1993年に映画化されたスピルバーグ監督によるパニック映画『ジュラシックパーク』。
アメリカをはじめ全世界で大ヒットし、総興行収入は9億1469万ドル。
スピルバーグ作品の中で最大のヒット映画となっています。
ところが、視聴した一部の人からは「つまらない」「グロい」という声が。
いったいどこがつまらないのか?
グロいのはどこ?
そのほか「面白いよ!」というネットの意見もまとめました。
(作品のネタバレを含んで作成しています。ご注意ください)
【ジュラシックパーク】ここがつまらない
最初~序盤はつまらない
「風立ちぬ」ご覧いただきありがとうございました
来週から、4作続けてS・スピルバーグ監督作
まずは「#ジュラシックパーク」恐竜たちが現代に甦る
映画の歴史を変えた、スリルと迫力
あの興奮は色褪せません
#金曜ロードショー pic.twitter.com/S6ktxeIdoZ— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) August 27, 2021
物語序盤は、舞台となる島の説明や登場人物たちの紹介が主なストーリー。
そのため、「テンポが悪い」「早く恐竜が見たい」となる人が多いようです。
前半30分ほどは、テンプレートのような人物配置とその行動に「イライラがたまる」という人も。
ピンチが発生するパターンと、それを危機一髪で回避するパターンが毎回同じだったり、子どもも大人も驚き方・恐怖の演技がワンパターンで「飽きる」という意見もあります。
また悪役の描き方や男女の恋愛感情、子どもへの親愛などのストーリーも分かりやすく描かれている反面、「ありきたり」「新鮮さがない」という評価にもなっているようです。
また「恐竜が出るまではつまらない」という恐竜ファンも。
遠くから眺めて楽しんでいた恐竜が一転、人間をおびやかす恐怖の存在になるのは、物語中盤の雨が降り出してからです。
ここからいよいよ『ジュラシックパーク』が面白くなる!ともいえますが、それまでの展開がよくあるパターンで説明ばかりなので、「つまらない」「面白くない」と言われてしまうのかもしれません。
リアリティがあるのに嘘っぽくてつまらない
ジュラシックパークもつまらない映画だと思ったけど、あれは、下手に観客に考えさせると全てが嘘の映画になってしまうから、リアリティを持たせつつも、あくまでも「夢」のような地に足のつかない映画にしたんだろうと、、、好意的に解釈する事にしてるが…
— れおポン (@Leopon_A) July 13, 2018
「恐竜を現代の科学で蘇らせる」「琥珀の中にいた蚊が吸っていた恐竜の血を使えば可能」というような、ワクワクするストーリーが展開する今作。
リアルな科学情報をそれらしく取り入れることによって、「本当にできるかも」「恐竜が本当にいるかも」と視聴者を物語に引き込むことに成功しています。
しかし一方で、「登場人物のほとんどが考えなしの行動をとる」「ありえないストーリー展開」「子供だまし」という意見もあります。
その分ハラハラ・ドキドキはしますが、「嘘っぽい」「ありえない」「内容がない」と冷めてしまう視聴者もいるようです。
それが「つまらない」「面白くない」「共感できない」と言われてしまうのかもしれません。
人間と銃が弱すぎてつまらない
映画ジュラシックパークつまらない(´・ω・`)
なぜこんな駄作を…
人間と銃弱すぎだろ— はじめスーパームックモード (@hajime473) April 12, 2016
圧倒的な力を持つ恐竜たちに対抗できる唯一の手段、銃。
しかし作中ではほとんど役に立ちません。
あまりにあっさりと食べられる人間と、銃ではほとんどダメージを受けない無敵の恐竜たち。
物語ラスト、狂暴なラプターを倒すのも、人間ではなく同じ恐竜のT-レックスです。
人間の無力さを感じる反面、知恵で氷河期を生き抜いた哺乳類の子孫として力を合わせて恐竜に勝利するシーンも見てみたかった気もします。
また人間はなんとか島を脱出しますが、恐竜たちが縛りを解かれ、島で自由に暮らすという結末が「人間の完全敗北」のようで、「つまらない」「面白くない」と言われてしまうのかもしれませんね。
私は皮肉が効いてていいなと思いましたが^^;
そのほかのつまらない意見
アメリカ映画の中でジュラシックパークが一番つまらない。
俺はシャークトルネードとかおバカなB級映画の方がいいガルル— 牙嚠牙嚠帝王 (@gargarteiou) July 6, 2018
「おバカなB級映画の方が面白い」という意見もあります。
「B級映画ファン」からもつまらないと言われてしまう今作。
もっとアホっぽく、もっとB級にした方が面白いという意見のようです。
ハリウッドの大作映画にしては「内容がない」と言われているせいかもしれません。
また「原作の方が面白い」という声も。
マイケル・クライトン「ジュラシック・パーク」原作(1990)。多数のカメラによる画像認識で恐竜の分布を確認したり,タッチパネル端末でシステムを制御したり,30年前とは思えない「新しい」描写がたくさん。いちばん驚かされたのは,大学のありようについて述べたこのセリフ。 pic.twitter.com/8KFb6pfYjA
— 渡邉英徳 (@hwtnv) January 17, 2020
1990年に発行された原作のSF小説は大部分が映画と同じですが、登場人物の性格や関係が異なっている部分もあり、映画より楽しめるというファンも多いようです。
原作小説を読んだ人からは、「つまらない」「面白くない」と言われてしまうのかもしれません。
【ジュラシックパーク】ここがグロい
恐竜好きには楽しめる作品である一方、人間が食べられてしまう描写もあることから「グロい」「怖い」と言われることがあります。
かなり刺激的なシーンもあるため、好き嫌いが分かれるようです。
キャラの死に方がグロい
あと平田さんの声が聞きたいがために苦手だったジュラシックパークも見たな。グロいの平気だけどあの人間食べるシーンはエグいよね…平田さんの演じてた人は最後まで生きてたから安心した…!!
— 翔哉 (@syoya89) November 22, 2011
今作の面白さは恐竜たちが逃げ出してからなのですが、それと同時に「人間が食べられる」というシーンも頻出します。
実際は直接バリバリ食べられるというシーンはないのですが、音や光、絶妙なカメラワークで「あ、今食べられてるな」と感じさせる演出がとられています。
そのため視聴者の恐怖も倍増することに!w
直接的なグロさは少ないものの、「想像してしまう」という怖さがあり、「グロい」「怖い」と言われてしまうようです。
子供にとってはグロい
ジュラシックパーク、もっとグロい映画な記憶だったけど小さい時に見たからだね
— ʞʎɐ (@ucch1164) August 7, 2015
『ジュラシックパーク』は、子ども時代に観たという人も多いのではないでしょうか。
子どもにとってはかなりの怖さ、グロさかもしれません。
子どもも楽しめる映画として内容は分かりやすく、直接的なグロさもほとんどないのですが、夜間のシーンなど怖い場面は多いですよね。
成長した後に観た時には「怖くなかった」という人もいることから「子どもにとってはグロい」作品かもしれません。
また「グロくて子どもには向かない」とする大人の意見も。
ジュラシックパークグロい明らかに子供向けじゃない
— くりばやし (@yakuyoyomeishu) July 19, 2014
家族といっしょにキャーキャー言いながら見られるエンターテイメント作品ともいえますが、「グロさ」「怖さ」「恐竜(爬虫類)」が苦手なお子様や、小さなお子様は注意した方が良いかもしれませんね。
グロいけど面白い・好き
ジュラシックパークシリーズ
グロいおもしろい ❤
— マナだったアカウント (@namako_1004) April 8, 2017
「グロくて怖い」意見が多い一方で、「グロいけど面白い」という声も多数あります。
「グロさ」はストーリー上ハラハラするアクセントとして、楽しめるという意見もあるようです。
また「グロいけどいい感じにかくしてある」から大丈夫という人も。
ある程度子どもも楽しめる映画として作ってあるようで、残酷な食肉シーンが直接描かれることはほとんどありません。
人間が食べられてもあまり絶望感がなく、さらっと次のシーンに移るので深く考えずに見ることができるようです。
【ジュラシックパーク】ここが面白い
もちろん「面白い!」「楽しかった!」という感想が大多数の今作。
「ジュラシックパーク大好き」というネットの評判をまとめてみました。
何回見ても面白い
ジュラシックパークの映画は何回見ても面白いから金曜ロードショーで放送してくれるの嬉しい
— 小春 (@haru__kzrtk) August 27, 2021
「子供の頃から何回も見てる」「あらすじやセリフが分かっていても面白い」と、長い間『ジュラシックパーク』を愛しているファンが多いようです。
人気の恐竜がたっぷり出てくるのが好きという恐竜ファンや、今作を見て「恐竜が好きになった」という人も。
CG技術は正直古さを感じさせますが、それでも抜群に面白いですよね。
子供が見ても面白い
ジュラシックパークを観てたのだけど本当に面白いね⋯何でこんなに面白いの⋯小さい頃から大好きな映画なのだけど、改めて本当にすごい映画だと思う
— 行方不明 (@denou9) August 22, 2021
「子どもの時に見て怖かった」という人がいる反面、「面白かった!」という人もいるようです。
子どもの時から好きという人は、成長してからも何度も見るようです。
30年近く昔の作品ですが、面白さはお墨付き。
世代を超えて楽しめる作品として定番になりつつあるのかもしれません。
音楽がすごい
ジュラシックパークは映画に加えて音楽が最高
メインテーマが流れるだけでワクワクしてパークの扉が開くシーンが浮かぶっていう。あれはジョンウィリアムズの作品。
ハリポタもスターウォーズもETもインディもジョーズも全部ジョンウィリアムズ✨作品名だけでメロディが浮かぶってすごい
— むむむむむむ (@aaa777kpanda) August 27, 2021
今作のメインテーマは誰もが一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
あの有名なテーマが流れて来ると、「今から冒険だ!」という気持ちになりますよねw
このメインテーマを作曲したのはジョン・ウィリアムズさん。
1974年からスピルバーグ監督と交流があり、彼の長編映画の音楽は5作品を除いてすべてウィリアムズさんが担当しています。
映画の素晴らしさをさらに盛り上げるテーマ音楽も、世界中で愛されていますね。
現在の研究では恐竜の姿は違っている
ジュラシックパーク、現代じゃ恐竜の研究進んでるからほぼ間違いなく幻想の姿ってのも面白いよな
— (@haruokome) August 27, 2021
ところで最新の研究では、『ジュラシックパーク』に登場する恐竜の姿は、違っているという説が一般的なようです。
ここ20年ほどの研究で、肉食恐竜にはふかふかの羽毛が生えていたことが分かってきています。
また恐竜の外見の研究も進んでおり、今作のように地味でウロコに覆われた恐竜だけでなく、鳥のようにカラフルな羽毛を持ったものもたくさんいたようです。
しかし映画の設定として、「ジュラシックパークの恐竜は100%当時の恐竜ではなく、恐竜のDNAに現代の生物の遺伝子を組み込んでいる」というものがあります。
そのため、実際の恐竜とは違って当たり前というのが映画ファンの意見のようです。
1993年当時の恐竜の姿は「ジュラシックパーク」シリーズ独自のものとして楽しめるとよいですね。
まとめ
映画『ジュラシックパーク』は、一部の人からは「つまらない」「グロい」という声があがっている。
つまらない理由は、最初~序盤はつまらない・リアリティがあるのに嘘っぽくてつまらない・人間と銃が弱すぎてつまらないというもの。
グロいという理由は、キャラの死に方がグロい・子供にとってはグロいというもの。
グロいけど面白い・好きという意見もある。
面白いという意見も多く、何回見ても面白い・子供が見ても面白い・音楽がすごいという理由が多い。
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