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【アラジン】実写映画のアブーがかわいい!モデルになった猿についても

映画

1992年に公開され、主題歌の「ホール・ニュー・ワールド」が世界的な大ヒットとなったアニメ版「アラジン」。

国や世代を越えて愛されてきた「アラジン」が、2019年ついに実写映画になりましたね!

サルのアブーは主人公アラジンの相棒で、アラジンを助け、ときにはピンチをまねいたりもしてしまう仲間です。

アブーは本物の猿?CG?

モデルになった動物もまとめてみました。
(作品のネタバレを含んで作成しています。ご注意ください)

【アラジン】実写映画のアブーがかわいい

お猿とはいえ性格や設定がしっかりしており、主人公アラジンといつもいっしょに行動するアブー。

ストーリーにもがっちりからんできます。

キーキーと鳴くだけで話すことはできませんが、人の言葉はしっかり理解しています。

友人であるアラジンに忠告したり、おせっかいを焼くことも。

アラジン以外の人間ともジェスチャーや鳴き声でコミュニケーションできます。
ちなみに雄。

盗みの天才で、その腕前でアラジンと協力し日々の糧を得ています。

弱点は「宝石に目がない」こと。

アラジンの目をかいくぐってこっそり宝石やキラキラしたものを盗むことも。

そのため魔法の洞窟で「盗るな」と言われた赤い宝石に手を出してしまい、洞窟が崩落するというピンチもまねいてしまいます。

とはいえ愛嬌のあるキャラクターで憎めない性格のアブー。

そして実写版ではよりキュートでしぐさも可愛いお猿になっていますね。

アブーは本物の猿?CG?

アニメ版と同様、実写のアブーもアラジンを助ける頼もしい相棒として活躍しています。

リアルで自然な動きはとても本物に近く、違和感がありません。

でもさすがに、あそこまで言うことを聞いて演技のできる猿は存在しないようです。

実写版のアブーは、最先端のCGI技術を使って制作されたCGとのこと。

CGIとは「Computer Generated Imagery:芸術、印刷メディア、コンピューターゲーム、映画、TV番組、CM、ビデオ、シミュレーターなどで画像を作成する時にコンピューターグラフィックスを応用すること」

有名な「ハリーポッター」シリーズや「アバター」など多くの作品で導入されています。

年々技術が進歩しており、アブーの動きや表情もとてもリアルで、本物と言っても分からないぐらいですよね。

実際に見た人からもアブーのリアルさはお墨付き。

本当にいるかのような存在感のアブー、可愛さもさらにアップしているようです。

アブーのモデルになった猿

アブーのモデルになった猿は「フサオマキザル」

実写版のアブーのモデルはフサオマキザル説が有力のようです。
(リスザルと思っていた人も)

フサオマキザルとは

霊長目オマキザル科。
体長:40~55cm程度。
体重:2~4kg程度。
尾の長さ:40~50cm前後。

南米コロンビア西部からベネズエラ北部、ブラジル北西部などに広く分布しており、主な生息地は亜熱帯や熱帯の森林部。

一部乾燥地帯や海辺の森、標高1000mの山間部の森にも生息しているなどさまざま。

主に樹上生活をしていて、夜も木の上で眠ります。

手足は器用で、後足で物をつかむこともできます。

猿の中でもかなり賢い性質で、木を叩いて中に虫がいるかどうかを判別したり、木の実を割る時に石を使ったりもします。

またネズミのしっぽを持って高いところの餌を取らせたりするなどの行動もあり、南北アメリカ・オーストラリアに生息する猿の中ではもっとも知能が高いと考えられています。

子どもの時から飼うと人によく慣れ、芸を覚えるのも早いですが、完全に成長すると体が大きく、顎の力が強く、犬歯も鋭いので危険と言われています。

ふさふさとした毛並みや愛嬌のある顔立ちはアブーにそっくりですね!

また手足がよく発達していて器用に物をつかめるところ、道具を使ったり高い知能を持っているところもアブーらしいと言えそうです。

ところが、意外と反対意見もあるよう。

たしかにアブーのイメージは、もっと小さめのお猿の方が近い気も…。

フサオマキザルは成長すると体長40~50cmになるそうなので、おおよそ柴犬と同じサイズ。

けっこう大きいですよね。

しっぽの長さまで考えるとさらに大きく感じます。

「アブーがフサオマキザル?」と違和感があるファンは、実在のフサオマキザルの大きさやがっしりした体格に驚いているようです。

またフサオマキザルの成体だと大きいが、子どもなら納得という声も。

フサオマキザルの子どもは母親の背中に乗って育てられるため、小さめサイズ。

作中のアブーはかなりほっそりしており、身軽に飛び回るシーンも多いのでフサオマキザルの子どもと考えればしっくりきますね。

アブーは存在しない説

ひとつ難点があるとすれば、フサオマキザルは本来「アラジン」の舞台と思われる中東にはいないこと。

アラジンの舞台「アグラバー王国」のモデルは、冒頭の「アラビアン・ナイト」の歌詞から「ヨルダン川の手前の国」と言われており、イスラエルとヨルダンの間を流れる川の周辺国や、死海のあたりを指していると考えられています。

具体的にはイスラエルやレバノン、エルサレムなどの国があります。

アグラバー王国はアラブの国々のさまざまな要素を集めて作られた架空の国ですが、フサオマキザルをはじめとする人間以外の霊長類の生息地は、主に中南米、アフリカ、南アジア、東アジアの熱帯や亜熱帯地域となっています。

つまり、中東地域には生息していないのです。

アブーははるか南米から見せ物として連れて来られたか、荷物に入り込んで来たか…。

アラジンに出会うまでは、意外と苦労したのかもしれません。

一方で、アグラバー王国はインドの世界観も融合されています。

アグラバーの名前は実在するインドの都市「アーグラ」から取られたと言われています。

アーグラは世界遺産タージ・マハルのある街として有名です。

タージ・マハルの外観は、ジャスミンの暮らすお城にそっくり!

またジャスミンはトラも飼っていますが、トラはインドにもっとも多く生息しています。

もしかしたらフサオマキザルも…?

調べてみると、フサオマキザルはやっぱり生息していませんでしたw

でもインドでは猿は「神様の使い」としてとても大切にされている存在。

その中でも「ハヌマンラングール」という種類がアブーに近い気がします。

ハヌマンラングールは

霊長目オナガザル科。
体長:41~78cm程度。
体重:5~20kg程度。
尾の長さ:69~108cm前後。

インドやスリランカ、パキスタン、中国、ネパール、バングラデシュなどの国々に分布し、低地から標高3500mまでの乾燥地帯、湿森林部にも幅広く生息しています。

フサオマキザルと同じく基本的に樹上生活をしています。

全身は灰褐色の毛におおわれ、顔や手足の甲は黒い皮膚が出ています。

とてもスリムな体型で、中国では「孫悟空」のモデルとしても有名です。

アグラバー王国がインドの要素も取り入れていれば、このハヌマンラングールがアブーのモデルに近いとも言えそうです。

まとめ

【アラジン】実写映画のアブーがかわいいと評判。

アブーのモデルになった猿は「フサオマキザル」。

フサオマキザルは少し体格が大きいので、リスザルだと思っている人も多い。

また、フサオマキザルは本来「アラジン」の舞台と思われる中東にはいない。

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