべてを爆破して終わり」という乱暴なものであるところが、「面白くない」「納得できない」と言われてしまうのかもしれません。

面白くないと思ったら面白かった

「つまらないと思ったら面白かった!」「アクションシーンが派手なだけで面白くないと思ってたら、ラストは面白かった♪」という口コミがありました。

黒の組織がオールスター(?)出演し、こっそり暗躍…ではなく、表に出てめちゃくちゃ派手なバトルシーンを繰り広げます。

初期の黒の組織を知っている人は、今作の彼らのド派手なドンパチにびっくりしてしまうかも?

組織のメンバーは一枚岩ではないので、それぞれの複雑な思惑も読み取れますよ。

また毎回さまざまな巨大建造物を爆破するのがお約束の劇場版。

パシフィック・ブイは潜水艦の魚雷でハリウッドばりの大爆発を起こします。

画面が派手で見栄えがするので、爆破シーンでスカッとしたい人にはおすすめです。

【黒鉄の魚影(サブマリン)】ここが泣ける

「つまらない」「面白くない」と言われる『黒鉄の魚影』ですが、「泣ける」という口コミがとてもたくさんありました。

ピックアップして紹介します♪

灰原哀のセリフに泣けた

今作のクライマックス、老若認証システムを破壊するため、黒の組織の潜水艇がパシフィック・ブイへ魚雷攻撃を開始します。

コナンは赤井・安室と協力して潜水艇の破壊に成功。

なんとか止めることができましたが、そのままコナンは意識を失い、深海へと沈みかけます。

そこへ現れたのが哀ちゃん。

哀ちゃんは阿笠博士の発明した電動モーターを使って助けに来たのです。

水中で人工呼吸をしてコナンは意識を取り戻しました。

ゆっくりと海面へ浮上していく二人。

でも、哀ちゃんは自分の正体が組織にバレてしまった以上、みんなの元には戻れない、このまま海底へ沈んでしまおうと思いかけるのです。

「バイバイだね、江戸川コナンくん」

心の中で、別れを告げる哀ちゃん。

切ないですね…!

「黒鉄の魚影、良すぎた!泣けるね今回は!”バイバイだね江戸川コナンくん”このセリフ最高!!」
「ひたすら健気な哀ちゃんに涙が……」
「哀ちゃん泣けたしもう1回観たいなって思うくらい感動した」

など、哀ちゃんのこのセリフが泣けた、良かったという口コミがたくさんありました。

『名探偵コナン』のWヒロインの一人である哀ちゃん。

コナン(新一)との仲を応援するファンも多く、けなげな哀ちゃんの思いがあふれているこのセリフは、たくさんのファンの胸をうったようです。

コナンと哀ちゃんの関係が泣ける

「灰原の『バイバイだね、江戸川コナン君…』からのラストシーン…。

灰原、報われないヒロインすぎる」「”バイバイだね…江戸川コナン君”色んな感情が混じって泣きそうになる」など、コナンと哀ちゃんのラストシーンに泣けたという声がたくさんありました。

先に挙げた海中のシーンの続き、「バイバイだね…」と心の中でつぶやき沈もうとする哀ちゃんの手を、コナンは力強く引き揚げます。

「言ったろ 俺が絶対なんとかしてやるってよ」

命をかけて助けに来てくれた相棒を、見捨てるわけがない。

俺が絶対に助けるという新一らしいセリフですね。

でもコナンの勇姿に、哀ちゃんは動揺を隠しきれません。

(どうしてあなたはそこまで私のために…)
(あなたは知らないと思うけど、私たちキスしちゃったのよ…)

ここで哀ちゃんの本音、新一へ相棒以上の思いを抱えていることが明らかになります。

「哀ちゃんの心境切なすぎないか」
「コナンと哀ちゃんの関係性が泣ける」
「これまでの二人の歴史に感動して泣けた」
など、このセリフに集約された哀ちゃんの思い、二人の関係に涙が出たという感想がたくさんありました。

原作では新一と蘭ちゃんは既にカップルになっていますが、コナンの哀ちゃんへの信頼や関係性は変わっていません。

お互いに正体を知っていて、同じ境遇の戦友・相棒と呼べる存在ですよね。

新一にとって、哀ちゃんは蘭ちゃんと同じ守るべき仲間。大切な友人です。

でも哀ちゃんにとっては、少し違っているのかもしれません。

(どうしてあなたはそこまで私のために…)

哀ちゃんの頭の中に、いままでのさまざまな思い出がフラッシュバックします。

灰原ファンなら見覚えのある数々のシーンに、いつもいたコナン。

そしてそこに挿入歌「キミがいれば」がドンピシャで流れます。

コナンファンにはおなじみの主題歌、青木カレンのカバーバージョンで、透き通った歌声が哀ちゃんの切ない思い出に重なります。

哀ちゃんは姉を亡くし、黒の組織から逃げ出して、ようやく普通の女の子の生活を送れるようになっていました。

最初は笑わず、クールですべてを突き放すようなセリフもありましたが、コナンや蘭ちゃん、少年探偵団のメンバーと出会って少しずつ笑顔を見せ、仲間を信じることができるようになっています。

本来の優しい素顔を見せられるようになった哀ちゃんですが、同時に新一との難しい関係に悩んでいるのかもしれません。

そんな哀ちゃんの過去の映像や心境の変化が、見ているファンの心にもフラッシュバックして「泣ける」「感動する」と言われるのかもしれないですね。

哀ちゃんはいまや阿笠博士やコナンの大切な家族です。

コナンだけでなく、阿笠博士からもちゃんと大事にされていることがよく分かる本作。

哀ちゃんファンは絶対に見ておきたい映画といえそうですね。

まとめ

『黒鉄の魚影(サブマリン)』は、2023年に公開された「劇場版名探偵コナン」第26作目。

人気の作品だが「つまらない」「面白くない」と言われることもある。

つまらないと言われている理由は、ストーリーがつまらない・推理が雑・中盤がつまらない・後半がつまらないなど。

面白くないと言われている理由は、結末が面白くない・納得しにくいなど。

泣けると言われているところは、灰原哀のセリフに泣けた・コナンと哀ちゃんの関係が泣けるなど。

『黒鉄の魚影(サブマリン)』は現在TSUTAYA DISCASでDVDレンタルできます。

また毎年GWの劇場版公開に合わせて、AmazonプライムビデオやHulu、Netflixなどで過去の配信が始まることが多いです。

なので、『黒鉄の魚影(サブマリン)』も近日中に配信が開始される可能性があります。

2024年4月現在、Amazonプライムビデオでは過去の劇場版15作品を一気に楽しむことができます。

HuluやNetflixの会員の人も、過去の劇場版が配信されているので、気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。

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